都道府県には色々な伝統工芸や名産品があり、中にはブランド化して積極的に広めようと取り組んでいる自治体があります。

みなさんは、地元の名産品や全国各地の名産品、ブランドなどをご存知でしょうか?

愛知県は県内にある製造業の商品を国内だけでなく国外にもアピールしようという目標から、県内の優れている企業に対して「愛知ブランド企業」というのを認定しています。

大手の企業が多く点在する愛知県はもともと「ものづくり王国」といわれており、県内にはものづくり(製造系)の企業が大中小と存在しています。

「愛知ブランド企業」に認定された会社は、どういうことに取り組んでいるのかを詳しく見ていきましょう。

愛知ブランドとは?

愛知ブランドとは、愛知県が国内外で競争力のある独自のブランドを築ける力がある企業に対して認定しています。

認定の基準は「優れた理念、トップのリーダーシップのもと、業務プロセスの革新を進め、独自の強みを発揮し、環境に配慮しつつ、顧客起点のブランド価値等の構築による顧客価値を形成している製造企業」であることです。

言い換えると、独自のブランド力を持ち、国内だけでなく海外でも競争力のある製品を製造し、愛知県内の産業活性に貢献できる企業を愛知県によって認定されているのが「愛知ブランド」になります。

平成30年に選ばれた愛知ブランド企業9選

杉山重工株式会社

杉山重工株式会社は、愛知県瀬戸市に拠点をかまえ、今年2019年2月に「愛知ブランド企業」に認定されました。

主に自動車産業や化学・金属産業に貢献している会社です。

杉山重工株式会社が製造する混合機や粉砕機などは、今までの装置で対応できない特殊な環境や条件の中でも対応できるように製品開発に取り組んでいます。

Only Oneの製品を作ることで、国内だけでなく海外のマーケットにも競争力を高めています。

杉山重工株式会社の企業理念は、『手を汚して勉強し、社会に貢献する。』です。

机上の理論だけではなく、現場に出て失敗して色々試して成長していこうという姿勢からお客様と一緒に新装置や設備開発をお客様のニーズに応じて対応し、しっかりとした信頼関係を築き、社員一人一人がこだわりをもってものづくりを楽しむ会社を目指しています。

株式会社マキタ

株式会社マキタは、安城市に拠点を構え、電動工具市場ではその名を知らない企業はないくらいまで成長し、業界をリーディングする愛知県の代表的な企業の一つです。

世界約160ヵ国で商品の販売をし、約50ヵ国に直営の営業拠点があり、8ヵ国に生産拠点を構えて製品を生産しています。

株式会社マキタの強みは、業界のリーディングカンパニーであることだけでなく、地域密着・顧客密着の営業スタイルで販売からアフターケアまでしっかりと対応していることからお客様との強固な信頼関係を築いていることです。

愛知ブランド企業に認定されている株式会社マキタは、愛知県を代表する企業であること、世界約160ヵ国で商品の販売をし、国内マーケットだけでなく海外マーケットにも幅広く市場占有率を高めるチャレンジを続けるだけでなく、振動を抑える製品開発や女性・高齢者が扱いやすい軽量かつ始動しやすい製品開発をすることで現場や体への負担軽減に貢献しています。

泰東工業株式会社

愛知ブランド企業である泰東工業株式会社は、愛知県安城市に拠点を構える自動車用シートベルトと車体部品のリーディングカンパニーです。

設計から組付けまでの製造工程を一貫して担う体制を整えており、顧客のニーズへ柔軟に対応できるようチャレンジを続けています。

泰東工業株式会社は、国内市場だけでなく海外市場にも進出しており、海外市場は15%までシェアを伸ばしてきました。

泰東工業株式会社は、経営理念として『品質と技術で顧客の満足と信頼を得る』を掲げ、製品開発への飽くなきチャレンジや製品品質の向上に努めるだけでなく、お客様との信頼関係もしっかりと築いてきました。

ただ、泰東工業株式会社はここまでの結果に満足せず、事業拡大を進めると共にIoTという新たなツールを取り入れて国内外にチャレンジし続ける目標を持っています。

中部鋼鈑株式会社

中部鋼鈑株式会社は、愛知県名古屋市に拠点を構え、高品質な厚板製品を安定供給するために培った技術と知識を駆使して小回りの利く生産体制を構築しております。

高品質製品の安定供給は、電炉厚板メーカーの特性を活かしたものでもあるため、お客様からの高い評価と信頼を勝ち取っています。

その例が、レーザ切断用鋼板です。

国内初のレーザ加工と切断に適した製品で、お客様のレーザの金型の寿命を延ばせるように改良されています。

愛知ブランド企業に仲間入りしている中部鋼鈑株式会社は、国内唯一の専業で電炉厚板を製造しているメーカーです。

世界的にユニークなのは、製造プロセスだけでなく、市街地に工場を立地している都市型製鉄所であることです。

また、独自性だけを追求するのではなく、お客様とパートナーとしてしっかりとした信頼関係を築くことで時代の変化にもきちんと対応できるようチャレンジを続けています。

株式会社山田製作所

今年2019年2月に愛知ブランド企業に認定された株式会社山田製作所は、国内でも数少ない樹脂積層板の専門加工メーカーです。

特殊な材料を扱っており、他社では難しい高精度な技術や必要な金型を兼ね備えているため、低コストで短納期を実現し、お客様に製品提供をすることでライバルに差をつけています。

その努力の結果、現在非金属樹脂プレスの業界ではリーディングカンパニーにまで成長しました。

現在は次世代自動車のEV用リチウム電池で使われる絶縁体部品を多く受注生産しており、EV用リチウム電池に使われる絶縁体部品で国内シェアトップを保

有しています。

また、自動車業界や家電業界のみならず、航空業界や鉄道業界など様々な業界へのチャレンジを考えています。

種類が豊富な樹脂材料を取り揃えており、設計から製品まで一貫した生産体制を構築しているため、どの業界でも柔軟に対応できるようにチャレンジし続けています。

日東工業株式会社

日東工業株式会社は、1948年、長久手にて設立以来、電設資材のリーディングカンパニーにまで成長しました。

電機と情報通信のインフラを支える配電盤や分電盤、機器収納キャビネットなどの製造や販売を行っています。

また、国内トップメーカーとして近年は、「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞受賞)2017」優秀賞を始め、「FSシリーズ・コアネットワークタイプ」2017年度グッドデザイン賞など様々な賞を受賞しただけでなく、名古屋工場が「エコレールマーク」認定や愛知ブランド企業に認定され、愛知県を代表するブランド企業の一社でもあります。

試験設備で製品の評価や検証を実施し、「安全、安心な製品をお客様へお届けするため」日々努めています。

3面同時照射可能な太陽光シュミレーション設備や暴風雨をシミュレーションする設備を導入することで屋外キャビネットの防水や風圧への影響を確認できるようになり、更なる製品品質を高めることが可能になりました。

他には耐震試験設備を導入し、地震を忠実に再現することで耐震・制震ラックを生み出すことに成功しています。

業界屈指の充実した試験設備を活用して製品開発の段階から自然災害の影響を考慮した製品づくりが可能で、品質と性能を高めていくことでお客様の満足と信頼を得ています。

今後は、IoTやAIなどの技術に対応する製品を創造するだけでなく、引き続き自然災害対策を行うことでより一層安全・安心な製品を提供できるように尽力しています。

東朋テクノロジー株式会社

東朋テクノロジー株式会社は、愛知県名古屋市に拠点を構え、1829年に創業の洋裁繊維や化粧品・小間物小売業の「紅葉屋」が起源となり、昭和7年に設立された企業です。

計測技術・通信技術・端子台技術の3つをコアとして活動をしております。

中でも計測技術は、ニッチな市場で国内だけでなく海外でもトップシェアを保有し続けています。

通信技術に関しては自動車メーカー製造工場に多数導入されている実績があり、端子台技術は生産ラインで活躍しています。

東明テクノロジー株式会社は、戦後自社製品の開発から始まり、FPDや半導体向けの製造・検査装置などにおいて世界シェアのトップを保有してきました。

変化する社会や顧客のニーズに対応すべく、イスラエルなどのIT先進国で先進技術を学び、IoT社会に貢献するためにソリューションを検討しています。

他にも新たなチャレンジとして、来春に新設する交流サロンにて各大学やスタートアップ企業との連携を進めています。

日本トレクス株式会社

日本トレクス株式会社は、豊川市に拠点を活動している輸送用機械器具製造メーカーです。

昭和39年に創業して以来、物流を支えるべく、開発から販売に至るまでの全ての工程を自社で完結し、お客様にパートナーとして寄り添い、様々な製品をお客様のニーズに合わせて提供しています。

また、時代の変化に応じて様々なチャレンジをしています。

例えば、国内発導入のウレタン発泡設備で作った「温度管理車」やドライバー不足解消のために「ダブル連結トラック」など積極的に技術開発に取り組んでいます。

主力製品であるトレーラーは国内シェアNo.1を10年近くキープしており、マーケットシェアは40%を越えるまで成長しました。

日本トレクス株式会社のマーケット力や飽くなきチャレンジにより、今年2019年2月に「愛知ブランド企業」に認定されました。

物産フードサイエンス株式会社

物産フードサイエンス株式会社は、現在、愛知県で糖アルコール類製品の製造を主とし活動し続けています。

また、三井物産の一員として食の安全への貢献だけでなく、地球環境への配慮、高いコンプライアンスへの意識、チャレンジし続けるプロフェッショナル集団となるべく、日々安全・安心のものづくりに取り組んでいます。

物産フードサイエンス株式会社は事業に対してだけでなく、職場環境や人材育成にも積極的に取り組んでいます。

現在は、「労働時間管理の意識啓発、育児・介護休業制度の周知・促進等、より働きやすい雇用環境整備のための情報を提供する。」と「若年者の見学やインターンシップを受け入れ、職業体験機会を提供する。」を目標として2020年までに積極的な改善と活動をしています。

労働環境を改善し、育児や介護休業の制度を周知・促進することで従業員に働きやすい職場環境を提供すると共に、高校生や大学生の工場や職場見学、インターンシップを受け入れて職場体験をしてもらうことで事業を身近に感じてもらうと同時に地元の若者育成促進にも繋がります。

まとめ

愛知ブランドは地場産業の実力を世界市場へ認めさせるべく、日々切磋琢磨して技術を磨く、製品品質を向上させる、など積極的に取り組んでいる企業です。

仕事に対してやりがいを求めている人や何か明確な高い目標をみんなで一緒に目指していきたい人などは、愛知ブランドに認定された企業の雇用を探してみて下さい。

日本の技術を世界に知らしめるために日々努力する職場環境は、従業員全員が意識高く仕事に取り組むため、毎日の仕事が充実すること間違いなしです。