棚卸しバイトと聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか。

地味な作業を繰り返していったり、会話も無く、黙々とやっていくから、コミュニケーションとか苦手でもできるとか、夜間のバイトとかそういうイメージが多いのではないでしょうか?

そもそも棚卸しバイトがどういうことをするのかも知らない人もいらっしゃるかもしれません。

ですので、まずは、棚卸しとはどういう業務があるのか、実体験をもとに具体的にご紹介していきます。

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棚卸しバイトはどんな仕事?

私は、棚卸しを専門とする会社でバイトをしていました。

棚卸しは、お店の在庫をチェックする作業です。

データ上の在庫の状況と、実際のお店の在庫の状況が合っているかを確認するために行います。

棚卸しバイトの大まかな仕事内容

簡単にいうと、お店の中にある商品をカウントしていく仕事です。

仕事上の役割とは?

商品のカウントをしていきますが、このカウントミスがあると大変なことになります。

ですので、カウントミスがないように正しく早くカウントしていくことが役割です。

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棚卸しバイトでよくある募集内容とは?

棚卸しは、時期により仕事の量が異なります。

繁忙期は大体決まっているので、その時期に合わせて募集があります。

繁忙期と学生の長期休みが重なるので、学生へのバイトの募集も多いです。

特徴的なのは、短期でのバイト募集が多いということだと思います。

時給相場

棚卸しの仕事は、日中と夜間で時給が異なります。

私は夜間のバイトをしていたので、時給は1000円以上でした。

当時兵庫で大学生をしていましたが、兵庫でのバイトはよくても900円台でしたので、1000円超えは良かったです。

しかも、私はだいたい1200円位の時給をもらっていました。

これは、この会社特有かもしれませんが、バイトにもレベルに応じてランク付けされていました。

私は、結構早くにランクが上がり、それくらいの時給をもらえていました。

あと特徴的なのが、この棚卸しのバイトは移動が多いということです。

どれくらいかというと、事務所からお店に移動するのですが、事務所が県南にあり、お店が県北にあるとなると、2時間とか片道でかかることもざらでした。

時折、県外の事務所より、人手が足りないからということで、ヘルプを頼まれ何人かで車で応援にいくなんてこともありました。

そうなると、3.4時間かかることもありました。

ですので、移動中は900円位の時給になり支給されていました。

ですが、移動時間は自由に過ごしてよかったので、寝ててもお金がもらえるというのは個人的にはうれしかったです。

あとは、長距離になると、その分拘束時間も長くなるからと、長距離手当がもらえていました。

また、ドライバーの人にはドライバー手当が支給されます。

ドライバーになるには講習を受けてテストに合格する必要があるようです。

シフトの入れ具合

繁忙期はいくらでも人手が欲しいという状況でしたので、入りたいと言えばいくらでも入れました。

忙しすぎて、7連勤とかもありました。

逆に急に休みが欲しいときは、その日の状況にもよりますが、融通が利くほうだと思います。

棚卸しは大勢の人数で一つの店舗に行くので、調整がしやすかったりします。

求められる人物像

棚卸しの作業に行くと、行った先の会社の人に見られるので、挨拶や身だしなみが厳しかったです。

あとは、同じ作業の繰り返しだったり、毎回違うメンバーでの作業だったり、集団での行動でしたので、そういうことに対応できる人が求められます。

あとは仕事の性質上、短期で仕事ができる人はありがたがれます。

挨拶ができる人

これはどのバイトでも必要なものにはなると思いますが、棚卸はお客様のところへ行って作業を行うのと、継続的なお付き合いの会社様が多いので、粗相があって継続的に仕事ができなくなったら困るため、徹底して言われます。

事務所を出発する前にも、全員で決まった挨拶のものを復唱してからいきます。

これを朝礼みたいなものの後に行います。

もちろんお客様だけではなく、一緒に働く正社員やバイト、パートの方々に対しても挨拶は大切です。

棚卸は、毎回違うメンバーでいくため、仲良くなるきっかけとしても、挨拶は有効だったりします。

指定した身だしなみが守れる人

お客様のところに行く事になるので、服装は細かく指定されていました。

茶髪は色の規定があり、ピアス、ネイルはだめでした。

また、服装としてはズボンは黒のスラックス、靴下は黒か白のくるぶしが隠れるものでした。

靴は、シンプルなスニーカーでときまっていました。

これは、どこでだれに見られているかわからないからです。

対応されるお客様は基本その店舗で管理側をされる、それなりに地位のある方々がほとんどです。

こちらが棚卸の作業をしている間、チェックなどで店内を歩かれています。

ですので、いつどこで見られるかわかりません。

また、同じジャンパーを着ているため、どの人が正社員か、バイトか、パートかなんてお客様からは区別しようがありません。

ですので、全員に対して身だしなみは厳しくされていました。

爪とかは、商品を傷つける恐れもあるため、毎回それぞれでチェックしあうこともしていました。

人と必要なコミュニケーションがとれる人

バイトがお客様と話すということはほとんどありません。

ですが、社員の方やバイトの方など一緒に働くメンバーとはコミュニケーションととっていく必要があります。

これは棚卸のバイトの特徴かもしれませんが、毎回同じメンバーというわけではないので、はじめましてでその日作業していき、しかも短期のバイトなので、最後まで一緒に働くことのなかった人や、一度だけしか一緒にならなかったなんて人もいます。

棚卸なバイトは多くの人数が必要なので、雇用する人数も多いです。

そのためこのようなことがおこります。

例えば飲食とかだと、限られた人数しかいないので、ある程度バイトすればだいたいの人と難なくコミュニケーションをとることができるようになりますが、棚卸のバイトはそうはいきません。

忍耐力がある人

棚卸の仕事は、カウントするものが違ったとしても、数を数えるという作業は同じです。

ひたすらモノをカウントしていくので、同じ作業を繰り返し行えることが必要です。

毎回お店が違ったり、働く人が違ったりすることで気分転換はできるかもしれません。

短期で仕事ができる人

棚卸の作業は定期的に行いますが、そんなに多くはありません。

特に外部に依頼して店まるごとは年に数回で、だいたい決算月とかできまってるので、どこも同じタイミングで行います。

ですので、繁忙期というのが決まってあります。

そのため、短期の募集が多いです。

私は当時看護学生をしていたので、普段は実習や課題でバイトができませんでした。

ですので、長期休みだけできる短期のバイトということで棚卸のバイトをしていました。

そういうふうに長期休みだけバイトしたいとか、長期休みで普段より時間があるから、今までのバイトにプラスでバイトしたいという人には向いていると思います。

一度繁忙期に入ると、次の繁忙期にも入りやすいですので、長期休みになるとそこでバイトなんてこともできます。

棚卸しバイトの仕事はどんな人に向いている?

先ほど書いた、求められる人物像と重なる部分も多いです。

人と適切にコミュニケーションがとれることや、こつこつ作業ができる人です。

あとは冬に棚卸のバイトをすると考えると、寒さに強い人というのもプラスされます。

人と適切にコミュニケーションをとることができる人

これは先ほど、求められる人物像に書いたとおりです。

挨拶ができる、質問ができる、報告ができるなど最低限の当たり前なことができれば問題ないと思います。

こつこつ作業ができる人

これは先ほど書いた、求められる人物像の内容と同じです。

寒さに強い人

棚卸のバイトは、エアコンがかかっていない室内や、屋外で作業することもあります。

休憩は大抵が車で、温まるまでは社内は寒いです。

ですので、寒さに強い人の方が冬の棚卸のバイトは向いていると思います。

ちなみに私は寒さは得意ではありません。

ですので、会社から支給されるカイロやヒートテックなどを駆使し、ジャンパーの下に着込めるだけ着込んでました。

逆に棚卸しバイトの仕事に向いていない人の特徴は?

これは先ほどの向いている人の内容の逆のものになります。

コミュニケーションをとるのが嫌な人

先ほどもお伝えしたとおり、仕事をする上で必ず必要なものになりますので、これが嫌な人にはむいていません。

こつこつ作業していくことが嫌な人

同じことの繰り返しの作業になるので、それが嫌な人は向いていないと思います。

汚れるのが嫌な人

棚卸の仕事は、普段お客様や店員も触れないような商品に触れたりもするので、ほこりがたまっているケースもあります。

とくにホームセンターとかは、ほこりっぽいです。

マスクもしますが、そういうのが嫌な人は向いてないです。

あとは膝をついて作業するので、服も汚れたりします。

棚卸しバイトのやりがいとは?

やりがいは色々あります。

自分の数字が目に見えることで、自分のスキルが数値かされていたり、それを会社が評価してくれたり、いろんな人と仲良くなれたりです。

詳しくは以下に書いていきます。

スキルが数字としてわかる

棚卸は正確に行われることが大前提です。

その中でいかに早く行っていくかが必要です。

自分のその日のカウント数は大元のパソコンで集計されており、他の人の数字も見ることができるので、自分が全体のどれくらいをカウントできているかも知ることができます。

それを見ることで、自分がどれくらいのスピードでできているのかが判断できます。

スキルが評価される

先ほど書いたとおり、それぞれの人の数値は管理者側が把握できるようになっています。

それにより、ある程度の仕事へ対する姿勢も見えたりもします。

性格に早くカウントできる人はスキルを評価をしてくださり、レベルが上がり、時給が上がったりしていました。

レベルは、名札の横に色がついており、それにより区別されていました。

逆に言えばそれを見て、その人がどれくらい仕事ができるかを判断され、仕事をふられます。

ですので、手を抜くとばれます。

これは、私がバイトしていた会社特有のものかもしれないので、他にも適用されるかは謎です。

いろんな人と仲良くなれる

棚卸の仕事は、年齢や性別などいろんな人がいます。

しかも毎回いろんな人と働くので、短期間でいろんな人と仲良くなれます。

これは、毎回違うメンバーと仕事ができるからこそのいいところだと思います。

棚卸しバイトで働くメリットとは?

時給がいい

短期の棚卸のバイトは基本的に夜間の勤務になるので、時給がいいです。

これは最初の辺でも書いたとおりです。

ですので、短期間でがっつり稼ぎたいという方には大きなメリットです。

た働ける

長期休みのときにだけバイトしたいという人は結構いらっしゃるのではと思います。

でもその度にバイトを探すのって大変です。

棚卸のバイトは一度経験していると次も入りたいとなったときすぐ入れるケースが多いです。

私がお世話になっていた会社はそうでした。

逆に向こうから、そろそろ長期休みになりますよね、またバイトしませんかと電話がかかってきていたほどです。

棚卸しバイトで働くデメリットとは?

拘束時間が長い

棚卸の仕事は、夕方集まって次の日の朝までと拘束時間が長いです。

だからこそ稼げるということでもあるんですが、一回の仕事の時間が長いので、短時間で働きたい人には向いていないのと、なにかあってすぐに帰らないといけないとなったとき、夜間で交通手段がないこと、全体行動しているので、一人のために行動を変えるということが難しいということはデメリットとしてあると思います。

仕事がいつ終わるかわからない

棚卸の仕事は、カウントしないといけないものが終わったら終わりという感じなので、いつ終わるのかというのがよめません。

しかも、事務所から店舗までは車での移動なので、通勤ラッシュや事故などによるアクシデントによる渋滞などに巻き込まれると、いつ事務所につくかわかりません。

ですので、仕事の次の日に朝から予定は立てづらいです。

まとめ

以上私の実体験をもとに書いてみました。

棚卸しの仕事がどういうものかおわかりいただけたでしょうか。

棚卸しのバイトをお考えの皆様に少しでも参考になれば幸いです。

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