2022年5月8日

契約社員の給料はどのくらいだと思いますか?

私の周りの相場や給料の決まり方を紹介していきたいと思います。

また、契約社員は正社員と比べてどのような点で違いがあるのでしょうか。

あなたが契約社員として働く前におおよその給料や、その後の会社における契約社員の仕事内容、給料が上がるための方法まで見ていきたいと思います。

契約社員の給料に納得いかない人はこの記事を参考にご覧ください。

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契約社員の給料の相場はどのくらい?

平均給料は20万円前後

契約社員の年収は平均で約270万円ほどというデータがあります。

契約社員はボーナスがないので、月収は20万円より多少高いくらいとなります。

年収にも響いてくる基本給以外のものは、どうなっているの?

賞与

契約社員に対して賞与を支払う会社は基本的に多くありません。

そのため、この点が年収において正社員と大きな差を生む要因となっています。

昇給

契約次第ですが、賞与と同様に昇給もない場合が多くなっています。

実際には、会社において働く期間が限定的なため、昇給するには時間が足りないというのが現実のようです。

各種手当

契約社員でも、福利厚生の中には受けられるものがあります。

しかし正社員と比較すると、この点でも差を設けているところが多いようです。

普段働いている状況での会社設備の利用に関しては正社員と変わりなく利用できるのですが、休日の日の他の施設での割引利用等に関しては利用できない等の差があるようです。

また、退職金は出ない所が多いです。

契約社員は正社員に比べてリストラのリスクも高く、契約期限を迎えると更新がない可能性もあるので、退職の際には預金などの蓄えがある程度ないと生活が苦しくなります。

給料が高い人は何が違うの?

その会社に入るまでの経験やスキル、資格や業績への貢献度など様々な要因が重なって給料に反映されています。

そのため、初期の契約段階において会社から提示される額に差があるというのは、契約社員の間ではよくあることと言えます。

その給料の差により、業務において差を設けるなどをしている会社もあるようです。

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スキル

スキルは、社会人になる前の学生の段階や社会人になった後でどれほど積み重ねられるかにより決まります。

会社に入った後にスキルを高めるための研修等が行われることは多くないようです。

もちろん、日々の仕事の中で知らなかったパソコンスキルなどを教えていただくという機会はあります。しかし、そういうことは多くはないようです。

会社から課された仕事に対してどれほどの成果を出せるかで判断されるのが契約社員というものですから、自分で調べて仕事をこなしていくというのがスタンダードであると考えた方が良いでしょう。

役職

契約社員は仕事内容としては、正社員と重なる部分も多いです。

しかし、契約社員に対して役職を与えるというのは聞いたことがありません。

それは、契約社員が期間限定の社員であることとも関係します。

仮に課長などの役職を契約社員に与えたとしても、数年後には会社からいなくなるのが前提なので、会社にとって課長という役職が不安定なものとなってしまいます。

もちろん正社員として採用されることを見越して、課長になるためのルートがあるような仕事を任せられることもあるかもしれません。

しかし、実際に役職に就くのは正社員になった後であることは変わりませんから、給料に役職が与える影響はほとんどないと言って良いでしょう。

勤続年数

そもそも期間限定の社員というのが契約社員という雇用形態であることから、勤続年数により給料が上がることもありません。

個々の契約において昇給を認めるような条件を付することができれば別ですが、勤続年数により給料が上がるということは少ないと考えておいてほうが良いでしょう。

地域

東京や大阪、福岡、名古屋といった都市圏とその他の地方では給料に差があります。

これは契約社員に限ったことではありませんが、地方格差と呼ばれるものが契約社員における雇用形態においても反映されています。

契約社員の給料の決まり方

それまでのスキルや経験

契約社員の給料は当初の契約段階において決まります。

そのため契約段階において、どのようなスキルや経験を得てきたかにより給料が決まります。

スキルや経験により任せられる仕事の内容が決まり、それによって会社に対してどの程度の利益を与えることのできる社員かが決まると言えるからです。

派遣社員からの契約切り替え

契約社員として入社するには、いきなり契約社員となることもありますが、派遣社員からの切り替えによる契約というものもあります。

そのため、それまで同じ会社に勤務していたことにより会社の内情を知っており、より会社に貢献できる人材であると判断され給料が決まることもあります。

契約社員で給料を上げるためにやるべき3個のこと

契約社員の給料に関することで昇給がないのが基本ですが、それはあくまで一般論で、個別の事情次第で昇給があることもあります。

そのため、ここからは昇給をするにはどうすれば良いのかを見ていきたいと思います。

今の勤務先でできること

給料アップの交渉をしてみる

給料アップの交渉をすると契約更新に不利になるかもしれないという理由から、そのような交渉を行わない人が多いのが現実です。

しかし、他の社員と比較してあまりに給料が少なかったり仕事の量が多かったりするなどの待遇面での不満があるのであれば、早めに担当者に言っておくべきです。

そのような行動をしなければ自身の負担がますます増えていくこととなってしまい疲労感が増すばかりで、契約社員として働きにくくなっていってしまいます。

もちろん理不尽な給料アップの交渉は相手の時間を無駄に割くことになるので控えるべきですが、そうでなければ交渉をするのも一つの手ではあります。

スキルアップを図る

契約社員はそのスキルや経験によって雇用されています。

その期間だけでも必要とされるスキルや経験は存在するためです。

そのため、スキルアップを図るというのはその後の給料に対する影響が少なからずあります。

思い切って転職する

期限が切れる前であっても転職活動はできます。

会社においても、それは当然のこととして受け入れられている場合が多くあります。

なぜなら契約期間が切れてから就職活動をするのでは、数ヶ月間給料がない生活となってしまうことが目に見えているからです。

そのため、職場ではあまり露骨に転職活動をしていることを言わずに、転職活動のための努力はしておくべきでしょう。

以下では、その際の転職先の選び方について見ていきたいと思います。

転職先の選び方1:自分の生活に合った時間帯の就業時間

契約社員は期間限定という不安定な雇用形態である反面、その就業時間については融通が利く場合があります。

それは他の契約社員より1時間遅く出勤できるものであったり、残業時間を減らしてもらう働き方であったりします。

ボーナスや正社員登用を狙っていないのであれば、その時の自分の生活に合った就業時間を選択できないか調べてみる方が、より働きやすいものとなるでしょう。

転職先の選び方2:自分のやりたかった仕事ができる転職先

契約社員としてずっと生活していくのは、給料の面で苦しい部分があるのが実情です。

そのため、いつかは正社員として働くか、自分で起業したりする人がいます。

その際に必要な経験を積めるような転職先を探すのはありです。

契約社員の良い面というのは、その会社にとらわれすぎずに働けるという点です。

その点を活かしつつ、自身にとって必要な仕事は何か、やりたい仕事は何かを見極めて転職するのが、その後の人生プランに対してもより良い影響を及ぼしてくれることでしょう。

転職するときは、こちらの記事を参考に!

給料をアップさせるための求人の選び方

契約社員として働き始めてから給料の交渉等をすることはできない人のため、ここからは給料をアップさせるための求人について見ていきたいと思います。

給与相場が今よりも高いところを探そう

契約社員で給料が低いとは言っても、その中でも高低差はあります。

ですので、自分に合った仕事を見極めつつ、どのくらいの給料であれば生活できるのかを踏まえて就職活動を行うべきです。

賞与や昇給制度をチェック

契約社員には賞与や昇給制度がないのが通常です。

しかし過去に賞与や昇給のあったという会社であれば、時給は低くとも一定期間を超えて働くことで昇給があり、結果としてより多くの給料や賞与が貰えるチャンスがあると言えます。

そのため賞与や昇給制度については念のため確認はすべきです。

残業代はきちんと出る?

残業代を出さない会社は労働基準法に違反する可能性があります。

そのため、残業代を出さない分見込み残業分の手当がつくなど、給料がかなり高いなどの条件がない限りは労働者としての権利を失わないようにはっきりと伝えるべきことは伝えましょう。

交通費や福利厚生は?

交通費は一定額まで支給されるのが通常で、福利厚生面は正社員ほどではないにしても受けられる場合が多いです。

経験者が教える、実際に給料がアップしたのはこんなとき

派遣社員から直接契約への切り替え時

派遣社員時には1,500円であった時給が、直接契約になったことにより1,700円まで上がったという実例があります。

たかが200円ではありますが月収単位では数万円異なってきますので、契約社員にとってはかなり大きな金額であると言えます。

給料が上がる理由としては、仕事に対してより効率的に働けるようになったことへの評価と、その後に新人が入ってきた際に指導係としての仕事が増えることも加味したものであると言えます。

仕事の内容が給料アップにより劇的に変化することはないでしょう。

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雇用形態ごとに違いは出てくる?

月給や年収

雇用形態により月給や年収は歴然とした差が出ます。

まず給料が高いのが正社員、次いで契約社員、派遣社員、アルバイトやパートという序列になっています。

正社員とそれ以外の雇用形態では、ボーナスの有無が圧倒的に年収としての差に響いてきます。

給料以外における良い点と悪い点

正社員

正社員であれば福利厚生面を全面的に受けることができます。

そのため、その他の契約社員や派遣社員、アルバイトなどとは給料以外の点でもメリットがあると言えます。

一方で、仕事内容がよりハードになり残業が多くなるのが正社員のデメリットと言えるでしょう。

仕事内容として、より多くのことを覚えなければならず、他の契約社員や派遣社員にも教えることが多いのが正社員です。

派遣

派遣社員は直接契約に移行するタイプの派遣社員と、派遣会社との契約のままの派遣社員がいます。

前者は一般的に紹介予定派遣と言います。

より長く務める気持ちがあるのであれば、紹介予定派遣の方を選択した方が後々の契約切り替えの際に給料がアップしますので、最初の選択を誤らないようにしないといけません。

派遣社員のメリットは、多くの仕事を押し付けられないという点です。

そのため仕事に慣れてしまえば後はルーティンワークとしてこなしていけるので、日々のストレスがありません。

デメリットとしては雇用の不安定さが挙げられます。

一時期派遣切りという言葉もあったように、その雇用に対し常に不安はつきまといます。

契約社員

契約社員はこれまで述べてきたように、自分に合った仕事をしつつ、自分に合った時間で働けるというのが最大のメリットと言えます。

デメリットとしては、派遣社員と同様に雇用の不安定さが挙げられます。

アルバイト・パート

アルバイトはこの中で最も責任の軽い働き方であると言えます。

その分、給料も安いのが難点ではありますが、年齢や経験、スキルを問わずに働き始めることができるので、働きやすさで言えば最も楽な形態であるというのがメリットです。

デメリットは賞与がないこと、基本給自体が他の雇用形態と比較して低いことが挙げられます。

まとめ

今回は、契約社員の給料の相場や各種手当から給料アップのための方法などを、雇用形態の差なども含めて見てきました。

正社員と比べてしまうと、その給料の差や雇用としての安定性については劣るものの、契約社員という雇用形態が期限付きであることから契約社員ならではの働き方もあります。

仕事に対してきっちりとこなさなければならない点では正社員と同じですが、ボーナスなどがない分、社内における評価を常に気にしながら仕事をしないといけない…ということもありません。

本記事が、今後契約社員として働く人の参考になれば幸いです。

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