看護師が内科への転職を成功させるために!狙い目な職場の4個の特徴と上手に転職するための2個の注意点
看護師の仕事をしていると、転職を考えたり実際に転職をすることも何度かあるでしょう。
看護師の転職は病院の診療科が多いため、自分ができるのか、難しいのではないかと思う方ももちろんいらっしゃるでしょう。
自分に合った診療科を探すのは大変なことです。
話を聞くだけではなかなか分からないこともあるでしょう。
実際に体験するのが1番ですが、この記事では体験談も含めた内科の看護師の転職についてご紹介します。
内科看護師の転職で注意したほうが良い3個のこと
他の診療科と比較して「簡単」だという思いは捨てましょう
内科は、外科等と比べて手術、傷の処置や手術後の管理等の看護がありません。
そのため、比較的簡単なのではないかと考える看護師も少なくありません。
しかし内科の看護師は目に見えない病気を観察していかなければならないので、患者さんの訴えから予測できる病気を考えながら症状を聞き出さなければならないという使命があります。
自分の知識量が多くないと予測もできません。
常に勉強していくことが多い
内科の看護師は内服の治療の介助が主な治療方法となりますが、内服の情報は近年多くなっています。
ジェネリックの内服が出てきていたり、内服の名前が同じ様なものでも効能は全く違うものもあります。
内服の勉強もしっかり行うことが大切です。
また患者さんの症状も日々変化があるため、患者さんの病気はどんな症状が出てくるのか勉強する必要があります。
違う症状が出てきた場合は、他の病気も疑っていかなければならないので、自分の知識量が多くなくてはなりません。
患者さんだけではなくご家族のケアも仕事に入る
ここでは分かりやすい例えを挙げてご紹介しましょう。
家族のケアが必要となるのは、重大な病気の告知が行われた時などです。
末期の癌の告知が分かりやすい例でしょう。
手術ができない程の進行した癌患者さんの家族には悲しい告知もしなければなりません。
もちろん告知自体は医師が行いますが、医師の告知の後にご家族の心のケアを行うのは看護師の役割です。
転職を成功させるためには何をすれば良い?
休憩時間がきちんと確保されているか確認する
病院自体の休憩時間は書面にて記載されていることがほとんどですが、小さい病院やクリニック等は労働時間のみ記載されていて休憩時間が記載されていないこともあります。
またきちんと1時間休憩時間が確保できるかも、転職時に大切な情報となるでしょう。
時間の調整が上手くできないと休憩時間を割いて働かなくてはならない所もあります。
仕事をこなす最低限の能力は必要ですが、休憩時間を先輩看護師がしっかりフォローしてくれるのかも確認しておくことが必要です。
現在働いている看護師の数を確認する
看護師の数が極端に少ない病院やクリニックの求人はもちろんあります。
人数が少ないと転職した際に指導が行われず、時間に追われて看護師の業務を行わなければならなくなります。
実際に患者さんが1日どの程度来るのか、医師や看護師は何人いるのかをきちんと確認しましょう。
業務の内容を確認する
病院では医師が在住し、検査技師やリハビリの理学療法士や作業療法士がいます。
しかし、内科のクリニックの求人では医師と看護師しかいないことがほとんどです。
そのため、看護師が何処までの業務を行わなければならないのかを確認しておかなければなりません。
レントゲンや検査一般も全て看護師が行うことがあります。
採血やエコー等の介助は病棟でも行いますが、レントゲンやCTの検査は病院の看護師はなかなか行うことはないでしょう。
転職するにあたっての必要な心構え
転職が決まった時に看護師に必要なグッズを揃えておく
内科の看護師に必要な道具の準備は転職前にしっかり準備しておきましょう。
準備を完璧に行えれば、転職初日も乗り越えることができます。
「メモ帳を忘れた。ペンが無い。聴診器が必要だとは思わなかった」と初日から準備不足では、先輩看護師から一歩引かれてしまうことでしょう。
内科に関する基本的なことを頭に入れておく
内科の看護師は何を業務としているのか。
内科で働くためには何が必要となるのか。
レントゲン等の検査があるのならば、レントゲンの手順の勉強も行うと良いでしょう。
また病棟では初日から患者さんを見るということはありませんが、基本的な病気とそれに伴う症状は頭に入れておきましょう。
病棟ではいつ何が起こるのか分かりません。
患者さんが突然声をかけてくることもあります。
そんな時に可能な限り対処できるようにしておきましょう。
狙い目な病院の2個の特徴
内科の転職に就いて簡単にご説明してきましたが、次に内科の看護師の転職時に狙い目な病院はどんな所があるのかをご紹介します。
なかなか求人が出ていない病院
求人がいつも出ている病院やクリニックは「何かある」ということです。
なかなか求人が出ない病院が久しぶりに求人を出しているということは、福利厚生やお給料の面でもしっかりしていることが多いのです。
お給料が平均的な病院
お給料は高ければ高いほど良いというわけではありません。
お給料が異常に高い所はいつも求人を出している病院が多いです。
いくらお給料が良くても働きにくい病院では意味がありません。
お給料が異常に高い病院は「お金で人を呼ぼう」としている所が多いです。
そこは注意しておく必要があるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
内科の看護師は簡単なようで実は最も難しい診療科なのかもしれません。
患者さんの症状や訴えから様々な病気の可能性を考え、観察していかなければなりません。
内科の治療に必要不可欠な内服についても、日々新しい内服が開発されています。
自分の知識も増やしていかなければ新しいことに挑戦することもできません。
しかし、内科は誰しもが必ずと言って良いほど通る道です。
近年増加傾向にある生活習慣病も、ほとんどが内科治療となります。
しかし、他にも癌の抗がん剤治療や重篤な病気の内科的治療も行います。
患者さんだけではなく患者さんのご家族や自身の精神状態をしっかり管理することも大切です。
内科の転職先は数多くあるでしょう。
それは「内科が最も多い診療科」だからです。
自分が内科の看護師になれるのか、自分に合っているのか、求人をしっかり見て考えてみましょう。