看護助手を辞めたい…と感じる人の7個の理由と乗り越え方とは?
医療系の仕事は大変という話をよく聞くかと思います。
実際医療系の仕事というのは簡単なものではなく、精神的に苦痛を伴うものも多いです。
それは患者さんの対応だけではなく、病院やクリニックないでの嫌な環境にあります。
医療事務のようにちょっと距離が離れているのであれば良いのですが、看護師と四六時中一緒にいるのでちょっときついかも知れません。
また病院やクリニックなどの環境によって、そのキツさがまた変わってきます。
看護助手を辞める理由はどんなものか?
その実態に迫っていきましょう。
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経験者が紹介!看護助手を辞めたいと思った理由やつらさとは?
看護助手を辞めたいと思うのは、正直結構多いかもしれませんね。
そもそも看護助手という仕事は、その名前の通り看護師をサポートする仕事となります。
看護師をサポートといっても、看護師の手を煩わせるような所ではない仕事になると思って下さい。
過去に病院、クリニックの両方で看護助手をしていた事がありましたが、病院の方がきつかったですよ!
病院の看護助手がつらい
クリニックと病院では何が違うのかと申しますと、病院の場合は入院患者のお世話をするという所になります。
つまり看護助手は看護助手だけれども、介護士と変わらない仕事が多いですね。
一応名前は看護助手となっているので、気が付かない方もいます。
私が配属された場所は、入院患者の中でも末期の患者さんばかりの所でした。
つまり寝たきりや、意識がない患者さんばかりです。
お世話をするのが嫌な訳ではなかったのですが、他人の糞尿の処理をするのは正直きつかったですね。
まだ身内ならともかく、他者の糞尿はさすがに抵抗がありました。
元々介護士を目指しているならともかく、特にそういう訳ではなかったので長続き出来ませんでした。
患者もコミュニケーションが取れない患者ばかりだったので、慣れていない方からすると精神的に苦痛を伴う事になるでしょう。
給料が低い
同じ形態でもクリニックや病院の看護助手では、給料形態が大きく異なります。
病院勤務の看護助手は給料が15万以下の所だったので、それが嫌で転職しました。
クリニックの方がずっと待遇が良いですね。
福利厚生がちゃんとされていますし、昔働いていた耳鼻咽喉科なんてボーナスが30万くらいありました。
院長がちゃんとしてくれている所であれば、福利厚生はしっかりしています。
実は私が耳鼻咽喉科の看護助手の求人を見た時、最初は給料が低めで設定されていたのです。
残業代も含めての金額凄かったため、18万くらいもらう事ができました。
本当に給料で選ぶならクリニックの方がおすすめなくらいですよ。
給料が低くてしんどいとやっていけません。
看護助手の給料は、こちらの記事を参考に!
看護師という存在がきつい
看護助手の直属の上司である看護師という存在ですが、看護師って性格がキツイという話を聞いた事はないでしょうか?
はっきり言いますが、看護師は本当に性格のキツイ人物が多いです。
全員とは言いませんが、少なくとも40代~50代くらいの看護師は嫌味で陰険な方ばかりでした。
単純にコミュニケーション能力が不足していただけなのかもしれませんが、どうも鼻につくような言い方ばかりされたような気がします。
同年代くらいの看護師であればそんな事はないのですが、中年女性の看護師には本当にイライラしました。
調子に乗って言いたい放題されていましたからね。
病院にもよるのかもしれませんが、1度新人で来られた方が来た時に、看護師がきつすぎて辞めると言った方がいました。
直属の上司であるため、嫌な部分をよく見てしまうんですよ。
看護助手を辞めたくなってしまう理由はそこが大きいとも言えます。
不純物がきつい
看護助手の場合医療事務などと異なり、人間の汚物を見なければいけない時が来ます。
これは耐えられるかどうか、ですね。
どういう事かと申しますと、病院の看護助手の場合は寝たきりの患者の世話をしなければいけないため、糞尿を処理しないといけません。
正直に申しますと、個人的には糞尿の方がマシです!
私が一番きつかったと感じたのは、床ずれですね。
寝たきりの患者の場合、自分で体の位置を変える事が出来ません。
同じ体制でずっと寝ていると、床ずれが出来ます。
床ずれが悪化してしまうと肉がえぐれているだけではなく、骨が見えるものだと思って下さいませ。
毎日洗浄をしなければならないので、意識も感覚もある方はとても痛そうにされていました。
糞尿の処理は看護助手が我慢すればよいだけの話なのですが、こういうケアは見るのがつらくなってきます。
血液が苦手
私は無理だと思ったのは床ずれの処理でしたが、人によってはそれ以外に無理なものはあるようです。
それは血液ですね。
意外と血液が無理という方が多かったです。
基本的に血液を見ない科というのは、そこまでないのかもしれません。
大体は毎日血液を見ます。
耳鼻咽喉科に勤務していましたが、当たり前のように血液を見ていました。
少量であれば問題はないと思うのですが、鼻血を出された方などは普通の止め方では無理なので、ガーゼを鼻に突っ込んで止めるやり方をされていたほどです。
こればかりは無理になれろと申せませんし、平気かどうかでしょうね。
もろに血を見る所もありますが、案外ちょっとでも無理という方もいましたよ。
透析施設で医療事務をやっていた時なのですが、その時入って来た新人の看護助手が血を見るのが怖いと言っていました。
そこでの看護助手の扱いは、看護助手というよりもほぼ洗浄などが多かったため、そこまで患者さんと接する事はなかったのです。
透析の機械というのは、血液を循環させて綺麗な状態に入れかえるというものです。
その為血液の循環機くらいしか、血液を目にする事はありません。
私も最初は焦りましたが、慣れてくると血液循環機自体目にする事がないので、そんなに気にならないと思います。
ただそれでも血液だと意識してしまうと、ダメな人はダメみたいですね。
実際そういう理由で辞めていった方は何人かおられます。
肉体的に苦痛
看護助手の仕事というのは、基本的に歩き回らないといけません。
指示されて器具を持ってきたり、ベッドを移動させたりしないといけないので、体力的には結構応えます。
その影響でむくみは酷かったですね。
看護師とも話していた事がありましたが、むくみがひどすぎて眠れない時があるとまで話していました。
四六時中立ちっぱなしでもあり、患者を動かすときには腰を使用するので、体の節々が弱ってしまっている方が非常に多かったりします。
若い方はともかく、あまり年を召されている方が出来る仕事ではないのは事実でしょう。
中腰になったりする事もあるので、慣れている方でも結構キツく感じます。
基本的にクリニックであれば診療時間があるため、夜は帰宅する事が可能です。
しかし病院勤務となると、夜勤が含まれてしまう所も多いですね。
夜勤の時間帯としては、16時~9時か10時という所をよく目にしていたかもしれません。
病院勤務では夜勤が当たり前のようにあるので、これは本当に堪えますよ!
私は夜勤なしの所で働いていましたが、夜勤を経験した事のある友達から話を聞く事が出来ました。
昼夜の感覚がなくなってしまうのと、食事の時間がめちゃくちゃになってしまうので太りやすいのだそうです。
睡眠時間も狂ってしまうため、本当に意味が分からなくなってしまったと話していた事もあります。
看護助手をホントに辞める?辞める前にできることとは?
看護助手という職業は結構シビアなものです。
辞めたいと思っている時点で、もう終わりだと思って下さいませ。
どうしてもマイナスな気持ちを持ってしまうと、仕事に支障が出てしまいます。
医療系の場合はミスが許されないので、精神面で結構左右されてしまうでしょう。
ただ本当に辞めても良いのか?
結構迷ってしまうものですよね。
辞める前に出来る事はいくつかあります。
それは今現在の自分の状況を変えてみるというのも大きい事ですね。
自分に向いているかどうか考える
医療系の仕事というのは、向き不向きがあります。
正直な話、誰にでも出来る仕事ではないのは確かですね。
どういう人が向いているかと申しますと、看護助手の場合は手先がある程度器用な方です。
反対に不器用な方は向きません。
どうして不器用な人は向かないのかと申しますと、処置にもよると思って下さいませ。
私が勤めていた耳鼻咽喉科では、よく魚の骨を喉に詰まらせてしまったという方がたくさんいました。
よくある話だろうと思うかもしれませんが、これ正直耳鼻咽喉科的には来てほしくない患者だったりするのです。
何故かと申しますと、実際魚の骨が刺さっている場合、鼻からファイバーというカメラを通し、カメラで見ながら魚の骨を引っこ抜かなければいけないんですよ。
もちろんファーバーを通すのは先生ですが、魚の骨をつまむ役目は看護師もしくは看護助手が行います。
私も過去に何度やチャレンジしましたが、これが一番技術が必要だと思いました。
何せ骨をつまむチャンスが少ないため、失敗するとそれだけ患者に負担をかける事となります。
そんなに頻繁にあるものではありませんでしたが、これは向いていないと実感しましたね。
辞めて良いのか考えてみる
看護助手という仕事は、誰にでも代わりは勤めれます。
ただし医療事務と異なり、あまり自分から看護助手になりたいという方はいません。
看護助手というのはそれだけ大変な仕事でもあるからです。
はっきり言いますが、続けられるかどうかそれはご自身の体力気力次第ですね。
絶対に続けなければいけない理由があるならともかく、独身の方や結婚して子供さんがある程度大きくないと続ける事は難しいでしょう。
体力的にしんどい上に、医療系の場合はある程度知識も必要になってくるので、勉強をしなければなりません。
勉強をする気力すらなくなる上に、休日は動けなくなってしまう事も多いです。
辞めないメリットとしては、環境が良いとかお給料が良いとかの問題と言えます。
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看護助手の仕事は大変な仕事だけど、やりがいを見つけるポイントとは?
辞めたいと思うのは簡単ですが、医療系の仕事というのはやりがいがたくさんあります。
看護助手のやりがいというのは結構大変ではありますが、患者と接する時間が長い事、肉体労働ではあるけど充実感を得やすいと思って下さい。
ただしある程度年齢が若く、体力がないと継続する事は難しいでしょう。
先生の説明を聞くことで知識がつく
看護助手は患者の近くに常におり、基本的に診療室で仕事を行います。
実際看護助手として働いていた時に、ある事に気が付きました。
それは病気の知識が先生の口から語られるという事です。
先生が患者に対して病気の説明を行っている時に、看護助手や看護師が待機しているため、説明を聞く事も多いのです。
私が勤めていた耳鼻咽喉科の先生は、患者にとても評判が良く治療後に自分の病気について細かく答えてくれていました。
最初は何となく聞いていた事も多かったのですが、話を聞いていると結構当たり前のようにある病気もこういう事に対処が必要だと感じたくらいです。
私が勤めていた耳鼻咽喉科の患者がかかってしまった病気の中で特に多かったのは、副鼻腔炎や低音型突発性難聴、中耳炎やめまいでしたね。
この辺りは結構聞いた事がある方もいるでしょうが、どういうものでなってしまうか、またその対策はどうすれば良いのかという風に先生が患者に説明してくれるのです。
そのおかげで私も知識が付くようになり、物凄くやりがいを感じました!
まとめ
看護助手の仕事は本当に大変です。
患者のケアや対応、看護師の下で働くというのが苦痛に感じるでしょう。
別に看護師にパワーハラスメントやモラルハラスメントをされるという訳ではないです。
ただ病院であれば男性もたくさんいるため、まだ病院勤務の方がそういう面はマシかもしれません。
基本的にクリニックというのは女性ばかりの職場になるため、どうしても苛めが発生しやすくなってしまうんですよね。
苛めといっても、仕事が出来るかどうかにもかかってきます。
私のいた所は仕事が出来ないというよりも、当たりがきつかったですね。
今考えると出来なかった私も悪いのですが、教え方も問題があったように思えます。
当時の私は20歳そこそこだったため、右も左も全く分からない状態でした。
私以外の看護助手や看護師は、全員35歳以上の方ばかりでしたよ。
年齢層が違うとやっぱり下に見られて当然とは思いますが、ちゃんと教えてくれる所は教えてもらえます。
男性がいるクリニックだと殺伐とするような事はなくなるので、そういう部分は大きいでしょう。
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