魚屋の仕事内容と向いている人・向いていない人の特徴・やりがいについて解説します
魚屋求人が気になっている方は必見です。
魚屋のイメージってどうでしょうか?
大きな声で接客するとか、朝起きるのが早くてきつそうとか、ざっくりとしか持っていない人が多いのではないでしょうか。
町の魚屋さんや、百貨店の中のテナントなど見かけることはあるのに、身近にあるようでなかなか詳しく知らないのではないでしょうか。
魚屋で働いてみたい人のために、魚屋の給料事情や具体的な業務、求人についても詳しく解説したいと思います。
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魚屋の仕事内容
魚屋の仕事内容は一般的な共通の内容から、店舗それぞれの取り扱っているものによって違いがあります。
鮮魚加工
魚屋といえば一般的にみなさんが思い浮かべるのがこの仕事だと思います。
仕入れてきた魚を、下処理、切り身や刺身など用途に沿って加工します。
時間がかかるので、朝早くから行います。
お客様の注文に応じる場合もあります。
盛り付け、値付け、パック詰めをして商品の品出しをします。
寿司調理
百貨店などにテナントを出しているところに多くあると思います。
寿司ネタを切り、寿司を握りパック詰め、軍艦巻きや太巻きなどの巻物を作りパック詰め、商品を品出しします。
お客様の注文に応じてネタをその場で切って、出すこともあります。
仕入れ
朝早く市場に行って鮮魚を買付けします。
自分でトラックを運転して市場に行く場合もあります。
魚は水揚げ量で値段が変わりますので、その場で臨機応変に対応していく必要があります。
その時に売れる魚といっても、仕入れ値が高くなってしまうと、お店で売れなくなってしまうことだってあり得ます。
鮮度の高さを見分ける眼や魚の知識が必要なので、長年経験をつんだベテランさんや店長など上の人がやられることが多いです
販売業務
レジ業務やお客様の対応をします。
お客様の魚に対する(今旬でおいしい魚、この魚のおいしい食べ方、魚ごとのおいしい調理法)などいろいろな質問に答えることがあるので、魚の知識があることやコミュニケーション能力があることが好まれます。
惣菜加工
会社、店舗によって惣菜を扱っているところがあります。
焼き魚、煮魚、てんぷらなど、とてもニーズが高まっていて、それを名物にしていたり、この部門に力を入れているところも増えています。
配達
会社、店舗によっては配達を行っているところもあります。
お客様や、飲食店などに届けたりします。
この他にも事務などのデスクワークもあります。
魚屋求人でよくある募集内容とは?
魚屋の仕事内容が分かったところで、魚屋の就業形態、給与や、勤務状況、福利厚生など解説していきましょう。
仕事内容
「鮮魚加工」は募集が多いようです。
正社員、契約社員、派遣社員、パート、アルバイトそれぞれ多くあります。
手に職がつけられるということもあり募集も多いようです。
給与相場
給与としては、相場は普通の社員の方とそう変わることはないようで、月収20万から28万くらいが多いようです。
これはあくまでスタートなので能力や経験を積んでいくことによって、上がっていく可能性もあります。
例えば経験を積んで、仕入れを任されるようになり、自分で朝トラックを運転して市場に行くようになったら上がったということもあります。
「鮮魚加工」の契約社員としての勤務ですと、1000円から1600円がいったところが多いようです。
他の業種と差があるということはないようです。
こちらも能力や経験を積むことや条件を満たすことによって、上がっていく可能性があります。
勤務時間や休日、残業
勤務時間、休日などは勤務する会社、店舗によります。
ただし魚屋は鮮度を重視するため、その日の朝に市場から仕入れた魚を加工、調理することがほとんどです。
加工、調理などの開店準備に時間がかかるため、朝早くから出勤することが多いです。
仕入れなどをする場合は自分でトラックを運転して市場に行くと店舗からの距離によってはさらに早くなります。
仕入れ担当の人数によっては、市場の予定に合わせることが多く、休日などを返上して、仕入れに行くこともあります。
福利厚生
福利厚生も務める会社、店舗によります。
自分が求める条件をよく検討しましょう。
勤務場所
何店舗も待っている会社では、移動がある場合があります。
魚屋は朝が早いので出勤時間が長くなるとそれだけさらに朝も早くなりますので、とても重要です。
求められる人物像
明るくふるまえる人
魚屋といえば、威勢がいいということが店舗の評価に直結することがあります。
店員の「いらっしゃいませ」という大きな声が響くと、お客様が活気があるなと思わず足を止めるなんてことはよくあります。
お店の第一印象にとってとても重要なことでもあります。
コミュニケーション能力の高い人
魚屋はお客様とのやり取りが多い職場です。
お客様からは魚についてや、その食べ方、その調理法など、いろいろなことを質問されることがあります。
そんな時にお客様を不快に思わせる対応してしまうと、それだけで店舗全体のイメージダウンにもありかねません。
販売担当だけでなく、調理中、加工中に話しかけられる場合もあるので、魚屋の仕事全体に必要なこととも言えます。
わからない時は先輩に聞いたりすることで覚えていきます。
気兼ねなく質問できる関係性を築くと言った意味でも必要な能力であると言えます。
いかに鮮魚のすばらしさをお客様に伝えるかも魚屋の重要な仕事の一つと言えます。
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魚屋求人のおすすめ求人のポイントとは?
魚屋求人においておすすめできるポイントがいくつかありますので紹介します。
様々な年齢層の人が働いている
高校生のアルバイトから、シニア層の人まで、さまざまな年齢層の人が働いています。
シニアの人は経験者が中途で入ってくることも多いようです。
包丁の技術を持っている人は、そのスキルを活かして仕事に取り組んでいるようです。
ベテランの人は未経験の人や経験の少ない人を教えるのにもうってつけで必要とされていまう人材です。
経験不足の人もそういった人に教わることによってゆくっりじっくり経験と積んで実力をつけていきます。
手に職がつけられる
魚をさばく包丁の技術はものにすることは、それを活かす職業も多々あり、求められることも多くある技術です。
魚屋だけでなく、普段の家庭での料理などにも活かせることも多くあります。
仕事に限らず、一生にわたって活かせる技術を身に着けることができます。
料亭やその包丁技術を使える場所に転職することや、独立して日本料理店や、寿司屋などを開くといったケースもあります。
魚の知識をつけることができる
その道のプロから魚のいろいろな知識について教えてもらうことができる。
うまい魚の見分け方や、魚の鮮度の見分け方、普段の生活では知ることのできないことも知ることができます。
これも仕事だけではなく、普段の生活にも活かせることが多いと思います。
人脈を広げることができる
魚屋で働いたその後の目標で、自分の店を持ちたいという人なら、市場関係者や、日本料理店、寿司屋など様々なところで人脈を広げることができます。
それは将来の目標に対してとても有意義なものになります。
経験者ならではのアドバイスなどをもらえることもあると思います。
魚屋求人の仕事についてよくある疑問
魚屋求人の仕事についての疑問に対してできる限りお答えします。
未経験でも大丈夫なのか?
私の経験から言えば、大丈夫です。
実際私は、家事をほとんど手伝わなかったので、料理なんて数えるほどしかしたことがありませんでした。
当然、包丁を使ったことのある回数もごくわずかでした。
刺身包丁なんて持ったこともありませんでした。
そんな私もベテランのシニアの先輩がゆっくり時間をかけてていねいに教えてくれたおかげで、徐々に使えるようになりました。
正直に言うと失敗して、指をちょこっと切ってしまったことはありますが、結果的に一人で一通りのことができるようになりました。
魚の知識がなくても大丈夫なのか?
先にも述べましたが、大丈夫です。
もちろんあるにこしたことはありません。
採用の際にその方が歓迎されるかもしれませんが、私はまったく魚の知識がなかったです。
お客様に魚のことについて聞かれますが、最初は魚の名前さえ答えられずに先輩たちに助けてもらいました。
わからない時はどんどん先輩に聞きました。
それを繰り返すごとに、少しずつ知識を増やしていき、魚の知識や調理法や食べ方などを聞かれても、一人だけで対応できるようになりました。
職場の雰囲気は?
これは、会社や店舗によって様々です。
ただ、活気があって威勢がいいことが比較的評価されるので、明るい雰囲気の職場が多いのではないかと思います。
私が働いていた店舗は高校生のバイトから、60代後半の人が働いてました。
あまり話す機会がない世代の方も多かったので、私にとって面白い話などもたくさん聞けました。
そのため雰囲気はよかったですしいい関係性を築けました、明るく話しやすい職場でした。
きついですか?
魚にもさまざまな大きさの種類がありますので、中には重いものもありまし、量を一気に運ぶこともあります。
ですから仕入れのトラックから冷蔵庫に魚を運んだりするときは多少の体力を使います。
いけすなどがある店舗だと、そこから魚を上げる時も体力を使います。
あとは、何度も述べていますが、朝がとにかく早いので、朝が弱いという人に対してはそういうきつさがあると思います。
早朝出勤って多いの?
会社、店舗によりますが、ただでさえ朝早い出勤ですが、予約注文などの数によっては、さらに早くなることがあります。
前日から、作り置きなどはできませんから、増えた分早めに出勤して準備しなければなりません。
私の働いていた店舗では、お盆や正月などに注文が多くなることがあります。
お寿司などは実家でみんなで食べたりするからだと思います。
私もこの時期、朝5時に出勤したりしました。
何か資格が必要なのか?
資格よりも経験だと思います。
未経験でも大丈夫ですが、やはり魚屋経験者をはじめ、寿司屋経験者、スーパーの鮮魚コーナー経験者などは、歓迎されます。
経験はあるにこしたことはありません。
先にも述べましたが、シニアの方も多く活躍されてます。
逆に経験さえ持っていれば、必要とされるし、やれることが多くある分野です。
求人の選び方は?
自分にあった雇用形態で選ぶのがいいと思います。
何を重視するのかです。
自分の将来のことを考えてみるのもいいともいます。
正社員ではもちろん安定が望めますが、責任も伴います。
それが嫌なら、まずはパート、アルバイトからでもいいと思います。
パート、アルバイトから正社員登用がある会社、店舗もあります。
私は最優先は勤務地でした。
何度も述べましたが、朝が早いので、朝が苦手な私は、少しでも寝る時間が欲しかったので家に近いところで探しました。
それ以外のところはあまり気にしませんでした。
魚屋で働いて得することは?
先にも述べました、プロならではの魚に対する知識が覚えられることや、包丁の技術を覚えられることもある意味ではそうだと思います。
ただ私の経験上では何と言っても、とにかく新鮮でおいしい魚が食べられることに尽きると思います。
従業員割引があるところもありますし、そうすれば安く手に入ります。
私の働いていた店舗では、従業員へのお祝いで社長や、店長から、豪勢な刺身の盛り合わせいただいていました。
魚屋の人は怖くないのか?
これは私自身、魚屋で働いていた時に聞かれたりもしました。
魚屋の大将なんて言えば、いつも声がでかくて怒鳴っているからそんなイメージがあるのでしょうか?
私の職場の社長や、店長もまさしくそんな人でしたが、実際にそんなことはありませんでした。
もちろんミスをすれば怒られますが、普段から怒鳴られたりということはありませんでした。
基本の礼儀をキチンとさえしていれば、問題なかったです。
まとめ
以上、魚屋についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
私の経験したことが少しでも役に立てばと書かせていただきました。
魚屋の仕事は、朝早くてきつい、大変な部分がイメージされがちですが、もちろんそれだけではなく、特殊な環境ではあるのかもしれませんが得られることはたくさんあります。
包丁の技術や魚の知識を持っていれば、自分自身の可能性がとても広がります。
選択肢も増えます。
それは普段の生活にも多く役立つことです。
包丁の技術だけでなく、コミュニケーションは普段の人付き合いに活かすことができます。
この仕事に興味を持っていたでける方が少しでも増えたら幸いです。