全国チェーンの大型書店から昔ながらの町の本屋さんまで、様々な書店を目にする機会があります。

「本が好き」「読書が好き」という方なら、書店に足を運ぶ機会も多いことでしょう。

「好き」が高じて「書店で働きたい」という方に、給与や福利厚生、仕事のやりがいなど書店求人の実態をお教えします。

また、現在書店で働いている方で給与に不満がある!という場合も必見です。

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まずは「書店」の仕事例をチェック

書店求人の給料の相場はどのくらい?

正社員で新卒入社した場合の書店の給料相場

東京の求人では、初任給(基本給)が概ね20万円台程度のものが多くなっています。

求める人物像としては、理系・文系といった別もなく、学部学科等は特に問われないようです。

正社員で転職した場合の書店の給料相場

ばらつきがありますが、基本給で見ると月18万円〜22万円程度になっているようです。

職能給や残業代などがつくことで、月20万円~といった金額になります。

また、経験や能力などにより更に高い金額になることも。

パート・アルバイトの場合の書店の給料相場

小売店の常として、書店でも、正社員ではなくパート・アルバイト雇用による従業員は多くなっています。

時間給はそう高くなく、東京都では最低賃金985円に対し、985円~1,000円程度のものが多くなっています。

年収にも響いてくる基本給以外のものは、どうなっているの?

賞与

基本給以外に発生するもので最も気になるのは賞与でしょうか。

どの程度の賞与があるのかを調べてみると、3万円~給与1ヶ月分程度、そして4ヶ月分~4.5ヶ月分のように、かなりのばらつきがあります。

企業として大手か零細かといったことでも変わってきそうです。

昇給

勤続年数によって、昇給は望めるのでしょうか?

こちらも、賞与と同じく会社の規模等で大きく異なるようです。

大手では年1回の昇給を謳っているところもあります。

ただし、その上がり幅はそう大きなものではなさそうです。

各種手当

役職手当や職務手当、通勤手当、家賃補助などがありますが、手当についても会社によりどのようなものがあるかは異なります。

給与が高い人は何が違うの?

同じ書店の同じ正社員でも、給与に差があるのはなぜでしょう?

高額を得ている人は、他の人とは一体何が違うのでしょうか。

スキル

書店の営業形態により、仕事の内容も変わってきます。

そのため、従業員の仕事の幅も当然異なってきます。

同じ売り上げを得ていくにしても、店舗でインバウンドの接客がメインの仕事をしているのか、より広く営業活動をしているのかという差があります。

より売り込む力が強い=売り上げを上げられるというスキルがあれば給与も高いと言うことは充分あり得ます。

役職

チェーン店などになると、特定の店舗での業務だけではなく、エリアを統括する立場であったり店舗ではなく総括する本社での勤務であったりという場合には、その分給与にも反映されるということがあります。

管理職としての役職手当がつくということになります。

勤続年数

定期的な昇給が見込める会社であれば、当然勤続年数が長いほど給与も高くなってくると言えそうです。

ただし、入社時期によってベースになる金額が違うため、昇給の幅によっては勤続年数の差ほどは金額に差がないということもあり得ます。

地域

首都圏と地方では最低賃金に差がありますから、仕事の内容自体が同程度でも、給与額には差があるということになります。

地方では、競争がになりにくいということも関係して、首都圏に比べるとやはり地方の書店員では給与は低くなる傾向があります。

書店求人の給料の決まり方

最低賃金・平均的な水準

パート・アルバイトなどでは、ほぼ最低賃金程度の時間給設定のところが多いようです。

新卒の正社員求人でも、大卒初任給の平均的な金額程度になっています。

業界として、給与水準は決して高いとは言えなそうです。

前職の経験

転職しての中途採用という場合、前職が同業種同職種であるという場合などには、やはり多少の考慮はあるようです。

業種は違っても販売や接客に関する職種で働いていたり、また職種が違う場合でも書籍や雑誌に関する仕事をしていたり…といった経験により、その分の評価が給与に反映されるということはあり得ます。

ただ、全体として給与の設定が低めの業界ではありますので、経験に対する評価も、期待をしすぎてはがっかりすることになるかもしれません。

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書店の求人で給料を上げるためにやるべき3個のこと

すでに書店員として働いているけれど、給与をもっと高くしたい…というとき、どうすればそれがかなうでしょうか。

今すぐできること、長い目で見て始めた方が良いことを挙げていきます。

今の勤務先でできること

給料アップの交渉をしてみる

「給与を上げてください」…なんて言えないと思っていませんか?

昇給の交渉はしても良いのです。

ただやみくもに要求をしては通るものも通らなくなりますから、タイミングを計る必要があります。

また給与の上げ幅も大切です。

自分がこなしている仕事、上げている成果がどの程度のものなのかを正しく把握した上で、それに見合った給与を提示しなくてはなりません。

また、タイミングは大きな成果を上げることができた時を狙いましょう。

交渉が進めやすくなります。

スキルアップを図る

想定内の仕事をしていたのでは、当然給与は上がりません。

そこで図りたいのがスキルアップです。

書店で求められるスキルとは一体どんなものでしょうか?

小売業の販売業務では、やはり在庫管理~仕入れ~販売という流れの中でいかに売り上げを上げるかということが求められるかと思います。

接客態度によって、顧客を増やすといったことも求められるでしょう。

このような販売に関するスキルを、全体的に底上げしていくことが必要です。

また、書店では、新たな書籍のブームに火をつけるといった売り方も充分可能です。

独自の売り場展開やフェアの企画、POPの作成などで、より大きな売り上げを狙っていくことができます。

催事企画や売り場づくりなどではセンスも問われますが、マーケティングやリサーチによってより良くすることができるものです。

役割を増やす

例えば売り場での接客販売業務だけでも割に合わないのに…と思っているかもしれません。

そこをあえて経理や財務、人事、管理の仕事もできるようになればどうでしょう?

現実的に、すぐに今までの職務以外のことを任されるようになるわけではないでしょう。

それでも、勉強をする、教えを請う、関わっていくという姿勢を見せて、少しずつでもできる範囲が増えていけば、任される仕事も増えてくるかもしれません。

そうして信頼を得ていくことで、遠回りではありますが、結果として職務に見合った給与になっていくという可能性があります。

給料をアップさせるための求人の選び方

これから書店員を目指そうという方や、今とは別の書店に転職したいという方のために、何をしておけば良いのかを見ていきたいと思います。

いざ転職!というその前に、少しでも給与が高いところで働けるように、どのような準備をしておけば良いのでしょうか。

給与相場が今よりも高いところを探そう

基本給によって賞与も異なってきます。

各種手当てを含まない基本給の金額を必ずチェックするようにしましょう。

賞与は基本給に呼応していることが多くなっています。

例えば「3ヶ月分」というような記載であれば、扶養家族手当や通勤手当、役職手当などを除いた基本給✕3ヶ月分ということになります。

月々の給与が一見高く見えても、基本給で見てみるとそう高いわけではないということがままあります。

賞与や昇給制度をチェック

前項でも述べましたが、賞与の算出方法は確認しておきましょう。

「○ヶ月分」という場合には基本給がベースになりますし、「○万円~○万円」といった記載があれば、基本給をベースにしたものではないということになります。

昇給に関しては、求人票上は時期や年○回といった期間についての記載(年1回○月といった)があるに留まるかもしれません。

求人によってはパーセンテージや金額が記載されていることも。

実際の昇給の程度がどうなのか知りたいという場合、様々な会社の評価が投稿されているような口コミサイト等が参考になるかもしれません。

残業代はちゃんと出る?

人手不足が言われて久しい小売業界ですから、どうしても時間外勤務は多くなりがちです。

その時間外の勤務がサービス残業にならないように、就職の際には就業規則を確認し、きっちりとした労働契約書を交わすようにしましょう。

基本的にハローワークに出ている求人であれば、万一サービス残業を強要されるようなことがあったときには監督署などを頼りやすいでしょう。

まずは求人票の詳細なチェックを怠らないようにしましょう。

交通費や福利厚生は?

通勤手当があるかどうかも、会社によって異なります。

書店求人に限った話ではなく、求人票をよく確認しましょう。

実費で全て出るという場合もあれば、公共交通機関を使う限りは出る(マイカー通勤の場合のガソリン代は出ない)という場合もあります。

また、マイカー通勤のガソリン代は出るけれども、駐車場代を個人で払わなければならないということも。

通勤にかかる費用が手当てとして支給される・されないに関わらず、やはりできるだけ通勤に費用がかからない求人を選ぶようにするのがおすすめです。

一概には言えませんが、通勤距離があることが選考そのものにマイナスに働くこともあるからです。

福利厚生に関しても、求人票等でよく確認しておきます。

基本給等の給与を見ただけでは把握できないこともあります。

給与のベースが高くなくても、トータルではより条件の良い求人である可能性もあります。

経験者が教える、実際に給料がアップしたのはこんなとき

最低賃金の改正

時間給での契約では、最低賃金が改正されたタイミングで、それに合わせて給与が上がるということはあります。

個別の理由ではなく、全く機能的な事情によるものになりますね。

一例として挙げれば、最低賃金958円時に時間給が960円だったものが、最低賃金が985円に上がって時間給が990円になるような場合です。

新規の入社があった

後輩がやってきた、という場合です。

新人さんよりはいくらか高い給料を、ということですね。

時間給で言えば、プラス10円、20円といった額ではありますが、それなりに勤務時間が長ければ月収のトータルでは多少の差は出てくるのではないでしょうか。

雇用形態ごとに違いは出てくる?

月給や年収

正社員、契約社員、パート・アルバイトといった雇用形態の差で、受け取る給与に差はどのくらいあるのでしょうか?

会社によっても違いますが、正社員であれば社会保険料を引かれることで手取りの額が低くなることがあります。

ただし、将来的にはその分安心できるということになります。

契約社員やパート・アルバイトでは、賞与がないということもあります。

雇用時の契約にもよりますが、パートやアルバイトでは土日や夜の勤務時間帯で時間給が高くなることがあっても正社員にはないというようなこともあり得ます。

給料以外における良い点と悪い点

正社員

なんと言っても正社員ならではの安定があるのが良い点だと言えます。

正社員ならではの責任の重さというものもあります。

担う範囲が大きいため、時間外勤務が多くなるようなことも。

派遣

書店員に限ったことではなく、派遣では時間給が高くなる傾向があります。

そこが良い点ですが、有期雇用であることが多い派遣では一定の期間以降の職が安定しないという点がやはりデメリットとして真っ先に挙げられるのではないでしょうか。

契約社員

こちらも有期雇用であることも多く、安定せず、無期であっても正社員の受けるメリットが受けられないことがデメリットです。

ただ、契約社員から成果が認められて正社員に登用される例も多くありますので、正社員を目指す足がかりになるかもしれない点は良い点だと言えるかもしれません。

アルバイト

こちらも一概には言えませんが、時間外勤務が少なく働く時間が決まっていることが多いことは良い点として挙げられます。

学業や家事や育児など他に本業がある場合などには選択する人も多いのではないでしょうか。

正社員等に比べて職責が少ないことは、メリットともデメリットとも言えるかもしれません。

単純に時間給が低く、全体として給与が少ないことは悪い点に挙げられます。

書店求人のお仕事とは?経験者が教えます!

楽しかったこと

「コレを売りたい!」という本が売れると快感があります。

売れ筋のベストセラーではない本を一定数売るのはなかなか大変ですが、工夫次第で店の主力商品にもできるのです!

やりがいはコレ!

前項と似ていますが、小さな書店でも特定の棚の品揃えを厚くすると、お客様は「このジャンルならここに来れば揃う」と思ってくれます。

ニーズを満たすこととニーズを作ることは、違うようでリンクしてくるものです。

面白エピソード

特に年配のお客様に多いのですが、新聞広告やテレビで紹介された本などを求めてきてくれる際、いかんせんタイトルなどの情報があやふやということが。

「何日か前の○○新聞か●●新聞に出てたと思うんだけど、ナントカっていう本」と、全部曖昧だったりすることもザラです。

ヒントを聞き取って正解にたどり着いたときには、ちょっとしたトレジャーハンター的達成感が味わえますよ。

まとめ

書店員、厳しそうだな…と思われたでしょうか?

確かに、給与の面ではなかなか報われないことも多い書店勤務。

しかし、本好きさんには最高のメリットもあるのです。

それは、なんと言っても本に囲まれて仕事ができるということ。

もちろん仕事ですので好きな本を読んでいれば良いということはありませんが、好きなものに周りを囲まれるのも良いものです。

社割や従業員価格で本が買えるというところも多く、本好きさんにはたまらない福利厚生と言えるのではないでしょうか。

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