予備校職員として働き始めて早4年。

アルバイトから契約社員→正社員と登用していった私が、予備校職員の仕事、給料について、腹を割ってお話します。

予備校の職員に興味がある方、はたまたもう既に予備校職員として働かれている方。

是非参考にしてみてください!

予備校の仕事

まずは予備校の仕事内容についてざっくりとお話します。

予備校職員ってどんなイメージがありますか?

友人などに「予備校職員」として働いていることを告げると「へぇー、すごいねぇ。何教えてるの?」と聞き返されます。

予備校の職員は講義はもってないから!

講義をするのは「講師」で、我々はあくまで、運営・営業チームです。

なので、仕事は講座の運営や、販売営業になります。

受講検討者には資格の説明や、講座の案内など相談業務がメインな仕事となり、その傍ら、教室管理や講義の運営などを行います。

細かい業務はそれぞれありますが、大まかには上記の通りです。

予備校の給料は高い?安い?

いきなりですが、気になりますよね。

各学校によって差はあると思いますが、一般的な、事務職員の場合。

時給1,000円が基本になるかなと思います。

もちろん、資格の学校なので、資格保持者には手当も付きます。

例えば、受講相談に有利な資格を持っていれば、時給1,000円+手当100円=時給1,100円という感じになります。

ただ、たくさん資格を持っていればいきなり高くなるのか?といったらそうとも言えません。

予備校職員として働く場合、資格に通じる業務は相談くらいなものなので、相談業務をこなせなければ時給アップは望めません。

まぁ、資格をたくさんお持ちであれば、そっちで開業なりなんなりしたほうがいいと思います(笑)

ちなみに私のアルバイト時代の時給は1,000円でした。

資格を保有していたわけではなかったので、時給900円+手当100円=1,000円という形での契約でした。

というわけで、資格を持っている、持ってないは給料に大きな差はでないかと思います。

逆に、資格を持っていなくても、予備校職員としての業務を完璧にこなせれば、時給アップも望める、ということです。

では、私の登用に倣って、給料の変遷をお送りいたします。

アルバイトの場合

予備校職員として働くにあたり、新卒採用以外はほとんどアルバイトからのスタートとなるところが多いです。

アルバイトとして、経験を積んでから、見込まれた人が契約社員・正社員へ登用されていきます。

上記でも記載しましたが、アルバイトの給料は時給1,000円が基本です。

週5日働いて、月22日出勤の場合、1日8時間働いたとして、176時間なので、月給176,000円から社会保険等を控除され、160,000円前後になります。

また、資格の学校では資格試験を目指しながら働く職員も多く、そういった方たちは週2~3の勤務で月80時間程度の勤務形態で働いています。

この場合は社会保険等の加入はないので、所得税だけ引かれて75,000円くらいが手取り額になります。

契約社員の場合

アルバイトとして勤務し、経験や実績ができると、契約社員への登用という話も出てきます。

ちなみに私はスピード登用で入社2か月で契約社員に上がりました。

契約社員の給与形態は月給制になります。

月の出勤日数、休暇数は年間を通して規定があり、それに沿う形でシフト組みをしていきます。

給与の形態は基本給+諸手当です。

基本給は各給与形態によって等級が設けられ、それに準じて支給されます。

私が契約社員に上がる前、アルバイト給与は165,000円+交通費でしたが、契約社員に上った際は基本給180,000+手当23,000円+交通費となり、給与自体は上がりましたが、契約社員になり、厚生年金も控除されるようになったため、給与が上がった感覚はあまり感じられませんでした。

しかし、契約社員に上がり、ボーナスの支給を受けられるようになったので、年収で計算すると80万円ほど上がっています。

やはり、契約とは言え、アルバイトとの差は大きいです。

正社員の場合

そんなこんなで、契約社員時代も半年で終わり、早々と正社員に登用されます。

正社員に上がると、仕事給と管理職給にかわれた給与マップに準じて給与が支給されることになります。

結局、契約社員の時の給与とさほど変わりませんでしたが、会社自体に給与支給制度の見直しが入り、基本給が減り、手当が増える形で、支給されるようになりました。

この時の給料が額面で260,000円ほどでした(交通費込み)。

正社員になり3年ほど経ちますが、現在の給料は額面で280,000円を超える程度に留まっています。

年収では350万程度。

30歳を超えてからの中途採用としてはいい感じで昇給の波には乗れていると思いますが、他の仕事に比べたら安月給であると思います。

実際、私がいる会社の既婚率はとても少なく、資格試験を目指している方が多いのも原因の一つかと思いますが、経済的な事情で結婚を控えている方もいると思います。

予備校の給料の決まり方

給料を決める上で大事なのはズバリ”人事考課”です。

うちの会社では半年に1回行われ、給料の見直しが行われます。

もちろん、実績によっては下がる人もいます。

なので、ここでどれだけアピールできる実績があるかが給料アップに直結してきます。

予備校の給料を上げるためにやりたい4個のこと

予備校職員としてアルバイト入社し、正社員にあがるまで、3年半で80万ほど年収を上げた私ですが、もちろんただ仕事をしていただけではありません。

給料を少しでも上げるように日々業務に取り組んでいました。

そんな中で、私が給料アップに直結したなと思うことをご紹介します。

あらゆる資格に精通する

資格の予備校で扱う資格はメインに絞れば10~20程度ですが、細かい講座も合わせると80~100くらいになり、その情報量は膨大です。

予備校で働いていると、資格のニーズがわかってきます。

「この時期はこの資格の相談が多い」とか、「この資格は受験者は少ないけど、土地柄か相談が結構くるな」など、各試験によっての感覚が身についてきます。

これに合わせて必要な数の必要な情報量を培うことが、大事です。

これは相談業務に直結し、成約率を上げるため、実績作りの準備作業になりますが、効果は絶大です。

いろんな情報を持っているだけで、講座等の提案に説得力が増し、成約率が格段に上がります。

インセンティブを取りに行く

企業によってはインセンティブ制度を設けているところもあると思います。

入社して間もなくは実績もなく、昇給に期待が持てないため、インセンティブ報酬を積極的に狙っていきました。

そんなに多い額が支給されるわけではなかったですが、多いときは月3万ほど給料に上乗せされて支給されました。

私の会社のインセンティブ制度は月間の電話アポイント件数を競う形で、上位数名に支給されるというものでした。

入社してしばらくはひたすらこれに打ち込みました。

インセンティブ報酬が一番の目的でありましたが、インセンティブが設定されている業務って結局は営業実績に繋がる業務で、これを遂行するだけで自分の評価も上がってくるものなので、インセンティブ制度がある企業にお勤めの方は報酬額にかかわらず、その業務をやり込むことがゆくゆくの給料アップに繋がります。

上司・同僚からの評価を上げる

ご存知の通り、給料は会社から出ます。

そのため、自分の給料額を設定しているのは会社です。

でも、会社はあなたの仕事ぶりを見てくれません。

では、だれがあなたの仕事ぶりを見てくれるのでしょうか?

言わずもがな、上司・同僚などあなたの近くにいる人達です。

会社というのは狭い世界でどんな会社でも情報が回るのは早いです。

特に悪い噂などは一瞬で広まります。

上司や同僚はあなたの仕事ぶりを見るでもなく見ています。

そして、機会があればそのことを悪意なく誰かに話し、それが会社内に広まります。

普段から見られていると認識して仕事をすることで、自分の評価は勝手に上がっていきます。

また、上司は部下の昇給の裁量を一部任されているはずなので、目をかけてもらえれば昇給も難しい話ではないと思います。

実際、私は直属の上司に目をかけてもらい、早期出世の波に乗れました。

いわゆる、「上司にハマる」ことが大事です。

「給料を上げるために上司にゴマするのは格好悪いなぁ~」と思われた方は、考え方を変えるべきだと思います。

人を評価するのは人です。

会社は入れ物にすぎません。

一緒に仕事をするなら、少しでも心を許せる人と仕事がしたいと思うのは当たり前のことだと思いませんか?

ゴマすってでもなんでも、上司が気持ちよく仕事ができるようにすることが、部下の役割であり、実績です。

それにより、「この人とは仕事がしやすい」=「仕事ができる人」という評価に変わっていきます。

上司に気に入られるのは「たまたま」でも「運よく」でもありません。

まずは直属の上司に「こいつはこの会社に欠かせない」という印象を与えることが給料アップの近道になります。

ちなみに私の会社ではこれが出来ていない人が多く、資格の学校ということで、学歴が高い人が集まっている分頭が固い印象です。

稼働時間を増やす

これはかなり直接的なやりかたになりますが、残業時間を増やすことで、給料アップを図るものです。

企業によって異なると思いますが、一定時間の残業代がみなしで手当として一定額がついているパターンと、残業代実費支給のパターン、または全くでないというところもあるかもしれませんね。

全くでないところでは活かせないのですが。。。

私の会社の場合、残業手当はみなし支給です。

現在は15時間のみなし残業手当が付与されています。

最大で45時間までのみなし残業手当があり、担当業務を増やして積極的に残業することで、この段階を上げていき、実質的に昇給するという荒業です。

実際には「昇給」ではないので、おすすめはできませんが、給与額面はそこそこに変わってくるので、純粋な給与額アップには効果的です。

私はこれで給料が上がりました。給料アップの体験談

では前述したようなことを実践して、実際に給料に反映されるのはいつなのか?

実際に頑張りが給料面に反映されるのは人事考課を経て給料の見直しがされ、評価の結果、昇給という流れになります。

いきなり上がるものではないので、半年くらいは我慢してくださいね(笑)

人事考課の際に上司に提出する「人事考課シート」これがあなたの半年の成果を表す紙になるので、しっかり大事に書いていきましょう。

私自身、書き方も工夫しており、人事考課においては毎回昇給をいただいています。

ちょっとしたことですが、紹介していきたいと思います。

人事考課シートの書き方

その1:実際の自己評価よりも1段階高い評価をつける

その期間の自分の仕事を振りかえり、自己評価をつける箇所では、自分が思う評価の1つ上の評価をつけています。

あまりにも的外れな評価でなければ、これを見た上司は自己評価±1の間で評価をする傾向があります。

そのため、例えばあなたが3と評価したところは2~4の間で、評価がつくことになります。

1段階自己評価を上げることで、上司の評価も多少コントロールできます。

しかし、あまりに高すぎる自己評価は上司の評価を下げるので、ほどほどにしておきましょう。

その2:目標設定と成果の整合性

人事考課では自身で来期の目標を設定し、その成果を報告する箇所があります。

目標の設定と成果の整合性を取ることで、目標が未達でも評価を落とさないようにする書き方があります。

まず、目標設定についてですが、これはなるべく具体的に数値化して設定します。

来校人数を増やすなら、前年の対象期間内の来校者数を算出し、20%増を目標設定する。

また、単純に売り上げを伸ばすなら、前年対象期間の売上を算出し、〇%増を目指すなど、目標を明確に表記します。

人事考課シートは普段接しない上役等が見るので、曖昧な目標設定は評価基準に齟齬を生む可能性があるので、気をつけましょう。

未達の場合の成果を書くときは、まず、数値化して、目標が達成できなかったことを伝えます。

そのあとに部分的に達成できた場所を探し、記載していきます。

どこができて、どこができなかったのか、その結果、目標未達になったのなら、来期はどこを改善すればいいのかを記載していきます。

これにより、来期への意気込みと、目標未達の反省をアピールできます。

この書き方をすれば、たとえ目標未達であっても上司の評価が大幅に下がることはないと思います。

実際私は、人事考課で上げた目標をすべて達成できたことはありません。

しかし、人事考課では毎回昇給の評価をいただいています。

人事考課の書き方ひとつでも給料アップは十分期待できますよ!

是非、お試しを!

まとめ

といわけで、予備校職員の給与形態についてご紹介しましたが、一般的な企業と同様な部分も多くあったかなと思います。

この業界は狭く、資格や経験を持っている方は同業他社に転職していく人が多いですが、平均的な給料額はどこも変わらないと聞きます。

正直、仕事量については一般企業よりも少ないと感じるので、この仕事量なら納得できる給料額といったところでしょうか。

これから予備校職員としての仕事を考えられている方は採用後、資格の勉強などもしてみたらいかがでしょうか。

多くの企業で福利厚生で安く講座を受講できますし、資格合格後は資格を活かして転職なんていうキャリアアップも望めますよ。


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