パチンコの仕事内容12個の業務と向いている人・向いていない人の特徴
パチンコ業界と一括りに大きく分類しましたが、パチンコ業界にも大きく分けて以下の三つの領域があります。
- (1)パチンコホール業界
- (2)遊技機等製造販売業界
- (3)パチンコ業界特化型景品卸業者
ここでは最も人材需要の多い(1)パチンコホール業界の転職に関して紹介します。
したがって、ここで「パチンコ業界」と言えば「パチンコホール運営業界」を指すものとして読み進めて下さい。
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目次
閉じるパチンコ業界へ転職する人は多い?
多くの転職者がいます。
他業界では自分自身の強みを活かすことのできなかった人や、同業他社からの転職が多いです。
学生時代にアルバイトだけはしたことがあり、その後違う業界に就職したものの、やはりパチンコホールの業務を行いたいという人も多くいます。
この業界は学歴、経験については多く求められません。
転職者の多くは、高学歴を決め手に転職を成功させたという人は多くない印象です。
パチンコ業界も省人化が進み、ホールに出る従業員の数も少なくなってきています。
しかし接客業であるからには、人手を要する業種であることは間違いありません。
よくある転職理由とは?
パチンコ業界に転職する人の転職理由について以下に列挙します。
学歴に影響されない収入
先ほども少し触れましたが、この業界は学歴があまり関係ありません。
学歴がなくとも高収入を得られる正業であるとの認識から前向きな姿勢で転職されてくる場合が多いようです。
パチンコ業界ではオーナー企業がほとんどですが、オーナーの学歴もそれほど高くないのが現状です。
パチンコ遊技が好き
パチンコの遊技に関して限度を超えた遊び方をするというのは、やはり病的と言えるかもしれません。
一方、健全な範囲でパチンコをこよなく愛している人も多くいます。
前職では事務仕事をしていて味気なく感じていたり、顧客回りをしていたものの全く楽しく思えなかったという人もいます。
こうした人が、趣味でもあり愛すべきパチンコを仕事にしてみたいと思い、転職してくることも多いようです。
市場規模とIR法案成立
パチンコホール運営に関わる産業の大きさは、果たしてどれほどあると思いますか?
ある調べでは、2018年には19兆円産業と言われています。
この規模の大きさは、他産業にも匹敵する大きな市場規模を持っているということになります。
業界トップレベルの「マルハン」や「ダイナム」は売上高1兆円を軽く超えている会社にもなります。
また、2018年にIR実施法案が通過したことで、今後日本のどこかの地域にカジノができることになります。
そうした話題性もあり、積極的に転職してくる方も多いようです。
単純にギャンブルが好き
現在は、スマホゲームなど個人でいつでもどこでも遊べる環境が整っている社会環境になっています。
しかし、リアルな感覚という意味ではやはりパチンコ産業の魅力は大きく、転職される人が多くいます。
2000年以降、パチンコホール事業社数は激減していますが、一方で遊技台数は減っていません。
これは、大型店舗が増えたこと、廃業した会社のホール事業を他社が買収していることが影響しています。
今がこの業界の過渡期であり、離合集散が続いている業界でもあります。
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パチンコ業界で狙い目な会社の五つの特徴とは?
どのような業界にも狙い目となる会社が数社あります。
今、発展途上なのか、積極営業しているのか、会社の経営方針は堅実で上昇志向なのかなどを見極めれば、「この会社なら自身が勤め上げるのに間違いない」と思える会社があります。
ここでは、パチンコホール業界を狙っている方に、その狙い目となる特徴を五つに絞って紹介したいと思います。
会社規模が大きい
まずは、会社規模が大きいことが挙げられます。
当然ですが、収益とは1店舗よりも2店舗、10店舗より100店舗といったように規模が大きければ大きいほど雪だるま式に増えるものです。
先ほど市場規模を19兆円と書きましたが、あくまでもこの規模は「貸し玉料金」です。
お客様がこれだけの金額を使って遊技に必要な玉やメダルを借りているという数字になります。
そこからお客様への景品による還元があり、その差が売上総利益になるわけです。
規模が大きければ来店客数も増え、売上高はうなぎ登りに高まっていきます。
店舗数が多い
会社規模を示す大きな指標としては、店舗数も挙げられます。
店舗数が多いということはその会社の自力が非常に強いということになります。
この業界は、行政や司法の判断で生かされたり苦しめられたりすることがありますが、店舗数が少なければ少ないほど、その影響は大きくなります。
リスクヘッジ的な意味合いでも、店舗数の多いパチンコ会社が良いでしょう。
オーナーの意志
パチンコ業の多くは、オーナー支配が強烈に影響している会社群です。
業界最大手の「マルハン」を筆頭に、数多くのオーナー企業が存在します。
また、創業オーナー社長でなくとも、同族承継したオーナーである場合も多いです。
そうした中で、オーナーの考え方・ものの見方などが未来志向であるのか、上昇志向なのかがキーになります。
理想に飛躍しすぎているような場合もあり、こうした観点からその会社を見ることも大切です。
社会的認知度が比較的高い
パチンコ店と言えば、昔は日本国中どの駅前にも必ず数店舗あったと思えるほど店舗が乱立していた時代があります。
また、郊外の大型店舗などにもランドマーク的な存在として多数の店舗がありました。
そうした地域浸透性の高いパチンコ店を経営している会社も狙い目です。
従業員の接客が良い
未だに昔の悪いスタイルを継承している店もあるので、注意しなければなりません。
従業員姿勢の悪い店を経営している会社は避けるべきです。
逆に、このような状態とは正反対の従業員を多く抱えている企業が狙い目になります。
パチンコ業界の転職で注意したほうが良い四つのこと
どのような業界でも、転職した際には「まさかこんなことが!?」「こうなるとは思わなかった!」というような場合があります。
そういうことのないように、ここではパチンコ業界へ転職するに際して一般的な会社とは異なる点を四つに絞ってご紹介しましょう。
多店舗展開しているパチンコ店の場合(転勤)
店舗数が多い会社の方が狙い目だと言いましたが、「店舗数が多い」=「広範囲に店舗がある」ということになります。
つまりこういった会社では、従業員の転勤が常になります。
銀行と同じく、こうした多店舗展開している会社では数年に一度の転勤を行う会社が多いようです。
お客様との癒着や業者との馴れ合いを防ぐ目的ともされています。
海外で働きたい人には不向き
ご存知かもしれませんが、パチンコ産業というのは日本独自の産業で、海外には一店舗もありません。
したがって、海外に赴くこともありません。
ただ、勤めたパチンコ運営会社に他事業での海外関連事業があれば、その可能性はないとは言えません。
例として、マルハンのカンボジアでの銀行業であったり、ダイナムの香港での不動産事業があったりします。
しかし、一般のパチンコホール事業者では全くそうしたことはなく、語学を身につけた人などがスキルを活かせる機会はほとんどないと言えますので、ご注意下さい。
思ったほど稼げない
昔は「パチンコホールの従業員は実入りが非常に良く、常に財布の中に100万円以上入っている」というような都市伝説的な話も聞きました。
当然現金商売ですので、その日の売り上げは一般的などのサービス業よりも莫大になります。
しかし、会社組織として健全経営しているわけですから、店長であれ誰であれ全て会社の従業員であり、相応のサラリーで見返りを受けているに過ぎません。
昔のようなイメージが先行して、パチンコホール事業の従業員は儲かるという思い込みはできるだけ避けてください。
社会的風潮を気にしない
パチンコ店の歴史は昭和の時代から平成と、時代と共にあります。
多くの日本での産業のルーツが相当古いものである反面、パチンコは比較的新しい産業と言えるでしょう。
パチンコ業に対する一部社会の批判的風潮もありますが、過敏になり過ぎることはありません。
パチンコ業界で転職を成功させるためには何をすれば良い?
パチンコ業界へ転職した場合に成功を収めるためには何をすれば良いのか、三つに分けてご紹介します。
専門用語に精通すること
当然ですが、パチンコ事業の中心は「遊技台」にあります。
遊技台も大きく分けてパチンコ台とスロット台の二種類があります。
どちらもお客様に遊技してもらうために貸玉料金をいただき、それが売り上げになります。
その遊技台の性能によっては収益が上下することから、種々の分析がなされます。
分析には各種の専門用語が用いられ、計数計算も多種多様なものがあります。
パチンコ業界ではそれらの専門用語が必須になりますので、一日でも早く覚え込むことです。
お客様と揉めないこと
お客様は、単に遊技を楽しむためだけに来るのではありません。
もしそういうお客様がいるとしても、全体の1割もいないでしょう。
大部分のお客様は出玉を稼ぎ多くの景品に交換できるよう勝負に来ます。
そのため、出玉が出ない時には精神的に非常に悪い状態です。
そういった時の接客では、他のサービス業では経験できない特殊な対応を迫られます。
そうした場合には、その会社の教えに従って真摯に取り組むべきです。
風適法に精通すること
パチンコ店の営業は、全て風適法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)により規制されています。
この法律の内容に違反した場合は、営業停止になってしまいます。
従業員としては、この法律を熟知しておくことが重要です。
パチンコ業界に転職するにあたって必要な心構え
パチンコホール事業者に転職する場合に事前に知っておきたい心構えを紹介します。
正社員としての転職の場合
パチンコホールの運営に関しては店舗によって多少の人数比の違いはありますが、正社員1名に対してアルバイトが複数名の割合で配置されます。
正社員だけではなく、配下に非正規社員も入っていて、人数的には圧倒的にアルバイト・パートが多くなります。
そのため、正社員としての責任や義務を十二分に自覚し、模範となるような行動をとるようにしなければなりません。
非正規雇用社員としての転職の場合
非正規雇用社員というのは、いわゆるアルバイト・パートのことです。
アルバイト・パートはお客様とダイレクトに接する機会が多く、常に緊張感と接客姿勢を保っておかなければなりません。
店舗従業員と本社従業員との違い(それぞれの心構え)
店舗従業員の場合そのお店に関する責任がありますが、本社勤務にもなれば全店における施策の責任が降りかかってきます。
どの業界でも同じですが、影響度合いが本社勤務の場合には非常に高くなることを自覚しておかなければなりません。
パチンコ業界での転職で年収を上げるためにやるべきこととは?
せっかくパチンコ業界に入ったのであれば、少しでも年収を高める行動をとりたいものです。
ここでは、そのためにやるべきことをご紹介したいと思います。
昇進していく道筋をできるだけ短く考えて行動する
現在、多くのパチンコ店ではホール数が停滞もしくは減少してきています。
つまり、職場数が増えないか減少していることになります。
そうした中、自身の存在感を高め、その店にとってのキーパーソンになるための努力をしなければなりません。
それによって、昇進するスピードも自然にアップしていくことになります。
店舗では店舗責任者、本社勤務では部長クラスになるために
パチンコホール事業は簡単に言ってしまえば、ギャンブル場経営です。
アメリカやその他諸外国のような豪勢さはありませんが、小さな「半合法的博打場経営」と言っても過言ではありません。
そのため、常に真摯な態度をとり、責任ある行動を心がけるようにしなければなりません。
そうすることで、出世も早くなると思われます。
各種規制の中でも集客術とファン作りに徹する
どの業界でも同じなのですが、会社は「お店へのファン作り」をよく言います。
それは、従業員にファンがつくとその従業員の存在が大きくなってしまうため、できるだけ個性は伏せ、あくまでも「お店への」ファンを作るよう指示するのです。
そのように求められはしますが、反面、毎日接客している強みで自分のファン作りに邁進することで、自身の希少価値を付けることも大切です。
まとめ
以上、パチンコホール事業会社に就職・転職するにあたって事前に知っておくべき内容を紹介しました。
特殊な業界であることから、なかなか内部情報を入手するのは難しいですが、転職サイトや募集を行っている企業も多いので、一度覗いてみるのも良いかもしれません。
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