今も昔も、子供のなりたい職業ランキングの上位に位置する「パティシエ」。

フランス語でケーキ職人を意味するこの言葉は日本でもすっかりお馴染みの職業になりましたね。

近年はテレビや雑誌などで取り上げられる回数も増え、パティシエと言う職業に憧れを持つ方も増加しています。

果たしてケーキ職人のお仕事、現実はどのようなものなのでしょうか?

今回はパティシエの転職についてご紹介して行きたいと思います。

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パティシエの仕事ってどんな仕事をするの?

一口にパティシエと言っても、その仕事は多岐に渡ります。

個人店の場合、お客様にご注文をお伺いして商品をお渡しする接客販売、材料や梱包材の発注業務、完成した商品の梱包や補充、新商品の考案、店舗の清掃などケーキを作る以外の仕事もパティシエが行うのが一般的です。

それに加え勤務年数が長くなると店舗の運営業務、人材の育成、スタッフの管理、お客様対応などを求められる場合も多々あります。

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パティシエで転職する人は多い?

憧れて入ったパティシエの世界でも、転職をしていく方はとても多いです。

新卒でパティシエとして就職し、一年以内の離職率は7割にも上ると言われています。

自分の技術を磨くために他店舗に移動する方や海外留学の為に離職を選ぶ方がいる一方で、ハードワークに耐えられなくなり1年でパティシエの世界を去る方も多いのが現実です。

日本では転職回数は少ないほうが良いと思われがちですが、同じ洋菓子製造での転職であれば、就業期間が極端に短い場合や余りに転職回数が多い場合を除いては、転職をしていると言うのはマイナスの印象は持たれにくいです。

よくある転職理由

パティシエで転職をされる方、された方のお話をお伺いしてみると似たような転職理由が返ってきます。

自分の技術をもっと磨きたい

パティシエの中には、将来独立して自分のお店を持つことを目標としている方が大勢います。

その様な志を持っている人は、働いているお店のケーキの作り方を学んだ後は次のお店への移動を選びます。

これは食の文化が充実しているフランスやイタリアでは当然の事で、雇用主のほうから「他のお店を見てみたらどうか?」と話を持ちかけられる場合もあるようです。

健康上の理由

先ほどパティシエの世界はハードワークであるため離職率が高い、とお話しましたが、体を壊してしまい離職と言う方も多いです。

近年は働き方改革と叫ばれていますが、飲食店では営業のために従業員がやむなく長時間労働をしている所はとても多いです。

特にクリスマスやバレンタインなどの繁忙期ともなると朝6時出勤で帰宅は真夜中12時を過ぎると言うところも珍しくありません。

20キロを超える薄力粉や砂糖の大袋を運んだり、大きなボウルで生地を作ったりする仕事もあるので、肩を壊してしまい退職と言う人もいます。

また、ケーキは温度管理が必要な為、寒い冬でも厨房内の室温を極端に上げることはできません。

お客様に喜んで頂きたい気持ちやパティシエを続けたい気持ちはあっても健康に問題を起こしてしまうと転職を選ばざるを得ませんよね。

給与・福利厚生が理由

会社員であれば当然受けられるであろうと思いがちな社会保険ですが、個人店では加入がない場合があります。

従業員が5名以下の個人店では国民健康保険、厚生年金がなく、手厚い福利厚生を求めて大手に転職されていく方は一定数います。

また、パティシエは職人の世界であるため給与は最低賃金からスタートの所がほとんどです。

15-17万の給料でそこから税金を引かれ手元に残るのは多くても15万円となると、生活していくのがやっとの状態です。

数年働いても総支給額が20万に届かない事も。

働いているお店が好きであっても、家族を養う為に転職の道を探す人は本当に多いのです。

人間関係

これはどこの職場であっても起こりうる問題だと思いますが、パティシエの世界は意外と体育会系です。

その世界にいた者としては、パティシエが笑顔でケーキを作っているというイメージは全くありません。

厨房内は戦場です。

シェフや先輩の指導で厳しい言葉をいただく事もあるかと思います。

ほとんどの場合は後輩の成長を願っての事なのでいただいた指導に感謝するべきなのですが、中には指導に熱くなりすぎて物を投げられたり怒鳴られたりという事も起こります。

パティシエのイメージを強く持っていた人の方が現実に耐えられなくなり転職先を探し洋菓子職人の世界を去ってしまいがちです。

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パティシエの転職先ってどんなところがあるの?

さて、理由は人それぞれですが、転職すると決めたなら次の職場を探さなければなりません。

転職後もパティシエとして働くのなら下記の所で検討してみてはいかがでしょうか。

ホテル

大手ホテルのパティスリーに転職する人は多いですね。

有名なシェフが指導に当たってくださったり、先輩方も一流のパティスリーで働いた経験がある人がたくさんいらっしゃいます。

自分の技術を伸ばしたい人はホテルのパティスリーがおすすめです。

ホテルパティシエの求人を探すときは、こちらの記事を参考に!

結婚式場

結婚式場でもパティシエの存在は欠かせません。

ウエディングケーキは新郎新婦の希望を聞いて製作する所も多いので、クリエイティブな仕事をしたい方や、専門学校時代に飴細工やマジパン細工が得意だったという方は結婚式場はとても良い職場になると思います。

工場

接客が苦手と感じる方は工場勤務も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

大手の洋菓子店では商品をほぼ工場で完成させて、そこからお店に出荷される所が数多くあります。

レストラン

イタリアンやフレンチレストランでは専属のパティシエを募集している所もあります。

その多くはアシェット・デセールと呼ばれるその場でしか食べることのできない皿盛りのスイーツになりますが、コース料理の最後を飾る大事な一皿です。

カフェ

ケーキ職人なのにカフェに転職なんて、と思われるかもしれませんが、今はカフェも専門の職人が働いていることも多々あります。

きちんとケーキ用のショーケースがある所も多いですよ!

料理教室

接客が好きだったり、人と話すのが好きな方は料理教室講師の道も。

レシピを起こしたり営業活動も含まれてきますが、教室に生徒さんが集まってくれた時やケーキに感動してくれた時はやりがいを感じます。

パティシエの転職で注意したほうが良い3個のこと

常に求人募集している所は注意

転職活動で重要な情報源になるのがインターネットや紙媒体での求人情報です。

その求人情報ですが、常に募集している所や頻繁に更新されている所は要注意です。

店舗を増やすため人手が必要であったり、忙しいので増員したい等の理由で長期間募集を行っているところももちろんあります。

ですので一概には言えませんが、実際に入社してみたら条件が全く違っていたり人間関係が良くないなど人が定着しない理由があることも。

面接1回のみで採用

飲食業界では主に求職者が電話やメールで応募し、それに雇用主が答えていく形で転職活動が行われますがこのスピードがあまりに早い店舗も注意が必要です。

こちらから連絡した際に、では明日面接をしましょう、履歴書を持って来てくださいとすぐに取り掛かってくれるのはとても良いことのように見えますが、それだけ採用する側も焦って人員を探している事になります。

誰でもいいから来てほしい!という状態ですね。

あなたが探しているのがアルバイトではないにも関らず、双方が考える時間の取れる書類審査を行わない店舗は一度入社を検討してみた方が良いでしょう。

同僚や知り合いの紹介での転職

これは一般の企業では余りない事かもしれませんね。

パティシエの世界はとても狭く、同じ地域のシェフ同士は知り合いである事が多々あります。

同僚も同じ世界で働いてきているので、あなたが転職を考えていると知ると、あそこのお店はこうだ、前のお店はこうだったなどと話をする機会があります。

こうした話はありがたい情報であっても話半分に聞いておきましょう。

良い職場環境だと紹介されて転職を進めてしまい、後悔する人は多いです。

逆に良くないと聞いていたのに自分にはぴったりの職場だったなんて事も起こります。

転職は一人でするものです。

噂話に惑わされないように気をつけておきましょう。

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転職を成功させるためにやるべき3個のこと

転職したい理由を洗い出す

あなたの転職を成功させるために必ずやってほしいのが、転職理由の洗い出しです。

なぜ今の職場から転職したいのか?を自分自身で確認する必要があります。

理由はいくつかあると思いますが、その理由を今の職場で改善できないのか?と考える事も必要です。

条件の優先順位をつける

転職理由が見えたら、次にやってほしいのは自分の条件の優先順位を付けることです。

全ての条件の揃った職場が見つかればもちろんそれが一番ですが、満点の職場など無いと考えて転職活動をしましょう。

例えば転職理由の一つに福利厚生がないが挙げられていれば、次の職場は社会保険完備と書いてある所を優先的に確認していきます。

条件の中でも折れる事のできる所は折れ、ここは!と思うところは譲らずに探していきましょう。

視野を広げる

パティシエの仕事はケーキ屋さんが当たり前と思っていませんか?

先ほどもご紹介しましたが、ケーキ店以外にもパティシエの仕事はあるのです。

実際に私もパティシエとしての転職を経験しましたが、その際の転職先は食器の卸売りをしている中小企業が運営するカフェでした。

パティシエの仕事とはあまり関連がないように思えますが、設備は整っており自分の経験を十分に生かす事ができ、その上労働環境も大幅に改善されました。

少し視野を広げてみると、あなたの技術を必要としている会社が見えてくる事もあります。

転職するに当たっての必要な心構え

時間がかかって当然と思うこと

退店日が決まると焦る気持ちも出てきますが、良い転職先が決まらなければアルバイトや期間の短い派遣の仕事で生活していく事もできます。

焦ると「もうこのお店でいい」と思いがちですが、このお店でいいではなくここに入社したい、入店したいと思える所が見つかるまでは決めてしまわないようにしましょう。

自分が望んで入社した所と、早く安心したい気持ちで決めた所ではその後のモチベーションに大きな差が出ます。

今までの経験は生かされないかもしれないと知ること

経験が生かされないと言うととてもつらい事のように思えますが、ケーキ作りはそのお店やシェフによって変わる事が多いです。

パティシエとして何年勤務していても、転職して新しいお店のスタッフとなるわけですからあなたはまた新人になるのです。

今までのやり方を誇示していてはいけない場面も出てくると言う事を知っておく必要があります。

もちろん、新しい職場で意見などを求められたりあなたの経験を生かせる事も大いにあると思います。

まずは新しいスタッフとの信頼関係を築くのが大切だと思ってください。

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パティシエの転職で年収を上げるためにやるべきこととは?

条件をしっかりと確認すること

面接の際に条件面をしっかりと確認することがとても大切です。

面接の際に実際のお給料や福利厚生などは聞きづらいものですが、その時に聞いておかないと後々不満を溜めてしまうことになります。

今までの勤務年数は考慮してもらえるのか、給与、福利厚生、労働時間、休日日数などは面接官が話してくれない場合はこちらから聞いて確認するべき内容です。

こちらが条件面について質問をした時に濁されたり、はっきり答えない店舗への入社はおすすめしません。

在籍しているスタッフの勤務年数を確認する

こちらは見落としてしまいがちですが、従業員の平均年齢や勤務年数も大いに参考にしたい情報です。

スタッフが定着していないお店は、専門学校を出たばかりの若いパティシエとシェフのみの所があります。

中堅のパティシエがいないと言う事は、そのお店の給与だと家庭を持った時に家族に苦労をかけてしまう事を理由に退職、若い人員の補充を繰り返しているかも知れないのです。

逆に中堅のパティシエが多く在籍している、勤務年数も長い所は従業員を大切にしているお店の可能性が高いです。

面接時にあなたも長期間在籍し色々学びたい、と話をした上で「スタッフの皆さんは長期間在籍されていますか?」など質問をしてみましょう。

自分にあったパティシエの求人の選び方や注意点

【選び方①】雇用形態から探す

最近は飲食店も派遣社員が増えています。

パティシエも工場勤務に限り求人が増えているので、正社員・契約社員・派遣社員・アルバイトなどあなたに合った雇用形態で探す事ができます。

料理教室の講師を選ぶ場合は料理教室に在籍する以外にもフリーランスとして活動しても良いと思います。

料理教室の中には外部から講師を呼んで授業を行っている所もあります。

【選び方②】職種から探す

ホテルでパティシエとして活躍したい方はパティシエ・洋菓子製造の求人募集を探しましょう。

ホテルの人員補充はインターネットの求人広告サイトで見つかります。

結婚式場のパティシエ募集も求人広告サイトでの募集が多いです。

結婚式場のホームページ上に先輩パティシエのインタビューが載っていたり、ウエディングケーキの写真なども見る事ができるので探してみてください。

個人のケーキ店ではインターネット上に求人広告を出さず店頭で募集を行っている場合が多いので、実際に行ってみるかお店が忙しくない時間帯に電話で伺ってみましょう。

レストランのパティシエも洋菓子製造ほど数は多くありませんが求人広告が出ています。

しかし、個人店と同じくお店のホームページ上のみで募集という事もあるのでホームページのチェックも欠かさず行ってください。

【選び方③】会社の業態から考える

会社の業態も様々です。

洋菓子のみで店舗を拡大している所ももちろんありますが、洋菓子以外にパンやその他の飲食店を経営している所も。

最近はカフェもインテリアの会社が経営していたり食に関する会社が関っていたりと多岐に渡ります。

洋菓子製造が本業の会社は、もちろんその分たくさんのパティシエが在籍していますので学ぶ事も多いです。

逆に食が本業でない会社のパティシエの仕事はパティシエの数が少ないので、頑張り次第でその会社の洋菓子部門を任されるたり大きな仕事をする機会も増えるでしょう。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

記載されている給与形態や雇用条件を見て、しっかりと内容を確認しましょう。

社会保険は完備されているか、賞与は出るのか、残業代は支払われるのか等ですね。

給与も記載されているものは最低賃金の目安ですが、経験を考慮しますと付け加えられている募集は交渉次第となります。

応募時や面接時にしっかりあなたの経験をアピールできるよう準備しましょう。

【選び方⑤】エリアから考える

今お住まいの地域で探す場合は直接店舗にも行きやすいので雰囲気も掴めるかと思います。

が、UターンやIターンで就業を考えている場合はやはりインターネットでの情報収集が必要です。

募集広告だけではなく、そのお店の口コミや営業年数なども参考にしてください。

古くからあるお店は地元の人に愛されてきたお店と考える事ができ、その地域にファンがいます。

そのような地元に密着したお店の経営は揺らぎにくいと言えるので、従業員としての生活も安定しているでしょう。

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まとめ

パティシエの転職事情について色々とお話させていただきましたがいかがだったでしょうか。

個人店・企業の店舗・ホテル・料理教室など今やパティシエの技術を生かせる仕事はたくさんあります。

大事な事は視野を広く持つことです。

今回お話させていただいた内容を踏まえて転職活動を行ってみてください。

きっとあなたの納得のいく転職先が見つかると思います。

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