今回は、飲食コンサルタントの年収について詳しくご紹介させていただきます。

飲食コンサルタントという職業をこれから目指している方や転職をお考えの方は、その年収について非常に興味がありますよね?

飲食コンサルタントは個人で独立開業した場合や、新卒や転職して正社員になった場合などによって給料や年収が大きく変動します。

ここでは、飲食コンサルタントの年収を上げる方法や、やるべき事も経験者の意見を取り入れてお話していきたいと思います。

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飲食コンサルタントの年収の相場はどのくらい?

飲食店コンサルタントの年収は、個人のスキルはもちろん、勤める会社によっても様々ですし、個人で起業した場合は仕事した分全てが収入になりますので、相場というものはあってない様なものです。

どの様な形で飲食店のコンサルタントの仕事をしたとしても、その人のスキルにより大幅に年収が変わると言うのが、現状です。

それだけに、毎日休まず10年働いたからといって収入が上がるわけでなく、逆に勤務年数が短くても実力次第では多くの収入を得ることができる業界です。

年功序列がなく、実力主義の世界になります。

正社員で新卒入社した場合の飲食コンサルタントの年収相場

一般的な想定イメージでお話させて頂きますが、基本的には基本給+インセンティブをイメージして頂ければと思います。

インセンティブについては、会社により支給のタイミングは異なります。

毎月支給の場合、2ヶ月に1回や3ヶ月に1回の場合もありますし、ボーナスに反映される場合もあります。

ちなみに、新入社員の基本給/月は20万円~25万円くらいです。

その基本給にインセンティブ分がプラスされます。

年収としては320万円~420万円といったところでしょうか。

正社員で転職した場合の飲食コンサルタントの年収相場

正社員での転職の場合は、個人のスキルで大幅に年収ベースが変わってきます。

特に飲食関係と全く別業界からの転職は即戦力になる可能性が低く、教育も1からするので、その会社の年齢相当の基本給に成ります。

また、飲食関係で働いていた方や他のコンサルティング会社等で働いていた方は、経験・スキル・今までの実績で評価され基本給・年収ベースが確定されることが多いです。

インセンティブは別途支給になるので、スキルが高く前の会社で実績を積んだ方は基本給ベース事態が優遇され、安定した収入になります。

基本給/月28万円~40万円以上+インセンティブが中途入社の基本給目安です(年齢・経験・前職の給与も判断基準になります)。

年収に換算すると410万円~700万円ほどとなり、幅が出てきます。

パート・アルバイトの飲食コンサルタントの年収相場

パート・アルバイトは、仕事への携わり方やスキルにより変動しますが、経験値に合わせ時給での支給になります。

が、そもそも飲食コンサルタントでパート・アルバイトという形態はあまり存在しないでしょう。

個人で開業した場合の飲食コンサルタントの年収相場

飲食店の経験・コンサルティング会社での経験を活かし、独立開業される方も多くいます。

こちらに関しては、仕事を受けた件数・内容によりますが、コンスタントに仕事が取れれば年収で1000万円を超えるのもハードルは高くはないです。

ただし、まめな営業活動・信頼を勝ち取れる仕事の内容がコンサルタント会社より厳しくなります。

小さな仕事からコツコツと積み上げる必要があります。

会社勤めでのインセンティブの部分、利益の100パーセントが自分の収入になるので、実力次第では高収入が望めます。

年収にも響いてくる基本給以外のものは、どうなっているの?

賞与

賞与については、どこの会社も同じだと思いますが実績考課(又はインセンティブ)により確定します。

S・A・B・C・D評価が基準で、S評価が最優良の評価で、D評価が最低評価になります。

基本的に予算(目標)をクリアできたらB評価以上、他予算達成者より良い実績でA評価、S評価はずば抜けた成績になるので、S評価を得るのはなかなか難しいと思います。

C評価は予算未達成で、D評価は始末書を提出する位のトラブルを起こすか予算を大幅に割った場合のみになります。

ただ、最近ではMBO評価等のプロセス管理を導入している会社も増えているので、プロセスの内容により加点・減点調整も生じます。

賞与については、A評価とC評価だと数十万円の差が発生する可能性があります。

昇給

昇給については、基本的に年1回期の変わり目に昇給する会社が多いです。

会社によっては、従業員のモチベーションを高める為に3ヶ月に1回・半年に1回や随時昇給のチャンスがある会社も増えているようです。

昇給は会社の制度により変わりますが、職能考課での評価が基本で評価されます。

職能考課もS評価~D評価になりますが、実績考課と異なるのは、実績が良ければ良い評価が取れるとは限らないことです。

潜在能力もしっかり評価基準になります。

チャレンジできたかや創意工夫できたか・協調性やストレス態勢等々、実績とは違う面も評価され、その評価により昇給や昇格が決まることが多いです。

各種手当

各種手当についても会社により異なると思います。

残業手当・家族手当・住宅手当等、一般企業で支給されている手当がつく会社があります。

残業については、定時以外100%支給の場合もありますし、毎月固定でみなし残業代が固定して支給される会社もあります。

みなし残業代が支給されている会社は、残業しなくてもみなし残業代は支給されます。

また、みなし残業の時間をオーバーした場合は、別途残業代は支給されます。

給与が高い人は何が違うの?

やはりお客様の課題を解決できるスキル・能力が高い方が、給与が高くなります。

その為には、豊富な知識や経験知・創意工夫力やアイデア力、また分析能力等が高く常にお客様の意向を理解し迅速に対応解決ができる人が必然的に給与が高くなります。

コンサルタントは人気商売なので、お客様からリクエストが多いコンサルタントが高収入を得られる可能性が高いです。

スキル

分析力

数字から現状を把握できる力が必要です。

後は、分析結果から対応策を見出す力が重要です。

提案力

分析結果を基に、その店舗に合った提案を企画しプロデュースできる能力も重要です。

実行力

提案がお客様に受け入れて頂いたら、迅速に対応する力が求められます(無駄・ムラ・漏れ・ミス無く完璧に達成できる力)。

コミュニケーション力・調整力

全ての業務を円滑に推進するために、非常に重要です。

コンサルタントは、お客様はもちろん、会社内での調整・関係会社との調整等多くの方と業務を進めることが多いので、コミュニケーション力・調整力は重要になります。

上記の様なスキル等を持ち合わせたコンサルタントは結果を出すことができ、給与が高くなります。

役職

上位職が給与は高く、インセンティブがある会社では成績次第では高収入を得ることが可能な業種です。

当然成績を上げ、より上位職に就くことが安定して高収入を得ることになります。

勤続年数

勤続年数は余り関係ないです。

実績を上げれば2年〜3年でも高収入を得られる業界です。

逆に業績を上げられなければ、10年勤続しても給与はあまり上がりません。

ただ、経験値が非常に重要な仕事で、過去の経験を基に提案を構築する場合がありますので、過去の仕事をしっかりファイリングできる能力が求められます。

地域

当然、案件が多いのは東京を中心とした関東地区、大阪を中心とした関西地区が仕事が多くあるので、そのエリアでコンサルタントをしている方の給与は他エリアの方より良い傾向があります。

但し、中心部には競合他社も多いので、競争に勝つ力も必要になります。

逆に、他エリアは中心部と比べ競合は少ないので、実力次第では高収入を得ることも可能です。

飲食コンサルタントの年収の決まり方

結果次第です

<年収が高いコンサルタント>

  • 繁盛店を生み出す力を持っている
  • より多くの案件を対応し、結果を出せる
  • 高収益を上げる提案をし結果に繋げ、会社に利益を生める(営業力の高い方)
  • PDCA全てを自己完結できる
  • 会社の方針を遵守し業績を上げる

<年収が上がらないコンサルタント>

  • 提案力が低い
  • 自己完結ができず、他コンサルタントにサポートしてもらわないと、案件の解決ができない
  • 自ら中心で案件対応することなく、常に他コンサルタントのアシスタント的立場

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飲食コンサルタントで年収を上げるためにやるべきこと

結果を出す為のスキルアップを図るのが、年収を上げる近道です。

今の勤務先でできること

給料アップの交渉をしてみる

給料アップの交渉に関しては、実績を上げて初めてできると思います。

スキルアップを図る

スキルUPを図るのが、給料アップの近道だと思います。

スキルアップを図れば解決策の幅も広がりお客様との信頼関係が高まるので、仕事が増えて給料アップに繋がります。

机上の空論でなく、現場で身につけた経験は必ず役に立ちます。

またスキルアップについては、食にまつわる知識の吸収や、新しいお店の食べ歩き、食の展示会を見に行ったり、と食に関わる全ての物事に興味を持ち自己投資できるかもスキルアップを図るには重要です。

スキルアップを図ることが、給料アップの一番の近道です。

思い切って転職する

給与アップが図れなかったり労働条件が悪い場合は、転職も良いかと思います。

但し、仕事を身につけてから転職しないと、転職先でまた一から仕事を覚える必要があるので、実力がつき転職先で即戦力と判断されるスキルを持ち合わせてから転職した方が良いと思います。

特に同業種への転職は今までの実績により最初の給与が決まりますので、実績を積み上げてからの転職をおすすめします。

転職先の選び方1:食関連への転職

同業他社への転職

手っ取り早いのは同業他社だと思いますが、安易に同業他社へ転職は避けた方が良いと思います。

同業他社に転職する場合は、上記でも述べましたが実績・スキルで給与条件が左右します。

それだけに、現在いる会社で実績を積み上げ、しっかりとスキルアップを図る必要があります。

飲食業界への転職

飲食業界への転職:飲食業界への転職は、商品開発や店舗開発の部署への転職がおすすめですが、いずれにしろ、入社後は現場(店舗)からのスタートが殆どです。

但し、提案力やアイデア力が認められればキャリアアップは早くできる場合があります。

食品メーカーへの転職

食品メーカーの中途採用で商品開発や販売促進部署の募集がありますが、こちらに関しては採用されればその部署に配属になりますので、コンサルタントで培ったスキルを思う存分発揮できると思います。

転職先の選び方2:食関連以外への転職

営業関係への転職

コンサルタント会社でPDCAサイクルをしっかり学んだと思いますので、営業関係の仕事も良いかと思います。

マーケティング関係への転職

コンサルタントの仕事でマーケティングの知識は習得できていると思いますので、マーケティング関係の仕事も向いていると思います。

年収をアップさせるための求人の選び方

やはり、より大きいネームバリューがある企業が良いと思います。

大きい会社の方が基本ベースが高いので、安定した収入が得られると思います。

給与相場が今よりも高いところを探そう

エージェントに登録するのが一番良いと思います。

本人希望の内容でマッチング企業を探してもらえます。

賞与や昇給制度をチェック

賞与・昇給制度は、会社により異なりますので、しっかり確認した方が良いと思います。

昇給については、基本ベース(年齢給)等は毎年上がるのか、その他(役職級・職務手当)はどうなっているのか、しっかり把握した方が良いです。

会社によっては、基本給ベースがあまり上がらない場合も有ります。

賞与については業績連動で支給されるケースが多いので、伸びている会社の方が支給月数が多いと思います。

残業代はきちんと出る?

どの企業もコンプライアンスを掲げていますので、申請をすれば支給されると思います。

ただ、未だに企業体質で申請しにくい雰囲気の会社もあるみたいですが…。

交通費や福利厚生は?

交通費は、基本支給されます。

福利厚生については会社により温度差がありますので、事前にしっかり調べておく方が良いと思います。

経験者が教える、実際に年収がアップしたのはこんなとき

実績を積み上げ上位職に就くと、年収ベースが大幅に変わります。

継続して実績を積み上げる必要があります。

雇用形態ごとに違いは出てくる?

月給や年収

正社員とその他の雇用では、年収ベースで大幅に変わります。

年収以外における良い点と悪い点

良い点は、雇用形態に関わらず、スキル・経験値が身につきます。

悪い点は、仕事のタイムスケジュールがお客様の時間軸で動きますので、タイトなスケジュールでの業務が多く発生します。

まとめ

飲食店コンサルタント年収についてご紹介させて頂きましたが、この業界は実力社会。

実力の差が年収を大きく左右する仕事です。

会社に所属し高収入を得るのも、独立し開業し収益を上げるのもコンサルタントの実力次第です。

それだけに、日々スキルアップをする努力とお客様に愛されるコンサルタントになる必要があります。

最後に、飲食店コンサルタントは、実力次第で他職種と比べ大幅に高収入を得られますので、自信のある方は是非チャレンジを。

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