「パティシエ」と一言で言ってもその働き口はとてもたくさんあります。

ケーキ店で働くパティシエ、独立を目指すパティシエ、カフェで働くパティシエ、レストランで働くパティシエ・・・と言う具合です。

中には海外留学を目標にしているパティシエもいますし、専門学校などで教壇に立つパティシエもいます。

今回は、その中でもホテルパティシエ求人に迫ってみましょう。

同じパティシエでも仕事内容はホテルとその他では全く変わってきます。

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ホテルパティシエはどんな仕事?

まず、皆さんはホテルのティールームやパティスリーに行ったことがあるでしょうか。

ケーキ店のケーキよりも、よりきらびやかで装飾の細やかなケーキが販売されていたのではないかと思います。

ホテルのパティスリーは個人店やレストランよりもたくさんのパティシエが在籍しており、作業は分担されていることがほとんどです。

数十人単位でケーキを作っているので、個人店では作るのが難しい細かな装飾も作ることができ、より凝ったものを食べることができます。

ホテルのパティシエの仕事はパティスリーやティールームで販売するケーキを作るのはもちろん、中にはウエディング関係の仕事をこなすこともあります。

ウエディングケーキ作りや結婚式で提供されるコース料理の最後を飾る「アシェット・デセール」を作ることもあるでしょう。

ホテルのレストランの中には期間限定のイベントとして「スイーツ・ビュッフェ」を行うところも増えていますよね。

そのビュッフエ用のケーキを作るのもホテルで働くパティシエの大きな仕事となります。

ホテルパティシエの大まかな仕事内容

続いてホテルパティシエの大まかな仕事内容を見ていきましょう。

パティシエのメインの仕事はケーキやデザートを作ることです。

それは個人店でもホテルでも変わりはありません。

しかし、ホテルのパティシエは一つのケーキを全て自分で作ると言うよりも分業制のところがほとんどです。

仕上げをする人は責任を持って仕上げをしますし、計量を任されたら責任を持って業務に当たります。

次のポジションに移れるまでは基本的には同じ仕事内容の繰り返しになるでしょう。

最初は辛く思ってしまうかもしれませんが、全てはパティシエとしての成長に繋がります。

ケーキを作ることに加え衛生管理、品質管理、店内の清掃などもホテルパティシエの仕事内容です。

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ホテルパティシエでよくある募集内容とは?

次にホテルパティシエでよくある募集内容を見ていきましょう。

パート・アルバイトでの募集もされていますし、正社員の募集も見つけることができます。

時給相場

パート・アルバイトで働く場合、時給はおおよそ1000円から1300円の間と言ったところでしょう。

正社員の場合は未経験者であれば月額15万円前後からのスタートとなる場合が多いです。

シフトの入れ具合

ホテルパティシエは個人店と違いたくさんのパティシエが在籍していますので、シフトは比較的融通がききます。

しかしパティシエとして働きたい場合は週休2日の一日8時間労働と言う条件のところが多く、フルタイムの正社員と労働時間はほぼ変わりません。

加えて残業なども発生することが多いため、働ける時間に制限のある方は要相談となるでしょう。

シフトは基本的に2交代制であるところが多いですね。

早朝からの早番と、少し遅めの出勤の遅番になるでしょう。

週末など、ウエディングの予約がある場合は一日中の勤務になることもあります。

月の休日日数は8日から9日と言ったところでしょう。

一日の労働時間

パティシエ業界といえば長時間労働が当たり前と言う情報を見たことがあるのではないでしょうか。

実際、個人店の場合正社員は一日の労働時間が14時間にも及ぶことも少なくありません。

朝の6時から夜の8時まで働き続けると言ったこともあるでしょう。

しかし、ここが個人店とホテルの大きな差です。

ホテルでは基本的に労働時間は8時間と守られている場合が多く、個人店に比べると労働条件も良いところがたくさんあります。

パティシエとして働きたいけれど、長時間労働はちょっと・・と言う方や体力に自信のない方はホテルパティシエがおすすめです。

求められる人物像

ホテルはたくさんのスタッフが分業してひとつのケーキを作り上げることが多いです。

個人の腕ももちろん大切ですが、周囲と調和が取れチームワークを大切にできる人が求められます。

必要なスキルや資格、経験

ホテルのパティシエは経験者はもちろん、未経験でも多くの求人が出されています。

ホテルは個人店のようにパティシエが店頭で接客販売をすることがあまりありませんので、未経験の場合でも最初からキッチン業務を教えてもらえるでしょう。

パティシエには必ず必要な資格はなく、経験を重視している職場がほとんどです。

以前にもパティシエとして勤務していたという方は、その経験をしっかりとアピールできるようにしておきましょう。

採用の確率がぐんと上がります。

ウエディング業界経験者歓迎

ホテルのパティスリーの募集では、「ウエディング業界経験者歓迎」と言うのをとても良く見かけます。

結婚式場で働いていた経験のあるパティシエは、ホテル業界でも活躍することができるでしょう。

未経験から正社員を目指せる

パティシエ業界が未経験でも、正社員を目指せる制度が整っているホテルも多いですね。

面接の際には「ここでしっかりと学んで正社員を目指したい」と伝えましょう。

ホテルパティシエのおすすめ求人6個の特徴とは?

次にホテルパティシエのおすすめ求人の特徴を見ていきましょう。

ホテルパティシエの求人はホテル業求人の専門サイトの他に、飲食業専門の求人サイト、飲食業専門の転職エージェントなどで見つけることができます。

レストランの人気が高いホテル

せっかくパティシエとして働くのですから、できるだけレベルの高い環境で働くことをおすすめします。

ホテルの口コミなどを見て、レストランの人気が高いホテルで働くことをおすすめします。

と言うのも、ホテルのレストランの中にはパティシエが在籍しているもののケーキの一部を出来合いのものを使っていると言うところも少なくありません。

パティシエとして技術を学びたいと入社したのにも関わらず、ケーキをカットするだけ、仕上げるだけと言うところでは力が付かないのは明白です。

良いパティシエや良い調理師がいるホテルのレストランは人気があり、口コミ評価も高いものです。

結婚式場を併設しているホテル

パティシエとしてのステップアップを目指す方は結婚式場を併設しているホテルを選ぶのもポイントです。

ウエディングケーキを作る技術は普通の店舗ではなかなか学ぶことができません。

パティシエとしての成長を求めるなら結婚式場も経験しておくことをおすすめします。

マジパン細工やアメ細工、チョコレート細工など細かな技術を身につけることのできる職場でもあります。

時間外・深夜手当支給とはっきり記載してある求人

求人を見ていると「詳細は問い合わせにて」と書かれているだけの募集が目に留まるでしょう。

このような求人は実はあまりおすすめできません。

サービス残業が発生したり、深夜まで働かなければいけないにもかかわらず手当が全く支給されないと言うところもあります。

はっきりと求人に条件が記載されている募集を選ぶか、転職エージェントの利用をおすすめします。

昇給・賞与について記載のある求人

上記と同じように、給与についての記載もはっきりとされているところを選びましょう。

求人の中には賞与の金額、昇給のタイミング、さらにはインセンティブのある無しもきちんと記載されているものもあります。

このように事前に書かれている求人はとてもおすすめです。

事業拡大に伴う募集・またはオープニングスタッフ

求人の中には「事業拡大に伴う追加人材の募集」であったり、「レストランのオープンに伴うパティシエ募集」と書かれているものもあります。

もしあなたがパティシエとしての経験が十分にあるなら、新しくオープンするレストランや新しく事業を広げようとしているホテルで働くのもとてもおすすめです。

パティシエとしての仕事は、ケーキを作ることももちろん楽しいのですが新しい商品を生み出すことにその醍醐味があります。

自分の考えた商品がショーケースに並ぶなんてとてもステキだと思いませんか。

ニューオープンのお店やリニューアルされるお店は新商品を考えやすい環境でもあります。

育児休暇・介護休暇などの制度が整っている求人

女性パティシエールの場合、会社の制度がきちんと整っていないと結婚や出産、子育てに伴う生活の変化で退職を余儀なくされることもあります。

特にパティシエは体力のいる仕事ですし、労働時間も長時間になりがちです。

仕事をしながら子育てをすることに限界を感じて退職するパティシエールはとても多いです。

せっかく洋菓子作りの仕事を生涯続けたいと思っていても、介護などの現実も出てくるかもしれません。

長期的なキャリアを積むためにも、会社の制度は必ず確認しておくようにしましょう。

ホテルパティシエはこんな人に向いている!

次にホテルパティシエに向いている人の特徴を見ていきましょう。

チームワークのある人

パティシエと言う職業は技術職ではありますが、チームで仕事をすると言う一面も持っています。

特にホテルのパティスリーやレストランで働く場合、すべての仕事を自分が中心になってやると言うのは不可能です。

必ずチームとして働くことになります。

そんな環境ですから、他の人の動きを見ながら自分の仕事をこなせるチームワークのある人が求められています。

コミュニケーション能力のある人

結婚式場を併設しているホテルのパティシエとして働く場合、新郎新婦との打ち合わせや試食会なども頻繁に開かれます。

人生に一度の特別なケーキを作るパティシエとしてお話をさせてもらうこともありますし、希望によっては特別なデザインを施されたケーキを作ることもあります。

新郎新婦からケーキのデザイン画を渡されることも少なくありません。

そんな時、にこやかに話ができる、または良い雰囲気で打ち合わせを進められるコミュニケーション能力の高さは必要不可欠です。

細かな作業が好きな人

細かな作業が好きと言う特性は、ホテルのパティシエだけではなくパティシエ全体に求められるものです。

全体のバランスを見ながらケーキを仕上げることができたり、細部にもしっかりこだわりを持って取り組むことのできる人はホテルのパティシエとして活躍できるでしょう。

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逆にホテルパティシエに向いていないのはこんな人!

逆に向いていない人の特徴を見ていきましょう。

短期間で全部を学びたいと思っている人

ホテルのパティスリーは個人店とは違い、分業でケーキ作りを行っているところがほとんどです。

生地の焼成担当、飾り付け担当から始まり焼き菓子を担当するパティシエもいますし新米の頃はひたすらフルーツのカットと言うこともあるでしょう。

ホテルのケーキ作りを全て学ぶにはとても時間がかかります。

短期間でたくさんの事を学びたい方や、短期間での独立を目指す方には向いていません。

人と接するのが苦手な人

人と話をするのが苦手な人や、「パティシエは技術職だからコミュニケーションはあまり必要ない」と考えている人もホテルのパティシエには向きません。

確かにホテルのパティシエの方が接客販売は少なくて済みますが、その代わり先述したように一人のお客様との関わり合いが深くなることもあります。

また、パティシエ同士のコミュニケーションも個人店よりは多くなるので人との関わりは増えるでしょう。

ホテルパティシエのやりがいとは?

最後にホテルパティシエのやりがいを見ていきましょう。

お客様に喜んでもらえる

お客様に喜んでもらえ、さらにそれを直接感じることができるのがホテルパティシエのやりがいです。

特にウエディングケーキなどを作るポジションを任されるようになると、直接「ありがとう」と言ってもらえたり中には涙ぐみながらお礼を言ってくださる新郎新婦もいます。

食べてもらえる人の顔が見られると言うのはとても大きなやりがいに繋がりますよね。

技術が確実に身につく

ホテルのパティスリーは分業制ですので、一つのケーキを全て自分で作れるようになるのに時間はかかります。

しかし、確実に技術を身につけて行くことができるので成長を感じることができるでしょう。

まとめ

今回はホテルパティシエについてご紹介しました。

個人店や飲食店とは少し違うパティシエの働き方を知っていただけたでしょうか。

ホテル業界も人手不足ですから、募集を多数見つけることができます。

転職を考えている方、パティシエになりたい!と思っている方はぜひホテルパティシエも視野に入れてみてくださいね。


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