塾講師と言えば生徒に学習指導を行うことが一般的な仕事となりますが、授業以外にも多岐にわたる仕事が存在します。

今回は、塾講師の仕事に就こうと考えている方に、求人情報に見る塾講師がどのような仕事なのかを詳しく紹介します。

塾講師の勤務形態や業務内容

まずは塾講師の求人に関する概要を説明します。

塾講師の募集から分かる施設や事業形態

教室での勤務

一般的に塾の仕事と言えば、所属している校舎で授業を行うことがメインの仕事となります。

勤務する教室に出勤し、その日に担当する授業を行うだけでなく、授業以外に付随する業務を行います。

外部会場での勤務

不定期にはなりますが、外部会場での勤務をすることもあります。

例えば、塾生の保護者を対象にした保護者会や塾生参加の塾内イベントを外部会場で実施することがあります。

外部会場で実施される企画では、各教室で所属しているあまり顔合わせをしない講師やスタッフと一緒に仕事をする機会もあります。

塾講師の募集で見られる職種

集団授業の講師

塾の規模や経営によってクラスの定員に違いはありますが、少人数制クラスは4名~6名で授業を行い、大手塾で大規模なクラスであれば20名〜30名で授業を行う塾もあります。

ただし、塾の規模に違いはあっても指導形態は一斉授業のため、生徒数の多少に関わらず授業の予習や準備量は変わりません。

個別授業の講師

個別授業も塾の形態によりますが、講師1人に対し生徒1人の完全個別があれば、2人~3人のような少人数での個別授業まで幅広く存在します。

ただし、多くの個別指導塾では、先生1人に対し生徒2人という指導形態が多いです。

今までは塾で働くことは集団授業を行うことととらわれがちでしたが、個別指導のスタイルが普及したことで、塾講師の入り口として個別指導塾を選ぶ方もいます。

しかしながら、個別指導塾での塾講師の間口が広いとされていますが、授業準備や生徒対応が難しい側面も存在します。

テスト監督などの付帯業務

 学習塾では、授業以外にも様々な業務を行うことがあります。

代表的なものとしては、塾内で行われる模擬試験の監督や、生徒対応をするチューターなどです。

実際、集団授業や個別授業を受け持つ講師やスタッフが、上記のような付帯業務に関わりながら教室運営に関わっています。

塾講師として行いたい仕事

塾講師として働きたいと思った理由は学校教員を志望していることや高時給であることの他に、子供の将来に関わりやりがいを感じられることなど、様々考えられます。。

指導形態の捉え方

塾講師として働くことを希望するにあたり、まずはどのような指導形態を考えていくのかを考えておくことが必要です。

指導形態は、集団授業または個別授業があり、どちらの講師を希望するのか方向性を考えていくことは重要です。

ただし、私は数百人の講師と関わってきた中で、模擬授業を実践してみた手応えであったり性格を踏まえて考えてみたりした時に、集団授業と個別授業向き・不向きで悩むこともありました。

指導教科

指導可能教科が多いことは、担当する授業を増やしていく意味でも非常に重要なポイントとなります。

生徒が受講する教科は、小学生では算数、国語が多く、中学生では数学、英語が圧倒的に多いです。

加えて、上記の教科以外に当たる理科や社会などの教えることができると、所属する校舎でも重宝されます。

例えば、理系の場合は算数(数学)・英語・理科、文系の場合は国語・社会・英語というように幅広く指導できるようになることです。

とは言え、採用面接の際に指導可能教科を伝えることが多いですが、無理はいけませんし、教科を指導できるレベルもきちんと伝える必要があります。

塾講師募集でよく見る募集内容

給与相場

給与相場は、塾の指導形態だけでなく、経営規模や別途支給される手当てなどによって違いが出てきます。

集団授業では時給2,000円〜3,000円の学習塾が多く、個別授業では時給1,200円〜2,500円を相場としている塾が多く見られます。

この時給の幅は、塾の経営規模に左右されることが多いです。

また、新規塾生の獲得や受験指導における合格実績、または役職を与えられることなどを要因として、給与とは別に手当てを支給されることがあります。

ただし、時給には授業前の予習などの準備時間が含まれないこともありますので、実質の時給は上記金額より低くなるとも言えるでしょう。

勤務時間や休日、残業

多くの学習塾では17時以降に授業を行う勤務が一般的です。

中には、小学校低・中学年向けのクラスでは17時より早く授業を行っていたり、テスト対策などで土日で昼から授業を行ったりする校舎もあります。

授業時間は学年やクラスなどにもよりますが、授業時間が短いクラスでは約50分前後から、長いクラスでは約90分の場合が多いです。

また、校舎によっては、17時から小学生の授業を、19時から中学生の授業をそれぞれ担当することもあります。

中学生の授業は遅くとも22時には終わります。

授業担当のシフトは基本的には毎週固定となります。

集団授業や個別授業の形態に関わらず、一旦授業を受け持つと、授業がある曜日は基本的にシフトを動かすことは難しいものです。

授業後の業務にあたる残業に関しては、勤める塾によって大きく変わるようです。

例えば、教室清掃、校舎長への指導報告、生徒の質問対応など様々あります。

このような授業時間外の業務終えて、ようやく塾講師が帰宅できる状況になります。

残業代の扱いは塾で異なりますが、支給する塾が多いわけではありませんので、塾講師として勤めることを考える上で、きちんと下調べをしておくべきです。

福利厚生

大手の学習塾であれば、ある程度福利厚生が整っています。

中には、インフルエンザの予防接種に補助を出す塾もあります。

正社員のみならず講師にも適用されることもありますが、このような手配を行う塾はあまり多くはありません。

勤務場所

基本的には配属された校舎で勤務しますが、時々他の校舎へ手伝いに行くこともあります。

求められる人物像

責任感が強い人

生徒は高い月謝を支払って塾に通ってくるので、塾に求められる期待に対して責任感を強く持つことが重要です。

塾に求める期待には、現状の成績を上げることや志望校に合格することなど、生徒によってそれぞれ異なります。

生徒のレベルに応じるため難しい質問を受けることもありますが、生徒が理解できるまで責任を持って対応することで、講師と生徒の間に信頼が生まれてきます。

生徒に親身になって相談に乗ってあげられる人

生徒は分からない問題だけでなく進路や勉強など相談する悩みは幅広く、人それぞれで異なります。

その悩みを共有するだけでなく、解決していくために手段を考えたり提案したりすることで連帯感は強くなっていきます。

例えば苦手教科の勉強方法や志望校選択の悩みなど、生徒個人にとっては大きく深い悩みであることが多いです。

そのような相談に乗ることは生徒の気持ちを考えることになるので、授業を行うこと以上に大切なことなのかもしれません。

必要なスキルや資格、経験

塾講師として働くために必要な資格や試験はありませんが、採用面接時に最低限の基礎学力や塾で採用する講師のレベルを確認するために試験を行う場合はあります。

また、塾講師としての勤務経験の有無で、採用条件が優遇されることはあります。

これらとは別に、多くの生徒や保護者を相手にするわけですから、コミュニケーション能力は求められるでしょう。

塾講師のおおまかな仕事内容

学習指導

塾講師のメイン業務となる学習指導(授業)ですが、授業形態によらず授業前の予習をきちんと行い、毎回の授業に臨むことになります。

ただし、授業前早めに塾に来た生徒が質問に来る場合もあるので、その対応をすることも想定した上で余裕を持って授業の予習や準備に取り組む必要があります。

これは、集団授業も個別授業も関係がないので、その都度臨機応変な対応が求められると言えるでしょう。

採点業務

宿題のチェックや小テストなどの採点業務も行います。

毎回の授業で小テストを行うことで学習の理解度を確認し、個々に解き直しなどのアドバイスを行います。

テスト監督、テスト対策などの対応

定期的に行う塾内模試の試験監督や、中高生を対象とするテスト対策などに対応することもあります。

模試監督やテスト対策は土日を中心として行われることが多く、テスト日程や対策範囲が分かってから行うので、日程を予め確認した上で勤務することになります。

生徒対応、保護者対応(面談)

生徒の学習状況の報告や進路相談のために、生徒面談・保護者面談を行います。

この応対に関しては、担当講師1人が行うよりは、校舎長や学年主任と一緒に保護者面談を行うことが多いです。

生徒面談は授業の前後に志望校の相談をしたり、テストの結果の振り返りを行ったりします。

生徒面談や保護者面談に積極的に関わり信頼関係を構築できると、仕事も非常にしやすくなります。

塾講師についてよくある疑問

塾講師の仕事について説明してきましたが、ここからは、塾講師について見られる質問に答えます。

応募方法

大手学習塾であれば、希望する学習塾のサイトや、人材会社から登録を行うパターンが多いようです。

最近では、勤務を希望する校舎に電話しても、まずは登録サイトへの案内をされることが多いです。

または、ハローワークなどの求人情報から応募することもよく取られる方法です。

求人募集を電話で対応する塾の場合は、直接問い合わせをする方が良いと思います。

面接でよく訊かれる質問や面接合格の秘訣

指導教科について

1教科しか指導できない方よりは、複数教科指導できる方の方が採用されやすいです。

ただし、指導できない教科を指導できると偽ることは絶対にあってはなりません。

面接時点では1教科しか指導できなくとも、他教科も勉強し指導できるようにしたい旨を答えることで、採用の可能性が広がります。

また、指導教科を増やすことは自身の指導の幅も増え、授業を受け持つチャンスが増えることにも繋がります。

勤務日数について

週1日勤務を希望すると、授業を受け持つチャンスを逃してしまう可能性があります。

また、勤務日数が少ないと、スタッフの繋がりが弱く、仕事の楽しみが感じられない状態が続いてしまいます。

最低でも週2日以上勤務できると、授業シフトに入る機会が増え、スタッフとの交流も増えてくることに繋がります。

未経験でも応募できる?

もちろん可能です。

塾講師の仕事はほとんどの方が指導経験がないところからのスタートです。

未経験で塾講師の仕事を始めタイト思っている方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

会社の雰囲気

生徒に厳しく接し叱咤激励で生徒を引っ張っていく塾があれば、生徒の目線になって意見や相談に耳を傾ける生徒のフォローを中心とする塾もあります。

どのような塾に勤めるかは、自身の性格も含めた上で吟味する必要があります。

正社員、派遣社員、アルバイトそれぞれの求人募集

正社員の場合は、各塾のHPを確認することで募集の有無が分かります。

派遣社員に関しては、派遣会社を通して人材を派遣するため非常に人件費が高くなり、最近はあまり多く採用されていないという話をよく聞きます。

アルバイトは定期的に募集していますが、学生アルバイトを採用している塾であれば2月〜3月で退職するアルバイトが多いため、1月〜5月の期間での採用が多いです。

シフトの自由度

一旦授業を受け持つと曜日が固定されるので、シフトの自由度は低くなってしまいます。

特に大学生がアルバイトでシフトに入る場合、試験日程になると通常の授業シフトに入れないことがかなり増えてきます。

ただし、個人的な都合で授業に入れない場合は生徒に迷惑をかけてしまう形になりますので、注意しなければなりません。

そのような意味合いで、既卒で比較的時間の融通が利きやすい方は重宝される傾向にあります。

資格の必要性

特に資格は必要ありませんが、生徒の学習指導をするので、学校で教わる最低限度の学力を求められます。

多くの学習塾では、採用面接の際に2教科~3教科の学力試験が課されます。

まとめ

塾講師の仕事は、生徒の将来の一端を担う非常に大切な仕事です。

受験生であれば、志望校の洗濯によって人生を左右すると言っても過言ではありません。

塾講師としての第一歩を踏み出すのでしたら、目標を持って塾に通う生徒のために全力で指導してもらいたいと思います。

実際に求人を探す時は、こちらの記事も参考にしてみてください。



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