「塾講師の仕事」と聞いて何を思い浮かべますか?

アルバイトであれば高時給の仕事であったり、教師を目指している人から人気の仕事であったり、様々なことが思い浮かぶかもしれません。

では、実際に塾講師の仕事は人気なのでしょうか?

ここでは、塾講師が人気である理由や、大変な理由を順番に解説をしていきます。

塾講師の仕事についておさらいしておこう

塾講師の仕事について、実際にどんなことをするのかまとめてみました。

塾講師の仕事自体は、大きく3つに分けられます。

  • 1. 授業の事前準備
  • 2. 授業を行う
  • 3. 保護者への連絡

アルバイトで塾講師をしている場合は、基本的にこの3つのみですが、正社員で働いている場合は、生徒の進路面談や受験応援など、色々と対応しないといけない部分も出てきます。

塾講師の仕事は人気なの?

塾講師の仕事は、アルバイトであれば、かなり人気の仕事になります。

理由としては、1コマの授業に対しての給与が、他のバイトと比べてかなり高いことが挙げられます。

また、他人に対して教える仕事になるので、自分自身のスキルを磨くことも出来る仕事だからです。

正社員としての塾講師は、教師を目指していたけれど、教員免許が取得できなかった、もしくは希望の地域で空きがなかった場合など、そういった理由で教師になれなかった人たちからは、一定の人気がある仕事と言えます。

個人的には、塾の方が学校と違い、色々と自由に教えられる環境が整っているため、自由に色んな事を生徒に教えたい、という方には塾講師の方が向いているのではないかと感じています。

塾講師の仕事が人気な理由4個

塾講師の仕事が人気な理由はいくつかあります。

実際の私自身の経験に基づいて、塾講師をしていて感じたメリットの部分を解説していきます。

高い時給や給与を得られる

これは、アルバイトで人気の理由のNo.1なのではないでしょうか。

私の住んでいた地域では、他のアルバイトであれば800円程度の時給でも、塾講師のアルバイトであれば1コマ(90分)1,600円~2,000円程度の時給でした。

短時間で効率的に稼ぐことも出来ますし、塾講師の仕事であれば、毎週の授業時間に合わせてスケジュールを組むことができるので、非常に働きやすかった面もあります。

正社員の場合でも、平均年収は425万円と比較的高めで、福利厚生もしっかり保証されているため、収入としては割と良い職種になるのではないでしょうか。

また、人気の教師であれば、年収自体も上がっていきますし、年収1000万以上を目指すことも出来ます。

ある意味、自分の能力次第でどんどん年収を上げられるのが塾講師です。

様々なスキルが身につく

塾講師が人気である理由の1つに、スキルが身につくことが挙げられます。

身につけられるスキルにはいくつかあるので、順に紹介したいと思います。

プレゼンテーション力

これは、他人に対して教えることを常に行っているので、自然と身についていくスキルになります。

特に集団指導の場合は、多くの生徒に対して授業を行うため、プレゼンテーションを常に行っているのと同じような状態です。

常に、生徒の表情やノートを取っている状況を確認して、その上で生徒に質問を投げかけ、理解度をチェックしたりします。

その上、黒板やホワイトボードに板書をしていくため、プレゼンテーションを作ってくための構成スキルも身につきます。

この力は仮に就職をしたときや、他の会社に転職した際に、面接や会議で非常に役立つスキルだと言えます。

コミュニケーション能力

塾講師の仕事では、コミュニケーション能力がかなり身につきます。

なぜなら、教えている相手は子供だからです。

大人相手に話をしている際は、相手もある程度知識を持っていたり、こっちの言いたいことをある程度察してくれる部分がありますが、子供に対して、全く初めてのことを教える場合は、どうすれば相手に伝わって、理解をしてもらえるのかをかなり考えなければなりません。

そのため、難しい内容でも相手に分かりやすく伝えられるコミュニケーション能力が身につきます。

マネジメント力

マネジメント力、というと色々な意味合いがあると思いますが、大きく3つのマネジメント力が身につくと考えています。

計画立案

一つ目は、計画立案というマネジメント力です。

1年間の授業スケジュールから1ヶ月ごとのスケジュール、そして毎回の授業の内容までをしっかり考えて、計画を立てていかねばならないからです。

リーダーシップ

二つ目は、リーダーシップというマネジメント力です。

集団指導はもちろんのこと、個別指導でも基本的に2人以上の生徒の授業を、同時進行で見なければなりません。

そのため、それぞれの生徒に授業をしっかりと受けてもらう必要が出てきます。

いかにこちらに興味を向けさせ、かつ真剣に聞いてもらうかを考えるため、リーダーシップが身につきます。

タイムマネジメント力

三つめは、タイムマネジメント力です。

1コマの授業時間は決まっているので、その限られた時間内に授業、演習、答え合わせなど、どのタイミングで何を行っていくかを全てコントロールする必要があります。

集団指導であれば全体の流れ、個別指導であればそれぞれの生徒に対して、どれくらいの時間を割いていくのかをしっかりと見極めなければなりません。

実は、このスキルはかなり重宝できるもので、タイムマネジメント力を身につけることにより、仕事だけではなく、日常生活のスケジュール管理も上手くなったりします。

生徒との距離が近く、楽しく働ける

塾における塾講師と生徒の距離感は、非常に近いです。

生徒からすると、学校の先生と同じ様な感じ、もしくはそれよりも距離感が近く、気さくに話してくれるような存在かもしれません。

また、距離感が近くなる理由として、学校とは違い、1つのクラスの人数が圧倒的に少ないことが挙げられます。

そのため、生徒一人一人とより詳しく話すことができます。

特に個別指導であれば、1コマで教える人数は2~3人なので、より親密になれるため、楽しく授業を行うことができます。

指導内容が大きく変わらない

これは、何年も塾講師として同じ学年の同じ科目の授業を行っていれば、感じてくることだと思います。

学校の学習指導要領は、改定が入ったとしても、全体が大きく変わる、ということはあまりありません。

そのため塾で教える内容自体も、1年間のカリキュラムが大きく変わることは、あまりありません。

塾講師を初めて間もない頃は、「どういう風に教えたらいいんだろう?」「良い答え方が分からない…」などと冷や汗をかくこともしばしばあるかもしれませんが、何度も同じような内容を繰り返していくと、「前にこういう教え方をしたら理解度が高かったな」「前にこういう質問があったから、これは授業に盛り込もう」などと要領をつかんでいくことができます。

そのため、最初は大変かもしれませんが、慣れてしまえば、授業の準備時間も短くなり、教え方もより上手くなってきます。

実は大変なことも!塾講師の仕事で大変なこと3個

「塾講師の仕事は人気だし、楽しそう!」と思われるかもしれませんが、実は、大変なことだってたくさんあるんです。

具体的に、どう大変なのかを解説していきます。

授業の事前準備は必須

塾講師のアルバイトで「こんなはずじゃなかった!」と思ってしまうのが、授業の事前準備ではないでしょうか。

実際に、塾講師のアルバイトを始める前は「教えるのって楽しそうだな~」くらいの軽い気持ちで考えていたのですが、塾で教えるのは、結構ハードです。

何をどんな風に教えるのか、また、どんな風にノートを書いてもらうかを授業前に考えておかなければならないからです。

集団指導であれば、板書内容のチェックや模擬授業は日常茶飯事です。

場合によっては無給の場合もあるので、そこはしっかりとチェックしておいた方がいいかもしれません。

また正社員であれば、授業の質の部分でアルバイト以上のことは当たり前のように求められるので、常に準備はしっかりとしておかなければなりません。

分からない内容でも教えなければならないことがある

「塾で教える内容くらいだったら、特に勉強しなくても大丈夫なはず」なんて気楽に考えていませんか?

実は、そんなことはありません。

学習指導要領の改訂で変わっている部分も多少はありますし、高校のクラスであれば、学校によってかなり内容が変わっていたりします。

加えて、私立の学校の場合は、中学校でもかなり難易度の高い内容を学んでいたりします。

「内容が難しすぎて、教えられない…」と思ったこともありますが、生徒の前で「分からない」はNGなので、教科書や演習問題を見て、その場で理解して教える必要があります。

ちなみに、個別指導だと、急に自分の教えられる範囲外の生徒の授業を振られる場合もあります。

私自身も、急遽代講で見た生徒が、県内トップの高校かつ特進クラスに通っていた子で、問題を見てみると、今まで見たことも無いような問題だった…ということがあります。

これは、アルバイト・正社員に関わらず起こる可能性があるので、勉強は常に必要になります。

事務作業も意外と多い

塾講師の仕事は、授業がメインにはなりますが、テストの準備や生徒の学習スケジュールの管理、保護者への連絡も必要になってきます。

正社員であれば、教室の清掃や会議も非常に多いです。

日付が変わっても教室の電気がついていたこともありました。

塾講師の仕事は、授業さえしていればいい!と思っていると、非常に苦労します。

またアルバイトであれば、何に対してお金が出て、何に対してお金が出ないのかも、しっかりと把握しておきましょう。

塾講師の仕事について、他にも知っておいた方がいいこと

塾講師の仕事での楽しいことや大変なことをいくつか説明してきましたが、他にも知っておいた方がいいことがいくつかあります。

塾講師の仕事をしてみようかな?と思っている方は、ぜひ目を通してみてください。

生徒はアルバイト・正社員関係なく「先生」として見てくる

塾講師として働いている側からすると、アルバイト・正社員の区別はある程度はっきりとしていますが、生徒からすると、塾講師は皆スーツを着ていますし、同じように授業を受け持っているので、「先生」として見てきます。

塾によっては、アルバイトであることをオープンにしているところもありますが、私が勤めていた塾では、アルバイトの先生がいることを知られることはNGでした。

生徒にとってはあくまで「先生」なので、正社員として塾に勤めているという形を貫き通さないといけませんでした。

なので、年齢や大学云々の話になった際は、常に話を濁していました…。

生徒に対して、どういったスタンスを取るべきなのかは、塾によって変わってくるので、事前に聞いておいた方がいいかもしれません。

プロフェッショナルとしての意識を求められる

学校はあくまで教育なので生徒は通っていますが、塾に関しては「成績を上げたい」「志望校に合格させたい」という生徒の想い、もしくは保護者の方の想いがあって通っている生徒ばかりです。

そのため、学校と違い、常に成果を求められます。

  • 定期テストの結果は?
  • 成績は上がったのか?
  • 志望校への合格率は?

そこは、アルバイト・正社員関係なく求められる部分です。

日本は韓国のように超学歴社会ではありませんが、それでも志望校に合格できるか否かで、その先の人生が大きく変わってくる可能性があります。

受験生を受け持った時のプレッシャーは、正直なところかなりあります。

特に、志望校に受かるか受からないかのギリギリのラインの生徒だと、どうすれば合格に近づけられるかを常に考えていたりします。

塾は、ある意味で生徒の人生を左右してしまう場になる可能性もあるので、「先生」というプロフェッショナルの意識を持つ必要があります。

まとめ

ここまで、塾講師の仕事内容や人気である理由、大変な点や知っておいた方がいい点などを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

楽しい仕事である一方で、大変な面や責任を求められる面も多々あるため、アルバイト、正社員のどちらであっても、きっちりと仕事をこなす必要があります。

自分自身のベストを尽くした上で「成績が上がった!」「志望校に合格した!」と生徒から嬉しそうに報告をもらえるのは、言葉で言い表せないくらいの感動があります。

塾講師の仕事は簡単ではありませんが、生徒一人一人の人生をサポートできる素敵な仕事であることは確かなので、ぜひ一度、塾講師の仕事を考えてみてくださいね。

実際に塾講師の仕事を探すときは、こちらの記事を参考に!


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