一昔前と比べると日本では共働きの世帯の割合が増加し、約半分の世帯が共働きというデータがあります。

共働きといっても、夫、妻ともに正社員として働く形と、妻がパートやアルバイトをするという働き方があります。

子どもが保育園や学校に行っている間に働くことができる宅配弁当のパートは、特に子育て世代の主婦に人気があります。

しかし、「たくさんのお弁当を運ぶのは、体力的にきつい」、「何件も回るなんて運転が大変そう」、「時間に追われる仕事はちょっと」など、心配もあると思います。

そこで、せっかくパートの面接は合格したのに、想像していたものと違っていたという理由で辞めてしまうことがないように、宅配弁当求人の仕事についてお伝えします。

宅配弁当のおおまかな仕事内容

おおまかな仕事内容

宅配弁当屋さんの仕事内容は、お弁当を作り、お客さんへ配達をすることです。

利用する客層はさまざまで、会社勤めのサラリーマンやOLさんのお昼ご飯として宅配を行うのが一般的なイメージではないでしょうか。

それ以外にも、高齢者への宅配サービス、または妊産婦さんが宅配を依頼することもあります。

もちろん、一般家庭への宅配も行います。

しかし、その宅配弁当業者によっては、会社や高齢者のみに対応し、個人宅への宅配をしていない場合もあります。

宅配弁当はどういう役割を求められる?

宅配を注文するのはどんな時でしょうか。

体調が悪くて食事が作れない、会社勤めで毎日外食をしていると高額になる、高齢者で食事を作ることや買い物に行くことが困難な場合など、困った時や忙しい時、少し家事をお休みしたい時などに利用されることが多いと思います。

つまり、生活の中で困った時にその人の助けになるのが、この宅配弁当です。

とても大きな社会貢献をしていると感じませんか。

いざという時に頼りになるのがこの宅配弁当の役割となっています。

宅配弁当の求人にはどんな種類があるの?

宅配弁当会社はいろんな形態があり、フランチャイズ展開している会社もあれば、個人で行っている場合、また障害者施設で障害者の方の社会復帰の作業の一環として宅配弁当を行っている場合もあります。

宅配弁当の求人募集でよくある施設や事業形態のパターン

フランチャイズチェーン

宅配弁当店で多く見かけるのは、このフランチャイズ契約を結んでいるお店ではないでしょうか。

個人が宅配弁当会社とフランチャイズ契約を行い、その会社の名前を前面に出し営業を行います。

メニューも豊富で、お弁当作りもマニュアル化されているため、初めて宅配弁当会社を行う場合でも安心してお店を持つことができます。

個人経営

お弁当の出前と考えて頂いたら一番わかりやすいかと思います。

フランチャイズ経営ではなく、個人でお弁当を作り、宅配を行うため、一人あたりの業務はかなり大変になりますが、宅配エリアは限られているため、宅配スタッフにとっては負担が少ないです。

また家庭的な料理や地元食材を使ったおかずなど、地域密着型のお店です。

障害者施設が運営

障害者の方の社会復帰の訓練を行うための「就労継続支援事業所」という施設があります。

その施設で作業種目として宅配弁当を行っています。

比較的施設から近い地域の個人宅や会社に昼食をメインとして宅配をしており、価格もフランチャイズ経営や個人経営の宅配弁当と変わらず提供しています。

宅配弁当の求人募集でよくある職種

お弁当の調理

宅配弁当と言えば、ほとんどが昼食として提供されます。

そのため、調理は午前に終わらせなければいけません。

早朝からお弁当作りをしている会社もありますが、前日の午後に翌日のお弁当の下処理をしているところがほとんどのため、早朝から仕事に出る必要はありません。

また、おしゃれなカフェやレストランのようにオシャレなメニューを追及しているわけではなく、栄養バランスやボリュームを重視しているため、いつも家で食事の準備をしている方ならば、十分即戦力で仕事ができます。

ただ、ゆっくりと調理するわけではないので、ある程度のスピードは求められます。

お弁当の宅配(集金)

出来上がったお弁当を、注文先に車で届けるお仕事となります。

いつも天気が良いわけではないので、寒い日も雨の日も、雪の日も基本的には配達があります。

また、お昼の時間までに届ける必要があるため、少し慌ただしい仕事になります。

また、1ルートにつき1人で配達するため、受注数が多い注文先では何度か車とお弁当を置く場所を往復することもあります。

このルートについては、一人で必ず時間内に回りきれることが原則とされており、よほど事故などによる渋滞がない限り、時間内にお届けができるような配慮がされています。

また、お弁当のお届けだけではなく、お弁当箱の回収作業もあります。

最近では、集金はひと月まとめてお支払いをお願いしていることが多いため、毎日お弁当の宅配の度に集金することも少なくなりました。

そのため、注文先のお客様と顔を合わせる機会が少なくなってきています。

お弁当の受注事務

お客さんからの注文の電話、メールなどの処理を行い、どこにいくつお弁当が必要か、また集金を当日する必要があるのか、ないのかなど、宅配スタッフや厨房スタッフにお弁当の数や宅配先を伝える仕事があります。

どういう事業形態や職種が良いか決まっていますか?

宅配弁当にはこれまでお伝えしてきたように、いくつかの業種が存在しています。

基本的に行う業務は同じですが、スタッフへの対応は異なります。

事業形態でお勧めするのは、しっかりマニュアル化されているフランチャイズが働きやすいのですが、お給料面ではなかなかシビアな面もあります。

収入にメインをおくのか、休みやすさをメインにするのかなどによって、どの形態がいいのかは異なります。

宅配弁当の求人でよくある募集内容とは?

宅配弁当の求人の中で一番多いのは、宅配スタッフです。

調理スタッフの募集もありますが、やはり外仕事がメインとなる宅配スタッフは体力を使うことや、運転をするために伴う事故というリスクを考えると、やめてしまう人も多いのが現状です。

給与相場

給与は地域によっても差があります。

やはり東京や大阪、名古屋など大都市は、宅配弁当に限らず高めに設定されています。

パートやアルバイトであれば、時給900~1,000円が一般的です。

宅配スタッフが少し高くなっている場合もあります。

勤務時間や休日、残業

フランチャイズ経営や個人経営であれば、土日も営業している場合もありますが、完全な宅配弁当のみで店頭販売をしていないのであれば、土日は休日というところもたくさんあります。

勤務時間も早ければ7:30出社の会社もありますが、終わる時間は早めです。

宅配専門であれば、午後に翌日のお弁当の下処理や回収してきたお弁当箱の洗浄などを行うため、遅くても17:00にはその日の仕事は終わります。

残業はほとんどありません。

福利厚生

フランチャイズ経営を行っているような大きな会社であれば、福利厚生はしっかりしています。

しかし、個人経営であれば福利厚生に関してはあまり期待しない方がよいと思います。

障害者施設の場合は、施設の法人が大きければ、福利厚生は充実している可能性はあります。

勤務場所

調理

厨房は、基本的に夏はエアコンを使用し涼しいですが、冬はとても寒いです。

水仕事も多いため、底冷えすることもあります。

また、衛生面では注意が必要なので、冬はノロウイルス対策として二枚貝を食べることが禁止されていたり、毎月検便があったりと、食品を扱う職場であるが故のルールが存在します。

宅配スタッフ

宅配スタッフに関しては、調理スタッフと同様の基準で衛生面での対応をしている会社と、していない会社があります。

しかし、宅配スタッフは基本的に、車の運転をし、お弁当を持って宅配先に行くので、夏は暑く、冬は寒いです。

足元が悪い時には、自分は濡れてもお弁当は濡らさないようにという配慮が必要となります。

求められる人物像

宅配弁当スタッフでも、厨房と宅配では求められる人物像は細かく言えば異なります。

厨房スタッフ

ゆっくりと仕事をすることはできないため、手早く調理ができる機敏さが必要です。

忙しいなか、本人は一生懸命でもその動作が遅いと、他のスタッフに迷惑をかけることになります。

みな同様にしなければいけないことがあるにも関わらず、一人のんびりしていては、段々と人間関係も悪化していく可能性があります。

宅配スタッフ

宅配弁当だけに限ったことではありませんが、お客様と顔を合わせる職種の場合、笑顔はとても大切です。

ムスッとした表情では、挨拶をしたり会話をした際にも良い印象はありません。

特にクレームなどがあった場合、ムスッとしては余計にトラブルが大きくなります。

宅配弁当はお弁当の味はもちろんですが、配達スタッフの印象がこの宅配弁当会社の顔となるといっても過言ではありません。

宅配スタッフは、時に交通渋滞や天候によって時間に遅れたり、事務スタッフのミスによりお弁当の数が少なかったりと、トラブルと直面する現場に居合わせることが多いため、その度に他のスタッフや交通渋滞のせいにしていては、誠実さどころか、良くない印象をお客様に与えることになります。

そのため、誠実さと素敵な笑顔を持ち合わせている人には、とても向いていると思います。

あと、安全運転を心がけている人が最適です。

必要なスキルや資格、経験

宅配スタッフは、もちろん自動車の運転免許が必要です。

特に大きな車を運転する必要はなく、ほとんどの宅配車は軽四のバンなので、普段大きな車を運転していない方でも大丈夫です。

厨房スタッフは、調理師免許があればお給料の面でも採用の面でも優遇されることはありますが、なくても採用してもらえることは多く、家で調理をしている方であれば何の問題もなくお仕事ができます。

宅配弁当のおすすめ求人のポイント

宅配弁当の会社はたくさんあります。

また、求人もよく出ています。

正社員かパートかで勤務形態なども異なりますが、基本的に抑えておきたいポイントをお伝えします。

就業時間があまり早くない

早朝から勤務が始まる宅配弁当会社は、当然終わる時間も早いです。

しかし、基本的に会社の規模にもよりますが、お昼の宅配弁当のみを扱う場合、早朝から仕事に出る必要がない業務形態になっていることが多いので、早朝から出る必要があるということは、人材不足になっている可能性があります。

特に小さなお子様がいるママさんの場合は、こどもの急病などで休みが必要な場合に休みにくくなる可能性があるので、気を付けてください。

従業員数

求人誌にもよりますが、ハローワークなどでは従業員数が記載されています。

少人数であれば、それだけ業務の負担が大きくなるので、ここも要確認ポイントとなります。

書いていない場合などは、面接でそれとなく人数を聞くこともお勧めします。

宅配弁当の求人についてよくある疑問

面接では何を聞かれるの?

宅配弁当会社はほとんどがパートスタッフです。

正社員はとても少ないため、ここではパートスタッフの面接で聞かれることをお伝えします。

  • 希望勤務時間
  • こどもの有無
  • こどもの年齢
  • こどもの急病の際、他にみてくれる人がいるのか
  • 車の運転はできるか
  • 事故を何度も起こしていないか
  • 調理の経験

志望動機などは聞かれることは少なく、業務や休みに関することを中心に聞かれます。

この点は、特によく見せようと思わず、正直に話して納得してもらってから働くことが、長く仕事を続ける秘訣となります。

事故にあった場合はどうするの?

宅配スタッフをしている以上、気にかかるのは事故のことではないでしょうか。

もし事故を起こした場合に備えて、会社が保険に入ってくれています。

そして事故後の対応も会社がしっかりとフォローしてくれます。

しかし、宅配中のスピード違反などは自己責任となります。

普段同様、焦らず、急がず安全運転を心がけてください。

まとめ

宅配弁当のパートさんは、気軽に始めることができます。

また、基本的に職場は女性が多く、休憩時間などは和気あいあいとした雰囲気で楽しい場所でもあります。

どの仕事も大変なことはありますが、宅配スタッフは特に事故などのリスクもあるため、気になることは面接でしっかり聞いておくことをおすすめします。

お弁当のレシピをみて、自分の家の食事の参考にもなるため、毎日の献立決めにも役に立ちます。