足を怪我して買い物に行けない、店舗が遠くてなかなか買い物に行けない、子どもが小さくて手が離せないなど、買い物したくても出来ない状況はあります。

そんな時にお客様の代わりに商品を選び、自宅まで届けてくれるのがネットスーパーです。

インターネット環境さえあれば買い物できてしまうこのご時世に沿ったサービスであり、次々と参入する会社が増えてきています。

そんなネットスーパーで働くことももちろん出来ます。

ではどうすればネットスーパーで働けるのか、その仕事内容や求人の選び方などをお教えします。

ネットスーパーの仕事の大まかな内容は?

ネットスーパーは通信販売業です。

お客様から注文を受け、その内容に合った商品を選び出し、配達します。

通信販売を一度でも利用したことのある人なら解るこの流れを仕事にしたものです。

違いは会社の形態で、通信販売は巨大な倉庫を抱えるインターネット買い物サービスであるのに対し、ネットスーパーはスーパーなど小売業が買い物困難者をターゲットにしたサービスです。

ネットスーパーの仕事にはどんな役割がある?

通信販売事業であるネットスーパーは、作業を細かく分担しています。

人手は多くなくても進めることが出来、配達以外全て同じ人間でも行うことが出来ます。

なので『役割』はあっても『担当』はあまり置きません。

ピッキング・パッキング

お客様の注文の商品を、店頭や倉庫に出向いてかき集めてくる作業です。

商品の一覧を手に、それこそ店舗中を回って回収します。

生鮮品、日用品、家電、衣料品など、ジャンルごとに分かれて複数人で行います。

ピッキンして回収した商品は、続けて梱包作業に持ち込まれます。

これらの作業がネットスーパーのメイン業務です。

宅配

お客様のご自宅に商品を配達します。

お客様の住所ごとに配達地域を決め、それぞれ担当を付けて配達していきます。

道路事情や自然災害、悪天候などに左右されることもあります。

尚この業務の担当者のみ、ネットスーパーを展開する会社ではない、別の会社の人間が行うことがあります。

業務内容に違いはありませんが、業務ルールや会社の方針はもちろん違います。

事務作業

パソコンや電話を用いた作業です。

商品管理、顧客情報管理、電話応対など、パソコンに張り付いて仕事します。

正社員、パート、バイトなどで求められる役割は変わる?

雇用形態や役職でやることはほとんど変わりませんが、短時間パートよりは長時間パート、長時間パートよりは社員のほうが仕事量や責任は増えていきます。

主な違いはクレーム処理や現金が絡む作業など、売上管理や顧客対応などの大切な業務を行うことです。

ネットスーパーの仕事における具体的な仕事内容とは?

ネットスーパーでの主な業務を見ていきましょう。

一日の流れでやることは決まっているので、タイムテーブルに沿って仕事は進みます。

一日の内、以下の作業を4〜6回、およそ2時間毎に繰り返すのが基本です。

この2時間毎の区切りを『便』と呼びます。

朝から順に1,2…と続いたり、『午前便』や『朝便』『夕方便』と呼ぶこともあります。

便は1つごと・2時間毎に分けてさばいていき、全ての便をさばき終えないと一日の業務は完了しません。

パソコンでの事務作業①

仕事を始めるには、まず一日分及びその時間帯ごと(便と呼ぶ事が多い。一日の最初はは1便、次は2便etc)の注文件数と注文商品の確認作業です。

全てパソコンで管理されているので、始業時にはパソコンを立ち上げて、注文内容を確認します。

それを紙媒体として出力します。

ピッキング用の商品リスト、顧客ごとの伝票と注文書、配送員が使う為の伝票、お客様の住所の一覧表を全て印刷します。

配送準備

配送員はまず本社や作業所など、特定の場所に集合します。

店舗の搬入口の事もあります。

点呼と健康チェック、アルコールチェックを行い、所持品を用意してから、内勤者の居る作業場へ行きます。

作業場に着いたら注文数や再配達・交換品の有無、配達先の住所などを見ます。

地域ごとに担当する配送員を振り分け、現金払いのためのお釣りなど、パッキングが終わったらすぐに出られるように準備します。

ピッキング

上記で出たピッキング用のリストを元に、商品を実際に収集してきます。

リストはジャンルごとに分けられていて、それぞれの商品の元へ複数人で散らばって回収し、作業場へ集める作業です。

この際商品の傷みや不具合が無いか、入念にチェックします。

パッキング

ピッキングしてきた商品を作業場まで持ってきたら、今度はこれらを袋詰します。

これがパッキングです。

ピッキング担当とパッキング担当は同じ人間の事が多く、ピッキングから帰ってきてそのままパッキング、という流れになります。

この際も商品を痛めたり壊したりしないよう、迅速かつ丁寧に作業します。

パソコンでの事務作業②

パッキングと並行して、注文内容の修正を伝票に反映させるための作業を行います。

これには担当者がついていて、パソコンで伝票の修正や万が一の欠品連絡を行います。

この他パッキング作業完了時に配送員用の顧客ごとの受領書の出力もします。

宅配業務

便ごとの全てのお客様のパッキングが完了したら、配送担当者は宅配業務に移ります。

地域はどこか、どの商品は誰のところか、解らない道は無いか確認し、クレジットカード読み取り用の端末機器、現金払いのためのお釣り、携帯電話、お客様用の資料を持ってでかけます。

その他の雑務

内職のような作業もあります。

たまにお客様サービスで無料で配布する商品がありますが、それらの準備や簡単な包装もします。

作業場の清掃もこまめに行います。

ネットスーパーでの仕事の給料事情は?

ネットスーパーは非正規で出来てしまう仕事のため、好条件を望まない事です。

高時給は期待しないほうが良いでしょう。

また月給制・日給制の事もありません。

「時給いくら」が相場であり基本形です。

ネットスーパーで働くためにはどうしたらいい?

ネットスーパーで働くには、必要な知識や経験はありません。

特に準備する物や、やっておかなければならないこともありません。

ただし体調管理の万全さ、そして心構えは必要です。

必要なスキルや資格、経験は?

普通自動車運転免許は必須でありませんが、持っていると強みです。

外勤担当では必須ですが、内勤も全く必要ないわけでも無いからです。

また免許は持っていなくても、地理に強かったり道路を知っていたりするといいでしょう。

その他には最低限の仕事のマナー、社会知識も持っているといいです。

必要な心構えは?

ネットスーパーは意外に離職率の高い仕事です。

原因の殆どは「イメージと違う」など、ネットスーパーの仕事に対する無知から生じる現実と理想のギャップです。

ネットスーパーの仕事内容から見て、注意点として覚えておきたいことを紹介します。

接客もある

接客が苦手な人も居て、「接客が無いから」とネットスーパーを選ぶ人も居ます。

しかし一部接客業もあるので、全くやらないわけではありません。

ほんの少し程度でも接客はあるので、そう考えておきましょう。

お買い物で事前学習

自分で自分の店舗のネットスーパーを利用するのも当然アリです。

むしろそれくらいの方が、自分がサービスを利用者と提供者の側面から解ります。

自分で解らない料理の味は他人には説明できません。

自分がお客様の目線に立って、困り事も共感できて解決できるように、自分も利用してみましょう。

汗をかくことは必至

ネットスーパーはピッキング及びパッキング作業は力仕事です。

配送担当者は言わずもがなですが、肉体労働であることを覚悟しておきましょう。

事務作業やオペレーション作業だと思って入社してきて、「思っていたのと違う」といって辞めてしまう人は少なくありません。

自分に合ったネットスーパー求人の選び方や注意点

ネットスーパーは求人があちらこちらに出ているので、探しやすくはあります。

しかし絶対数はそこまで多くなく、探し始めの頃は迷うこともあるかもしれません。

また同じネットスーパーでも募集している会社や店舗によって内容に差があったりします。

これらの中から自分に最適な勤務地を選ぶには、まずこだわりの条件を考えてから探すといいでしょう。

探し方に合わせて、注意点もお教えします。

【選び方①】雇用形態から探す

昼勤のパートが手っ取り早く探せます。

アルバイトや正社員はなかなか応募が無いので、パートに絞って探すといいでしょう。

求人サイトの検索ウィンドウに『ネット』と入れると案外出てきますが、パートが殆どです。

【選び方②】給与や雇用条件から考える

給与は店舗や会社ごとに異りますが、狙い目は900円以上するところです。

ネットスーパーは時給が安いところが多く、同じスーパー、同じ雇用形態でも、ネットスーパーだけ時給が安いこともあります。

なので少しでも高い場所を選ぶために、900円以上、出来れば950円前後がベストです。

お住いの都道府県の最低賃金をクリアしていることは言わずもがなです。

雇用条件に関して注目したいのが『応相談』という記載です。

人それぞれに合った待遇をしてくれる会社ならば、多少のワガママは聞いてくれます。

特にこだわりが無ければ『応相談』で構いません。

【選び方③】エリアから考える

なるべく自宅の近くを選びましょう。

土地勘がある方が内勤にしても外勤にしても有利です。

配送ルートの他、万が一の再配達の場合も対応が早く出来ます。

また激務になる可能性もゼロではないので、通勤自体楽な方がいいです。

【選び方④】仕事場から考える

大体はスーパーやデパートの食料品売場内での募集です。

イトーヨーカドーやイオンなど大手スーパーで働くのか、地元の小さいスーパーで働くのかを考えておきましょう。

大手なら人数が多いので一人一人の作業の負担は軽くなります。

一方の中小スタイルは内勤も外勤も一括して管理しており、色んな仕事が出来ます。

【選ぶ時の注意点】

ネット「スーパー」とネット「ショッピング」、どちらの取扱もしている会社は気を付けましょう。

名前は似ていても業務内容はまるで違います。

「ネットショッピングでも似たようなもの」と思って入ると全く違う仕事内容になりますので、この点だけ注意しましょう。

また、配送担当者はピッキングや事務作業を行う内勤者と会社が違うことあるのは前述した通りです。

配送を担当するならば、内勤者と同じ会社なのか違う会社なのか調べておきましょう。

おすすめする仕事先

大手スーパーは福利厚生、給与面、従業員へのサービス面に於いて優れています。

また大会社は就業時間にも厳しく、残業に罰則が出ることもあるくらいです。

法的に問題ない時間でしか働かせないので、その面でも大手の小売業やその子会社などがおすすめです。

店舗がたくさんあり、仕事場が近くに見つかりやすいのもポイントです。

ネットスーパーでの仕事の将来性は?

ネットスーパーは仕事自体に将来性のあるものですから、自分の将来性にも繋がります。

これからの社会はネット中心となり。

日々の買い物においてもインターネットは欠かせないツールとなります。

このインターネットを生かした売買をするネットスーパーで働くことは、この先の社会の先取りでもあります。

また仕事内容に於いても、パソコンやインターネットのスキルが身につきます。

どこで働いてもパソコンが必要になる時代ですから、この知識は決して無駄にはなりません。

しかしネット社会であっても、人と人の繋がりは決して絶やしてはいけません。

接客や働く上でのコミュニケーションも必要です。

これもネットスーパーでまかなえてしまいます。

ネットスーパーで働くことが、そのまま将来性の生産、自身の向上に繋がります。

まとめ

今スーパーやデパートに買い物に行くと、店頭に従業員募集のビラがあります。

ここにネットスーパーが出ていることなんて、少し前にはなかったことです。

それほどこの仕事は歴史が浅いものですが、相当な成長事業でもあります。

このサービスは生鮮品専門の通信販売として、これからますます需要が伸びてくるサービスです。

人手は喉から手が出るほど欲しいものです。

少しでも興味があればその時は始めどきです。

しっかり正しい心構えをして、通信販売の世界の舞台裏へ飛び込みたいものです。


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