受付事務とはどういう仕事?仕事内容や、向いている人・向いていない人の特徴、その後のキャリアなどについて紹介します
受付事務求人に興味のある方は、参考までにぜひご覧ください。
受付は人気の高い職種で、募集もすぐに埋まってしまうことが多いですよね。
会社の印象を決めてしまういわゆる「会社の顔」としての役割や、お茶出しやデータ処理などの雑務で周りのサポート役になるなど、やりがい十分な職業だからです。
そんな受付の仕事の種類にはどんなものがあるのか、具体的な業務内容や応募時の注意点や気になる疑問など募集要項ではわからない内容を詳しくご紹介します。
目次
閉じる受付事務の仕事にはどんな種類があるの?
受付事務は来客の受付やパソコンで事務作業を行うでイメージが強いと思いますが、業種によって仕事内容も様々です。
どの受付事務の仕事でも、お客様への丁寧な対応や周りのサポート役としての仕事は共通しています。
では、具体的にどのような業種や仕事内容なのか見ていきましょう。
受付事務の募集でよくある施設や事業形態のパターン
医療施設
憧れる女性の多い受付事務の中でも、医療事務は特に人気があります。
理由は一度勤めた経験があると年齢問わず復帰しやすい点や、全国どこの医療機関でも働けるため、結婚や出産などで環境が変わりやすい女性に適している点などが挙げられます。
一般企業
特に企業などで見かける、フロントで受付をしているのが企業の受付事務です。
訪問者の受付や訪問部署への案内など、その企業で最初に訪問者の対応をする仕事のため「企業の顔」としての役割があります。
接客・サービス業
カーディーラーや携帯ショップ、住宅展示場、百貨店など様々な業種に受付事務があります。
商品を販売する販売員ではなく、そのサポート役としての仕事が多いようです。
他の種類の受付事務よりも接客要素が多い職場です。
受付事務の募集でよくある職種
病院やクリニック
初診受付や会計、来院予約や電話対応などの受付業務、レセプト作成や患者のカルテ管理などの医療事務としての仕事になります。
患者さんに配慮のある対応や、スピーディーな事務処理が求められます。
資格や実務経験があれば優遇されますが、資格なしで未経験可の求人も沢山あります。
保険や医療などの勉強が必要な業種ですが、医療知識が増えたり復帰しやすいというメリットがあるので人気の業種です。
大手企業
一般企業でも受付事務の募集があります。
フロントで訪問者の対応や訪問部署への案内をしたり、電話対応や会議室などの管理、お茶出しなどを行います。
訪問者を最初に対応するため、その対応によって企業の印象が決まってもおかしくない「企業の顔」としての役割もあります。
丁寧な対応や言葉遣い、そして臨機応変な対応が求められる仕事です。
ショールームや住宅展示場
家やキッチンなど実物を見たいというお客様の対応を行います。
お客様へアンケート記入のお願いやお茶出し、清掃や電話対応、顧客情報の管理が主な仕事です。
営業担当が不在の際は一人でお客様の対応をし、設備や構造などの簡単な説明をする場合があります。
また、商談中のご家族のお子さんと一緒に遊んだりするのも仕事の一つです。
お客様と会話をして何を求めているのかを聞き出したり、顧客情報を分かりやすくまとめておいたりと営業のサポート役でもあります。
どういう事業形態や業種が良いか決まっていますか?
どれが良いとは一概には言えませんが、受付事務でも様々な仕事内容があるため自分に合ったやりたい職種を選ぶことをおすすめします。
将来的なことも考えて働きたいのであれば医療事務、人との会話が好きであればショールームや住宅展示場など、その業種を調べて決めるのが良いでしょう。
受付事務でよくある募集内容とは?
受付事務の募集は正社員よりも派遣社員やアルバイト・パートなどの雇用形態が多く見られます。
それぞれの雇用形態の給与や勤務内容などの違いをまとめてみました。
給与相場
地域や業種によって違いますが、求人募集で掲載されているおおよその給与額は、正社員が月給15万円~20万円と低い給与相場ですが、年齢や経験等で変動はあります。
派遣社員では時給1,200円以上の募集、パート・アルバイトでは時給1,000円以内か少し超えるくらいで募集するところが多いようです。
勤務時間や休日、残業
職場によって出退勤の時間帯は違いますが、実働8時間で週休二日制の職場が多いでしょう。
一般企業では土日や祝日が休みの会社がほとんどですが、ショールームや住宅展示場などはシフト制で平日が休みになります。
また、医療機関は土曜日の午前中も営業している場合があるため、休日が一日と土曜日に半休となる場合もあります。
受付事務は残業がほとんどありません。
ただし、総合病院などの大規模の医療機関は、会計処理などで退勤時間までに業務が終わらないこともあるため、残業が発生する場合もあります。
福利厚生
社会保険や厚生年金はもちろん、会社によっては交通費も支給されます。
受付事務を募集している職場は大企業や医療機関のため、福利厚生が充実しているところが多くも見られます。
求められる人物像
受付事務を募集する上で採用されやすい人の特徴をご紹介します。
笑顔で会話ができる
受付は人と接する機会が多く、会社のイメージを左右する立場のため、笑顔で会話が会話ができる人が求められます。
基本的なパソコン操作ができる
事務作業もある仕事なので、WordやExcelの基本操作が必須です。
キーボードで文字入力やメールの送信など簡単な操作ができる程度で問題ありません。
会社によってパソコンシステムの操作もあるかもしれませんが、仕事をしていく内に慣れるので心配ありません。
臨機応変な対応ができる
毎日様々な来客があるため、臨機応変な対応が必要です。
困っている方や急いでいる方などに対し、相手の気持ちになって考えることができる人が求められます。
周りを見て行動できる
受付事務はサポート役の仕事もあるため、他の社員やスタッフが気持ち良く働ける環境づくりをすることも仕事の一つです。
資料をまとめて他の人にも使いやすくしておいたり、事務室を掃除していつでも綺麗な職場で働けるように、細やかな気遣いや気配りができる人が求められています。
必要なスキルや資格、経験
特に必要なスキルはありませんが、お客様対応を行う仕事なので接客経験は強みになるでしょう。
医療機関の受付事務の場合は、実務経験や医療事務の資格があれば優遇されることがあります。
受付事務の雇用形態による違い
ほとんど違いはありません。
医療機関であればスキルを磨いたり資格を取得すれば、雇用形態に関わらず給与アップも期待できるかもしれません。
自分に合った受付事務の求人の選び方や注意点
自分の中にある受付事務のイメージだけで選ぶと、実際に働いた時にミスマッチが生じる可能性があります。
せっかく応募して採用されても「イメージと違った」とすぐに辞めてしまうと、再就職に響く可能性もあります。
受付事務への応募を検討する時に、何を重要視して働きたいのかを考えて選んでみましょう。
【選び方①】雇用形態から探す
雇用形態によって昇給や昇格の可能性や賞与の有無などが違ってくるので、正社員、派遣社員、パート・アルバイトなどの雇用形態で検討してみましょう。
ただし、受付事務は正社員を募集しているところが少なく、派遣社員やパート・アルバイトで募集をかけているところが多いです。
【選び方②】職種から探す
受付事務と一口に言っても業種によって様々です。
接客が多い事務が良いならサービス関連の受付事務、長い目で見て環境が変わっても働きたいのなら医療事務など、どのような仕事内容で働きたいのか業種で選ぶこともできます。
【選び方③】会社の業態から考える
「大手企業に憧れているからあの職場で働きたい」と会社の規模など業態で選ぶのも良いでしょう。
長く働く上で、勤め先の業態は重要な情報の一つです。
仕事内容もしっかり確認して応募してみましょう。
【選び方④】給与や雇用条件から考える
勤務時間帯や休日の日数、毎月の給与額で選んでみましょう。
「あまり遅い時間まで働きたくない」「休日は月に何回欲しい」「給与はこのくらい欲しい」といった具体的な内容を重視することは大切です。
その他の注意点は?
「受付事務の仕事は楽そう」という理由では選ばないようにしましょう。
簡単に見えるようで、実はとても重要な役割を担っているのです。
企業の顔として受付をしながらテキパキと事務作業をこなす仕事なので、一日中座っているわけではありません。
どのような仕事内容なのかをよく考えて応募しましょう。
受付事務の大まかな仕事内容
大まかな仕事内容
- 来客の受付や案内
- 電話対応
- 資料作成
- 顧客情報管理
- お茶出し
- 清掃
- 雑用全般(コピーや書類整理など)
業種によって多少違いはありますが、主に受付業務と事務職を合わせた仕事内容になります。
受付事務は会社でどういう役割を求められる?
「企業や会社の顔」としての第一印象を左右する役割や、周りに気配りや気遣いができるサポート役としての役割を求められます。
来客や訪問者に良い印象を与えるのは受付事務の仕事でもあります。
また資料作成やお茶出し、清掃などで他の社員が気持ち良く仕事をする環境づくりをする重要な役割を担っています。
受付事務についてよくある疑問
受付事務の求人の応募方法や面接内容など、よくある疑問にお答えします。
応募方法は?
求人情報誌や求人サイトで受付事務の求人募集を探し、電話やインターネットで応募ができます。
人気の職種なので、気になる受付事務があれば早めの応募をおすすめします。
派遣会社に登録しておけば、求人情報誌や求人サイトに掲載されていない受付事務の求人を紹介してもらえることもあります。
面接でよく訊かれることは?面接合格の秘訣!
受付事務は、クレームなどの難しい対応をしなければならない場合や、WordやExcelなどで事務作業することもあります。
そのため面接では、臨機応変に冷静なに対応ができるかといった質問や、パソコンの基本操作ができるかなどの質問をされることが多いでしょう。
ただ、会社の顔として活躍する受付事務の仕事ですので、質問内容よりも第一印象や話し方、笑顔などが重要視される傾向があります。
それらを意識しておくと、合格に近づけるかもしれません。
未経験でも応募できる?
ほとんどの受付事務は未経験でも応募できます。
スキルや資格などは働きながら習得できるでしょう。
残業って多いの?
医療機関の受付事務では患者さんの診察終了時間によって残業が多少発生しますが、一般的な業種の受付事は急な仕事がなければ定時で終わることがほとんどです。
受付事務のお仕事を目指す皆様へ
笑顔で気配りのある対応ができると方なら受付事務は務まります。
やりがいのある仕事なので、是非応募してみてください。
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