皆さんが考える広告代理店とは、どのようなイメージでしょうか?

華やか、激務、高収入などを想像する方もいらっしゃいますか。

コーヒーを片手に、パソコンに向かいバリバリ仕事しているビジネスマンをよく映画で観ますよね。

“広告”と聞くと、そんな人を思い浮かべませんか?

しかし、果たしてそれが真の姿なのでしょうか?

映画だけの話?

実際は殺伐とした職場じゃないの?

終電で帰れることあるの?

本当は安月給じゃないの?

そんな疑問を、広告代理店で営業を担当している私が解決します!

広告代理店営業の仕事内容は? 

私が勤務している広告代理店は主にウェブ広告、その中でもアフィリエイトを運用しているので、今回はアフィリエイト広告を運用する広告代理店についてお話しします。

運用する広告によって業務は変わってきますが、基本的には以下のフローです。

  • クライアントの商品広告におけるユーザー獲得状況の確認
  • 獲得できているサイトの分析
  • 獲得できていなかった場合何が要因なのかを分析
  • クライアントの売りたい商品に関連するキーワードで検索し、広告を掲載できそうなサイトを見つける
  • (広告を掲載できそうなサイトがあった場合)サイトに掲載の依頼

サイト内でのユーザー獲得状況の確認

まずは前日までのユーザーの獲得状況を確認します。

「このサイトでこれだけ獲得できているな」「このサイトはあまり獲得できないな」と獲得に強い(または弱い)サイトを把握することで、サイトに掲載を依頼する際の比較対象として参考になります。

リクルーティング

この言葉、初めて聞く方も多いのではないのでしょうか。

リクルーティングとは、ウェブ上でユーザーを獲得できそうなサイトを探すことです。

もしケーキを売ってほしいクライアントがいたら、「ケーキ 美味しい」などという関連するキーワードで検索して、検索結果に出てくるサイトからユーザーを獲得できそうなサイトを見つけます。

掲載依頼

リクルーティングをした後は、サイトの管理会社に広告の掲載を依頼します。

クライアントの広告が載っていなければ新規掲載、既に載っているもののさらに追加でページへの掲載をお願いしたいときは掲載強化を依頼します。

広告代理店営業の給料の相場はどのくらい?

ここまで広告代理店の主な業務を紹介してきましたが、やはり気になるのはお給料ではないでしょうか。

みなさんの広告代理店へのイメージには、“高収入”も含まれるでしょう。(実際に私もそうでした。)

年代にもよりますが、参考までに広告代理店に勤務している人とそうでない人の平均年収を比較してみましょう。

例えば、新卒~24歳。

一般の業種に勤めている新卒~24歳の平均年収は248万円なのに対し、広告代理店の同年代の平均年収は334.8万円~384.8万円と高いことが分かります。

あながち“高収入”というイメージは間違ってないのかもしれません。

役職・業種にもよりますが、新卒でもなんとボーナス平均は96.2万円ももらえちゃいます!

以下、年齢別平均年収です。

20~29歳:年収431万円、ボーナス108万円

30~39歳:年収563万円、ボーナス140万円

40~49歳:年収715万円、ボーナス159万円

50~59歳:年収806万円、ボーナス201万円

広告代理店に勤務する人の収入のピークは50~54歳で810万円。

それ以上の年齢になるにつれ年収は徐々に下がっていく傾向にあります。

参考:平均年収.JP

基本給以外のものは、どうなっているの?

ここまでは年収についてお話しましたが、それ以外も気になりますよね。

先述した通り、役職によってはもちろん各個人の能力によっても給与の差はあります。

給与は何を基準に決まっているの?

残業代は?

広告代理店の基本給以外の賃金をくわしく見ていきましょう。

給与が高い人は何が違うの?

給与を決定するのは、大きく2つです。

役職&能力です。

これらは広告代理店に関係なく、どの企業にも共通する事項ですよね。

各事項ごとに説明していきます。

役職

もちろん、役職が高ければ高いほど業務や責任も大きくなってくるので、その分給与が高くなります。

これは広告代理店に関わらずどの企業にも共通します。

しかし、広告代理店は少し特殊かもしれません。

私が勤めている企業や取引先の企業全体を見て感じたこと、それは、”広告代理店は比較的若い上長が多い“。

広告業界に勤める以上、流行には敏感でなくてはなりません。

常に情勢を把握し、常に“成長意識”を持っているので、目の前の業務に一生懸命取り組むことで、クライアントの売り上げが上がり、結果的に昇進するという流れが多いです。

また、情熱を持って業務に取り組んでいるという人が多いと感じます。

もちろん成長したいという気持ちだけではキャリアアップはできません。

気持ちに伴う行動をおこしてこそ、そこにキャリアがついてくるのです。

クライアントの売り上げを上げるためにサイトの分析をし、クライアントと相談しながらどうすればユーザーが獲得できるかを考える。

日々クライアントに寄り添うことで、業務リーダー、部長代理、部長と着実にキャリアアップの階段を昇ることができます。

能力

こちらは企業によって裁量が異なりますが、どんな業務も丁寧に、スピーディーにこなしていけば上長からの評価は上がります。(提出期限は必ず守ること!広告業界はスピーディさを重視している企業が多数です)

私の勤める企業では、ある程度できていればとりあえず上長に提出して訂正をしてもらえ!という教えがあります。

また、クライアントの売り上げを上げるためには、クライアントとのコミュニケーションが必須です。

後述しますが、このコミュニケーション力がないとまず相手との信頼関係を築くことは不可能でしょう。

クライアントとコミュニケーションが取れても、横柄な態度やフレンドリー過ぎてもいけません。

”この人になら自社の商品を任せられるな”と信頼を抱かせることで、クライアントから「この商品の担当は〇〇さんでお願いします。」と指名が入る可能性も。

そうすれば、おのずと任される案件が増え、給与もアップします。

営業は、とにかくコミュニケーション力と信頼性が大切です。

この2つを意識して業務するだけでもあなたのスキルは格段にアップします。

残業代は?

広告代理店のイメージは、まさに“激務”じゃないでしょうか?

一言で言えば会社によります。

しかし、昨今はメディア等で問題になったこともあり残業を減らそうという企業が増えています。

私は定時で全員が帰宅するいわばホワイト企業で働いていますが、そんなホワイト企業でも、給与の中には“みなし残業”代が含まれています。

みなし残業とは?

賃金や手当の中に、予め一定時間分の残業代を含めた制度のことです。

私の勤務している企業では、給与の5%がみなし残業代です。

これは会社によりますが、広告代理店ではみなし残業込みの給与提示がほとんどです。

みなし残業を含んでいるため、少しは残業してねという会社からのお願いでもあったりするわけです。

福利厚生は? 

基本的には下記の通りです。

こちらも会社によって異なりますが、ホワイトな企業であれば、通常年間120日以上の休暇があります。

  • 完全週2日休み(土日・祝)
  • 夏季休暇(3日間)
  • 年末年始休暇(6日間)
  • 有給(10日、その後年次により1日ずつ増える)
  • 育児休暇(男女共に)

広告代理店営業として給与を上げるための方法とは

他の業種に比べて、広告代理店は高収入ということがお分かりいただけたでしょうか。

やはり働くからには、少しでも多く給料を貰いたいですよね。

そこで、高収入な広告代理店でさらに!

給与を上げるための方法を2点紹介します。

とにかくがむしゃらに目の前の業務をこなしましょう。

先にも述べた通り、役職に就くためには自分のスキルを磨き、会社の成長を助ける必要があります。

とにかく振られた業務をこなすことで上長にも仕事ぶりをアピールできます。

また、広告代理店で大事なのが”クライアントの売り上げを上げること”。

目に見える成果なので、クライアントの売り上げを自分の力で増やすことができたら、それをもとにして上長にも給与アップを打診しやすくなります。

いっそのこと違う会社に行っちゃいましょう

こちらはいわゆる”転職”で給与アップを狙う方法です。

しかしこれは広告の種類によるかもしれません。

現在主流の“アド運用”と呼ばれるSNSを利用した広告運用を手掛ける企業は、広告代理店の中では今一番ノリに乗っています(※個人の見解)。

しかし、アド運用だけに当てはまるわけではなく、今ある広告が果たして10年後どうなっているのか。

誰にも分かりませんよね。

私が勤めている企業は“アフィリエイト広告”をメインとしています。

現在、アフィリエイト広告をメインに運用している広告代理店は少なく、その場合だと同職で給与を上げるためにはとにかく同じ企業で経験を積むことが大切です。

しかし、同職でも違った広告の運用をしたいという方は、転職で給与アップを目指せる可能性があります。

ご自身がどういった広告を運用していきたいか、それが給与アップの軸となるでしょう。

広告代理店営業は、こんな人におすすめ!

ここまで広告代理店の給与を中心にお話しました。

自分の頑張り次第では、若いうちから高収入を目指せる業種です。

そんな高収入な広告代理店に向いているのはどんな人でしょうか?

以下4つをご紹介します。

影で手助けすることが好きな人

これは、クライアントの売り上げを上げるためには必要不可欠です。

広告代理店とは、いわばユーザーとクライアントの架け橋の役割。

言い換えると、クライアントの売り上げを上げるためだったらなんでもする!という心意気があれば、誰でも目指せる職種でもあります。

表舞台で手助けしたいなら、それウェブデザイナーやライターを目指したほうがいいのかもしれません。

広告について理解し運用できる人

広告代理店に勤めるには、必須のスキルです。

あなたがどんなに“広告代理店で働きたい!”という強い意欲を持っていても、広告業界の基本情報やそれを運用する方法ついての理解がなければ、クライアントの売り上げを上げるための業務を行うことはできません。

入社してから後々でも日々業務を行っていきながらでも広告運用の基礎・応用を正しく理解しクライアントの売り上げを上げるために頑張れる人でなければ、社内からも社外からも信頼を得ることはできないでしょう。

マメな人

何度もお伝えした通りクライアントの売り上げを上げるためには、日々の獲得状況を把握する必要があります。

それを毎日チェックしどの媒体からユーザーが多く獲得できているか、どのような掲載をすればいいか。

状況によってはクライアントと都度状況を共有し、常にユーザーの獲得を意識することが大切です。

電話でのコミュニケーションが得意な人

これは広告代理店に限らず社会人として重要なスキルですが、営業は特に意識するべきでしょう。

広告代理店は掲載の依頼や改善が主な業務なので、メールだと流されてしまいそうな新規依頼をメール+電話というダブルリマインド戦術を使い、サイトの管理会社に依頼することがほとんどです。

これから広告業界を目指す人は特に、自分を印象付けるためにも電話は大切なコミュニケーションです。

いかがでしたか?

これまで広告代理店についてご紹介してきましたが、少しは理解が深まったでしょうか。

広告代理店は、あなたのイメージ通りの職業でしたか?

一見華やかでオシャレに見える広告代理店ですが、業務内容は意外とルーティン作業が多く、毎日パソコンに向かっているので肩こりや腰痛に悩まされることもしばしば。

クライアントによっては売り上げに対する要求が高く達成できなかったり、そもそも広告運用の知識がなく、積極的ではなかったり。

十人十色とはよく言ったものです。

ただ華やかでオシャレなだけの仕事なんてありません。

外から見れば、なんでも羨ましく思うものです。(隣の芝生は青く見えるとはまさにこのこと!)

広告代理店のポジティブな面もネガティブな面もお伝えしてきましたが、魅力に感じる点はたくさんあります。

クライアントの売り上げが上がった時は、実際に売り上げ数値を自分の目で確認したときの達成感たるもの!

自分の頑張りが数字で表れるので、やりがいのある業務です。

どの業界に入ろう…悩んでいるそこのあなた!

この記事を見て少しでも興味がわいたら、広告代理店を目指してみるのもアリかもしれませんよ。


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