レジの仕事って難しい?仕事のコツから接客のポイントまで詳しくご紹介!
レジ打ちの仕事はパートやアルバイトの求人も多く、スーパーは一般の人がよく利用する店でもあるため、身近な仕事の一つだと思います。
レジに立ってただひたすら商品をスキャンしてお金を受け取るだけのように見えますが、実際はレジ打ちでもいろいろな仕事があるのです。
スーパーによって違いはありますが、レジ打ちの仕事の内容や、どんな人にこの仕事が向いているかなどをご紹介していきたいと思います。
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目次
閉じるスーパーのレジの仕事はどんな仕事?
スーパーには、野菜・肉・魚などのパック詰め担当、品出し担当、惣菜の調理担当、清掃担当、そしてレジ打ち担当など、多くの人が働いています。
他の業務はバックヤードで仕事をしたり、店頭に出ることはあっても接客はほとんどしないのに対し、レジ打ちはお客様を相手とする接客がメインの仕事になります。
その中でも、スーパーのレジでお客様が購入する商品のバーコードをスキャンして金額を読み取り、総額を計算してお客様からお金を受け取ってお釣りを渡すことがスーパーのレジ打ちの仕事です。
また、都心のデパートの地下などにあるような高級スーパーの場合は、レジ担当とは別に、買った商品を袋に詰める「サッカー」と呼ばれる業務担当もいます。
サッカー担当は、レジ担当がスキャンし終えた商品をレジ袋に詰めてお客様に購入した商品を渡します。
スーパーのレジの大まかな仕事内容
レジの仕事は、バーコードをひたすらスキャンするだけが仕事ではありません。
ここでは、レジ打ちの大まかな仕事内容を6つご紹介します。
商品のレジ打ち・お金のやり取り
この仕事がレジ打ちのメインの業務です。
お客様がカゴに入れて持ってきた商品のバーコードをスキャンして金額を読み取って総額を計算し、お客様から代金を受け取っておつりを渡します。
最近ではお金のやりとりは機械でおこなうスーパーも増えています。
現金払いの他、クレジットカードや商品券、電子マネーなど、支払いの仕方も多様化していますし、ポイントカードがある店もあるのでそれぞれ対応しなければなりません。
数時間ごとに、レジで読み取った金額と実際にレジに入っている現金に差異がないかの確認作業をすることもあります。
つり銭の補充やレシートが少なくなったときの交換なども接客の合間に行います。
商品の袋詰め(=サッカー)
レジ担当の人がスキャンし終えた商品を、袋に詰めていきます。
水が出そうなものや水滴が付くものは薄手のビニール袋に入れ、瓶やガラスに入った商品は割れないように保護材を巻きつけます。
肉や魚などの冷蔵商品には保冷剤、アイスなど冷凍食品にはドライアイスがいるかを聞いて、必要な場合は一緒に入れます。
重たいものや潰れない商品などをレジ袋の下から順番に入れていきます。
お客様が二人の場合は袋を二つに分けたり、一つの袋が重たいなら袋を二重にしたり、お客様が持ち帰りやすいように工夫して詰めていきます。
カゴやカートの片づけ、清掃
買い物を終えてサッカー台の横に積み上げられたカゴを店頭のカゴ置き場に移動させたり、買い物を終えたお客様がカートを置く出口付近のカート置場から、入り口付近のカート置場へ移動させます。
レジ周りやサッカー台や周辺が汚れている場合はふき取ったり、ごみを回収したり、簡単な清掃も行います。
レジ周りの備品の補充
お客様が途切れたタイミングを見計らって、円滑に作業ができるようにレジ周りで使う備品(レジ袋、割り箸など)を補充しておきます。
途中でなくなってしまうとお客様を待たせてしまうことになるので、手が空いたときやピーク時間帯の前に準備しておきます。
商品の品出し、陳列
混雑する時間帯はレジ打ちに人員を増やして対応しますが、空いている時間帯もあります。
特に夕方などの混雑する時間帯の前に、倉庫などのバックヤードから商品を持ってきて陳列したり、ぐちゃぐちゃになってしまった商品をキレイに並べ直したりします。
サービスカウンターで接客、お客様対応
スーパーにはレジの横や出入口近くにサービスカウンターがあります。
ここでは、お客様からの質問に答えるほか、商品の返品、商品券や切手やタバコなどの販売、ギフト商品のラッピング、クレーム対応など、レジ打ち以外の作業をすることになります。
複雑な業務やイレギュラーな対応が多くなるので、基本的にはパートやアルバイトが入ることはあまりありません。
社員や店長が立つこともありますが、状況によっては店舗の事をよく知っているベテランのパートやアルバイトに任されることがあります。
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どんな会社でスーパーのレジの仕事があるの?
株式会社東急ストア
株式会社東急ストアは、東急グループの一員の総合小売チェーンストアです。
店舗は東京・神奈川・千葉・埼玉エリアの東急線沿線を中心に展開しています。未経験歓迎で、最短1年で正社員登用のチャンスがあります。
タイミングによって募集が終了している場合もあるため、詳細はリンク先でご確認ください。
株式会社ヨークマート
株式会社ヨークマートは、セブン&アイ・ホールディングスグループの一員として、首都圏に80店舗以上展開しています。
「ナショナル社員」は全事業所が勤務先対象ですが、「エリア社員」は自宅最寄駅から90分以内の通勤時間の店舗が勤務先となります。
タイミングによって募集が終了している場合もあるため、詳細はリンク先でご確認ください。
その他のスーパーの募集は?
上記の会社以外でもスーパーの仕事はたくさん募集されています。
見てみたい人は、以下のボタンからチェックしてみて下さい。
スーパーのレジの仕事はどんな人に向いている?向いている人の4個の特徴とは?
レジは誰にでもできる仕事では?と思うかもしれませんが、好き嫌いのほかにも、どういうことが得意な人がスーパーのレジの仕事に向いているかは、仕事を選ぶ上で知っておきたいポイントではないでしょうか。
他の仕事にも言えることではありますが、次のような人がスーパーレジの仕事に向いています。
作業のスピードが速い人
特売日や夕方など、店が混雑する時間帯があります。
こんなときはとにかくレジ打ちの作業が早くできることが求められます。
もたもたしていると長蛇の列ができてしまってお客様を待たせてしまうことになり、クレームにつながってしまうこともあります。
混雑したレジを見て買い物をあきらめてしまう人がいたらお店の売り上げにも影響が出てしまいます。
慣れることがいちばんですが、人それぞれにやりやすいやり方やコツがあり、商品のどこにバーコードがついているのかを把握したり、壊れやすい商品を丁寧に扱うことも大切です。
作業が正確な人
レジはお金を扱う仕事なので、正確な作業が必要となります。
最近では商品のスキャンまではレジ打ちが行い、支払いは機械でおこなうという店も増えてきましたが、それでもお金に関わる仕事であることは変わりません。
クレジットカードや商品券など、現金ではなくても現金と同じように正確さが必要なものも扱います。
数時間に一回、レジがよみとった金額と実際にレジに入っている現金に誤差がないかの確認し、一日の営業が終わってレジを締める際にも確認業務があります。
間違えてレジに打ち込んだり、お釣りを間違えたりすると、店の損失や店の信用問題にもつながってしまいます。
レジ打ちの仕事は、何より正確さが求められるのです。
笑顔で仕事ができる、コミュニケーションを取ることが得意な人
レジ打ちはお客様が相手の仕事です。
常に笑顔で接客し、トラブルがあってもきちんと対応できるコミュニケーション能力が求められます。
数時間立ちっぱなしで疲れていても、どんなに混雑していても、どのお客様にも平等に笑顔で丁寧な接客をしなければなりません。
体力がある人
仕事中は数時間続けて立ちっぱなしになります。
その間「いらっしゃいませ」「○○円になります」「ありがとうございました」など、常に言葉を発することになります。
品出しやカゴの移動などで重たいものを持つこともあります。
レジ打ちは意外と体力が必要とされる仕事なのです。
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逆に、スーパーのレジが向いていない人って?
自分に合っていないことを仕事としてやっていくのは、続けていくことが大変になってしまいます。
自分の性格と照らし合わせて、次のような点に当てはまるなと思う人は、この仕事を選ぶ前にレジ打ちを仕事としてできるかどうか、今一度考えてみてもいいかもしれません。
作業が遅い人
レジ打ちやサッカー業務はとにかくスピードが大切です。
自分が客としてスーパーに行ってレジが並んでいたら、少しでも早くレジが済む列に並びたいものですよね。
特に混雑する時間帯に作業スピードが遅いと、並んでいるお客様をイライラさせてしまいます。
声が小さい人、無愛想な人
スーパーでお客様が快適に買い物をしてもらうには、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などのあいさつは欠かせません。
店の印象を左右するほか、お金のやりとりがあるので「○○円になります」「○○円お預かりいたします」などの言葉は大きく正確にお客様に伝える必要があります。
大雑把な人
レジではお金や商品を扱います。
お金に関しては1円たりとも誤差があってはいけませんし、お客様が購入する商品は丁寧に扱わなければなりません。
お金のやりとりをするときにきちんと確認をしなかったり、商品を雑に扱って傷つけてしまうようなことはあってはいけないのです。
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スーパーのレジの仕事で活かせる経験
どこにでもスーパーはありますし、働いている人もたくさんいるので、レジの仕事は「誰にでもできそうな仕事」かもしれません。
自分が接客される側として利用することもたくさんあるので、仕事内容はだいたい想像がつくと思います。
確かに特別な経験や資格が必要なわけではないこともあり、誰にでもできる仕事ではありますが、この仕事にも活かせる経験があります。
接客業をしたことがある
レジはお客様を相手とする接客の仕事です。
「いらっしゃいませ」から始まり、商品とお金の受け渡し、「ありがとうございます」でお客様が帰られるまで、レジカウンターを挟んでではありますがお客様とコミュニケーションを取る必要があるのです。
作業スピードも重要ですが、お客様に笑顔で接すること、気持ちよく買い物をしてもらうことは、接客業であれば重要なことです。
販売業や飲食店など、接客の仕事をしたことがある人はこのようなお客様を相手とする仕事をしていた経験はレジの仕事でも活かせるでしょう。
スーパーでよく買い物をする人
普段からスーパーでよく買い物をする人は、何度もレジで応対を受けてきたと思います。
スーパーによって接客やレジ作業の仕方が違うと思いますが、数あるスーパー中でも「ここの店員さん感じいいな」「この店はまた来たいな」という店舗があるのではないでしょうか。
また、自分が客の側でスーパーに行ったときに、「こうしてくれたらいいのに」「こうだったらもっと気持ちよく買い物できるのに」と思ったこともあるでしょう。
その経験は、自分がレジで店員としての立場になった時に活かせます。
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その後のキャリアについて
この仕事についた後のキャリアアップの道は?
スーパーのレジ打ちは、パートやアルバイトの人が多いですが、長期間続けていればシフトリーダーなどのパート・アルバイトを取りまとめる役職につくことができ、手当が出ることもあります。
さらにキャリアアップすれば、正社員として採用されることもあります。
正社員になれば、店長や副店長、マネージャーなどの管理職、またはそのスーパーの本社や事業部の勤務などになって違う職種に変わって働くこともできるかもしれません。
他の仕事にもこの経験を活かせる?
レジ打ちはスーパーに限らず、モノを販売する仕事では必ず必要な業務です。
パン屋でも洋服屋でもコンビニでも、レジ打ちの作業経験は活かすことができます。
たとえ、引っ越したりしてもチェーン店で店舗展開しているところなら同じように働くこともできますし、レジ打ちはほとんど同じような作業なのでスーパーであれば全国各地どこにでもあるので、条件さえ合えば即戦力として雇ってもらえるでしょう。
主婦が多いのは主婦にとってやりやすいの?
結婚や出産を機に仕事を辞めても、子どもが小学生になったので日中少しだけ働きたい、子どもにお金がかかる時期だけ働きたいという働き方ができるので、特に子育て中や子育てが一段落した主婦が多く働いています。
職場に同じような立場の人が多いことは、働く上でも心強いのではないでしょうか。
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まとめ
スーパーのレジの仕事は、専業主婦がするパートの代表のようなイメージもあり、実際に募集や求人も多くあります。
「未経験者歓迎」「短時間からでもできる」「自宅や希望の場所近くで勤務先が見つかる」「仕事内容がイメージしやすい」など、パートやアルバイトを始める人としてはやりやすいかもしれません。
でも、だからと言って「誰にでもできる」「適当にできる」という仕事ではありません。
お客様を相手とすること、お金や商品を扱うことなどもあり、中途半端な気持ちでレジ打ちの仕事に臨んではいけません。
スピードや正確性、体力なども求められる仕事なので、この文章を読んで、レジ打ちの仕事のことをしっかり理解していただけると嬉しく思います。