福祉用具専門相談員って何なの?

どんな仕事になるの?

初めての方にとっては疑問に思われますよね。

ここでは初めての方にとって福祉用具専門相談員の仕事内容についてご紹介します。

福祉用具専門相談員の大まかな仕事内容

文字通り福祉用具に関する仕事が中心となります。

顧客獲得のためにケアマネジャーや施設に対しての営業活動。

ある利用者に対して福祉用具の商材選定。

選定した商品の納品からフィッティング業務が中心となります。

福祉用具専門相談員の仕事は大きく3個の役割に分けられる 

顧客を獲得するための営業活動

どんな所へ営業活動するの?

まずは、福祉用具の商材をレンタルや販売をするためには、顧客を紹介してもらわないといけません。

普通の営業では顧客を紹介してもらうのってなぜ?

直接その顧客の所へ営業活動すればいいのでは?

そのように思われるとは思うのですが、福祉用具の業界ではケアマネジャーや入居施設に対して営業活動を行います。

これは顧客=利用者を紹介してもらうことが目的となります。

ケアマネジャーがいるところや施設って?

主に居宅介護支援事業所事業所や地域包括支援センターへ営業活動を行います。

時には特別養護老人ホームなどや病院関連施設へ営業に出向くこともあります。

顧客の状態把握するための商材選定

商材選定ってなんなの?

顧客対象は足腰の弱った高齢者や何かしらの障がいを持った方になります。

その人の状態によって必要となる商材には違いがありますよね。

例えば、歩くことができる状態の方に車いすを提供しませんよね?

その人の状態や求めることによって違いはありますが、杖や押し車などを提案することになります。

商品の納品からフィッティング

これが一番緊張する仕事だと思います。

福祉用具専門相談員が見繕った商材を対象者の方に納品します。

対象者の方の状態や環境に適合していればそのまま納品となります。

もし見繕った商材が適合しなかったらどうなるの?

こちらが自信を持って見繕った商材が合わなかった時は焦ってしまいますよね。

特に焦る必要もないのですが、こちらが見繕った商材が適合しないことって以外とあります。

その時には再度選定し直し、後日に納品すればいいのです。

営業活動には2個の業務があります。

営業しやすくするための資料作り

ケアマネジャーや施設へ営業に行くためにも、営業活動しやすいように資料作成することがあります。

営業資料作成には勤められる会社によって違いが出てきます。

なぜ違いがでてしまうのか

福祉用具を取り扱う法人には2つの違いがあります。

  • 福祉用具を自社で倉庫や消毒施設を構えている法人
  • 福祉用具を取り扱う仲卸業者を活用する法人

自社で商品を取りそろえている場合とは

これは私の経験ですが、自社で商材を取りそろえている場合には営業資料を作ることが多かったのです。

もちろん福祉用具メーカーから営業用資料を作ってもらうこともあります。

しかしながら比較的には自身や法人が作成してもらうことが多かったです。

仲卸業者を活用する場合とは

福祉用具貸与業界には仲卸業者が存在します。

福祉用具の商材を自社で構えるには倉庫が必要となりますよね。

また福祉用具貸与の場合には一度使った商材をメンテンスして再利用する今年があります。

メンテナンスしても商品は汚いのではと思われますよね。

メンテナンス後には消毒作業をしなければいけない規定が設けられています。

倉庫や消毒施設を構えるにはお金がかかってしまう!

自社で商材を取り扱うことが難しい場合には、こういった仲卸業者を活用することがほとんどの実情です。

仲卸業者では倉庫と消毒施設を構えていますので、倉庫と消毒施設を委託していると考えられる方がとっつきやすいかもしれません。

こんな実情があるんです

福祉用具の貸与事業を立ち上げるには常勤の福祉用具専門相談員が2名必要です。

小規模で事業を立ち上げることができるなと思いませんか?

立ち上げ当初は資金繰りに苦労するかもしれませんが、倉庫などを構えるとなると資金繰りがより深刻となりますよね。

そのために仲卸業者を活用することが多いのです。

仲卸業者を味方につけよう

仲卸業者はたくさんあります。

法人によっては仲卸業者と複数社契約していることもあります。

そのため、仲卸業者に協力してもらって営業用資料を作ってもらうこともできます。

もし仲卸業者を活用されている場合には、味方に取り込み資料を作ってもらうことをお勧めします。

営業へ出向きます

営業先へ出向く場所は限られています。

  • 1.ケアマネジャーがいる居宅介護支援事業所
  • 2.特別養護老人ホームや病院などの施設
  • 3.予防給付を担当している地域包括支援センター
  • 4.市役所の窓口や地域の保健所

市役所の窓口も含まれるの?

疑問に思われるかもしれませんが、市役所の障害福祉の窓口に営業へ出向くことがありました。

また、保健所の保健師の方に営業活動することもあります。

これは障がい給付を活用した販売に繋がることを目的とした営業です。

ほとんど行くことがないかもしれませんが、手広くしたい時には効果的になることもあります。

福祉用具の商材選定業務には2個の業務があります。

初回は選定から始まりますよ

顧客を紹介してもらうために営業活動を行いましたが、実際にお仕事を紹介してもらってからの第一段階の仕事になります。

冒頭でも少し述べましたが、対象者の身体の状態を把握し、住まいの環境確認する必要があります。

そのために対象者の方の情報が前段階でわかっていればいいのですが、百聞は一見に如かずです。

聞いていたことを見るのとでは違うことってありませんか?

実際に聞いた情報と見た情報では違いがでてきます。

そのズレを解消することと、選定する商品が住まいの環境に適合するかどうかが重要になります。

案件によってはメーカーや仲卸業者と共に再度顧客の所へ訪問する必要があります。

事務作業が待っています

営業に関連する外回りばかりしていると思いますよね。

じつは事務作業もたくさんあるのが実態なんです。

どんな事務作業があるの

まずは紹介してもらった顧客に対してどのような対応したのか記録作成する必要があります。

そして顧客がどのような身体の状態であったのか、居住環境はどうであったのかも記録として残しておきます。

仲卸業者を活用されているのであれば、選定した商材を発注をします。

自社で商材を持っているのであれば、社内伝票を担当部署へ回すことになります。

これだけならいいのですが、福祉機器の販売となると見積書を作ることもあります。

また、納品日程の調整連絡や、ケアマネジャーへ報告するための連絡することも業務としてあります。

意外と事務仕事もあると思われませんか?

会社や事務所に戻ってきてからもまだまだ仕事が待っている状態なのです。

福祉用具の納品からフィッティング業務には3個の業務があります

福祉用具の納品

自分で商材を持って行くこともありますし、仲卸業者の方に協力してもらいながら直接顧客の所へ持ってきてもらうこともあります。

福祉用具って重たくないの?

福祉機器って色々あるけど、自分で持っていくことができるのって疑問に思われませんか?

たしかに電動ベッドはバラバラに分解されていますが、重たいパーツもあります。

実際に女性の福祉用具専門相談員の方もいるのですが、配送としての役割を担う方に仕事を依頼しています。

もしくは仲卸業者の方に協力を頂くこともできます。

福祉用具のフィッティング

一番緊張する場面です。

持って行った商材が本当に活用することができるのか重要な場面となります。

例えばになりますが、杖を納品するとします。

持って行っても、その顧客の歩きやすい高さに合わせないと、宝の持ち腐れになってしまいますよね。

そのためにもフィッティングが大事になってきます。

環境面にも配慮が必要なんです

福祉用具は様々な種類があります。

使用する場所も屋内や屋外もあります。

例えば介護用ベッドであれば屋内で使用することが前提ですが、歩行器や押し車の場合はどうでしょう?

屋内で使うこともあれば屋外で使うこともありますよね。

屋内・屋外でも段差に注意しなければいけないなどが存在します。

フィッティングに失敗してしまった!

福祉用具専門相談員業務をしているとフィッティングに失敗することもあります。

商材を販売する場合には、失敗が許されないケースもありますが、レンタルの場合には失敗してもリカバリーができます。

失敗は成功のもとであると考え、再度商材の選定をやり直せばいいのです。

実際によくあるので失敗しても気にしなくなりますよ。

フィッティング後には報告が大事なんです

依頼された方は信用して仕事をお願いされてますよね。

そのためにはフィッティング後の報告をすることが非常に大事となります。

仕事をお願いした人にとってみればどうなっているのか気になりますよね。

フィッティングに失敗したとしても、進捗報告するのも大事になってきます。

福祉用具専門相談員の仕事の良いところ

やりがいを感じるポイント

福祉用具専門相談員は、営業も事務のこともしなければいけないマルチスキルを求められますが、やりがいのある仕事です。

ありがとうと言ってもらえる

福祉用具のフィッティングがうまくはまると、顧客や依頼主から本当に喜んでもらうことができます。

顧客としては苦労している部分が自己にてできるようになった瞬間を見れることができるです。

例えば、視点は違いますが、赤ちゃんが初めて自分の足で立つことを見る親のような気持ちになります。

お互いに嬉しい気持ちを共有することができるのです。

達成感を感じることができる

お礼を言ってもらえるのと同時に自分がフィッティングした商材が完全にマッチした時の達成感がすごくあります。

仕事をする上での自信もつくことができます。

顧客を紹介してもらった時に嬉しさを感じる

営業に出ての成果として顧客を紹介してもらうことで嬉しさを感じます。

これは他の業界の営業と同じ嬉しさですが、最初はなかなか信頼されませんよね。

依頼は来ないので、営業開始当初は不安がつきものです。

私の経験でも不安はありましたが、営業成果が出た時の嬉しさは今でも覚えています。

コミュニケーション能力が向上し成長したことを実感できます

これは営業をやっていることと、顧客に対してどんな福祉用具を導入して何が改善するか、変わっていくのかを説明するスキルが求められます。

必然的に相手の人に対してどのように伝えていけば伝わるのだろうか。

どのようにすれば仕事をもらうことができるのだろうかと考えます。

そうした創意工夫することによって、日々改善されていきながらコミュニケーション能力が向上していきます。

日々の創意工夫と自己にて考えたことを実践するとおのずと成長していきますよ。

福祉用具専門相談員としての面白み

様々な福祉用具を見れる

メーカーの展示会のショールームにいけば見ることもできますが、大きな展示会が年に1度は開催しています。

その展示会に参加してみるとありとあらゆる福祉用具関連機器が見ることができます。

初めて福祉用具専門相談員の方にとっては魅力に感じ取れる場所ですよ。

これは逆にベテランになってきますと真新しさが感じられなくなり、楽しさが半減することもあります。

色々な考え方の人に出会える

介護業界全般に当てはまることになるのですが、色んな考えを持った人と出会うことができます。

顧客となる本人とコミュニケーションすることもあり、またその顧客の家族とコミュニケーションする場面があります。

そこで、色々な考え方の人と出会うことができるのです。

ものすごく偏見に考えている人や、正論ばかりを並べ立てクレームをよく上げられる人もいました。

個人としての考え方にもよりますが、色々な考え方と触れ合うことによって自己に吸収できる教材となることもあります。

色々な視点を持つことができますので、面白みを感じることができますよ。

色々な地域の事情を知ることができる

これは福祉用具専門相談員のみに当てはまるわけではないのですが、福祉用具専門相談員もその地域に根付かせることができるよう日々行動しています。

そうしてその地域の顧客に対して訪問するのですから必然的に地域の実情が耳に入ってきます。

財政的にもしんどい自治体の噂話や、公共機関がどのように使えるのかなど自分が住んでいる自治体よりも活動している自治体の方が詳しくなります。

まとめ

福祉用具専門相談員は介護業界の中でも異質な存在なのかもしれません。

営業スキル、事務スキル両方を求められますが日々成長していきます。

商材選定からフィッティングも経験することで慣れていきます。

その日々業務の中で達成感やありがたい言葉をもらうことができる魅力ある仕事ですよ。