皆さんは、工務店の仕事についてどれくらいご存知でしょうか?

「工務店」と言っても、幾つかのタイプに分けられます。

独立自営型やリフォーム専門型など、複数の工務店があり、知らずに就職してしまうことの無いよう、それぞれの工務店の特徴や仕事の種類、工務店求人の選び方や注意する点迄、どなたにでも分かり易いように紹介させていただきます。

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まずは「工務店」の仕事例をチェック

工務店の大まかな仕事内容

工務店の仕事として、最初に挙げられるのは営業です。

営業は依頼を受けて、住宅などの建築物の施工に入る訳ですが、その前に測量をして設計書を作成します。

それを元に土地を成型して建材を組み立てたり、電気水道のパイプを張り巡らせ床や壁を作ります。

ビルなどの建築物では、沢山のガラスをはめ込んだり、エアコンを取り付けたりします。

そしてビルの場合はエレベーターの取り付けをしなければいけません。

それから内装、外装を実施します。

最後に植物配置などの装飾をして完成です。

但し工務店にはそれぞれに特徴があり、得意分野だけ施行を担当する工務店もあれば、不得意な分野は外注することで他社と協力しながら作業する工務店もあります。

施工主が工務店に依頼して、工務店が設計から完成までを受け持つのが本来の工務店の仕事です。

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工務店の仕事の種類

工務店ではどんな仕事の種類があるのか、その仕事の種類やそれぞれの仕事内容も含めて、ここからは詳しく紹介させていただきます。

営業

建築物施工の仕事を、外回りで営業をかけて獲得するのが営業の仕事です。

仕事を獲得するのはとても難しいですが、その分給料が高いことが多いので、しっかり稼ぎたい方は挑戦してみるといいでしょう。

ノルマの厳しい工務店もあるので、事前にノルマの有無や詳細内容を確認しておくのが無難です。

設計

施工する住宅の設計を行いますが、ハウスメーカーよりも地域に密着していて、小規模人数の工務店が多く、施工主の方と密に相談しながら決めます。

ハウスメーカーなどでは標準仕様の作りが多いのが特徴ですが、工務店の場合は得意不得意の分野がありますから、工務店求人選択の際に確かめておくと良いでしょう。

建材の組立

請け負った建築物の建て方をします。

作成した設計図に沿って建築資材を組み立てていきます。

ライフラインの取り付け

ライフラインに必要な電気水道の設備を取り付けていきます。

エアコンなどの空調設備も取り付けます。

昨今の日本の天候は暑さと寒さの気温差が非常に大きく、温暖化の影響から猛暑日が増えたので、空調設備の取り付けは欠かせません。

工務店の特徴

工務店には、その建築施工案件に対応し、それぞれの特徴や、得意とする施工に特化した5種類の工務店に分類する事ができます。

それぞれの特徴を分かり易く紹介させていただきます。

独立自営型

注文住宅の設計や施工を主業務とする工務店です。

営業活動から、設計、施工、まで自社の社員で管理、主導のもと行います。

独自の工法で規格化を進める会社もあります。

施工特化型

地元に根差して、集合住宅の施工を主業務にする工務店です。

小規模な会社が多く、お客様からの紹介を受けて仕事をする事が多いです。

技術力が高い工務店では、設計事務所案件の見積もりに参加する時もあります。

下請け型

ハウスメーカーや分譲住宅会社の施工に特化している工務店で、直接契約する機会はほとんどありませんが、ハウスメーカーの仕事がメインであればメーカーの求める基準に1棟ずつ対応できる工務店で、分譲住宅会社の仕事なら安く大量にかつ素早く施工することを得意としています。

リフォーム専門型

集合住宅ではなく、リフォームをメインで引き受ける工務店です。

リフォームの流行もあり、リフォームに関する情報量も増えてきています。

O不動産会社の建築担当型

不動産会社が建築条件付き土地を販売する時に、建築部分を請け負う工務店です。

工務店の仕事が得意な人の4個の特徴

どんな仕事でも、他の人よりも仕事をこなすのが早かったり、上手にこなしてる人がいるものです。

そんな上手に仕事をこなす人の特徴が分かれば必然と自分が仕事する際に、何に気を付ければいいのか分かります。

ここからは工務店の仕事が得意な人の特徴を詳しく紹介させていただきます。

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高い所が得意

住宅施工においては高所での作業が多いですから、高所恐怖症の方にとっては難しくなります。

しかし高い所が苦手な人でも不思議と作業してるうちに、知らず知らず高所作業していて、自分で驚いてる人も結構います。

ベテランクラスになると、細い板の上を命綱もなしに平然と歩いていて、さすが職人と憧れるほどです。

高所が得意であればスムーズに施工に入れます。

向上心がある

職人さん達は丁寧に仕事を教えてくれますが、指導されるのをただ待っているだけでは、いつまでたっても一人前の職人になれません。

自分から積極的に仕事を覚えようという気持ちと姿勢が大切です。

先輩職人や親方に直接聞いてみる事も大事ですが、それよりも重要なのが、よく観察することです。

親方がどのような手順で作業しているのか、ちょっとした時間があったら観察し、その仕事のコツを覚えます。

そういった積極的な向上心と態度は、他の職人さん達が気づいてくれるもので、やる気がある人材であるとの評価が高まります。

体が柔軟で力がある

重い資材を持ち運びますから、力がある人が向いてます。

作業中に、これは持てない、あれは持てないでは仕事になりません。

それと腰が悪い人はなかなか辛い事になるでしょう。

工務店などの重労働にお勤めの人は、かなりの割合で腰を悪くしてしまいます。

ですから体のケアはスポーツ選手のように自分自身でしっかりと行わないと長く勤務することが難しくなります。

学生時代にスポーツをやられていた人や、体の柔性や体力に自信がある方は工務店の施工において活躍できるでしょう。

視野の広い人

工務店で仕事を教える立場になると、大事なのは部下の安全を確保する事です。

やはり工務店の仕事は危険な作業も多いですから、広い視野で部下の作業のを把握してあげて、怪我や事故が発生することが無い様に管理指導を徹底します。

その後のキャリアについて

事務のキャリア

工務店での仕事は、建築物の施工や営業だけではありません。

他の会社と同じように、事務の仕事もあります。

工務店での事務の経験があれば、他の業種の会社に勤めた時に役立ちます。

建築家にキャリアアップ

工務店で設計の仕事をしながら建築士の勉強をしておけば、将来においてキャリアアップの道につながります。

1級建築士の資格を取って建築士として独立できれば、工務店で築いた人脈がとても役に立ちます。

建築士として独立を果たし、仕事を軌道に乗せることができれば収入も大幅にアップします。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

工務店での経験を活かした職種を紹介させていただきます。

営業の経験を活かす

工務店での営業は、獲得する案件の単価が非常に高額ですし、施工主の方の一生で1度の買い物ですから、契約するのは非常に難儀ですが、その分契約を結んでいただいた時の利益は他の業界の営業職と比較すると大きいです。

TV制作の仕事に活かす

意外に思う人もいるかと思いますが、工務店での建材組立の経験が活かせるのが、TV番組を制作する際のセットの組立です。

つまりは大道具小道具のお仕事です。

カナズチの呼び名を殴りに変えて、ベニヤ板などを打ち付けたりしながら組み立てる訳ですから、工務店での経験があれば新しい職場でも活躍できます。

地域での暮らしに役立てる

多くの人が市町村のコミュニティーの中で、それぞれの役割を与えられながら暮らしていると思います。

回覧板を回したり、寄付を集めたり、運動会などに参加したりと、地域によっては結構忙しいものです。

そのような地域コミュニティーで、工務店での経験が非常に役立ちます。

公民館の修理などちょっとしたものなら、わざわざ業者を頼まなくても、工務店経験者の人が修理すれば、地域で大きな貢献を果たすことができます。

自分にあった工務店求人の選び方や注意点

働いていないと、仕事を選んでいないで早く働いてくるようにと言われる事もありますが、職業選択を自由にする権利というのは、世界的に見ても、人が最も獲得したい権利の一つでした。

職業選択の自由の幸せを感じ楽しみながら、自身が決断すれば良いのです。

その際、どのような観点で工務店を選んでいけばいいのか、以下の点を参考にしてください。

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【選び方①】工務店の特徴から選ぶ

工務店と言ってもみな同じではなく、5種類に分類できます。

独立自営型、施工特化型、下請け型、リフォーム専門型、不動産会社の建築担当型、とに分けられます。

上記の工務店の特徴で紹介させていただいたように、それぞれ特徴がありますから、自分の興味のある工務店を選んでみて下さい。

【選び方②】主にしている施工エリアから選ぶ

工務店の求人で選ぶ時には、主な施工エリアは何処なのか注意して選んで下さい。

その確認を怠ると実際仕事現場がとても遠く、通うのが大変で仕事が続かないという事になります。

ただでさえ慣れない仕事なのに、疲れた体で長距離を運転して帰えるのは、辛いものですし事故を起こしてしまっては元も子もありません。

長距離通勤は仕事が慣れてからの方が無難です。

始めのうちは現場が近い工務店を選ぶことが良いでしょう。

【選び方③】給料形態から選ぶ

工務店の給料形態は、月給払い、週払い、日払い、とがあります。

どの形態が自身に適しているか、ご自身の生活スタイルや給与を得たいタイミングに合った求人を選べるよう注目することもおすすめです。

【選び方④】ハウスメーカーとの違いに注目する

住宅施工を受け持つ会社は、工務店の他にもハウスメーカーがあります。

同じ住宅施工会社ではありますが、会社の特徴に違いがあります。

ハウスメーカーでは社員の人数が工務店と比較すると多いですし、標準基準の施工スタイルになります。

一方工務店ですと、社員の人数も少人数になり施工スタイルも施工主の方と相談しながら行えますから、ハウスメーカーよりも自由度が高いです。

そういった特徴が自分にとってメリットかどうかを考えてみると良いでしょう。

徳に営業職はハウスメーカーに勤める事になりますと、工務店と比べて獲得の難易度も上がることが多いです。

工務店の場合は地域に密着してる会社が多くて、地域人脈からの紹介で仕事を得るものですから、営業の必要性がハウスメーカーと比べて低いです。

ですから求人選択の際には注意して選んでください。

【選び方⑤】施工会社の存続率

企業に就職する際には、その業界の仕事そのものが好きで選ぶ人もいらっしゃるでしょうけれど、生活のため、お金のために就職したいという人の場合は、自分の就職先が安定して長期にわたって存続してほしいものです。

結婚をした後まもなく会社が事業を止める事になってしまったでは、とても困りますし、子供が小さい家庭では、子育てにお金がかかりますから、たまったものではありません。

そのため会社の存続性をよく見極めなくてはいけません。

ハウスメーカーは工務店と比べてみると会社の存続性は安定してると言えるでしょう。

一方、工務店の方は小規模経営が多いので、会社の存続性は個々の工務店で違いがあり、安定性は不確実です。

自分の今の年齢や生活状況に合わせて、求人選択の際には慎重に吟味して下さい。

工務店の雰囲気

仕事を選ぶ際には、職種や勤務体系、賃金の額などですが、工務店で求人選択する際には、是非とも会社の雰囲気を考慮する必要があります。

後々重要になってくるからです。

何故なら工務店は小規模人数で仕事をしていますから、ともすれば従業員同士が、ご近所さんでまとまっている所も珍しくありません。

従業員同士がもっと近しい工務店ですと、地元の先輩後輩、同級生、親せき、兄弟と非常に仲良しグループと言えばおかしいですが、そんな感じの工務店に勤める場合には、うまく溶け込めれば最高の職場環境になりますが、そうでなければ一人だけ浮いてしまう可能性があり、そうなると精神的に辛いものです。

その点も考慮して工務店を選びましょう。

まとめ

いかがでしたしょうか?

工務店にはそれぞれに違いが大きくあるので、就職活動する際にはぜひご紹介した内容を思い出していただき参考にしていただければ幸いです。

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