皆さんは普段どのくらい書店に行かれますか?

最近の書店はものすごい変わり様を遂げていますよね。

従来の書店では考えられなかったカフェスペースができたりと、時代のニーズに合わせてまだまだ進化を続けている書店の仕事内容などを、これからご紹介していきます。

また、向いている人・向いていない人の特徴、その後のキャリアについてもご紹介します。

書店で働くことを考えている人がいれば、是非ともこの記事を参考にしていただけたらと思います。

書店の仕事は大きく3個の役割に分けられる

書店の仕事の役割1:レジ

書店は販売業ですから、当然レジ業務があります。

基本的な仕事内容としてレジ業務がメインとなります。

そのため、従業員はみんなレジの取り扱いができます。

レジでは会計の他に商品検索や本の予約なども承っています。

書店の仕事の役割2:書籍の予約と取り置き

これはお客様から特定の書籍を確保してほしいというときにお願いされることがあります。

例えば芥川賞を取った書籍など、その後の売り上げというのはかなり伸びます。

中には、店頭在庫がなくなり重版待ち、ということもあります。

重版して増刷されてもまたすぐに品切れになる可能性もあります。

そのために、お客様用に一冊確保しておくのが取り置きになります。

予約は未発売のものを確保すること。

取り置きは発売済みの商品を確保すること。

そのような認識で大丈夫です。

書店の仕事の役割3:入荷

入荷作業に関しては、書籍だったりコミックスだったり沢山入荷するときは仕事が多いです。

毎週月曜日は問屋さんが定休日なので入荷はないのですが、月曜日以外は毎日入荷があります。

レジの業務

レジの業務1:開店前

開店前の作業としては、レジ内のお金の確認と点検をします。

その他には店内の掃除などをします。

レジの業務2:営業中

営業中は、お客様が商品を持ってきた際に会計をします。

またお客様の列ができたときは、ヘルプを呼ぶことで事務所にいたり店内を巡回しているスタッフもレジに戻ってくるため、一気に混雑は解消されます。

レジが混んできたから急がなきゃと焦る必要はないので、並んできたなぁと思ったらすぐに応援を呼びましょう。

他にも、営業中はお客様から商品を探していると商品検索をすることがあります。

レンタルも行っている店舗の場合は、この商品検索でレンタル品がもともとの在庫数からどのくらい貸し出しているか、またいつ返却されるかなどの情報が分かるので非常に便利です。

また、営業中は数時間おきにレジの点検をします。

点検ではレジ内の現金が会計取引のデータと相違ないかを確認します。

何十円という程度の誤差であれば特別報告の義務はない店舗もありますが、千円以上のずれは報告しなくてはいけないことが多いです。

店舗によってはある一定額以上の誤差を出すと始末書を書かされますので、会計時の計算やお釣りの受け渡しには充分に注意を払ってください。

レジの業務3:閉店後

閉店後はレジ全てを最終点検します。

その後レジの電源を落としてレジ内の現金が入った箱ごと事務所に持っていきます。

事務所に持っていったら、社員が最終的に現金の確認をして完了になります。

またお金の管理などに関しては店長や社員でないと触れないものになっています。

閉店の15分前から閉店BGMを流しますから、閉店時間には店内にお客様はほとんどいないので、比較的残業も少ないです。

本の予約と取り置きの業務

本の予約と取り置きの業務1:開店前

開店前は今日入荷した書籍の中に予約・取り置きした商品があるかの確認をします。

もしあるのであればその商品は品出しとは別の取り置きコーナーに置いておきます。

本の予約と取り置きの業務2:営業中

お客様から書籍の予約や取り置きをを依頼されることがあります。

その際はまず、問屋に在庫があるかを調べます。

問屋に在庫があるのであれば数日で入荷のご連絡ができるのですが、在庫がない場合は待たせてしまうため、もしチェーン店であれば他店に在庫がないかの確認をします。

そこに在庫があれば取り置きできます。

また書籍の在庫確認やチェーン店の在庫検索は、ベテランアルバイトやベテランのパートさんであれば調べることができますが、書籍の受注となると社員や店長の確認が必要となります。

受注しても大丈夫という確認がとれてようやく、注文書を書いていただくようになります。

本の予約と取り置きの業務3:閉店後

閉店後は今日発注した書籍の確認だったり、明日の入荷に予約・取り置き書籍があるかの確認をします。

入荷・返品の業務

入荷の業務1:開店前

開店前は入荷した書籍等の確認をします。

またコミックスなどはビニールで梱包します。

書店でよく見る梱包は、実は書店側で付けているものなのです。

また付録なども、付録は付録とまとまって入荷するため、書籍の間に挟んだりという作業は全て従業員が行っています。

入荷の業務2:営業中

営業中はビニール梱包した書籍を台車に乗せて品出しをしていきます。

品出しをしながら商品の配列や位置を直したりもしします。

また品出し中でもお客様に訊かれたら案内をしますし、レジの応援があればレジ対応にも向かいます。

他にも、週刊誌や月刊誌などであれば前号の空きスペースに品出しすれば良いですが、コミックスなどのようにどんどん量が増えていく書籍の場合は、品出しをしながら少しずつ商品の陳列を変えていく必要があります。

書籍の品出しは複数人でやるのではなく、お店の広さにもよりますが、大抵一人~二人で行います。

入荷量が多い日は少し大変かもしれませんが、急いで品出しをする必要もないので、普通に行えば大丈夫です。

入荷の業務3:閉店後

閉店後は明日の入荷確認や発注確認をします。

また、早い業者だと閉店作業をしているときに入荷が来るときもあるので、その対応もします。

他にも、週刊誌や月刊誌などは新しい号が出ると前号は回収する必要があります。

バックナンバーを売り場に出しておくわけにはいきませんので、次号が出る前日の閉店後にバックナンバーを回収し、段ボールにまとめます。

本は「委託販売」と呼ばれる販売形態で売られているものが多く、雑誌以外でも売れない本などは問屋に返品することができます。

本は重いので入荷や返品は力が要る仕事です。

書店の仕事はどんな人に向いている?

ここまで紹介してきた限りだと誰にでもできると思うかもしれませんが、メリットやデメリットがあることも事実です。

それによって向き不向きが出るのは仕方がないことです。

ここでは向いている人の特徴についてご紹介していきます。

本が好きな人

まず初めに、やはり本が好きな人は書店の仕事に向いていると思います。

書店によってはPOPを書く仕事を任せてもらえることがありますので、日頃から本や漫画を読む人はPOPを書く時に役立ちます。

また、作家の名前や本のタイトルをよく知っていると、お客様からのお問い合わせに対してもスムーズに対応ができます。

穏やかに働きたい人

これは書店の職風とでも言うのでしょうか。

書店に行ったときも感じるかもしれませんが、店内の雰囲気がまったりしていますよね。

他の販売業のスーパーや家電量販店などと比較すると分かりやすいと思いますが、お店の雰囲気が違います。

それは店員も同じです。

そこで働いていれば自然と店の雰囲気に合った動きになります。

また、店の雰囲気からか書店ではクレームがほとんどないです。

電話でのクレームも店内でのクレームもほとんどないと言って良いです。

そのため、穏やかにあまり忙しくない職場で働きたい人にとっては、とても働きやすい環境にあると言えるでしょう。

接客業が好きな人

書店は販売業であると同時に接客業でもあります。

そのため、接客業が好きでない人よりも接客が好きな人のほうが働きやすいです。

またお客様の中にはフレンドリーに話しかけてくる方などもいますから、気楽で楽しい職場です。

未経験から始めたい

書店で働くことに関して必要な資格やスキルというものは特にありません。

そのため、採用条件も低く、基本的な受け答えや敬語ができ、見た目に清潔感があれば採用されるのではないかと思います。

未経験から始めるにはうってつけの仕事です。

例えば、初めてのアルバイトなどには最適と言えます。

そこまで忙しくなく、接客やレジの扱いも慣れることで他の仕事にも経験が活きますし、未経験者にも向いている職場です。

逆に書店の仕事に向いていない人の特徴は?

今紹介したように、書店で働くハードルはけっこう低いと言って良いでしょう。

しかし、低いからこそある不向きなこともあります。

それは一体どのようなものなのかご紹介していきます。

がっつり稼ぎたい人

残念ながら書店は高収入の仕事ではありません。

アルバイトの時給も社員の給料も、平均かそれより下になります。

一般的には平均を下回ることが多いでしょう。

そのため、がっつり稼ぎたいという人には不向きな職種になります。

また販売業の中でも、書店に置いてある商品で高額な商品というものは数が知れており、比較的安価で買える商品が多いです。

一品あたりの商品の価格が安いということは、数を売らなければまとまった利益は出ないということです。

そのため、書店はどうしても従業員の給料はあまり高くないのです。

忙しく働きたい

働くときその仕事の忙しさはとても気になるものです。

なぜなら、忙しければ時間の経過が早く感じて、暇な時間が多いと時間の経過が遅く感じるからです。

どちらを取るかで書店で働くのが向いているのか向いていないのかが分かります。

後者を取るのであれば書店での仕事は向いていると言えますが、前者の場合は書店の仕事は向いていないと言えます。

書店は先程もご紹介した通り、あまり忙しくありません。

時々忙しくなるときもありますが、年間通して見ると、忙しくないことが圧倒的に多いです。

そのため、確かに時間の経過は遅いです。

それが苦手な人もいますから、そういった人には書店は向いていないと言えます。

その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

書店の仕事はキャリアを積んでいけば昇進はしていきます。

チェーン店の場合ですが、副店長>店長>エリアマネージャーなどといったように昇進していくことでしょう。

また、社員であれば店長、副店長問わず全員転勤はあります。

県外の転勤はあまりありませんが転勤自体はあるので、そこは覚悟しておいた方が良いです。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

書店の仕事の基本は接客で、最低限のビジネスマナーや最低限の接客は身につきますから、書店以外でも経験は活かせるはずです。

今のご時世販売業や接客業は沢山ありますから、いくらでも経験を活かすことはできるかと思います。

むしろ接客の経験があれば他の企業としても接客に関しては即戦力として出迎えやすいので、良い経験だと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

書店の仕事内容、向き不向き、キャリアについてご紹介してきました。

文字にして紹介すると仕事内容が沢山あって大変そうな印象を持つかもしれませんが、実際に働いてみるとそこまで忙しくはありません。

書店は比較的穏やかな職場でお店の雰囲気も良いし、働きやすい環境にあると思います。

これを読んで少しでも興味が湧いたのであれば、是非一度最寄りの書店でも良いので働いてみることをオススメします。




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