パティシエがブラックな仕事だな…と感じた9個の瞬間と、それでもこの仕事は楽しいと思う4個の理由
パティシエ求人に応募してみたいという方は必見です。
洋菓子に囲まれて仕事をする「パティシエ」という職業。
繊細なケーキを作り出すパティシエに就職や転職したいと考えている方も多いと思います。
外から見えにくいパティシエ業界にはどのようにすれば入る事ができるのでしょうか。
募集はあるの?未経験でも大丈夫?などの疑問から、給与などのパティシエ正社員事情についてお話します!
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目次
閉じるパティシエのおおまかな仕事内容
パティシエの仕事はケーキを作る事だけではありません。
材料選びから業者とのやり取り、発注業務に在庫の管理、加えて人材の育成や確保、接客や店舗の運営など数多くあります。
ケーキ作りは多くのところで担当する部分が決められており、一つのケーキを全て自分で作るという所は少なくなっています。
自分の工程が終われば他の仕事のサポート、事務作業や接客に当たる事が一般的と言えます。
パティシエとはどういう役割を求められる?
ホールスタッフが事務作業などをしてくれる店舗の場合、パティシエの仕事は主に商品に関係する事になります。
新商品の考案や試作、既存の商品の品質をチェックしたり商品の数を管理したりと言った、飲食業では必ず必要な仕事を求められます。
もちろんケーキ作りが一番重要な仕事ではありますが、パティシエが一日中ケーキ作りのみを行っている店舗はあまりないと考えてください。
パティシエにはどんな種類があるの?
求人募集を見ていると、パティシエ募集ともう一つシェフパティシエ募集と記載されている物を目にする事があるでしょう。
シェフパティシエとはその店舗で最も重要な役割のパティシエの事です。
オーナーとは異なりシェフパティシエはその店のケーキを全て任されているパティシエです。
部下のパティシエ達の技術指導から品質の管理、商品の開発までを一手に背負うとても責任のあるポジションです。
そんな重要な立場ですから基本的には経験者のみの雇用となります。
パティシエの募集でよくある施設や事業形態のパターン
ケーキ店
パティシエの活躍の場はなんといってもケーキ店です。
個人で経営されているものから、チェーン店としていくつも店舗があるものまで様々です。
個人のケーキ店は大体のところで現場にオーナーシェフがおり、従業員と一緒に働いています。
シェフはパティシエ歴が長く、しっかりと経験を積まれ独立された方がほとんどですので洋菓子作りの基礎を教わるにはとても良い所だと言えます。
飲食関係の企業の店舗
洋菓子とは違う形態のレストランやベーカリーなどのパティスリー部門として店舗を構えているところもあります。
母体が飲食業ですので、設備はきちんと整っており会社として福利厚生も用意されていることが多いです。
他業種の企業の店舗
飲食業ではない企業が母体の場合もあります。
インテリア会社や食器メーカーなどがカフェを経営している事が多いです。
きちんと設備を整えているところがほとんどですが、キッチンの一部がパティシエ用となっている事もあります。
ホテル
パティスリーが併設されているホテルは多く見つける事ができます。
ホテルの従業員として企業に所属し、ホテル内のレストランやカフェなどで働く事になります。
結婚式場
新郎新婦を祝福する場にケーキは欠かせません。
結婚式を行っているゲストハウスなどでも募集されています。
パティシエの募集でよくある働き先とは?
個人のケーキ店
パティシエの募集で一番多いのは個人のケーキ店でしょう。
今、ケーキ店は10年前に比べて数が倍増していると言われています。
人気の職業でありながらパティシエの離職率は高く、新卒で入社後一年以内の離職者は7割にも上ると言われています。
そのため従業員が不足し募集をしているお店はとても多いです。
個人のケーキ店ではオーナーと数人のパティシエで働いているところがほとんどで、シェフパティシエとの距離もとても近く洋菓子作りを基礎から学ぶ事のできるメリットがあります。
未経験者歓迎とうたっている募集も多いでしょう。
しかし個人のお店は福利厚生や雇用条件の面で企業ほど充実してはいません。
企業のケーキ店
次によく見かけるのは企業が経営するケーキ店やカフェなどでの募集です。
会社の規模が大きくなればなるほど雇用条件は整っていると言えますが、工程を分けて行うのが一般的となっておりケーキ作りを学ぶと言う点では個人のケーキ店には劣る場合があります。
しかし頑張り次第では昇給や出世もでき、新店舗を任されるようなチャンスもあるでしょう。
ホテルのパティスリー
ホテルのパティスリーでの募集も目にする事が多いです。
個人のケーキ店よりはるかに従業員数が多く、福利厚生も整っている働き口です。
ホテルのティールームの商品を作ったり、最近ではケーキバイキングなどのイベントを行っている所もあります。
しかしホテルもケーキ作りの工程を分けて行うのが普通ですので、全体を覚えるのに時間がかかります。
工場施設
全国展開していたり、店舗数が多い企業は自社の工場でパティシエがケーキ作りを行っている場合があります。
工場や作るものにもよりますが、基本的にはライン作業になると考えてください。
工場での勤務は他のパティシエの働き口に比べると比較的雇用条件が良いところが多いです。
一般の企業と同じような待遇で働く事ができるでしょう。
カフェ
カフェで働くパティシエの需要は高まっています。
ケーキがおいしいカフェはそれだけで十分選ばれる理由になる為、専属のパティシエがオリジナルのケーキを作ってメインに据えるカフェが増えています。
カフェの場合はパティシエの数は多くありません。
一人二人専属のパティシエがおり、全ての業務を担っています。
パティシエ募集が1人の場合、未経験者の応募は制限されている事もあります。
待遇は個人経営のカフェであれば個人のケーキ店と大差ない所が多いでしょう。
レストラン
レストランでもパティシエ募集をしているお店があります。
コース料理のデザートや、その場でしか食べられないアシェット・デセールを作るのが主な仕事となります。
こちらも在籍するパティシエの数は多くありません。
お店によりけりですが、一般的に設備等はきちんと整った環境で働く事ができます。
中にはスイーツのコースを提供するお店もあります。
レストランのパティシエは比較的良い雇用条件の所が多いですが、未経験者は不可であったり経験年数や実績が必要な場合があります。
レストランパティシエの求人を探す時は、こちらの記事を参考に!
料理教室
料理教室でもパティシエは需要があります。
お菓子教室は年間を通して集客力があり、プロのパティシエから習いたいと言う生徒さんはたくさんいます。
一箇所ではなく、数箇所の料理教室に講師として在籍しフリーランスとして生計を立てているパティシエもいます。
こちらも未経験者の応募は難しい働き口です。
中には有名パティスリーで何年間も修行し、その後海外のお店でも働いていたと言う華やかな経歴の講師もいます。
講師の経歴や知名度が集客に繋がる場合も多々あります。
結婚式場
結婚式場のパティシエ募集も多く目にする事ができます。
ウエディングケーキはもちろん、コース料理のデザートやデザートブッフェ用のケーキを担当します。
結婚式場は未経験者歓迎の募集を見つける事ができるでしょう。
在籍するパティシエの数も個人店に比べると多く、一から教えてもらえる職場です。
ウエディングケーキという特別なケーキを作る場ですので、よりクリエイティブな発想を求められる職場でもあります。
福利厚生などの雇用面は整っています。
ベーカリー
ベーカリー内でもパティシエが働いている場合があります。
手の込んだケーキではありませんが、焼き菓子やプリンなどシンプルな物を置いているお店は多いです。
ベーカリー内のパティシエはパンの技術も求められる場合があります。
パティシエなのに?と思わず、パンの勉強もできると前向きにとらえましょう。
こちらも未経験者でも応募できる事が多いです。
製菓専門学校
募集は多くありませんが、製菓の専門学校で講師として働いている人もいます。
生徒に教える知識と確かな技術が必要になる働き口です。
専門学校の講師募集は応募条件が他に比べると厳しく、専門学校卒であったり経験年数が5年以上求められたりします。
この場合は製菓衛生士、菓子製造技能士の資格は大きなアドバンテージとなるでしょう。
条件が厳しい分、年間休日は120日、土日休み、賞与ありなど雇用面も充実しているのが特徴です。
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パティシエでよくある募集内容とは?
パティシエの求人でよくある募集内容はどのような物なのでしょうか?もちろん企業によって差はありますが、一般的な内容を見て行きましょう。
給与相場
給与は求職者の経験が考慮されるところがほとんどです。
パティシエ経験ある場合は面接の際に必ず交渉しましょう。
しかし中には経験者であっても未経験と同じ給与からスタートと言われることもあります。
必ず納得した上で入社を決めましょう。
未経験の場合は16万円からスタートの募集が多いです。
薄給ですが、その分技術と知識を身に付けることができます。
経験者は23万円ぐらいからが相場と言えるでしょう。
賞与
賞与は一般の企業ほどいただける所は少ないです。
特に個人の店舗では、技術を教わる代わりに給与や賞与に関しては少し忍耐が必要になるでしょう。
工場勤務やホテル、企業の店舗の場合は賞与もいただける事が多いでしょう。
勤務時間や休日、残業
募集の時点での勤務時間は8時間となっている事が多いですが、実際の労働時間は他の職業に比べるとかなり長いと覚悟しておいてください。
大きな企業であったり母体が他業種の場合を除いては、法律で決められた8時間労働の所は正直に言ってしまうとあまりありません。
特にクリスマスやバレンタインなどの繁忙期は早朝から深夜までの勤務となる事が多いです。
休日は週に1~2日、月の合計で5~8日間となるでしょう。
残業代についても募集を見るだけでは言及されていない事が多く、残念ながら1円も付かない所もありますので注意が必要です。
福利厚生
社会保険完備と記載されている募集が増えてきています。
企業やホテルのパティスリーなどでは社会保険完備が一般的です。
会社によっては家賃補助や有給休暇もあります。
しかし個人のパティスリーでは福利厚生を受けられない所も多々ありますので、応募する際には確認するようにしましょう。
求められる人物像
未経験でも受け入れてもらいやすいのがパティシエ業界です。
体力に自信があり、ケーキを作るのが好きな方なら働き口は多いでしょう。
経験者を求めている募集には経験が何年以上などの記載があります。
忍耐力があり、努力を続けられる人はパティシエに向いています。
雇用形態
パティシエは正社員としての募集が一般的です。
しかし近年は人手不足もあり、派遣社員や契約社員も少しずつ増えてきています。
また、女性のパティシエールが子育てなどで退職し職場復帰をしたいケースは短時間正社員と言う働き方ができる企業もあります。
正社員より給与は少なくなりますが、雇用条件や待遇は同じです。
必要なスキルや資格、経験
パティシエとして働くのに、必ず必要な資格はありません。
取っておくと採用の際に有利になる資格は「製菓衛生士」と「菓子製造技能士」です。
どちらも一定の技術があることを示す物ですので、ぜひチャレンジしてみましょう。
経験年数も大きく考慮されます。
ブランクがあっても技術があれば採用にはあまり影響しません。
パティシエの雇用形態による違い
一昔前までパティシエは企業やお店に所属し、正社員として働く以外の雇用はない世界でした。
しかし近年、人手不足や後継者不足に悩むお店が多く、派遣社員やアルバイト、短時間正社員などでの雇用も増えています。
勤務できる時間や日数が限られているからと言う理由でパティシエとして働くのを諦めてしまう必要はありません。
雇用形態によって仕事内容や勤務時間が変わってきますので、自分に合った求人を探しましょう。
正社員
正社員はケーキ作りだけではなく、売り上げの管理や接客、部下の育成から品質の管理などお店に関る全ての事を任されます。
仕事内容は多く、労働時間も長くなるでしょう。
その分ケーキ作りに直接かかわる事ができ、腕を磨くことができます。
将来独立を考えている方や技術を身に付けたい場合は正社員での募集を探す事をおすすめします。
短時間正社員
最近増えて来ているのが短時間正社員です。
短い時間の勤務ですが、福利厚生は正社員と変わらず受ける事ができますし、雇用も安定しています。
業務内容や責任は正社員とほぼ変わりませんが、仕事量は少なく設定されるでしょう。
契約社員
契約社員は直接の雇用ですが期間が決められています。
もちろん働きによっては契約の更新があったり、正社員へのステップアップも望めます。
契約社員の仕事内容は正社員、短時間正社員とほぼ同じですが賞与や退職金などに差が出てきます。
同じお店で長期間勤務するつもりであれば、正社員での働き口を見つけたほうが良いでしょう。
派遣社員
派遣社員は派遣会社に雇用され、それぞれの企業やお店で働くと言う方法です。
派遣社員のメリットは、企業との間に派遣会社が入るのでサービス残業や休日出勤がなく、雇用条件も提示された物と違うと言う事がありません。
しかし直接の雇用ではないため賞与がなかったり時間給ですので給与が固定ではありません。
また、繁忙期の数ヶ月だけの勤務になるなど雇用が不安定であるデメリットがあります。
社会保険などは派遣会社や勤務日数などで変わってきます。
アルバイト
アルバイトでのパティシエの仕事は時間や出勤に数を自分で決める事ができる分、仕事内容は主にパティシエの補助になるでしょう。
直接ケーキ作りに携われる事は少ないと思います。
しっかりとケーキを作りたい、技術を勉強したいと言う方は社員になるのが近道です。
パティシエアルバイトの時給ややりがいは、こちらの記事を参考に!
自分にあったパティシエの求人の選び方や注意点
【選び方①】雇用形態から探す
ご自分の目標や勤務できる時間、やりたい仕事内容によって雇用形態を選びましょう。
技術を学びたいのであればやはり正社員での募集を探すことをおすすめします。
働ける時間が限られている方はアルバイトや短時間正社員で探してみましょう。
【選び方②】職種から探す
パティシエとして現場でケーキを作るのと、料理教室や製菓学校で講師として働くのとでは大きな差があります。
また結婚式場のパティシエは新郎新婦との打ち合わせなど、ウエディングプランナー的な一面もあります。
自分がどう進みたいのかをしっかりと考えて職種を選ぶようにしましょう。
【選び方③】会社の業態から考える
お話してきたようにパティシエの働き口は様々です。
ケーキ店のみの会社やウエディング業界、ホテル業界などから食器メーカー、食品輸入業など多岐に渡ります。
自分が興味の持てる業界で働くと、自然と知識も増え今後に生かせる事になるので母体を確認し考えるのも良いでしょう。
また、積極的に新店舗を増やしている企業であればそれだけ昇進のチャンスも多いです。
親会社を調べ、ここだと言うお店を見つけましょう。
【選び方④】給与や雇用条件から考える
給与や雇用条件を重視して探すのも良いでしょう。
募集要項に記載されている給与はあくまで目安です。
経験年数や実績によっては十分な給与をいただける場合もありますので面接時に必ず給与の交渉をしましょう。
一方で、初めて洋菓子製造の仕事をする場合は高い給与は望めません。
1,2年はパティシエとしての技術を勉強する修行の時間だと捉えましょう。
雇用条件は社会保険の内容と昇給はどのぐらいの期間働けばあるのか、必ず確認したいのが労働時間と残業代の有無です。
面接時に雇用条件を確認するのは決して失礼には当たりませんので疑問は解決するようにしましょう。
【選び方⑤】エリアから考える
今お住まいのエリアから通勤できる範囲での雇用をと考えている方もいるでしょう。
インターネット上での求人募集サイトはとても便利ですが、個人のお店は募集を行っていても店頭のみと言う場合が多々あります。
また、店舗のホームページ上に載っている場合もあるので確認しましょう。
働きたいお店があるにもかかわらず求人募集がどこを探しても無い、と言う場合は直接電話をして伺いましょう。
【選び方⑥】好きなブランドから考える
デパートの中にあったり、全国展開をしている有名ブランドの店舗で働きたい場合は転職サイトを活用しましょう。
有名ブランドが求人募集をする際は必ずインターネット上の転職サイトに募集要項を載せます。
職種にパティシエとブランド名を入れて検索してみましょう。
また、ブランドのホームページ上でも募集が出ていますので採用情報をチェックしましょう。
注意点
転職雑誌やサイトでの情報は概ね正しいのですが、面接時には必ず内容を確認するようにしましょう。
実際に入社後、条件が違ったという話はパティシエに限らずどの職種でもあるものです。
焦って決めてしまうのではなく、時間をかけて吟味する事が大切です。
パティシエについてよくある疑問
パティシエの世界は外からは見えにくい職種です。
パティシエがどのような環境で働き、どのような毎日を送っているのかよくある質問にお答えします。
正社員、派遣社員、アルバイトの募集があるの?
近年は働き方に合わせて雇用形態も増えてきました。
以前はレシピや店の情報が外に漏れるのを嫌い、正社員での雇用が一般的でしたが最近は短時間正社員や派遣社員、アルバイトの雇用もあります。
雇用形態によって仕事内容も変わりますのでご自分の働き方や目標によって雇用形態を選びましょう。
雇用形態によって給与体系はどう違う?
正社員、短時間社員、契約社員は月給制で、年に2回の賞与があるところも見つけられます。
派遣社員やアルバイトは時給制になります。
派遣社員の方が時給は高くなりますが、アルバイトより仕事内容も広がります。
派遣社員は期間が予め決められており、長く腰をすえて働きたいと言う方には不向きです。
正社員やバイトなどの立場によって任される仕事は違うの?
違います。
正社員は実際にケーキを一から作る仕事に加え店舗運営や品質の管理、部下の育成などが仕事に含まれてくるでしょう。
短時間正社員は店舗の運営業務にはかかわらず、商品作りや接客が主な仕事となります。
期間が決まっている派遣社員の仕事は盛り付けや仕上げなど簡単な業務の事が多いです。
アルバイトは主に正社員のパティシエの補助です。
最初はキッチンに入らず接客業務からと言うところも多いでしょう。
やはりアルバイトが生地を焼いたりケーキを仕上げたりと言うところは少ないです。
どうやって仕事を探すの??
インターネットの転職サイトやお店のホームページなどで見つける事ができます。
小さいお店の場合は実際に足を運んでみましょう。
店内に「パティシエ見習い募集」と張り紙がしてある事があります。
最近はパティシエ専門の転職エージェントなどもありますので、一度登録をして探してみるのも良いでしょう。
転職エージェントを利用すれば、未経験の方でもパティシエとしての勤務先を一緒に探してくれますので安心して転職活動を進めることができます。
未経験でも応募できる?
未経験でも大丈夫な募集が多いです。
未経験者が応募する場合はお店に行ってから決めるのをおすすめします。
どれくらいの規模のお店でどのようなケーキを作っているのか知ってから応募しましょう。
経験者が必要な募集は必ず記載されていますので、しっかり案件を確認しましょう。
残業って多いの?
正直に答えると、残業はかなり多いです。
一般職からの転職を考えている場合、身体が慣れるまでの間はとてもきつい仕事だと感じるでしょう。
筆者の経験や友人のパティシエの話を総合すると、8時間労働で終われる職場はほぼありません。
しかし、夏場などの閑散期には早く帰れたり、まとめて休みを取る店舗も多くあります。
シフトの自由度ってどうなの?
アルバイトのシフトは自由に決められる事が多いです。
週に3回以上出勤など条件があると思いますが、その条件を満たしさえすれば希望の日に休みを取る事は可能でしょう。
午前中の早い時間から午後の遅い時間まで仕事がありますので、ある程度好きな時間に働く事ができます。
正社員でもシフト制度を導入しているお店は多くあります。
従業員数の多い店舗ですと早番と遅番の二部構成になっているところもあります。
正社員ですのでシフトを自由に決められると言う事はないと思いますが、ある程度の希望は考慮してもらえるでしょう。
資格って必要なの?
必ず必要な資格はありません。
学歴も不問ですのでケーキ作りを仕事にしたい、ケーキ作りが好きで健康であれば誰でも応募できる仕事です。
未経験で専門学校卒でもない場合でも、入社後2年間の実績を積めば「製菓衛生士」試験に挑戦する事ができます。
先の転職でも必ず役に立ちますので取得する事をおすすめします。
体力仕事だと聞きますがどうですか?
一見華やかな世界に見えますが、思っている以上に体力のいる仕事です。
立ち仕事ですし、重い物を運ぶ事も多いです。
入社して一番最初は体力づくりが必要になると思います。
上下関係はどう?
パティシエの業界は上下関係は厳しいと言えると思います。
職人気質の人が多く、先輩に認めてもらえるまでは辛い事も多いかもしれません。
しかし指導して頂ける環境である事は将来必ず役に立ちますし、技術を手に入れることができますので素直に感謝しましょう。
尊敬できる先輩が多いのも特徴ですね。
働きやすい職場とそうでないところの見分け方は?
せっかく入社しても働きにくい職場で早期退職などと言う事になっては残念です。
働きやすい職場の見分け方は、パティシエの年齢層に注目しましょう。
30代以上の中堅パティシエが多く在籍している店舗は給与や待遇なども良いところが多いです。
逆に年齢層が若すぎる場合は注意しましょう。
専門学校卒の若いパティシエが1、2年で入れ替わる環境かもしれません。
将来海外で働きたいです
パティシエは、海外にも繋がりやすい仕事と言えますね。
本場で勉強したいと言う人もたくさんいると思います。
まずは日本で菓子作りの基礎を勉強しましょう。
その過程で、シェフからの紹介や先輩パティシエなどから人脈が広がっていくものです。
最近はフランスの菓子店を働き口として紹介してくれるサービスを行っている会社もあります。
時期が来たら利用してみるのも良いかもしれませんね。
新しい商品を作れるか不安です
新商品の開発は入社後すぐに任される仕事ではありません。
しっかりと基礎の知識を付けてからになるので心配いりません。
行き詰った時はシェフや先輩パティシエが助けてくれるでしょう。
パティシエの仕事がおすすめな理由
好きな事で生活できる
お菓子を作ることが好きな人にはこれ以上の仕事はありません。
下積みの時間も長いですが、自分の作ったケーキを買ってくれるお客様を見た時の喜びはとても大きいです。
技術が身に付く
パティシエの仕事では、当然ですが洋菓子製造の技術が身に付きます。
一度身につけた技術は一生生かすことができますので、将来的に独立して自分の店舗を持つ事も可能です。
働き口がたくさんある
全国どこにでも働き口があります。
それどころか、日本の洋菓子製造は世界で見てもトップレベルですので、日本で修行後海外で働いているパティシエもたくさんいます。
パティシエのやりがいはコレ!
喜んでもらえる
一番やりがいを感じるのは、お客様から褒めて頂いた時です。
おいしかったと言ってもらえたり、誕生日や記念日などの大事な日にケーキを予約してもらえたりするととても嬉しくパティシエで良かったと思えます。
成長が目に見える
少し前までできなかったクリームの絞りが上手くできたり、生地をきれいに焼けるようになったりと成長が形となって表れやすいのがパティシエの仕事です。
最初はできなかった事を簡単にこなせるようになった時、次の目標を作り腕を上げていこうと思えます。
「パティシエの仕事」が自分に向いているか診断するにはこちら →
まとめ
今回はパティシエの求人募集の探し方やパティシエの仕事について詳しくお話してきました。
修行の期間は辛い事も多いですが、それ以上に得る物がとても大きい仕事と言えます。
今、パティシエへの転職を考えている方には少し不安になるような部分もあったかと思いますがやる気と覚悟を持って、思い切って飛び込んでみではいかがでしょうか。
想像以上に面白い仕事であると感じていただけると思います。
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パティシエの転職先はどんなところがある?成功させるためにやるべき3個のことや上手な転職方法を解説します
今も昔も、子供のなりたい職業ランキングの上位に位置する「パティシエ」。フランス語でケーキ職人を意味するこの言葉は日本でもすっかりお馴染みの職業になりましたね。近年はテレビや雑誌などで取り上げられる回数も増え、パティシエと言う職業に憧れを持つ方も増加しています。果たしてケーキ職人のお仕事、現実はどのようなものなのでしょうか?今回はパティシエの転職についてご紹介して行きたいと思います。パティシエの仕事ってどんな仕事をするの?一口にパティシエと言っても、その仕事は多岐に渡ります。個人店の場合、お客様にご注文をお伺いして商品をお渡しする接客販売、材料や梱包材の発注業務、完成した商品の梱包や補充、新商品