
飲食コンサルタントの仕事内容25個の業務。どんなことをするの?役割に分けて見てみよう!
世の中にはありとあらゆる職種の会社があり、その経営の仕方は千差万別です。
基本的には社長を中心にして、取締役会で会社の方針を決めて今後の活動に繋げていくというのが主な流れです。
しかし、一言に会議と言っても、参加している全員がその道のスペシャリストではないケースもあります。
また、そもそも会社形式になっていない個人経営の営業所や店舗も多数存在します。
そういった中で会社の経営者である社長や個人事業主が一人では方針を決められない場合や専門的な知識に乏しい場合に登場するのが「コンサルタント会社」です。
とりわけ新規参入しやすい飲食業界では「飲食コンサルタント」が活躍の場を広げています。
ここではそんな飲食コンサルタントに関する求人について、飲食コンサルタント業も並行して行っている会社の代表を勤めている筆者が解説していきます。
それでは早速、飲食コンサルタントの仕事内容から見ていきましょう。
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(正社員希望の人限定)
飲食コンサルタント会社は自社の営業担当者がコンサルティングが必要な飲食店がないかをリサーチします。
その後、コンサルティング内容や費用をお互いに確認し契約します。
契約後相手の状況に合わせた経営改革プランを打ち出していきます。
この中で飲食コンサルタントの力が発揮されるのは、費用のすり合わせやプランの提案といった点です。
経営の根幹といった大規模なもの以外にも「メニューの表記や内容の提案」や「内装外装の変更」、「スタッフの作業マニュアルの作成」等、相手の目的によってコンサルタントの行う作業も様々に分かれます。
飲食コンサルタントの仕事内容は、こちらの記事を参考に!
飲食コンサルタント会社のコンサルタント員としての募集は残念ながらあまり多くはありません。
しかし、ここからはその中でもよくある募集内容をご紹介します。
未経験の方であれば、平均月収18万円~
経験者の方であれば、平均月収20万円~
このような内容で募集されることが多いようです。
募集要項に記載されている基本給に加えて、歩合によって収入がプラスされる会社も多いようです。
歩合とは、例えば「メニュー作成及び仕入先の提案」等の契約を1件受注し、契約内容に沿った提案まで行うとプラス○○万円といった形です。
飲食コンサルタントの年収は、こちらの記事も参考に!
勤務時間や休日は担当する飲食店によって変わります。
飲食店の営業時間に合わせて仕事を進めることになる為、残業になることもあります。
一般的な仕事と比べてやや勤務時間が長いと感じる方もいるでしょう。
勤務時間は長めですが、アポイントメントの時間や仕事量の調節を行えば、日中に時間を自由に使うことも可能です。
入社時の契約内容にもよりますが、福利厚生がしっかりしている会社の方が多いです。
入社する会社を選ぶ際には社会保険完備の会社等、しっかりと見極めましょう。
勤務場所は本社や営業所と担当する店舗の往復です。
契約書や提案するプランの概要は本社や営業所で作成しますが、多くの場合営業職である為、外回りや取引先へ出向いていることが多くなります。
お客様である飲食店の経営者の中には、切羽詰まった経営状況で飲食コンサルタントに依頼してくる方も多くいらっしゃいます。
そういった飲食店には即効性のあるプランを提案し、逆に余剰資金に余裕がある店には長期的なプランを提案する等、柔軟な対応と発想が求められます。
様々な状況を抱えたお客様を相手にする為、臨機応変に対応することのできる人物が求められます。
また、具体的なプランを提供する為にも飲食業界での実務経験も少しはあった方が良いでしょう。
しかし、大手飲食コンサルタント会社では新卒採用も積極的に行っている為、この限りではありません。
先述の通り、ある程度の飲食業界での経験とスキルは必要です。
例えば居酒屋のメニュー開発を手伝うのに、客層や厨房設備等の知識がなければ具体的な提案はできないでしょう。
飲食店側になり、具体的な提案をする為にある程度の経験やスキルが必要です。
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(正社員希望の人限定)
飲食コンサルタント会社の求人案内では、いくつかの業種に分かれて募集されています。
大体が「コンサルタント」「営業」「事務」の三種です。
ここからはこの中でもコンサルタントとして働きたい方へのおすすめ求人ポイントをご紹介していきます。
「コンサルタント・店舗対応のみ」と明示されている会社であれば、飛び込みの営業を強いられることはないでしょう。
営業部員が受注してきた案件に対して、マッチした提案とプランを組み立てるのが仕事となります。
コンサルティングに専念できる環境と言えますね。
飲食コンサルタント会社にはノルマがある会社の方が多いです。
働いていく中で多少なりともノルマを課せられることはストレスになりますが、それがない会社というのはかなりの優良企業です。
もちろんノルマがあることによって給料が高くなる会社もある為、一概にノルマがない方が良いとは言えません。
しかし、ストレスのない職場の方が良いという方にはノルマのない会社がおすすめです。
飲食コンサルタントは文字通り飲食店に対応したコンサルタント会社です。
お客様である飲食店経営者に時間を合わせる為、多くの場合昼過ぎからが仕事の集中する時間帯となります。
自分が抱えている案件の内容次第では朝早く出勤する必要のないケースが多々あります。
そういった場合を考慮して、フレックス制を導入しているコンサルタント会社も多く存在します。
フレックス制を取り入れ、自分のワークスタイルに合った就労時間を提案してくれる会社がおすすめです。
飲食コンサルタントは大きく分けて三つの雇用形態に分類されます。
「正社員」「派遣社員」「業務委託」です。
正社員は会社に属した社員のことを指します。
会社の雇用契約に準じた福利厚生や給与体系の中で働いていくスタイルです。
派遣社員とは、派遣会社からコンサルタント会社に派遣されて「与えられた仕事をこなす」というイメージです。
正規雇用ではないので将来への安定感はありませんが、営業ノルマや成果報酬に付随するノルマ等があまりなく、若干ストレスフリーな働き方とも言えますね。
業務委託というのはコンサルタント会社に雇用されるのではなく、個人事業主として仕事の案件をコンサルタント会社から委託されて業務を遂行する形です。
社員ではない為、福利厚生等は受けることができません。
その代わりに報酬が高くなる傾向にあります。
飲食コンサルタントと聞くと、業務内容等想像しづらい部分もあるでしょう。
ここではそんな疑問を解決していきます。
転職活動の際に是非参考にしてください。
人材確保に投資している姿勢が見える為、きちんとした求人情報サイトや誌面に募集をかけている会社がおすすめです。
どのような雇用形態になるのかを面接前や面接時にしっかりと確認しましょう。
特に歩合制が多い業種である為、インセンティブや報酬の割合等は雇用契約前にしっかりと読み合わせて納得してからサインをすること!
これが一番大切です。
面接で訊かれるのはもちろんコンサルタント業での実務経験の有無です。
しかし、未経験でも大丈夫です。
今までの職歴や経験を踏まえて会社が案件のマッチングを行います。
また、最初は先輩と組んで仕事に取り組み、慣れてきてから一人で取り組むことがほとんどです。
未経験だからと言って尻込みする必要は全くありません。
その他によく訊かれることは飲食業界での経験の有無です。
飲食店というものをどのくらい理解しているかを訊かれている為、ある程度の実務経験があると優遇されるでしょう。
飲食コンサルタント会社として面接で採用したくなるのは「粘り強さ」を持った人材です。
コンサルタント業とはお客様のお店や会社を背負う仕事である為、諦めずに根気強く相手の意見を聞いて結果に反映させることができる人材が欲しいのです。
面接官にどれだけ粘り強く頑張ることができるのかをアピールする為に、今までの人生で「これは頑張ったな」というエピソードがあれば予め用意しておくと良いでしょう。
会社の規模にもよりますが、和気藹々とした雰囲気のコンサルタント会社が多いです。
多少営業部員はピリピリする時期もあるのが現実ですが、それ以外では他の会社とあまり変わらないでしょう。
アルバイトの募集以外であれば随時行っていると思います。
仕事の特性上、アルバイトに仕事を任せるというコンサルタント会社は少ないのではないでしょうか。
正社員であれば「固定給料+歩合給(あるところなら)」という形が多いと思います。
これは営業職でも同様です。
派遣社員は基本的には固定給のみとなっています。
残業はそれぞれの案件や仕事のスピード次第です。
ただ、必ず18時に終わりたいというような希望が通る職種ではないと思います。
いかがでしたでしょうか。
今回は飲食コンサルタントについての情報をまとめてきました。
飲食コンサルタントは飲食店経営者相手の仕事である為、勤務時間がきちんと定まっているというわけではありません。
給料の面では他業種に引けをとらないでしょう。
高いインセンティブがある会社はやりがいも感じることができ、社員のモチベーションも高いところが多いです。
反面、無理なノルマがあるような会社には気をつけましょう。
ストレスフルな労働環境で持続的な勤務ができないのであれば、インセンティブが高くても意味がありません。
コンサルタント業は雇用形態も様々である為、雇用契約の際には必ず条件面を確認することをおすすめします。
皆様の転職や就職の際にこの記事が参考になれば幸いです。
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