理学療法士は近年資格保有者が増えており、給与も必ず転職すれば上がるとは限らないのが現状です。

しかし、理学療法士でも転職に成功する人には共通点があります。

今回は、理学療法士の転職を成功させるためのノウハウやコツについて、医療職種やコメディカル領域の転職エージェントをしていた私が解説いたします!

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理学療法士の転職を成功する人の4個の共通点とは?

今の職場への不満や、転職したい理由を冷静に考えてみる

今あなたが「転職したい」と思っている理由は何でしょうか。

給料が少ない、激務だ、自分のやりたいリハビリではない、家が遠い、残業が多い…など様々あると思います。

多くの場合、「転職したい」と思うときは何かしら我慢や不満の限界が来ているときです。

その理由を自分でもしっかり把握しないままに勢いで転職してしまうと、本当に自分に合った転職先を見つけることはできません。

まずは、何を一番不満に思っていたり嫌だと思っているのか、何が我慢できる範囲の不満なのかをしっかりと冷静に自問自答し、見極めましょう。

自分は何を最も重視するかを書き出して優先順位をつける

次に、理学療法士として仕事をする上で、今後自分は何を最も重視したいと思っているのかを書きだしてみましょう。

最初は思いつくままにバーッと羅列するのみで構いません。

ある程度出たら、その中で「絶対に譲れない」「叶えば嬉しい」「そこまで重要ではない」などの優先順位をつけていきます。

転職はどのような職種であっても、自分の希望全てが100点満点で叶うことはありません。

最も重視すること、絶対に譲れないことを把握しておくことは、全体的な「転職の満足度」を上げ、「転職に成功した!」と思うためにとても大切なことなのです。

特にこだわりがない、何を重視するかも自分ではよく分からないという場合には、「絶対にやりたくないこと」「今の職場でやっているが苦痛なこと」という観点で考えてみる方法もあります。

「絶対にやりたくないこと」が分かれば、ある程度転職先を絞ることもできるからです。

「高齢者介護の現場は自分には合わなかったから、高齢者のリハビリはもう嫌だ」と思うのであれば、病院での理学療法士求人を主に探すなど方向性も限られ、効率良く求人をピックアップすることも可能になります。

できるだけ多くの情報収集を行う

職種を問わず転職活動の成功のカギとなるのはできるだけ多くの情報収集を行うことですが、中でも理学療法士は特に情報収集を行うことが大切な職種です。

勤務先や、地域、勤務形態、役職などにより、その年収が大きく異なることがあります。

場合によっては、全く同じことをしているのに手取り金額が大きく変わってくるなんてことも…。

更に、仕事自体はそこまで大変ではなく残業もないけれど、やたらと強制参加の勉強会が多く、拘束時間が長いのに給与には反映されないこともあります。

理学療法士としての転職先にはどのような条件・年収のところがあり、どのような状況で働いているのか、しっかりと情報収集を行うことが転職を成功させるカギとなります。

転職エージェントを上手に使う

とは言え、自分でできる情報収集には限界があります。

転職エージェントに登録し、自分の希望や条件に合った求人を探すことで、とても効率良く転職を成功させることができます。

転職エージェントによっては面接対策をしてくれたり職務経歴書作成のアドバイスをくれることもあります。

更に、面接に同行してくれ緊張して上手くしゃべれなかった際にフォローをしてくれるところもあります。

特に初めて転職を考えている方は転職エージェントを上手に使うことで、自分に合った求人を見つけ、短期間での転職を成功させることも可能です。

転職エージェントを利用する時は、こちらの記事を参考に!

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理学療法士の転職で注意すべきこととは

急いで環境を変えない

今の職場が辛い・しんどい・もう我慢の限界だ!と思っても、急いで職場を変えたり焦って転職をすることはおすすめできません。

特に理学療法士の場合、「介護老人保健施設がハードすぎるから、訪問介護にすればきっと楽になるはずだ!」などと急に働く環境を変えると、実は転職先の方がしんどい職場だった…なんてこともあり得ます。

例え同じ介護老人保健施設でも、楽なところもあればハードなところもあります。

訪問介護や病院、通所リハなども同様です。

給与もそれぞれの施設で決めていることなので、同じ仕事内容でも全然違うこともあります。

しっかりと情報収集をせずに急いで転職してしまうと、「こんなはずではなかった!」と後悔する可能性がおおいにありますので注意しましょう。

今の職場で給与アップできないかを考える

給与が少ないことが不満であると感じている場合、転職ではなく「今の職場で給与アップできないか」を考えてみることも重要です。

例えば勤続年数が3年以上経っているなど、経験も積み貢献もしっかりしているのであれば、給与を上げてもらえないかを交渉してみる価値はあります。

あるいは役職をつける方法がないか、他の業務を請け負うことで手当てがつかないかなども確認してみましょう。

実際にあった話ですが、理事長がなんとなく給与をつけていて「自分はこんなに病院に貢献しているのだから給与を上げてください」とアピールしたところ、年収を上げることができたという例もあります。

重視すべきことがぶれると失敗しがち

先ほどお伝えしたように、なんとなく転職をしてしまうと自分が仕事をする上で譲れないことや重視することがぶれてしまうことがあります。

給与が不満で転職活動を開始したのに、転職してみたら仕事は楽になったけど年収が下がっていた…なんてこともあり得ます。

自分が何を重視して転職先を選ぶべきなのかは、転職活動を始める前も転職活動をしている最中も、そして内定を貰って転職をするかどうかの判断をする際にも絶対に忘れないように、そしてぶれないように心がけましょう。

最も多いのは、転職活動を進めていく内にだんだんと重視することの軸がぶれていってしまうというケースです。

考え方や自分の理想とする条件がだんだん変わってきたという場合であれば問題ありませんが、転職後に「そういえば何のために転職したんだっけ?」と後悔してしまっては意味がありません。

常に自分の転職する目的を忘れないようにしましょう。

理学療法士の転職で良い転職先を選ぶポイントとは?

年齢・経験に応じた評価をしてくれる転職先を探そう

理学療法士の給与は、職場によって実に差があります。

「うちの理学療法士は全員この年収で決まっているから」と給与を決められる職場ではなく、あなたの年齢や経験をもとに給与や手当を決めてくれる転職先を選びましょう。

もちろん、そのためにはあなた自身のスキルやこれまでの経験をしっかりとアピールする必要があります。

保有資格や勤続年数だけに捉われず、「利用者様からこんな風に感謝の気持ちを伝えてもらうことが多かった」「こういうことに気をつけながら患者様と接するようにしている」「将来的にはこんなリハビリを実現させたい」など、あなたの気を付けていることや、個性、リハビリへの想いなどもしっかり伝えることで適切に評価してもらえることがあります。

自分が最も重視する条件が叶うところを探そう

転職活動をしている内につい忘れてしまいがちですが、自分が最も重視する条件が本当に転職をすることで叶うかどうかは常に忘れてはいけません。

面接時には転職先の事務長と話も盛り上がり、見学させてもらったら職場の雰囲気も良い感じで、「この職場良いな~!」と気持ちが傾いていても、最後に提示された採用条件通知書には希望よりも大きく下回る年収が提示されていることもあります。

そんな場合であっても、「でも雰囲気も良いし……面接してくれた事務長も良い人だったし……」と流されてしまうと、転職後に後悔する可能性が大いにあります。

一時的な感情や見えているものだけでなく、本当に自分が重視する条件が叶うかどうかを見極めるために、面接時から自分の最重視項目についてはしっかりと質問をしておくことをおすすめします。

自分のリハビリ・介護への理念や考え方が合う職場を選ぼう

リハビリや介護への考え方は、理学療法士それぞれが異なる価値観を持っていると思います。

同様に施設や病院、訪問介護ステーションごとにリハビリや介護への考え方は異なります。

この理念や考え方が合わない職場に転職してしまうと、自分の理想とするリハビリ・介護ができずにもどかしい思いをしたり、逆に自分が必要だと思わないことまでするように指示され納得がいかないまま、利用者様や患者様に対して意にそぐわないリハビリを押し付けることもあります。

施設を見学する際や面接時などに、その転職先が何を重視したリハビリ・介護を行っている施設なのか、逆に何にはこだわらない方針なのかをしっかりと確認をしておきましょう。

かなり多くの理学療法士が、年収や待遇・残業時間などには不満がないにも関わらず、この「リハビリ・介護への考え方の違い」により転職を決意している例が多く見られます。

勉強会の頻度が自分に合っているかを確認しよう

医療系の職種には共通して言えることですが、施設や病院、訪問介護ステーションなどによりその勉強会の頻度は異なります。

その頻度が、自分の希望する頻度にある程度はマッチしていないとかなりのストレスを抱えることになります。

「勉強会にはどんどん参加していきたい!」と思っているのに全く開催されなかったり、外部の勉強会に参加する暇もないほど激務な職場もありますし、逆に自分は勉強会にはあまり参加したくないと思っているにも関わらず、毎週のように勉強会が開催され強制参加させられることもあります。

更に、勉強会には残業代がつかず、拘束時間が長いのに給与には反映されない…といったことがストレスになることもあります。

そういった勉強会への自分の意欲や転職先の条件、頻度などがマッチしているかどうかも大切なポイントです。

可能な範囲で事前に確認をしておくと良いでしょう。

もちろん、勉強会への参加時間にも残業代がつくところもあります。

それなら良いと思えるのか、あるいは勉強会があること自体がストレスになりそうなのかなども含め検討しましょう。

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理学療法士の転職で年収を上げるためにやるべきこととは?

自分の経験をアピールし、今後幹部候補となるつもりでいることをしっかりと伝える

自分がこれまでにどのような仕事をしてきたか、どのようなことを得意とするのか、何に気を配りながらリハビリを行っているかをしっかりとアピールすることは大前提です。

更に、そこまで大きくない施設や訪問看護ステーションであれば、今後自分は転職先で中心となり、幹部候補を目指す意欲があるということをアピールすることも有効です。

また、理学療法士になる前に別の職種での社会人経験がある場合にはそのことが年収を上げるアピール材料となる場合もあります。

自分の経験や職歴についてはアピールできることは最大限伝えていきましょう。

転職エージェントを利用する

転職エージェントでは、より多くの求人を扱っていたり、求人サイトには載っていない「非公開求人」を取り扱っていることもあります。

更に、年収を上げるためのアドバイスをあなた個人の経験や職歴に基づいて、専門のコンサルタントがアドバイスをしてくれます。

様々な職場の状況を把握している上に、これまでどのような理学療法士が転職して年収を上げることができたかの実例を元にアドバイスをしてくれることはとても心強いです。

特に、コメディカル領域や理学療法士に特化した転職エージェントを選ぶことをおすすめします。

まとめ

理学療法士で転職に成功する人の共通点や、理学療法士の転職を成功させるためのノウハウやコツについて、更に年収を上げるためにやるべきことなどをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

転職を考えている人は、まず自分の最も重視すること、絶対に譲れないこと・やりたくないことを書きだしてみましょう。

そしてしっかりと情報収集をすることを心がけてください。

あなたの希望に合った良い転職先が見つかることをお祈りしています!

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