カラオケの仕事内容について今回は詳しく経験者が解説させていただきます。

カラオケは接客以外にも様々な業務をこなす必要があります。

今、求人探しをしている方にとって時給や勤務先の立地も重要ですが、仕事内容も確認しておく必要がありますよね。

そこで、ここでは働く前に覚えるべき事や、向いてる人の特徴、カラオケ仕事ならではなメリットについてを詳しくご紹介します。

ぜひご参考までにご一読いただければと思います。

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カラオケの仕事にはどんなポジションがあるの?

まずは仕事内容を解説する前に、カラオケの仕事にまつわるポジションのをご紹介します。

店舗スタッフ

実際にアルバイトとして働くとこちらのポジションとなります。

この中でも厨房スタッフとフロントスタッフに分かれており、厨房スタッフの仕事内容としては厨房でのドリンク、フード作成と提供、ルーム清掃となります。

フロントスタッフはお客さんへの入室、退店の対応とルームからの電話対応等が主な業務となります。

フロントスタッフの方が楽なポジションのように見えますが、店舗全体を俯瞰する役割であるために、業務の中にはマネジメントの要素も入ってくるほか、クレーム対応等も基本的に一人でこなさなければならない為、精神的な負担は厨房スタッフよりも重たいです。

それぞれのポジションに向き、不向きがある為、実際に働いてみて自分に合っている業務を選ぶと良いでしょう。

店長

社員として登用され、ある程度店舗のことを把握したら店長としての業務を任されるようになります。

主な業務内容としては店舗スタッフの管理、新規スタッフの採用、売り上げ予算達成のための戦略立て、各種クレーム対応、カラオケの機器管理など多岐にわたります。

また、カラオケは飲み放題で入るお客さんの多い週末深夜などが売上が一番伸びる為、この時間は店舗に居なければなりません。

深夜での業務も視野に入れておくのが大切です。

マネージャー

店長としてある程度経験を積むと、マネージャーに昇格します。

マネージャーは基本的に複数の店舗の店長をまとめ、それぞれの店舗での売り上げ予算を決め、それを達成するための戦略を店長と協働して考えます。

このポジションになると店舗の中での業務よりマネジメントの業務に追われることになるため、現場からは少し離れた立ち位置になります。

本社社員(管理・開発・教育)

本社社員となる道は、店長又はマネージャーから希望を出して本社で登用される道、経理などの経験者であればそのまま本社において採用、配属となる道の二つがあります。

店舗全体の管理から店長に対する各種講習、マクロな視点での成長戦略を構築することが主な業務ではありますが、本社において配属される管轄によって仕事の種類は大きく異なりますので、応募する際は募集職種が自身に合っているか確認することが最も大事です。

カラオケの店舗の仕事は大きく3個の役割に分けられる

ここからは、カラオケの「店舗」の仕事について解説します。大きく分けると3個の役割に分けられます。

それぞれの仕事内容を見て行きましょう。

フロント

カラオケに入店すると、まずはフロントで手続きをします。

お客さんの要望を聞いて、希望に合った部屋へ案内をする仕事です。

お客さんの要望とは、カラオケの機種、利用時間、禁煙か喫煙かといった内容となります。

フードやドリンクの注文が必要な場合、その場でオーダーを取ることもあるでしょう。

お客さんが帰る際には、会計も行います。

割引券の利用などがあれば割引の処理を行い、クレジットカードの取り扱いや領収書の書き方なども覚える必要があるのです。

清掃や配膳スタッフ

フロントに立っていないスタッフは、カラオケルームや店内の清掃、注文が入ったフードやドリンクを部屋へ持って行くという仕事を行います。

清掃は、お客さんが帰った後に部屋の清掃、カラオケ機器に不具合がないかどうかまでを確認する仕事です。

マイク等を消毒したり、グラスやお皿を片付け、テーブルやソファーも綺麗に清掃します。

休日や週末など、カラオケルームが満室になっている場合や、予約が入っている場合には、スピーディーに清掃を行う必要があります。

仕事に慣れると5分以内には完了するため、働き始めた段階では丁寧に行う事を重視する事が大切です。

汚れが残っていると、お客さんからクレームが入る場合もあります。

慣れるまでは、汚れやゴミが落ちていないか、最終チェックを行い、消臭スプレーも忘れずに吹きかけましょう。

キッチン業務

お客さんからフードやドリンクの注文が入った際に、料理を作ったり飲み物を用意する仕事です。

居酒屋にも似ている仕事内容ですが、カラオケボックスで提供するフードは冷凍食品となります。

レンジで温めるだけというものが多いため、働き始めた初日から誰でもできる仕事です。

フロントの3個の業務

まずは、カラオケのバイトで最も重要となるフロントの仕事内容から紹介します。

働き始めてすぐには任せて貰えない

フロント業務は最も覚えなければならないことが多く、来店するお客さんと確実に接するため重要な仕事になります。

働き始めてから6か月以上経過すると、1人でも任せてもらえるようになるでしょう。

お店によっては、毎回のシフトごとに業務の役割が決められているケースもあります。

全ての業務ができるようにならなければいけないというお店も多いです。

その場合、当日のシフトによって臨機応変にスタッフが配置に付きます。

まずは、フロントでの接客、レジの使い方などのマニュアルを覚える所から始めましょう。

機種を選択してもらう

カラオケ店によっては、複数のカラオケ機種を用意しています。

フロントで受付をする際に、空いている部屋を確認して希望の機種を聞きます。

そして、お客さんが希望する機種に対応している部屋へ案内をするのです。

満室の場合や人気の機種は直ぐに埋まってしまうため、謝罪や希望している機種以外の部屋へ案内するテクニックも必要でしょう。

清算

お店によっては、カラオケを利用する前に精算を済ませる場合もあります。

カラオケの利用料金は、人数プランによって変わります。

そのたため、前清算の場合はプランの紹介なども行う必要があるのです。

会計後に、部屋へと案内します。

もしくは、退店時に清算を行う場合もあります。

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キッチンの2個の業務

最も簡単なようにも思えるキッチン業務ですが、実際にはどの様な仕事を行うのでしょうか。

フードの調理

お客さんがオーダーしたフードやドリンクを作るという仕事です。

作るだけではなく、そのまま部屋へ持って行くという仕事内容も含まれます。

多くのカラオケボックスでは、入店した場合に駆らなず1つはドリンクを注文しなければならない制度を導入しています。

そのため、基本的にはドリンクの作成がメインとなります。

厨房にはドリンクバーが設置されており、ドリンクバーから飲み物を入れて提供するだけです。

フードの温め

中には本格的な料理を作って提供する、いわゆる高級志向のカラオケ店も存在しています。

しかし、多くのカラオケ店では冷凍食品を温めて盛り付けるだけという方法でフードを取り扱っているのです。

油で揚げるフードの場合は火傷に注意しましょう。

また、簡単にできる料理だからと雑に盛り付けると、提供時に直接クレームを受ける場合もあります。

基本的には温めるだけであるため、働き始めた初日はキッチン業務に配属されるケースが多いでしょう。

清掃や配膳スタッフの2個の業務

清掃は、お客さんを迎える上で非常に重要な業務です。

また、配膳もお客さんと接する業務であるため、カラオケの利用を満足してもらえるかどうかという部分に直結します。

清掃

お客さんが退店した後、すぐに部屋の清掃を行います。

清掃だけではなく、忘れ物がないかどうかも確認します。

ゴミや汚れだけではなく、タバコや香水、食べ物ニオイも消臭しなければなりません。

フードやドリンクの配膳

キッチン業務を行うスタッフが作ったフードやドリンクを部屋に持って行きます。

ビールジョッキやピッチャーなど、重いドリンクもお盆に乗せて運ぶため、体力が必要です。

体力に自信のない方は、昼間の業務がおすすめです。

昼間はドリンクバーの利用が可能となっているお店が多く、フードやドリンクの提供をしなければならない事が少ないでしょう。

カラオケの仕事はどんな人に向いている?

では、カラオケで働いている人はどのような人が多いのでしょうか。

ここではカラオケでの業務が向いている方の特徴をいくつかご紹介いたします。

効率的に動ける人

店舗スタッフはフロント、厨房どちらも効率的に動けるかが大切です。

地域にもよりますが、特に週末の営業ではお客さんがひっきりなしに入店して満室となることが少なくありません。

その為、効率的に動ける方は重宝されるでしょう。

賑やかなのが好きな人

カラオケでの接客はルーム内がほとんどですが、歌っている方を相手にするので賑やかなところが好きな方には向いているでしょう。

たまに一緒に歌ってほしいと頼まれることもあるので歌うのが好きな方もおすすめです。

体力のある人

忙しい時は厨房スタッフは特にひっきりなしに動く必要があります。

ドリンクを沢山乗せたトレーはかなり重たくなりますので、体力のある人は向いているでしょう。

また、もともと体力のない方でも慣れれば体力はついてきますので、体力をつけたい人にもおすすめです。

逆にカラオケの仕事に向いていない人の特徴は?

次に、カラオケでの業務が向いていない方の特徴をご紹介します。

これらに当てはまる方でも、カラオケでの業務を通じて改善したいと考える方は逆に適していると言えます。

ご参考にしてください。

チームプレイが苦手な人

カラオケでは厨房とフロント、店長の連携が必要不可欠です。

それぞれやり取りは多くなるので、一人で黙々と仕事をこなしたい方は向いていないでしょう。

体力が無い人

厨房スタッフは上で述べた通り、日によってはとても体力を使います。

体力に自信がない人はおすすめしませんが、フロントスタッフは体力はあまり関係しませんので、経験を積めばそちらで活躍することはできるでしょう。

静かなのが好きな人

カラオケは飲み会の2次会等でも多く使われる為、酔われている方も多く来店します。

自然と店内は賑やかになるので、そういった場所が向いていない方は少しきついと感じることがあるかもしれません。

漫画喫茶との仕事内容の違い

カラオケボックスでの仕事と似ているとされている仕事が、インターネットカフェ・漫画喫茶の仕事です。

インターネットカフェと漫画喫茶を分けて考えるケースがありますが、これらの仕事内容はレジ・漫画や雑誌の整理、フードの調理、店内や個室の清掃となります。

レジでの仕事内容は、漫画喫茶意を利用する際に必要となる入会手続きの案内、稀なケースで退会の手続きなども行う事があるのです。

検索サービスを設置していない店舗では、お客さんから漫画や雑誌の場所を質問されることもあります。

漫画や雑誌の整理は、敵的に店内を巡回して本棚に並んでいる漫画の整理を行う仕事です。

漫画は巻数が揃っているか、正しく並んでいるかどうかをチェックします。

個室や席の清掃、消臭なども行い、シャワー室がある漫画喫茶では清掃の範囲が広くなります。

カラオケでは本棚の整理もなく、会員制の高級カラオケボックスではない限りシャワーもありません。

そのため、これらの業務はカラオケの仕事とは異なる部分です。

フードの提供をしている漫画喫茶では、簡単な調理や提供まで行います。

カラオケ同様、レンジで温めるだけの簡単なものがほとんどです。

パソコンのメンテナインスや、インターネット接続環境のチェックなどを行います。

カラオケの仕事として行われる、カラオケ機器のチェックにも似ています。

コピー機や動画の見方などを説明しなければならないため、スタッフは使い方を熟知しておく必要があるでしょう。

漫画喫茶の仕事とカラオケの仕事は似ているところが多いものの、漫画喫茶の方がパソコンの取り扱いや本の整理など細かなサービスが必要となります。

カラオケの仕事の良いところ

カラオケの仕事には、沢山の良いところがあります。

仕事のやりがいなどを見て行きましょう。

やりがいを感じるポイント

決められた業務をこなすだけではなく、臨機応変に対応することでやりがいを感じることに繋がります。

感謝をされる

カラオケには、学生や年配のお客さんまで沢山の人が来店します。

常連や予約をしてくれていたお客さんを気遣い、部屋の冷房や暖房をつけておくなど、気配りを忘れないようすることが大切です。

気配りに気付いたお客さんから感謝の言葉を貰えた時に、非常にやりがいを感じます。

繁忙期を乗り切る

週末や年末年始、ゴールデンウイークやお盆休みは非常に混み合います。

どの時間帯でも満室となり、スタッフ全員が協力し合って仕事をこなすのです。

それを乗り切れた時に、スタッフと連携を取れたこと、お客さんに満足してもらえたことに対して自分も満足感を得る事ができます。

仕事に対する自信も持つことができ、やりがいを感じる事に繋がるのです。

面白いポイント

やりがいの他にも、働いていると面白いポイントやメリットもあります。

様々な人とのふれあい

同じ曜日の同じ時間に来店するお客さんとは、自然と顔なじみになりコミュニケーションを取れるようになります。

近所に住んでいる人が常連になるケースが多いため、地元での人脈も広がります。

歌唱力が上がる

カラオケ店では、休憩中にカラオケを使用できるお店が多いです。

そのため、フルタイムで働いていると、ほぼ毎日カラオケを楽しむことができます。

上手くなりたいという気持ちがなくても、自然と歌唱力が上がるのです。

休憩は1人で取ることになるため、周りを気にせず歌いたい歌だけに集中できる点も面白いポイントでしょう。

カラオケの仕事をするにあたって覚えなければいけないこと

カラオケの仕事は、慣れてしまえば簡単な内容です。

しかし、覚えておかなければならない事もあります。

マニュアルを覚える

基本的には、用意されたマニュアルを覚えるだけで、決められた仕事はこなすことができるようになります。

マニュアルの内容を全て暗記する必要はなく、分からない場合にはマニュアルを見ながら仕事をする事も可能です。

しかし、マニュアルの仕事意外に、カラオケの仕事をする上で覚えておかなければならないことは沢山あります。

仕事をするにあたって覚えなければいけないことは、実はマニュアル以外の部分にあるのです。

優先順位を考える

慣れてしまえば簡単ではあるものの、会社が用意しているマニュアルにない出来事が起こる場合もあります。

受付があわただしくなったタイミングで団体客が来る、レジが混雑するという事も起こります。

また、お店によってはスタッフの人数が少ないため、フロントでの接客だけではなく、カラオケルームの清掃やフード・ドリンクの調理を行わなければいけない場合もあるのです。

この様な場合に、しっかりと優先順位、効率を考えて動ける人間でなければいけません。

マニュアル通りに仕事をしていれば良いというものではないという事を覚えておきましょう。

スタッフにもいろいろな人がいる

カラオケで働くスタッフの年齢層は、時間帯や曜日で異なります。

平日の昼間はフリーターや主婦が働いており、夕方以降は高校生から大学生が多くなるのです。

夕方のスタッフが平日の昼間、イレギュラーにシフト入りすることもあれば、反対に平日のスタッフが夕方から夜にシフト入りすることもあります。

仕事内容は変わりませんが、雰囲気などが異なるのです。

馴染めない、仕事をしにくいと感じる事もあるでしょう。

そのため、スタッフにも様々な人がいるという事を理解して、イレギュラーなシフトにも対応できるようにしておく必要があります。

コミュニケーションが大切

スタッフ同士の連携、お客さんの接客では、コミュニケーションが必要です。

カラオケの仕事は接客の機会が少ないという印象を持っている人も多いでしょう。

しかし、意外にも人とコミュニケーションを取らなければならない機会は多く、コミュニケーション能力が高い人でなければ仕事をこなせない場合もあります。

スタッフ同士の意思疎通をとることが重要です。

マニュアルを頭に叩き込んでいても、これらの事を覚え、意識できないのであれば仕事をすることができません。

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まとめ

カラオケの仕事は、お客さんに歌を楽しんでもらうだけではなく、ストレスを発散したりリラックスして貰えるようにもてなす仕事です。

接客の機械は少ないものの、基本的には接客業であるため、明るく笑顔で接客をするということ、お客さんの目線で気配りをする事も大切です。

カラオケボックスのスタッフとして仕事をする場合、資格やスキルを持っていなければならないという事はありません。

カラオケの機器やメンテナンスができなければいけないという事もないのです。

働いた事がない人であっても、比較的働きやすく待遇も良いアルバイトでもあるでしょう。

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