バスの運転手は女性でもできるのか、解説していきたいと思います。

バス運転手はどんな仕事?

大型車や中型車のバスを運転し、お客様を乗せて目的地に運ぶ事が大まかな仕事内容になります。

運転するバスの用途によって走る内容が異なっていきますが、普段街中を走っている路線バスや、特定のお客様を乗車させた後は、高速道路を使いまっすぐ目的地へ向かう、高速バスなど様々なバスの運転手の仕事があります。

バス運転手の1日の流れは?

アルコール検査

出社したら、機械にてアルコール検査を行います。

検査方法は簡単で、機械にストローを刺し、5秒間息を吹き続けるだけです。

検査結果として0,0000mg/Lであれば乗務できます。

少しでも酒気帯びの結果が出た場合は再検査で、数値が回復しなかった場合は乗務できない上に、評価が下がってしまうので注意が必要です。

また、朝食でパンを食べるとアルコール反応が出る事がありますが、時間を置いて再検査を行えば酒気帯び判定にはなりませんので大丈夫です。

乗務の準備・点呼

バスにはタコグラフと言われる運行記録用紙と、その日のダイヤが記載されている用紙を準備した後、運行管理者の元で点呼を行います。

点呼ではその日の運行状況や近隣のイベントや交通規制といった情報を申し送る為、日々同じような点呼の繰り返しでも聞き逃せません。

運行ダイヤに乗っ取り乗務を行う

どの種類のバスでも必ず運行予定の記載された用紙はあります。

その予定に合わせて、バスの運転を行います。

休憩の時間も運行ダイヤ表に記載されている為、必ず事前に目を通し、運行の区切りの際も確認をしておくとミスがないでしょう。

終了後アルコール検査・点呼・日報の記入

1日の運行が終わると、車庫に戻りアルコール検査を行います。

休憩中にアルコールを接種していないか確認する為です。

その後、道路状況や乗客などに異変やトラブルが無かったかを点呼にて報告し、最後に日報とタコグラフを提出して、1日の業務が終わります。

バス運転手の仕事における女性の強み

女性ならではのバス業界で働く強みを紹介します。

希少性が非常に高く、重宝される

バス運転手のほとんどが男性率が高い、男の職場だからこそ、女性の存在は華やかで重宝されています。

女性運転手が入社しているバス会社の求人には必ずと言っていいほど「女性運転士活躍中」などと言った、女性でも働けるという面をアピールしています。

それほど女性運転手の存在はバス業界にとって貴重で大切な存在と言えるでしょう。

接しやすさと安心感を与える事ができる

世間的に男性より女性の方が相手に与える安心感は大きいものです。

乗客にとっても女性がバスを運転していることに対して意外性は大きく、親切にされる事でしょう。

運転やサービスの質にも左右される事ですが、クレームの件数も女性運転士は非常に少ないです。

気遣いや心配りを意識した運転は女性は非常に上手い

運転技術に関しては男性運転手でも女性運転手でも大きな差はありません。

しかし運転をしていくうちに次第に性格が表れるようになります。

男性運転手は次第に細かな所から手を抜き、雑になってしまうのに対して、女性は丁寧で細かな配慮をした運転をする為、お客様に対して安心感を持ってもらう事が非常に上手です。

女性バス運転手にとって大変なこと

バス業界で働くにあたっての女性ならではの大変な点を紹介します。

家庭との両立が非常に難しい

バス運転手の1日は、とても早い時間帯から始まりますが、帰る時間もとても遅い時間になってしまいます。

その為、家庭を持ち、家事をすると言う事はほぼ不可能なレベルで両立が難しく、仕事オンリーの生活リズムになります。

なので、20代~40代前後の女性が運転手を目指すには男性よりもハードルが高くなっています。

中にはダイヤ表の流れを把握する事で、どの時間に家事を行うかといった予定を立てながら仕事をしている人もいるので工夫次第では両立が可能です。

女性専用の設備が用意されていない

バス運転手は男性の職場である為に、浴室や仮眠室と言った設備が男性用しか用意されておらず、女性専用の設備が無い会社が多く、制服も事務員やバスガイドの物しか用意されておらず、女性運転手は肩身の狭い思いをしてしまう事が会社によってはあるようです。

事務所内のトイレは男女別れていますが、他の小さな待機所では公衆便所しかない場合があり、男性の臭いがキツい事があります。

セクハラ・モラハラがある職場がある

女性の人数が少ないバス業界です。

バス会社で運転手として働く事になれば、男性運転手からとても親切にされると思いますが、それが行き過ぎてしまうとセクハラやモラハラと言った問題に繋がってしまう事もあります。

幸いな事にバス運転手は1日のほとんどをバス車内で過ごしている為、他の人と関わる煩わしさがほとんどない為、嫌な時間を比較的回避しやすいので、女性として過ごしにくい状況になったら自分のバスに逃げ込むという選択肢があるのは長所にもなります。

世間では会社内のセクハラやモラハラなどは問題視され厳しくなっているので、女性でも安心して働ける環境の職場は増えてきていますが、入社を検討しているのであれば、注意が必要です。

体調管理が難しい

バスを運転する事になれば、1日のほとんどをバスの運転席に座って過ごす事になります。

バス運転席の下にはちょうどバスの右前輪がある為、タイヤからの衝撃がダイレクトに座席に伝わってきます。

同じ姿勢で同じ衝撃を受ける事になる為、腰痛を招きやすくなりますし、運転中は常に神経を尖らせて運転する為に精神的な負担も大きいです。

もちろん負担が積み重なる事で、ストレスを感じ、ストレスをため込む事で体調不良を招きます。

特に女性は身体的な負担を感じやすい要素は多い為、男性運転手以上に体調管理が必要になります。

バス運転手の業界において女性は多くなっている?

バス会社の求人を見ていると「女性運転士活躍中」と言ったような記載を多く見かけます。

女性運転手の数は少しずつですが増えている印象を感じます。

それでも、1つのバス会社に配置されている女性運転手の割合は全体の1.5%と非常に少く、今後に期待です。

バス運転手になるために必要な心構えや必要なものは?

ただ車の運転が好きなだけでは務まらない!

必要な心構えなどを解説します。

大型二種免許

この免許がなければバス運転手として働く事ができません。

普通免許を取得してから3年経過していれば、自動車学校を通い試験を合格する事で取得する事ができます。

受講前の免許の種類によって費用は異なりますが、20万~30万円前後かかります。

これは大型に近い免許を持っているほど費用は少なくなっています。

免許を取得するのに最短でも3週間程度かかる為、免許取得してからバス業界に面接を受けるのは、時間のロスがあるので注意です。

バス会社によって、養成制度を設けている所があり、自動車学校の費用を負担してくれますので、バス運転手を目指しているのであれば検討してください。

しかし、負担した費用に関しての規定が会社内にありますので、養成制度を利用する前に必ず確認して下さい。

常で冷静でいる事

バスの走行ルートは大きなトラブルが無い限り、一定です。

しかし、道路の状況は運転する日によって毎回異なっています。

渋滞していてバスが中々進めない日もあれば、乗用車の自分勝手な運転に振り回される事も時にはあります。

変化する状況に対して焦りを感じたり、感情的になってしまえば、事故に繋がる可能性があります。

ダイヤの予定通りに運行できずに、次の便に間に合わないとなると焦りが出てしまうのも無理はありませんが、それは仕方のない事です。

どんな状況でも普段の運転を続け、安全に目的地まで運転する事がバス運転手として求められます。

運転が上手い=安全運転

運転が上手い人について聞くと、2つの回答に分かれます。

1つ目が「車をスピード出してカッコ良くドリフトを決める人」2つ目が「安全運転で事故無く走る人」です。

バスはスピードを必要以上に出す事も、ドリフトを決める事も求められていませんし、それが出来ても上手いとも思いません。

お客様に対して安心感を与え、事故やトラブルが無く、安全に目的地へ行く事がバス運転手にとって重要ですし、乗用車でもこの心構えは忘れてはいけません。

集中力

万が一の危険をいち早く察知し、適切な対応をバス運転手には求められます。

一瞬の判断の遅れが事故を招く為、プレッシャーは非常に大きいです。

運転の仕事は、内容だけですと大型車で決まった道を走っているだけの単調な仕事の為、仕事に慣れてくるにつれてダラダラと走ってしまいがちになり、事故はダラダラしてしまった頃に起こります。

難しいですが、常に危険を察知する為のアンテナを張り巡らせ、運転をする事が安全運転の為に必要になります。

常に見られているという自覚

バス他の車に比べると大きい為、道路を走っていると非常に目立ちます。

同じ大きさのトラックよりもバスの方が目立ちます。

それはバスの運転手は「運転がすごく上手い」という一般的な先入観から起こっています。

模範的な運転手である事が暗黙の了解となっている為に、少しでも雑な運転をすると、すぐにクレームとして営業所に伝わります。

運転中だけでなく、駅やバス停で待機している時間でも、休憩時間にも関わらず食事を取る事や喫煙がクレームになる事がありますので常に注意している必要があり、日ごろから心がけている必要があります。

バス運転手の仕事のやりがい

バス運転手でないと味わえないやりがいを紹介します。

事故無く安全運転で目的地までたどり着けた瞬間

到着するたびにこのやりがいを感じるという事は無いと思いますが、安全に1日を終えた時などにも安心感と共にやりがいを感じる事があります。

安全運転で1日を終える事はバス運転手にとっては当たり前の事かもしれませんが、事故ゼロを継続し続ける事は思っている以上に難しい事です。

1日が無事に済んだのであれば、それはやりがいとなって、自信に繋がって次の業務に臨めます。

感謝される仕事である事

バスを運転していると、お客様から感謝の言葉を聞く機会が多くなります。

年々バスを利用する人は減少していますが、それでもバスは必要とされています。

自分が社会の一部として貢献している事。

その事に感謝される事。

ダイレクトに人の役に立てている事が分かるのでやりがいを感じやすいのはバス運転手のメリットでしょう。

カッコいいバスを運転しているという実感

子供の頃、バスを運転する事に憧れていた人は多いでしょう。

社会人になって、実際に運転席に座り、ハンドルを握り、憧れていたバスを運転している。

昔を思い返せば、ここまで熱い気持ちには中々なれるものではありません。

もちろん、バス運転手がカッコいいという認識は、いつの時代の子供でも抱いています。

子供達の憧れの仕事をやっているという事実はとても大きなやりがいを感じる事でしょう。

バス運転手の仕事を通して身に付く経験やスキル

この仕事を続けていく事で自然と身について、更に役に立てるスキルを紹介します。

運転技術

大型車を運転しているから当然ですが、車間距離や横幅の間隔、カーブの曲がり方と言った運転技術は入社前と比較して大幅に上がります。

日常生活でも運転する場合も、他の運転職に転職する際に自信を持って働く事ができます。

運転に対する考え方

安全運転を念頭に入れて運転していると、普段の運転にもその考え方が反映されてきます。

その為、バスを運転している時と同じようなブレーキやアクセルの踏み方や、安全確認が自然と身についてきます。

この経験は日常で車を走らせる時はもちろん、車を運転する他の職業に転職して際にも大いに役立つ事でしょう。

土地勘

バスによって様々な道を走行する事になりますが、日々運転していく事で、土地勘が身に付くようになります。

道の変化にも気づきますので、興味のある店やイベントに出会える事があります。

まとめ

バス運転手はどこの会社でも人手不足の為、男性・女性問わずにハードなスケジュールを行う事になります。

しかし、ハードだからバス運転手は難しいという事は決してありません。

仕事における適正がバス会社にも同じように存在し、体に合えばとことん働く事ができるのもバス会社の長所です。

今では、女性ドライバーが少しづつですが増加してきており、男の子だけの夢ではなくなってきています。

性別の壁が取り払われた今、女性もバス運転手を目指してみるのもいいでしょう。

実際にバス運転手の仕事を探すときは、こちらの記事を参考に!


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