イベントスタッフのメリットについてご紹介させていただきます。

インターネット上の求人サイトなどでよく目にすることがあるイベントスタッフですが、どんなことを具体的にするんだろう?未経験だけどできるのかな?と疑問に思うことがあるのではないでしょうか。

実際に働いてみると楽しく仕事ができるので不安なのは最初だけ、というパターンが多いのが現状です。

経験者の私が感じたイベントスタッフのやりがいや学んだことをまとめてみました!

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イベントスタッフはどんな仕事?

コンサート会場や催し物の会場で運営作業にあたります。

主に一つのイベントに対してイベントスタッフの派遣会社が数社入っており、集まった人達で当日の現場の配置を分担します。

大きなイベントやコンサートなどの運営の場合は、早朝から深夜まで長時間勤務になることがあります。

当日自分が配置された役割を先輩や正社員の方々に教えてもらいながら、仲間と一緒に作り上げていくお仕事です。

イベントスタッフの仕事内容は?

グッズなどの物販

主に女性スタッフが中心となって従事するのがライブ会場の物販スタッフです。

ライブに足を運んだことがある方は、ライブ会場の前でずらりとテントが並び、アーティストのグッズが売られている光景を目にすることがあると思います。

物販スタッフとは、それらのグッズ販売の売り子が仕事となります。

アーティストによりグッズの内容や価格が異なるため、日によって覚える項目が変わります。

また、人気のグッズなどがある場合は品切れや完売に出くわすことがあるので、常に周囲との情報伝達が大切になります。

チケットのもぎり

ライブやイベント会場の入場券やチケットを千切るのお仕事です。

チケットをひたすら切り取るだけの会場もあれば、中規模ライブなどの場合はチケットを切り取りながらドリンク代を受け取るという作業が発生する場合もあります。

基本的にはその日のイベント前に運営の方から説明があるので、そのルールに従いながら仕事に取り掛かります。

チケットチェック

ある一定のアーティストの場合、転売防止のためにチケットに購入者情報が書かれています。

チケットを持っている人が購入者本人かどうかを身分証明書と照らし合わせて確認するお仕事です。

既に転売が確認されているチケットの番号などが事前に配布され、その番号を見つけた場合は運営者の方に報告をします。

しかし、現在はチケット自体が廃止されたり電子チケットが導入されたりと状況が変化しています。

そのため、場合によってはこのお仕事がない可能性があります。

会場案内

コンサート会場やイベント会場でお客様を案内するお仕事です。

コンサート会場の場合は館内でお客様の席を、イベント会場の場合はブースの案内や会場内の案内をします。

事前に説明を受けたり会場の情報や地図などが配布されたりしますので、初めての方でも比較的簡単に対応することができます。

クローク業務

ライブ会場などでお客様の荷物を預かるお仕事です。

お預かりした荷物に番号を付け、お客様に引き換えの番号札を渡します。

会場によりクロークの価格や預かり方法などが変わってくるので、当日の指示に従いながらお仕事をします。

時間帯としては開場前とライブ終了後を中心に仕事をするので、ライブ中は交代で休憩を取りながら終演を待ちます。

会場警備

男性スタッフの場合、ライブ会場の最前列や通路でお客さんを抑える仕事があります。

お客さんが決められたエリアから出ないように監視する役割です。

また激しいライブになるとダイブする人や急病人なども出るため、その人達を救出して会場外へ運び出す仕事もあります。

駐車場警備

主に男性スタッフの方が行う仕事で、イベント会場の駐車場の警備や案内などを行います。

広い会場になると互いが見えない距離で仕事を行うことがあるため、スタッフ同士の連絡はインカムを装着して行うことが多いのが特徴です。

ケータリング

ライブやコンサート会場などの楽屋で、出演者の方が利用する飲食物の管理を行うお仕事です。

物販や駐車場警備に比べ演者に接触する可能性が高いため、仕事に慣れた方などが担当することが多いとされています。

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私はこんなところでイベントスタッフの仕事をしました

私が働いていた頃は、主に有名アーティストのライブ会場が多かったです。

日本武道館や代々木体育館、幕張メッセなど、大規模なライブがメインでした。

他にも某テレビ局のイベントスタッフやお笑いイベント、テレビ中継されていたスポーツの大会の会場などテレビ・音楽・スポーツに関わるような仕事が多かったです。

イベントスタッフの時給は?

イベントスタッフの平均的な時給は1,000円と言われています。

アルバイトとしては一般的な値段で、特別時給の良いお仕事ではありません。

会社により時給の設定は異なりますが、800円〜1,000円といった金額になります。

イベントスタッフとして働くメリット5選

先ほど時給の内容で時給は高くないと述べましたが、それでも働き続けたのは仕事のメリットを感じたからです。

つまり、普通の環境では体験できないやりがいやメリットがいくつもあるのです。

ここからは、この仕事を通して感じたイベントスタッフのメリットをご紹介します。

友達が増えた

イベントスタッフは主に20代の方が多いお仕事です。

日雇いや一日だけの現場が殆どで、一緒に働く方もその日限りの人が多いです。

しかし、そんな中でも一緒に働き汗を流した仲間と交流を持つことができます。

仕事が終わった後に一緒にご飯に行ったり連絡先を交換したりなど、今後に繋がる友達や仲間ができます。

私自身もイベントスタッフとして働いていた頃から10年ほど経ちましたが、未だに当時の仲間と交流があります。

このように一生の友達に出会えるチャンスがあるかもしれません。

接客態度が身につく

ライブ会場やイベント会場では常に大きな声で分かりやすくお客様に説明しなくてなりません。

またコンサート会場などの場合は大きな声ではなく、分かりやすく丁寧に対処をします。

常に働く場所が違うため、その場に合わせた対応をする必要があります。

TPOに合わせた服装や態度を、この仕事を通して身につけることができます。

人に聞くということの大切さを知る

仕事をしている中で、分からないことは当然出てきます。

ましてや一日だけの仕事となれば当日になって初めて仕事内容を知り、覚えた頃には終わりということが少なくありません。

分からなくて当たり前の現場だからこそ、素直に不明点を聞くということをイベントスタッフ時代に身につけました。

このように、素直な気持ちで働くことの重要性を学ぶことができるお仕事です。

有名人を近くで見ることができる

これはライブ会場やコンサート会場などでの仕事の特権です。

配置される場所により、関係者の通用口のパスチェックなどを担当することがあります。

アーティストの方がその場所を通り、実際に間近で見ることがありました。

もちろん仕事をしているという認識を忘れてはいけませんが、イベントスタッフの仕事をしていなければ体験できない貴重な経験です。

隙間時間を充実できる

イベントスタッフは主に日雇いアルバイトです。

副業やダブルワーク、大学生のアルバイトなどの方が多いのが特徴です。

常に仕事を入れるのは難しいが、空いたときに働きたいという人にとって働きやすいシステムです。

一般的な仕事では決まった時間や曜日など、一ヶ月前には予定を組まなくてはいけません。

しかし、イベントスタッフの場合は会社側から募集が出て、行けそうな場所や行きたい場所に応募して参加するという仕組みです。

時間を有効活用できるので、自分の生活サイクルを保ちながら副業が可能です。

イベントスタッフはこんな人に向いています

イベントスタッフをやっている中で、向き不向きというのが存在します。

適材適所という言葉があるように、配置によっては向いていたり向いていなかったりということもあります。

ここでは、全体を通してイベントスタッフに向いている!という人の特徴をご紹介します。

協力して仕事ができる人

個人主義の人よりも、全員で一つのことを成し遂げる仕事が好きな人にはイベントスタッフの仕事は向いています。

常に複数の人と協力しつつコミュニケーションを取りながら仕事をするので、そういった仕事が苦にならず、むしろ好きだという人は天職だと思います。

特にこの仕事では報連相(報告・連絡・相談)が大切な仕事です。

報告を怠ったり連絡を忘れていたり相談すべき事柄を自己判断で解決したりなど、そういった行動が全体の仕事の足を引っ張ってしまいます。

一緒に働いている人やお客さんを気遣いながら、協力して仕事を進めて行くことが重要になります。

臨機応変な人

仕事内容が毎日変わるため、その場に応じた対応ができる人には向いています。

仕事の内容は同じでも商品の値段や売り物が全く違う、同じ案内でも会場の作りや非常用の出口の場所が違う、など常に変化があります。

また、現場のリーダーが複数人いる会場では、リーダーの言うことが派遣会社により違う場合があります。

複数の派遣会社が同時に入る大規模なイベントなどがあるので、そのようなアクシデントに常に対応していける人が望ましいです。

仕事に変化が欲しい人

毎日同じ仕事ばかりしていると飽きてしまう人などには、この仕事はピッタリです。

前述したように、イベントスタッフは毎日変化のある仕事なので、日々新しいことが起きて楽しく仕事ができます。

体力に自信のある人

イベントスタッフは一日の拘束時間が長いため、ある種体力勝負のお仕事です。

任されるポジションによっては一日中立ちっぱなしだったり、会場を走り回ったりとバタバタとすることも少なくありません。

このような環境が苦にならない方に向いているでしょう。

イベントスタッフ求人のおすすめの選び方

イベントスタッフの求人は主にインターネットの求人サイトなどで探します。

様々な会社があるため、どの会社にしようか迷うでしょう。

自分に合った会社を選ぶために、おすすめの選び方をご紹介します。

東京近郊等の大都市を探す

まずは関東・関西・九州などの地域の中から特に大都市にある会社を探します。

この選び方の場合大きな仕事を持っている企業に出会える可能性が多く、最低賃金が高いという特徴が挙げられます。

地方の場合は給料の差が出たり仕事内容に偏りがあったりするため、なるべく大都市中心の場所を探すのがオススメです。

時給が明確な会社を選ぶ

イベントスタッフは日雇いなので、時給または日給で記載されています。

表記金額のふり幅が大きいところは、最低金額で想定しておいた方が良いでしょう。

時給や日給の変動に対し明確な事を記載している(○ヶ月後時給UPや○○業務の場合は○円プラス等)信頼できる会社を選びましょう。

交通費の支給は必ず確認

交通費の支給については、必ず確認したほうが良いです。

自宅から会場までの交通費を支給してくれるという会社は良心的ですが、求人に本社から会場までの交通費と表示されている場合は要注意です。

対して、自分の家から就業先が近く本社が遠い場合は交通費が多く支給されるため、就業先により善し悪しといったところです。

最も大切なことは交通費がきちんと支給されるかどうか、よく確認することです。

確認を怠らないようにしましょう。

イベント会社の主な取扱い業務を確認する

会社によっては主な取扱い業務が異なります。

例えばライブや音楽イベントを主に取り扱っている会社や、商業施設のイベントブースなどを取り扱う会社など、会社の強みが異なります。

それによりスタッフが携わる仕事内容も変わるので、自分がどんな仕事をしたいのかを考えてから会社を選ぶ必要があります。

まとめ

イベントスタッフに従事する方は主に大学生のアルバイトやダブルワークの方が多い傾向にあります。

安定的に勤務できる仕事ではありませんが、空いた時間に楽しく働けるというのが最大のメリットです。

会社員などの安定した仕事をしながらも空いている時間は楽しく副業したい方や、「勉強やサークルが忙しいから安定してシフトを入れるバイトは無理だけど、空いた時間にはバイトしたい!」という方向けのお仕事です。

大変そうというイメージもありますが、イベントスタッフとして働くことで日常では味わえない様々な経験ができます。

副業やバイトを考える時、少し冒険をしてイベントスタッフの現場に飛び込んでみるのもおすすめです!

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