現在の求人は完全な売り手市場となっています。

転職市場も活況であり、一昔前の転職市場とは全く違う様相を示しています。

企業で働いていると仕事の半分以上、いやもっとの割合で、嫌なことや気が進まないことばかりです。

そのような状況の継続と人間関係や労働時間、待遇の問題などで、仕事を辞めたいと思ったことは誰しもあることだと思います。

またある時、違う会社の人と自分たちの会社について情報交換した際に、「あいつの働いている企業いいなぁ」と思うことも、誰しもあることだと思います。

今回は仕事の中でも銀行員に対象を絞り、どのような時に辞めたくなるのか、そして辞めるべきでないと考えたとき、そのような状況をどのようにして乗り越えていけばいいかを皆さんにご説明したいと思います。

こうして書いている私も、過去銀行に勤めていました。

諸般の理由により転職していますが、苦しい局面・人間関係でストレスがたまりっぱなしでした。

その当時、自分がその状況とうまく付き合っていく手段として実行していたことも、ご紹介したいと思います。

銀行員を辞めたいと感じてしまう3個の理由とその乗り越え方とは?

銀行に限りませんが、仕事を辞めたくなる時というのは一つの理由からではなく、たくさんの要素が絡み合っているものだと思います。

その要素としては、人間関係が一番大きいといわれています。

次に待遇面です。

時給が安いとか労働時間が長い、休暇が少ないなどが挙げられます。

他には仕事内容が向いていない、きついなどでしょうか。

次にはキャリア面です。

同じ給料またはそれよりも高い給料が保証されており、ステップアップできるような企業が人材を募集していれば、今の仕事を辞めて転職したくなるでしょう。

人間関係にストレスを感じる

まずは人間関係です。

これに一番ストレスがかかることは間違いありません。

人間関係がうまくいっている職場では、他のところが少々きついとしても、簡単に乗り越えられるものです。

私が目にしたもので印象に残っているのは、同じ仕事をしていた同僚が転勤してから3か月程度で退職してしまった、ということです。

やはり人間関係が理由でした。

人間関係でも銀行員の場合はほとんどが、上司と部下の関係といっていいでしょう。

具体例:上司のパワハラ

上司がパワハラで部下の意見をほとんど聞いてくれないケースについて、対処方法を紹介したいと思います。

よくあるのは上司が部下を怒鳴りつけているケース。

お前は全然数字ができていない、みんなに迷惑をかけている、役立たずだ、お前は銀行員に向いていないなど。

自分自身が一生懸命に努力したとしても、結果が伴わないこともあります。

それに対して上記のようなパワハラワードをぶつけてくるのです。

対処法①:「ロールプレイングゲーム」に置き換えて凌ぐ

こういった場合は、真正面から受け止めていてはメンタルがいくつあっても足りません。

私は銀行での仕事は「ロールプレイングゲーム」に置き換えていました。

もちろん上司が敵・ボスです。

敵と会った時はゲームでは音楽がかかりますよね。

私はドラクエの戦闘曲を頭で流しながら話をきいていました。

これでかなり楽だったことを覚えています。

上司に限らず仕事は、ロールプレイングゲームのようなものです。

ゲームをクリアするには、レベルを上げないといけません。

経験値が必要なのです。

そうすると敵とも何度も戦わないといけないし、仕事が営業の場合は訪問件数が経験値みたいなものです。

自分の中で経験値ポイントを決めておくのです。

例えば上司との闘い10P、電話1件1P、お客への訪問1件5Pなどです。

仕事中は自分のレベル上げだと思ってください。

レベルの低いうちはゲームクリアは難しいので、怒られて当然と開き直っていればいいのです。

また補足ですが、「みんなに迷惑をかけている」とよくパワハラ上司は言ってくるのですが、実際には全然迷惑はかかっていません。

冷たいことをいうと、皆自分が大事です。

あなたの成績が振るわないことなどどうでもよいのです。

では誰に迷惑をかけているのでしょうか?

それは上司です。

あなたの成績が振るわないことは、上司のマイナス評価につながっていることになります。

そうなると「なんでこんなひどいこと言うやつのために必死にならねばならんのだ。それなら思いっきり足を引っ張ってやる」と考えましょう。

銀行員人生は長いです。

目の前の成績がなんだというのでしょうか。

同じような局面は何度も来ます。

その度に振り回されていては馬鹿らしいでしょう。

成績をあきらめることも大切です。

対処法②:異動を待つ

そして、人間関係を解決できることは「異動」です。

幸いなことに、銀行の異動は他業種に比べ多いです。

今の人間関係が嫌でも、いつかはいなくなります。

それは自分が異動するか他者が異動するかの違いはありますが。

まだあなたに精神の余裕が残されているのなら、じっくり異動を待ってみてはどうでしょうか。

また、上司を異動させる手っ取り早い方法は、パワハラを訴え出ることです。

訴える相手を間違ってしまうと窮地に立たされてしまいますので、くれぐれも支店長など自分の評価を気にしている人ではだめです。

握りつぶされてしまうのがオチです。

個人的には、匿名で、人事部や外部の提携弁護士への訴えがおすすめです。

マスコミにリークするなど過激な文言を入れ込めば、対処は早いと思います。

ただこれはあくまで最終手段ですし、訴える場合にはしっかりと証拠を残しておかないと逆に自分が追い込まれますので、注意してください。

待遇面が不満

2つ目に待遇面が挙げられます。

労働時間や休暇の取得ができない。

給料が低いなど。

この要素で辞めたいと思っているのなら、個人的にはやめてしまってもいいのではないかと思っています。

今は転職も容易ですし、さっさと転職活動をすることをお勧めしたいと思います。

銀行員の転職は、他の業種に比べても多いと感じます。

手始めに転職サイトに登録してみるのはいかがでしょうか。

一方で、家庭の事情や勤務地などの様々な個人的な事情から、辞めることはできないという方もいるでしょう。

そのような方はどうすればいいのでしょうか。

副業で収入を補う

給料が低いことは、今の職場に勤めている限り大きく変えることは難しいです。

よって収入を増やすには、副業のようなものをつくるしかないと考えられます。

銀行員の副業はモラル面からも厳しく制限されていますので、できることといえば、投資信託や株式の運用や不動産投資くらいでしょうか。

あまり派手に副業をやってしまうと、ばれた場合の悪影響が非常に大きく、職場に居辛くなってしまいますので、お勧めはできません。

休暇をしっかり取る

休暇や労働時間についてはなんとかできる余地があると思います。

休暇取得については権利である一方、なかなか取りづらいことが多いです。

「実績上げていないのに休むのか」等のパワハラ発言が飛んできそうなことは、目に見えています。

それでも休むことが大事です。

権利を振りかざしてください。

相手を脅すくらいまでいければいいでしょう。

なぜ取ってはいけないのかを聞いて、その答えを録音できれば一番いいです。

長時間勤務を避ける

労働時間が長い点については、さっさと帰ってしまうことに尽きます。

相手にこういうやつなんだと思わせるまで続けるのです。

しかしそれにより、出世が遠のくかもしれないので、諸刃の剣ともいえるでしょう。

待遇が不満

その他にも辞めたくなる理由はあります。

他の企業の待遇が自分の銀行に比べてすごくよく見えたときも、このままずっと銀行員でいいのかと悩んでしまいます。

銀行員の給料というのは、最初の数年はすごく安い(低い)です。

その時点で比較してしまうと、メーカーのほうがよく感じるでしょう。

将来の収入や、景気の影響について目を向ける

しかし、もう少し長い目でみてください。

銀行員の給料は入社数年は低いですが、30手前にもなると800万円~1,000万円に到達します。

ここまでくると他の業種の同期よりも年収は高くなっているでしょう。

またボーナスも他の業種に比べ高いことが多いので、最初の数年は我慢と考えてください。

また他の業種は景気でボーナスや給料が大きく左右されます。

今、他の業種がいいとしても、これがいつまでも続くわけではないと思われます。

実際、2008年や2009年のリーマンショック時は給料やボーナスが大きく減少しました。

銀行はというと、あまり景気に左右される業種ではありません。

現在は足元の低金利政策では苦しい局面かもしれませんが、給料、ボーナスを下げるところまではまだきていない銀行がほとんどでしょう。

一番苦しい現在でも、従業員の給料、ボーナスを維持していることは評価できるのではないでしょうか。

他の業種の待遇が気になったときは、「最後はこちらが勝つんだ」思うことがいいと思います。

本当に辞めていいの?銀行員を辞める前に考えること

ここまでは、銀行員を辞めたくなった時に、どのように考えたり行動すればいいのかを書いてきました。

すべてはストレスにどのように対峙するか、逃がすかといったことでした。

業務をドラクエに置き換えてみたりなどはまさにそうです。

ただ、そのように対処していたとしても、どうしても辞めたくなる時は来ます。

銀行員を本当に辞めようかと考えたとき、最後にこれだけは踏まえておいたほうがいいといったことをお伝えできればと思います。

社会的な信用

まず、銀行員は他の業種にくらべ信用力が格段にあります。

仕事内容や銀行に採用される人間性、性格などにおいて一般以上であると世間は認識しています。

一番信用力が計測できるものとして、住宅ローンの審査があります。

自分が銀行員だったら、簡単に受託ローンのシミュレーションをすることができると思います。

やってみると、金利水準や借りられる金額の上限等が、他の業種よりも良い条件であることが大半ではないでしょうか。

こういった世間からの信用を、銀行を辞めることによって手放すことになります。

収入面

次に給料面です。

銀行員の給料は一般的に高いと思われています。

銀行に勤めている方ならわかると思いますが、そこまで良いもんでもないよというのが現実ですが、実際の平均年収は800~1000万円になります。

この数字は世間と比較して、間違いなく高い水準です。

もし銀行員をこの平均年収に達する前に辞めてしまうことを考えているのなら、将来の高収入を逃してしまうことになります。

この点は再考の余地があるのではないでしょうか。

異動で人間関は変えられる

さらに再考すべきなものとしては、人間関係があります。

就職活動をしていた時、銀行に入ってやりたいことがあったと思います。

それがいつの間にか目の前のノルマに追われ、上司に怒られないようにするにはどうしたらいいか、そんなことばかり考えてしまうことになっていると思います。

目の前のストレスに押しつぶされそうになり、辞めたいとなることも多いでしょう。

その時に考えてほしいことは、この人間関係はこの先いつまでも続くのかということです。

異動の少ない業種、企業であれば絶望しかないかもしれませんが、銀行は幸いなことに異動が多い業種です。

どのような人も3~5年でいなくなります。(これはあくまで総合職の話です。一般職は異動が少ないので一概には当てはまりません)

そうすると自分の異動時期、合わない人の異動時期もおのずとわかるようになります。

「こいつさえいなかったら何とかなる」と思っているならば、少し思いとどまることをお勧めします。

なぜなら人間関係はどの会社でもストレスの要因であり、どの会社にいこうともそのような問題は湧いて出てくるからです。

次の会社にも同じような人がいないとは限りません。

その場合、また辞めることになるのでしょうか。

転職を続けているとキャリアアップは望めませんし、いつかはその転職も終止符を打つ時が来ます。

それなら少しの間我慢をして、異動を待つのも一手ではないでしょうか。

その一手をとる場合は、できる限りその人の発言や態度を受け流しやり過ごすことに注力してください。

まとめ

最近、銀行業界も転職が増えています。

銀行員から銀行員に転職するケースはあまり多くなく、メーカーやサービス系の業種に転職することが多いです。

でも、一番多いのは公務員です。

これを選ぶ人が多いこと自体で、銀行員がどれほどストレスに追われているかがわかるような気がします。

この記事では、銀行員を辞めると決断する前にどのようにストレスに対処すべきかを書きました。

私からのアドバイスは「ノルマで悩むべきじゃない」ということ。

これに悩んでしまうと、銀行員人生で一生悩むことになります。

それならお客様に役に立つことをやろうと割り切ったほうが何倍も楽ですし、メンタルも安定します。

しかしやはり、上司からは厳しい叱責やパワハラもあるでしょう。

その際はその時間をゲームにしてしまうこと、そして今現在ならその上司を思いきって排除することもできます。

主導権は自分にあると思えば精神も安定します。

それでも辞めると決断する日が来ると思います。

その際はぜひ上記でご説明したことを最後に考えてみてください。

銀行員の仕事はきついですが、社会に役立つ仕事です。

この内容を読んで役に立つのであれば幸いです。


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