現在契約社員として働いていて、正社員としての雇用形態を目指して転職活動などを行っている人も多いのではないでしょうか?

契約社員として働くことには、就業条件などにおいて正社員と比較して退職金の制度が適応されなかったり将来的なキャリアパスが所属企業内では描き切れないというデメリットがあったり、常に次のキャリアを考えながら仕事をしなければいけないという精神的な不安定さが隣り合わせにあるという点がリスクとなり得るものです。

今回は、契約社員として働く中で、正社員になるためのポイントについて解説をしたいと思います。

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契約社員から正社員になるために必要なこととは?

契約社員から正社員になるために必要なポイントについて解説をします。

しっかりと業績を出し、契約更新を勝ち取る

契約社員から正社員への登用へのステップを考えるときに、一番の正攻法となるのが実績を評価されての「契約更新」ということになります。

現在の有期雇用による契約社員に対する法的な規制では、1回の契約期間の最長期間は3年間で、3年を超えて契約更新する際にはその後の無期雇用が義務付けられています。

つまり、最初の契約期間中に、企業が求める業務に対してしっかりとした実績を残して契約更新を勝ち取ることができれば、基本的には正社員登用への道が開ける場合があるということになっています。

正社員としての道を望む場合には、まずは自らの実力を持ってその道を勝ち取るということが重要になります。

正社員雇用での転職をする

もう一つの道が、転職活動を行って正社員雇用での再就職を求めるというパターンです。

これはいわゆる「転職活動」となるので、転職活動における成功のポイントをいくつか解説をしておきます。

入念な時間をかけた事前準備の徹底

転職活動を成功に導く鍵は、「事前準備」にどれだけ時間をかけることができるかということになります。

転職活動に必要な日数ですが、企業に書類を提出して面接を受け、入社するまで最短で60日、つまり2ヶ月程度と言われています。

これだけ聞くと余裕を見ても3ヶ月ぐらいあれば充分ではないかと思いがちですが、ここに大きな落とし穴があるので注意が必要です。

実際の転職活動と呼ばれる活動期間に必要なリードタイムだけ見れば3ヶ月程度となります。

しかし現実には、その活動以前の段階として企業選びであったり、自己分析といったような事前準備が必要となってきます。

また転職をするということは即ち現在の勤め先を辞めるということにもなります。

現職での嫌なこと、辛いことだけを考えれば今すぐにでも辞めたいという思いに駆られるでしょうが、これまで培ってきた人間関係や業務スキルなどプラスに評価できる部分も数多く存在していますし、現在進行中の業務などもあると思います。

そのような様々な状況を全て加味して、それでも尚転職することが自分自身のライフプランを考えたときに有意義であるということを心から感じてからでなければ、現職を退職して新しい企業でゼロから出直すという覚悟は身につくものではありません。

そして、時間をかけて周囲からの理解を徐々に得ながら進めなければ、自分自身だけの問題ではなく周りの人間にも影響がある転職を本当の意味で成功とさせることは難しいということをしっかりと理解し、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。

そのためには、少なくとも1年近く前からの準備というものが必要となるのではないでしょうか。

1年かけて自分自身の気持ちの整理や覚悟の確認、周りからの意見聴取や、退職に向けた社内調整などを行い、それでも絶対に転職をしたいと思ったときに企業アプローチを開始するのが理想です。

また企業選びについても、ホームページで企業概要を知るだけでは充分な事前準備とは言えません。

より詳細な情報収集を、現在その企業で勤務中の先輩社員などから入手する、もしくはセミナーなどに参加をして経営方針を知るなど時間をかけて入手し続け企業理解を深めていくということが、入社後の成功を含めて重要となります。

まずは突発的な感情で物事を判断せずに、しっかりと時間をかけた中で総合的に判断するということを転職活動においても徹底しましょう。

明確な転退職理由と志望動機の作成

転職活動において最も重要となるポイント、それが「採用面接」となります。

そして、その採用面接において最大のキーポイントとなるのが「転退職理由」と、そこに紐づく「志望動機」となります。

なぜ今の会社を辞めて、この会社を選んだのか?

この会社で何をしたいのか?

このことが採用面接における最大の質問であると同時に、その後のキャリアを成功に導くかどうかを決めるものとなります。

これは、そもそも転職をするのかどうか?

という原点にも関係をする内容となるのですが、今の職場においてなぜ希望するキャリアパスが実現できないのか?

そしてそれが、どうしたら実現できるのか?

ということを軸に置き、自分自身の長期的なキャリアパスを妥協なく考え抜くというのが成功の鍵を握っています。

仕事において辛いこと、嫌なこと、煩わしい人間関係というものは、どんな職場でも少なからず存在します。

大手企業においては社内的なしがらみであったり、暗黙の了解や配慮すべき人間関係などが非常に複雑且つ重視されていて、そういうネガティブ要素で言えば、もしかすると現職よりもより過酷で理不尽な環境かもしれません。

そのような環境や条件を乗り越えてでも成し遂げたい目標や実現したい理想のキャリアパスがなければ、転職することに成功をしたとしても新たなキャリアにおいて同じような失敗を繰り返すリスクが残ってしまいます。

そのような転職における目標が、志望する企業でなぜ実現することができるのか?という志望動機と共に転退職の理由を明確にするということが、転職自体…延いてはその後のキャリアの成功に深く結びついていることを理解しましょう。

転職エージェントを活用する

転職活動の中で最も苦労するポイントは、「今の仕事を継続しながら、転職活動の時間を作らなければいけない」という点です。

一見簡単そうに見える働きながらの転職活動ですが、日々の仕事をこなしながら企業側との様々なやり取りを複数企業と行っていくのは、一筋縄ではいかない作業となります。

また実際の転職活動ともなると、企業への訪問や担当者とのやり取りは平日の日中に集中し現職での通常業務の時間帯と重なってくるので、全てを自分自身で管理し続けることは難しいです。

そこで役に立つ存在として、転職に関する諸業務を代行してくれるのが「転職エージェント」です。

転職エージェントは採用活動を行う企業と転職を希望する人との仲介業務を行う企業で、基本的にサービスを利用する転職希望者は無料でサービス利用をすることが可能となっています。

転職エージェントでは求人情報の提供から応募企業へのエントリー、面接日程の調整などの企業側との細かなやり取りを全て対応してくれるため、日常業務をこなしながら最低限の対応をするだけで、転職活動を円滑に進めることが可能となります。

転職活動を成功させるためには、様々な部分で周囲からのサポートを得るということが重要となります。

1人で抱え込んだ状況では見えてこない様々なことを、周りからの客観的な視点での判断や意見、物理的なサポートを上手に活用することで初めて新しいキャリアを進めることが可能となります。

正社員になるために必要な心構え

現状に対する不満でなく、将来に向けて実現したいことを目的とする

正社員になるための心構え、マインドとして重要となるのが、正社員になることを目的にするのではなく将来何をしたいのか?という視点で考えて臨むということです。

自分自身が何を実現したくて、そのことがなぜ今実現することができないのか?という視点で考えなければ、頑張って正社員になったとしても結局のところ同じような不満に直面をして最終的に転職を繰り返してしまいます。

そのような悪循環に陥らないためには、まずは自分自身が実現したいものが何かを明確にすることが最優先です。

年収や労働環境などに不満がある場合でも、なぜそのような条件で働かなければならないのか?

そのような条件を改善させるためには、何をすべきなのか?

じっくりと考えてみることが重要です。

そのことが雇用形態を変えることで実現できるのであれば正社員になることが重要となりますが、雇用形態がそのままでも所属企業を変更することで実現ができるのであれば、その道を検討することも重要となります。

また、別の資格などを取得して雇用形態だけでなく職種などを大きく変更する必要があるのであれば、正社員を目指すのではなく資格取得に向けた勉強などが目的達成に必要なアクションということになります。

現状に対する不満を持つこと自体は決してネガティブなことではありませんが、その現状を変えるために何が必要で、どのようなアクションが最適なものであるのか、最終的な目的に応じた選択をすることが重要です。

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正社員になることで年収を上げるためにやるべきこととは?

基本的に正社員になるだけでは年収アップは望めない

残念ながら正社員になることが必ずしも年収アップの手段にはなり得ない、ということを理解しておきましょう。

正社員になる場合でも、仮に同業種、同職種であったとしても、基本的には年収に大きな変化がない場合が多いです。

これは、いかに経験のある業界、業種、職種であっても全く同じ仕事ではなく、新たにトレーニングが必要となる以上はあくまでも新入社員という立ち位置からのスタートとなるため年収が上がらないのが当然だからです。

また、正社員になる際に新たに年収設定をする場合、これまでの収入ベースというものが参考となるため、そこから大幅に年収が上がるということが正社員になるだけで実現するということはありません。

手当てや退職金など契約社員では得られないメリットを総合的に判断するということがポイントとなるので、年収にこだわった正社員になることを目指す場合には、なるべく現職と同じ内容の転職をすることがポイントになります。

完全なる未経験業界への転職となる場合には、大幅な年収ダウンを覚悟する必要があるでしょう。

より高度で専門的な資格やスキルを身につける

契約社員から正社員になることに限った話ではありませんが、年収アップに対してダイレクトに影響を与えるものとして専門的な資格やスキルの有無というのがあります。

具体的にはビジネス英語スキルやMBA、公認会計士、中小企業診断士や社労士といったスキルや資格を身につけることによって、大幅な業務範囲の拡大が望めるようなものについてはダイレクトで短期的な年収アップを望むことが可能です。

契約社員として勤務をしている人の中には、このような資格を身につけるための勉強との両立であったり、実務経験を得るために、あえて契約社員という雇用形態を選択して働く人も少なくありません。

また、このような高度な専門資格を身につけることができれば、正社員としての就業でなくても契約社員として勤務する傍ら「フリーランス」という立場で個人的に仕事を受注することも可能となるので、必ずしも正社員にこだわらなくても、収入という観点では非常に高額な報酬を得ることが可能となります。

いずれにせよ、自らの収入源の幅を広げキャリアパスに対する選択肢を大きく広げるという意味で、このような高度専門スキルおよび資格を身につけておくということは非常に有効な手段の1つとして、契約社員での就業をしている期間中に目指すべきことと言えます。

まとめ

契約社員から正社員になるためのポイントについて解説をしてきました。

雇用期間が定められており、長期的なキャリアパスを所属企業内で描くことが難しいという契約社員のリスクはあります。

しかし必ずしも契約社員という雇用形態そのものがネガティブなものということではありませんので、自分自身のライフスタイルと併せて、無期雇用による正社員とどちらが最適な雇用形態であるかを考えてみましょう。

正社員という雇用形態での働き方を目指すことが目的ではなく、自分のライフプランにおける目的があって、そこを実現する際に契約社員と正社員どちらの働き方が最適な雇用形態であるかという考え方で判断することが重要です。

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