バス運転手の面接を控えている方には必見な内容をご紹介させていただきます。

バス運転手に興味を持った時、気になるのは実際の業務内容や面接でどんなことを聞かれるかなど様々ですよね。

ここでは、そんなバス会社の面接で成功に導く、よくある質問や注意点を中心に、解説していきたいと思います。

バス運転手の適性検査やテスト、事前に準備すべき内容を把握して面接に備えましょう!

興味をお持ちの方はぜひ最後までお読みくださいね。

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バス運転手の採用をしている会社で多い募集内容は?

募集内容で多いのはどんな条件?

バス会社での求人の募集内容を紹介します。

大まかな仕事内容

路線バスや貸切バスなどバスの種類は様々で、それぞれバスの運行目的と運行内容は異なります。

どのバスでも変わらない事はお客様を安全に目的地へと送り届ける事になります。

出社時に1日の予定が書かれている運行表を用意し、そのスケジュールに合わせて業務を行う事になります。

給与相場

約20万~35万円の幅で求人を出している事が多いです。

この給与の金額の内訳ですが、約12万~17万が基本給にあたります。

それ以外の金額は、通勤手当や皆勤手当です。

運行する際に走ったキロによって変動するキロ手当と無事故無違反手当等が加算される事で、求人に記載されている給与に近づきます。

複利厚生

賞与や昇給や退職金は他の業界同様の福利厚生はもちろんバス会社にもあります。

バス会社は他にもグループを持っている事が多く、同じグループ内に関しては優遇されます。

更に、無事故無違反を続ける事で表彰され、賞与以上の手当てが支給されます。

未経験でも働ける待遇

養成制度を採用しているバス会社では、給料を貰いながら自動車学校に通い、大賀二種免許を取得できるようになります。

取得条件として、普通免許を所持してから3年以上経過している事で大型二種免許を取得する事ができます。

自動車学校を通い始めて大型二種免許を取得できるのは試験にスムーズに受かる事が出来れば最短で3週間程度で取得できます。

免許を取得した後は、先輩運転士の教育の元で大型車の運転を学び、安心してお客様を乗せれるレベルになる事で初めて乗務に取り掛かれる為、運転に関しての不安は無くなります。

独り立ちの前にじっくり練習が出来る為、未経験はもちろん、ブランクのある人でも安心して働ける為、バス運転手として安心して仕事ができます。

バス運転手の仕事内容

お客様を目的地まで安全に送り届ける

バス運転手の基本的な仕事内容です。

これは路線バスでも貸切バスでも変わりません。

とてもシンプルですが、日々継続して安全に運行する事は思っている以上に難しいです。

日々変化する道路状況や渋滞に巻き込まれるなど、予測できないトラブルは仕事をしていくと必ず発生します。

いかなる状況でも、冷静さを欠かすことなく運行する事が無事故無違反を継続する為の秘訣になります。

車両点検

バスを運転する際に、車関連のトラブルが無いかを点検します。

タイヤの空気が入っているか、タイヤの溝に挟まっている石は可能な限り取り除きます。

他にもタイヤの側面についているナットに揺るんていると、運転の際に外れる可能性があり危険なので運行前に欠かさずチェックします。

毎日ではありませんが、エンジンオイルやクーラント液などの補充も様子を見て定期的に行います。

全て万が一のトラブルを未然に防ぐ為の事です。

運行後の社内チェック

終点に到着すると、最後に社内の状況を見て回ります。

思っているよりも忘れ物の件数は多く、スマートフォンの忘れ物が最も多いです。

他にも油脂火薬類や有毒ガスと言った危険物が無いか確認したり、寝ていて降りてないお客様への声掛けも必要です。

万が一、危険物や忘れ物があった場合に、同グループのチケット販売スタッフや営業所へ届けましょう。

点呼・日報の提出

運行前や運行後には、営業所にて点呼を行います。

運行前の点呼では、担当の運行管理者の人が交通状況や周辺でのイベントに関しての道路状況に関係するような内容の申し送りがあります。

運行後には、実際に運行してみて渋滞や事故の道路状況と、車内の状況等を運行管理者に申し送ります。

異常が無い場合でも欠かさず点呼を行います。

全ての運行が完了した後は、日報を提出し1日の業務が終了になります。

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バス運転手の面接においてよく聞かれることとは? 

面接の際に押さえておきたい!

よく聞かれる質問を紹介します。

志望動機

どこの会社でもよく聞かれますが、バス会社の面接でも聞かれます。

基本的には車の運転が好きである事をアピールする事です。

日常的に車を運転していたり、仕事で車を運転していて地理に詳しい事と車の運転に自信がある事をアピールすればいいでしょう。

他にも、バス業界はサービス業である事から、社会に貢献したい事・人の役に立ちたいといった事を面接官に対してアピールすれば、バス運転手として採用したいと思う事でしょう。

前の仕事の経歴・退職理由

履歴書を見ながら以前働いていた会社での仕事内容と退職となった理由を細かく聞かれます。

特に就職から退職・転職のスパンが短いと「すぐに辞められる」と思われてしまうので注意が必要です。

退職理由はなるべく前向きなものを事前に考えておきましょう。

会社によって車を運転していたのであればそれは全てがアピールポイントになります。

近隣で働いていた事も様々な場所に出張に行っていた経験も、土地勘もある程度分かるというアピールになり非常に有効です。

アルコールを飲むか飲まないか

バス運転手になると、出社のたびにアルコール検査を行います。

晩酌を日課としている人は要注意です。

夜に飲んだアルコールの量が多ければ、アルコール検査に引っかかる事になり仕事ができない事があります。

飲酒に関して嘘をつく必要は全くありません。

どうしても採用して欲しいからと言って飲酒をしていないと嘘をつく事は入社してから痛い目を見る事になるので、素直に伝えましょう。

飲酒しているから仕事バス運転手の仕事ができないと言う事は一切ありません。

普段から飲酒をしている人でも、仕事をするにあたってアルコールの量を減らす事を決意すれば問題ありません。

実際に晩酌を日課にしているバス運転手の数は多いです。

適性診断

NASVA(独立行政法人自動車事故対策機構監修の適性検査)と言うハンドルとアクセル・ブレーキの付いたゲームセンターにあるようなパソコンソフトがバス会社には設置されており、年々設置を採用している事業所は増えてます。

検査内容は動作の的確さ・視野測定・注意の分配と言った様々な項目をゲーム感覚で検査し、検査後には自分の運転適性がグラフ化してプリントアウトされます。

検査結果をその場で見せてもらう事は難しいかもしれませんが、NASVAの検査結果を採用の基準としているバス会社は多いので気を抜かずに取り組みましょう。

道路標識の簡単なテストがある

面接の前に道路標識に関するA4サイズ1枚程度のテストを行います。

そこまで難しいものではなく、普段から車を運転していれば分かるような問題で2択~4択の問題の為、そこまで苦戦する事はないでしょう。

ある程度正解しているのであれば問題ありませんので採用試験における筆記テストの重要度はそこまで高くありません。

大手の会社によっては道路標識のテスト以外にも一般常識のテストを行う可能性もあります。

試験に関して不安が残る場合はあらかじめ道路標識について予習しておくといいでしょう。

バス運転手の面接のために事前に準備すべきこと

いざ面接に行く前に、失敗しない為の下準備を解説します。

履歴書

面接の前に、必ず必要になります。

学歴や職歴・持っている資格や志望動機など、可能な限り埋めていきましょう。

履歴書に添付する顔写真は3ヶ月以内に撮影したものを使用しましょう。

また、履歴書は手書きが好ましい印象を与えますが、パソコンで作成した履歴書でも問題なく通用します。

職務経歴書

大手のバス会社の面接を受ける際に必要になる可能性があります。

今までの職務経験を時系列にそって記入した書類になります。

記入方法はインターネットで検索すればテンプレートも用意されているので参考に作成すれば大丈夫です。

コツは採用担当の視点に合わせてプラスに見えるような文章を作成する事です。

免許証

車を運転する業務がある仕事には必ず免許証のコピーが会社側に必要になります。

バス会社の多くはコピーの際に免許所の偽造がないかを、専用の機械でチェックする場合があります。

バス運転手を目指している人は特に免許証が必要な事は常識ですので、問題はないでしょう。

徒歩で面接に来た場合でも免許証は忘れずに持参しましょう。

運転記録証明書

過去3年間または5年間の交通違反や交通事故、運転免許に関する行政処分についての記録が記載されている書類です。

面接時に要求される場合と採用後に要求される場合がありますので応募の際に確認して下さい。

過去3年の運転記録証明書を求められることが多いですが、発行手数料はどちらも630円です。

発行後、領収書を受け取る為、忘れずに会社へ申請すれば費用は返金されます。

運転記録証明書に記載されている違反内容によってはバス運転手に採用されない可能性があります。

過去の経歴が原因で内定を得る事が出来なかった場合は、経歴から消えた時点で再度応募すれば問題ありません。

違反の中でも特に信号無視や安全運転義務違反による交通事故が過去3年以内または5年以内にある人はバス会社の採用基準に引っかかる可能性があるので要注意です。

バス運転手の面接においてこちらから逆質問しておくべきこと

逆質問をする事で会社に興味がある事をアピールする事ができるチャンスですので、しっかり質問しましょう。

入社に当たって用意すべき事があるか

この質問をする事で、バス会社で頑張りたいという前向きな気持ちが面接官に対してしっかりと伝える事ができるのでオススメです。

実際に用意すべきことを提示されたのであれば、入社前に用意しておきましょう。

真面目さを評価される為、入社後もとても良いスタートを切る事ができます。

会社がここまで伸びた理由

同じ会社の系列で様々な事業に取り組んでいるバス会社は多くあります。

この質問はそのような会社に対して絶大な効果があります。

同時に興味を持ってくれていると面接官に感じてもらえる為に、とても好印象です。

逆に「他にどのような事業を取り扱っていますか?」と言った、インターネットやパンフレット等で少し調べれば分かるような質問は、面接官には下調べが足りず無知な自分をアピールしてしまう事になるのでマイナスになってしまうので注意しましょう。

内定をもらった前提で入社後の流れ

これは質問しなくても変わりませんが、入社に関してのある程度の流れを聞いておくのもいいでしょう。

聞いておくことで採用された後の心構えができますし、採用担当の人に対して就職に前向きな点が評価されます。

入社初日に必要な書類や道具があるバス会社もあります。

バス運転手の仕事を通して身に付くスキルや経験

仕事を通して生涯役に立つ素晴らしいスキルを解説します!

運転技術

大型車を運転している為に当然ですが、車間距離や車幅の間隔、カーブの曲がり方と言った運転技術は入社前と比較して大幅に上がります。

運転技術の上達はバスを運転するようになってから早いうちに実感できるようになるので、仕事を続けるやる気に繋がります。

日常生活でも運転する場合も、トラック運転手やタクシー運転手といった他の運転職に転職する際に自信を持って働く事ができます。

運転に対する考え方

安全運転を念頭に入れて運転していると、普段の運転にもその考え方が反映されてきます。

その為、バスを運転している時と同じようなブレーキやアクセルの踏み方や、安全確認が自然と身についてきます。

この経験は日常で車を走らせる時はもちろん、車を運転する他の職業に転職して際にも大いに役立つ事でしょう。

土地勘

バスによって様々な道を走行する事になりますが、日々運転していく事で、土地勘が身に付くようになります。

道の変化にも気づきますので、興味のある店やイベントといった小さな町の変化に素早く気づく事ができます。

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まとめ

バス運転手はどこの会社でも人手不足な為に、面接は他の業種と比較して緩い傾向にありますが、誰しもが受かる事はありません。

人事の人は穏やかな人柄で安全に運転できるかを重視して人を見ています。

気性の荒そうな人、浮ついた感じの人はバス運転手としての適性は低いと判断されるので採用されません。

しかし、性格や運転に対する姿勢は日々の習慣で改善できます。

バス運転手として働く事を考えている方はぜひ参考にして下さい。



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