「看護大学教員」は少しイメージしづらい職業ですよね。

看護師を養成する際、以前は専門学校での教育が殆どでしたが、現在は大学での看護師養成が主流になってきています。

そのため看護大学教員の需要も増え、現在は様々な大学が「看護学科」を新たに創設し、教員の募集を行っています。

看護師のキャリア形成の一つとして選択肢に挙がりやすくなってきた「看護大学教員」について、その募集内容や求人のポイントについて解説していきます。

看護大学教員のおおまかな仕事内容

おおまかな仕事内容

看護大学とは、看護師の養成を大学の教育過程で行う場のことを言います。

看護師の養成課程には、主に大学での「講義」と現場での「実習」があり、これは看護師の国家資格を管理する厚生労働省が定めているものです。

看護大学教員は「講義」と「実習」の教育を担当します。

またその他に、「研究」と「大学運営」にも携わります。

「研究」はその名のとおり、研究をして論文作成及び研究発表を行います。

「大学運営」とは入試や学生対策、地域との連携や学生の国家試験対策など、委員会やプロジェクトチームなどに属し、役職に応じて運営に関わっていく仕事のことです。

看護大学教員は大学でどういう役割を求められる?

「大学教員」というのは一般的に「教育職員免許状」、いわゆる教員免許を持っている必要がありません。

つまり多くの大学教員は「教員」として採用されているわけでなく、「研究者」として大学に採用されています。

看護大学教員はまず看護に関する「研究成果」を上げていくという役割が大学から求められ、その「研究成果」により大学の知名度や社会への貢献度に寄与していく役割が期待されています。

その上で自身の研究や研究テーマに根差しつつ、学生に対して「講義」や「実習」を行い、看護師を養成していく役割を担っています。

看護大学教員求人にはどんな種類があるの?

看護大学教員の求人の特徴は、「常勤」と「非常勤」に分けての募集が多いことです。

一般的な企業と同様に、「常勤」と「非常勤」とでは求められる業務や給与面など待遇が異なります。

その上で「職位」と「専門領域」の2種類の求人募集があります。

「職位」とは、教授、准教授、講師など、一般的な大学教員の組織における地位にあたるものです。

基本的にどの職位にも、常勤・非常勤があります。

働き方(待遇や給与面)が異なるだけなので、例えば教授で非常勤の方もごく稀にいます。

しかし、研究領域のトップが非常勤というのは信頼等に関わりますので、基本的に「教授」「准教授」「講師」や、大学運営も担う方々はほぼ常勤で働いているようです。

一方「助教」「助手」といったいわゆる実働が多い若手教員については、「大学側の金銭的あるいは教員数の都合」や「個人の実績が足りない」などの理由で、非常勤の方も多くいます。

結果的に非常勤の求人は、「助教」か「助手」の職位での募集が多いです。

また「専門領域」には、「基礎看護学」や「急性期看護学」「小児看護学」などの領域があり、各領域により求人の募集があります。

看護大学教員求人の募集でよくある職位

看護大学教員の求人は、基本的に「紹介・スカウト」が多い業界です。

特に教授や准教授などの高い職位はあまり求人募集に載ることはなく、一般的に求人募集に載るのは助教や助手、あるいは非常勤の募集が多くなります。

その他人手が必要であったり新たに創設されたりした「専門領域」は、比較的募集が多い傾向にあります。

例えば、採血や点滴などの基本的な手技を学習する「基礎看護学」や、昨今注目されている在宅医療の分野である「在宅看護学」などの領域が当てはまります。

参考までに、看護大学教員の各職位について以下で簡単に解説します。

教授

「基礎看護学」や「急性期看護学」「小児看護学」などといった各専門領域でそのトップを務める職位で、一般的に一つの領域に教授は一人しかいません。

大学運営にも深く関わり、「教授会」といった大学や学科の意思決定を行う会議のメンバーでもあります。

教授になるには、大学院で「博士過程」を修了していること、(大学によって異なりますが)論文を5本~10本以上発表していることなどが必要になってきます。

准教授

教授に次ぎ、領域のナンバー2を務める職位です。

教授が大学や学科全体運営に携わるのに対して、准教授は領域運営の中を担うことが多く、例えば実習先との契約や交渉、講義のスケジュールの作成などを担当します。

ポスト教授といった立場で、教授に向けての準備期間のような職位でもあり、准教授になるには教授とほぼ同様の条件が必要になります。

講師

准教授がいない領域では、講師が准教授の役割を担う場合が多いです。

准教授になるための条件(大学院の「博士過程」の修了、(大学によって異なりますが)論文の5本~10本以上の発表等)は整っていないが、着実にその達成に向けて実績を積んでいる人などが講師の職位に就くことが多いです。

助教

教授、准教授、講師のサポートを自律的に行う役割がある職位です。

看護大学教員の「若手」といったところで、講義や実習の担当の他に、教授等の指示のもと領域運営の実働を行います。

助教になるためには一般的に大学院の「修士課程」の修了と、(大学によって異なりますが)最低1本以上の論文発表が必要です。

助手

教授、准教授、講師、助教のサポートを行う役割がある職位です。

場合によっては、実習や講義を担当することもあります。

助教になるための条件(大学院の「修士課程」の修了、(大学によって異なりますが)最低1本の論文発表)は整っていないが、病院などでの豊富な実践経験などが評価されて助手になる人が多いです。

非常勤教員

常勤の看護大学教員のサポートを行う役割がある職種です。

仕事の内容は助手とほぼ同様の内容で、場合によっては実習や講義を担当することもあります。

大学や領域の運営に関わることは少なく、責任を負わされるような業務は少ない分雇用形態は時期毎の契約となるので、不安定な部分もあります。

国立大学と私立大学による違い

看護大学教員は、職種だけでなく働く場の種類でも違いが出てきます。

一般的な国立大学と私立大学の大きな違いは「大学教員の数」です。

国立大学は私立大学に比べて大学教員の数が少なく、その分一人の大学教員が担わなければならない役割が多い傾向にあります。

大いにして看護大学においては、国立大学の方が「研究」に、私立大学の方が「教育」に費やす時間が多いようです。

「研究」をとるか「教育」をとるか、自分が特に力を注ぎたいことを実践できる勤務先を選択することが、看護大学教員の求人募集へ応募する際に必要になってくると思います。

看護大学教員求人でよくある募集内容とは?

給与相場

給与は、先に解説した「職位」によって相場が異なってきますが、一般的に看護大学教員の給与は「前職の給与を担保する」ことが多いです。

例えば、病院勤務や他の大学での勤務等前職の年間給与が600万円であった場合、看護大学教員になった際の年間給与が600万より低く設定されることは少ない傾向にあります。

これは、「紹介」や「スカウト」が多い大学業界において、大学教員を確保するための仕組みの一つでもあると言えます。

参考までに、各職位の年間給与の平均を以下に挙げます。

教授

平均1000万円〜1200万円前後

准教授

平均800万円~900万円前後

講師

平均600万円~700万円前後

助教

平均500万円~600万円前後

助手

平均400万円~500万円前後

非常勤教員

時給1,500円~2,000円前後

勤務時間や休日、残業

看護大学教員は基本的に暦通りの勤務・休日となりますが、勤務した大学の講義や実習の仕方によっては土日や祝日の出勤もあります。

また、看護大学教員の特徴的な働き方の一つとして、「裁量労働制」があります。

「裁量労働制」とは、簡単に言えば「働くペースを自分で決める」働き方です。

例えば、9時が出社時間で17時が定時の終業時刻である、といったような実労働時間で働くのではなく、忙しい時は終電近く、あるいは泊まり込みで仕事をするが、比較的仕事が落ち着いているときは早めに帰宅する、といった働き方を指します。

これは、様々な時間帯や時期、場所で行う「研究」を主な仕事の一つとしている大学教員ならではの働き方であります。

一見、「仕事のペースを自分で決められるなんて自由で良い!」と思うかも知れませんが、明確な出退勤時間が無くなる分、実労働時間に応じた残業代が発生しないため、働いている時間に対して給料が見合わない、といった問題も生じることがあります。

柔軟に働き方を変えられる一方で、仕事の配分や効率性を考えないとワーカホリックに陥りやすいリスクもある働き方であると思います。

また、実習期間中などは実習時間に合わせて出勤する必要があるため、年間を通して自由に出退勤時間を調整できるわけではありません。

福利厚生

福利厚生も勤務する大学によりますが、大学は保養所や関連施設を有している場合が多く、その施設を使用できるメリットがあります。

また、夏休みなど学生が休みで講義がない期間は比較的勤務時間が調整しやすいので、このような期間には有給休暇が取りやすい職種です。

勤務場所

「講義」の際は大学、「実習」の際は実習病院や施設、「研究」の際は研究施設、など看護大学教員が勤務する場所は仕事の内容によって様々ですが、基本的な勤務の拠点は「大学」になります。

看護大学教員が扱う仕事の内容はパソコンで処理するものが多く、且つ個人情報が含まれているものが多いです。

そのため、外部で仕事をするよりは主な仕事は大学のデスク、あるいは研究室で行うことになります。

求められる人物像

自分が「やりたいこと、探求したいこと」がはっきりしている人

看護大学教員は「研究」が主な仕事になっていきます。

故に、科学的、論理的な思考はもちろんですが、何より探究心や看護に対する熱意といった仕事に対するエネルギーを秘めていることが大切です。

自分の意見を伝えられる人

多くの看護大学教員は、それぞれに自分の大切にしていることや考え方を持っています。

周りの意見に同調することでは評価が得られにくいため、自分の意見を主張できることが重要です。

必要なスキルや資格、経験

看護大学教員に必要なのは、看護の「実務経験」と「研究能力」です。

一般的に「実務経験」は、病院などの現場で3年~5年以上の勤務経験が必要とされることが多いです。

「研究能力」は大学院の「修士課程」の修了が最低限求められます。

教授、准教授などの高い職位は「博士課程」の修了が必須となってきます。

看護大学教員の求人に関するおすすめポイント

「職位」に見合った募集内容であること

看護大学教員の業界は、なり手が不足している傾向にあります。

一方で国は看護師養成に力を注いでおり、看護大学は年々増加している傾向にありますので、「なりふり構わない」求人も散見されます。

例えば、「准教授」の求人であるのに「博士課程」の修了を求めていない内容や、「助手」の求人で「実務経験」が1年や2年でも良いと記載されているような求人は、相当の人手不足が生じている大学である可能性があります。

そのような大学に勤務した場合、想定以上の仕事量を任されてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

求人を出している大学の該当領域に、教授が在任していること

トップがいない領域は、相応の混乱が予想されます。

求人への応募を考える際は、その該当領域に適した上司がいるかどうか調べるようにしましょう。

また、教授、准教授、講師・・・、といったように一つの領域で、様々な職位の応募が出ている求人は注意が必要です。

その領域が新設でない場合には、教授を筆頭にまるまる全員退職している可能性があり、故に混乱が予想される職場である可能性が高いので、自分が希望する職位以外の求人もよく見ることが重要です。

自分に合った看護大学教員の求人の選び方や注意点

【選び方①】雇用形態から探す

先にも述べましたが、常勤、非常勤の雇用形態で待遇や給与は大きく変わってきます。

一般的に非常勤での雇用は、常勤のサポート役となる場合が多く、「看護大学教員としての実務経験」としてカウントされない場合も多いです。

生涯の職業として看護大学教員を目指す場合、常勤の求人をおすすめします。

【選び方②】職位から探す

自分の「実務経験」と「研究能力」を考慮しながら、目指せる職位を選び、求人を探すようにしましょう。

【選び方③】担当領域から考える

自分が経験してきた「実務経験」や「研究のテーマ」などから担当領域を考え、求人を選ぶようにしましょう。

例えば、実務経験として小児看護を実践してきた場合、「小児看護学領域」が応募しやすい求人になります。

【選び方④】エリアから考える

主な勤務地は大学となりますが、実習などでは遠方のエリアに出勤する可能性がでてきます。

大学の場所だけでなく、どのようなエリアにて実習をしているかも注意しながら求人を探すことをおすすめします。

看護大学教員求人についてよくある疑問

看護大学教員についての疑問にお答えします。

応募方法は?

基本的には「紹介」や「スカウト」が多い業界ではありますが、求人サイトなどに掲載されている場合もあります。

「紹介」や「スカウト」は、大学院の在籍中にその機会があることが多いです。

面接でよく聞かれることは?

面接で多く聞かれることは、「研究」についてです。

研究成果が出世にも関わってくる職種ですので、研究テーマについてや現在の研究の実績などについての内容を多く聞かれます。

未経験でもできる?

「助手」や「助教」といった職位なら、未経験から始めることができます。

講義や実習などの教育については、就職後に経験し力をつけていくことを期待されることが多いです。

一方研究については、大学院の修了や在籍中でその能力を養っていることを求められることが多いです。

まとめ

以上、看護大学教員について、その仕事内容や、求人の募集内容、求人のポイントについて解説しました。

一見「教育」に重きがありそうな職種ですが、その仕事内容の主なものは「研究」になります。

そして「頭の良さ」を求められそうな職種のイメージもあるかと思いますが、一番重要なのは看護に対する探究心や好奇心、教育などへの「熱意」を持っていることだと思います。

その「熱意」は、研究をする上でも重要なエネルギーになります。

社会的にも必要とされている職種の一つだと思いますので、多くの方が仕事に就けることを願っております。



関連キーワード

教員求人

教員求人についてもっと深堀りした情報を見る

教員補助員求人でよくある募集内容やおすすめ求人のポイント、気になる疑問について解説します

教員補助員という仕事をご存知ですか?小中学校などに配置されており、学校の先生の補助をする仕事です。補助と一言に言っても、その仕事内容は多岐にわたっています。この記事では、教員補助員求人の仕事について詳しく解説していきます。教員補助員の仕事内容とは?現在、学校現場で活躍されている小中学校の先生はとても多忙な日々を送っています。本来先生の仕事の中核は教材研究をし、より良い授業を行うことで子どもたちの学力を向上させ、安心して過ごせる学級経営により子どもたちの学校生活を尊重することです。しかし、配付物を印刷したり、集金のお釣りを用意したり、廊下に貼る掲示物を作成したり、テストの結果をパソコンに打ち込ん

日本語教師求人でよくある募集内容やおすすめ求人のポイント、気になる疑問について解説します

日本は今、少子高齢化などにより、今後人口減少が必至と言われており、労働者不足が懸念されています。そのため、日本政府は外国人労働者の受け入れに積極的に動き出しました。日本人としては、治安の悪化などのデメリット要素も考えてしまうところですが、それを払拭するための取り決めを進めている状況です。つまりは、今後は日本にいながら多国籍な文化も受け入れる必要があるのだと思いますが、日本人として伝統や文化も引き続き継承することも忘れてはいけないでしょう。そしてもう一つ重要になってくるのが、世界に誇るべき言葉である日本語を決して絶やしてはいけないうということではないでしょうか。「子どもの時に家庭で覚えた言葉で、

教員免許を活かして仕事をするには?免許取得の方法と仕事の種類や探し方を紹介します!

皆さんは教員免許状にどのようなイメージを持ちますか。多くの人が学校の先生を思い浮かべるのではないかと思います。ここでは、教員免許状とはどのようなものなのか、どのような種類があるのかについて触れながら、教員免許を生かした仕事やその探し方について紹介していきます。教員免許の制度ってどういう制度?教員免許状は、学校の教員になるための資格があることを証明する重要なものです。日本では「相当免許状主義」を採用しています。この相当免許状主義とは、大きく分けて以下のような4つの内容にわかれています。①幼稚園から小学校、中学校、そして高校までの各学校の種類において教員として勤務する場合は、自分が採用される学校の

中学校教師とはどんな仕事?その仕事内容や役割、なり方など詳しく解説します!

中学校時代のことを覚えていますか?部活に熱心に取り組んだり、受験勉強に励んだり、友人関係で悩んだり、中学校は多感な時期ですよね。今回は、そんな思春期真っただ中の生徒と関わる、中学校教師とはどういう仕事かについて詳しく紹介します。中学校教師とはどんな仕事?読んで字のごとく、中学校の先生です。基本的に、中学校や高等学校の教員免許は「専門教科」の勉強を修めて取得することになります。そのため、すべての中学校の先生は「専門教科」があります。勉強を教えることももちろんですが、学級担任の場合は学級経営を行ったり、部活動顧問の場合は部活動の指導を行ったりします。また、校務分掌と言って、校内で割り当てられた業務

中学教師の年収はどのくらい?私の周りの相場や給料の決まり方を紹介します

非常に人気で目指す方も多い中学教師。実際になる上で最も気になるのが「年収」ではないでしょうか?間違いなく忙しく、大変なことが約束されている職業ですから、それなりの年収をもらっているはず…と思いたいところですが、実際のところ働いてみなければわからないことがありますよね。今回は「実際、教師の給料って多いの?少ないの?」と疑問を持つ方に向けて「中学教師の年収」について詳しくまとめました!現役中学校教師の私が、周囲の先生たちに聞き込みをしながら集めた実体験と実情を交えて、解説していきます!中学の給料の相場はどのくらい?正規採用正規採用(各都道府県の教員採用試験に合格した先生)をされた場合の年収を最初に

高校教師辞めたい…と感じる人の6個の理由と乗り越え方とは?

高校教師の仕事はとても大変です。生徒と向き合っているとあっと言う間に一日が終わってしまい、自分の仕事が全く進まないこともあります。高校教師の大変さを説明するのは難しいですが、授業準備やクラス担任の仕事、部活動の指導など、とにかく日々行なわなければならない業務が多く、常に時間に追われています。またそれ以外にも、問題を抱えている生徒がいたら、その生徒に向き合い、根気強く指導していく必要があります。高校教師という職業は、このように日々忙しくて、苦労も多いので、時には高校教師が辞めたいと思うことも出てきます。今日はその辞めたいと思う原因と、それでも高校教師を続けている理由についてお話しします。これから

中学教師の仕事はどんな人に向いている?得意な人の5個の特徴やキャリアについて解説します

「ブラック公務員」なんて呼ばれる中学教師。それでもまだまだ、中学教員を目指す人はかなり多いですよね。ただ「私って中学教員に向いているの?」「どんな力が必要なの?」などと相談を受けることが多いです。今回はそんな方のために「中学教師の仕事が向いている人の特徴やキャリア」について、実際に中学教員を務めている私がご紹介していきます!中学教師はどんな仕事?中学教師といえばどのような仕事でしょうか。浮かんでくるのは「青春」や「情熱」などの綺麗なイメージでしょうか。それとも「ブラック」「公僕」なんていう大変そうなイメージでしょうか。実際に中学教員を経験した私からすれば、どちらのイメージも正しいというところで

教師辞めたい…と感じる人の2個の理由と乗り越え方。現役教師の私が解説!

現在、学校の教師が「ブラック公務員」だということが社会にも明るみになってきました。教師という仕事はキラキラと輝いていて、子供達に囲まれて幸せだというイメージの反面、その内実、サービス残業地獄、モンスターペアレント、LINEトラブルなどといった闇の部分を抱えています。そして、毎年教員になった人の半数はその10年後に辞職・転職をしているという事実があります。これは、一般の民間企業と比べても異常な数だと言えるでしょう。それだけ辛い教師という仕事。どのように乗り越えていけばいいのでしょうか?今回は「教師が辛い、やめたい」と悩む教師の方向けに、現役教師の私がどのようにその困難を乗り越えてきたかについて解

中学校教師に多い6つの悩みとは?悩むこともあるけどこうやって解決しました!

多感で多くの悩みや葛藤を抱えながら成長していく中学生を教え導く立場として、多くの責任を背負う中学校教員としての仕事。勤務時間の長さや、その業務内容の複雑さがニュースなどでも取り上げられていますが、実際に働いてみるとどのような悩みを抱えることがあるのでしょう。ここでは、実際に中学校で働いたことのある筆者自身の経験も交えながら、中学校教員が抱えることの多い悩みやその解決方法、そのような悩みを抱えながらも中学校教員を続けたいと感じるやりがいについて紹介していきます。中学校教師に多い6つの悩みとは?どのような職業に就いたとしても、楽しいことばかりではなく、悩みは尽きないものです。子どもたちを相手にする

中学校教師になるには?資格や勉強しておくべきこと、仕事の探し方まで経験者が解説!

小学校の頃の自由さからうって変わり、中学校に入学すると新たな勉強に部活動など、子どもたちにとってはたくさんの変化が待ち受けています。そのような急激な変化にも子どもたちの側に寄り添って成長させて行くのが、中学校の先生です。誰しもが通っていた中学校、様々な個性を持った先生に出会ったことでしょう。小学校の先生が優しいお母さんだとすれば、中学校の先生はどっしりと構えたお父さんのようなものです。ここでは、まるで父親のような厳しさと優しさを持った中学校教員になるにはどうすればいいのか、勤務内容や就職方法、将来性に触れながら、多くのことについて紹介していきます。中学校教師になるには?中学校で勤務する教員にな

中学校教師のやりがいは?やってて良かった5つのことやそこで身に付く力とは?

中学校教員と言ったら、皆さんはどのようなイメージを持っていますか。授業での教科指導、放課後の部活指導に様々な行事の企画・運営など、業務内容が難しく、多忙な印象が持たれがちです。実際に中学校教員として働いてみると、確かにそのイメージ通りで多忙です。しかし、そこには中学校教員としてしか感じることのできないやりがいに溢れています。この記事では、筆者自身の体験も交えながらそのやりがいや、身につくスキルなどについてご紹介していきます。私はこんなところで中学校教師をしていました筆者自身は教員採用試験を突破した正規雇用である「教諭」という立場ではなく、契約社員のような雇用形態の「臨時講師」として勤務していま

中学教師になりたい!そのために必要な資格や勉強、適性の見分け方などを実体験を元に解説します!

子供たちが毎日通い、10代までの人生の大半を占める学校生活。その生活を導くのが教員です。「学校の先生はブラック」なんて言われてしまうこともありますが、思春期真っ盛りの子供たちの成長にあゆみよる責任感もあり、面白みのある教員の仕事。「中学校の先生になりたい!なるにはどうすればいいの?」の疑問に答えていきます。中学教師になるには?「先生になりたい!」という熱い気持ちはもちろん必要ですが、教員になるためには資格が必要です。さらに、資格を持っているだけでは教員にはなれませんので、採用試験を受け、合格しなければなりません。詳しく見ていきましょう。中学教師になるために必要な資格は?必要な資格は各都道府県の

小学校教師の悩みで多い6個の事とその解決法。元小学校教師が解説します!

これから小学校の教師になろうと燃えている人たちでも、小学校教師の仕事についていい噂はあまり聞いてないと思います。確かに悩み多き職業ではあります。でも、自分の発想を変えれば、結構楽しめる職業でもありますよ。小学校教師の悩みと、その解決のための発想転換の仕方、ちょっとほっこりするエピソードなどを紹介します。小学校教師の悩みで多い6個の事とその解決方法小学校教師の悩みを、主に対人関係別に6個に絞ってまとめます。子どもとのこと真っ先に挙げられるのが「子どもにどこまで指導していいのかわからなくなる」といった悩みです。小学校では、毎日がトラブルの連続です。ですが、中学校や高校のように「自分たちで話し合って

高校教師の仕事内容11個の業務と向いている人の特徴。やりがいを感じるポイントは?

高校教師の仕事内容と聞いて、何をイメージしますか?これまでに出会ったことのある「高校の先生」を思い出してみて下さい。高校教師の仕事はただ授業をするだけじゃないの?と思った方や、教師の職業に興味がある方に向けて、この記事では、知っているようで知らない、高校教師の仕事や様々な役割や向いている人の特徴、高校教師の仕事の良いところ、その後のキャリアについてお話ししたいと思います。高校教師の仕事は大きく分けると4つある教科担当の仕事高校教師の仕事としてまずイメージするのは授業を行うことではないでしょうか。国が定めた学習指導要領に沿って、自分が担当する教科の授業を行います。教科ごとに科会と呼ばれるものがあ

小学校教師になるには?資格や勉強しておくべきこと、就職まで経験者が解説!

小学校の教師は学級担任として、自分の学級の子どもたちを中心として学習指導や生活指導を行います。休み時間には一緒に遊んだり、おしゃべりを楽しんだりするなど、子どもたちと共に1日を過ごします。忙しさや責任の重さ、授業指導の大変さなど、多くのことに目が行きがちな小学校教師としての仕事ですが、楽しい点もたくさんあります。ここでは、小学校教師になるにはどのような手順を踏めば良いのかについて触れながら、筆者自身が実際に小学校で働いていた際にであった先生、小学校教師として働く際に大切なことを紹介していきます。小学校の教師になるには?小学校教員になるためには教育学部のある大学に入学し、小学校教諭になるための課

小学校教師を辞めたい時はどうしたら良い?よくある6個の原因と対策。

2018年現在、離職率トップ3の職種には必ず教師などの教育業界が入っているそうです。私たちが子どものころには担任の先生はとても楽しそうに見えたものです。何がそんなに変わったのでしょうか?それとも大人の世界を知らない子どもの気楽さからそう見えただけなんでしょうか?ここでは小学校を例にとって、教師を辞めたくなる原因とその乗り越え方について考えていきます。小学校教師を辞めたいと感じてしまう6個の原因とその乗り越え方とは?辞めたい理由が様々なのは当然です。大っぴらに言えないこともあるかと思います。それらの声を集めてみると、小学校教師を辞めたい原因は大きく分けて以下の6つと考えられそうです。指導すること

小学校教師の給料はどのくらい?私の周りの相場や給料の決まり方を紹介します

公立の小・中学校教師は、各都道府県に採用された公務員ですので「地方公務員」という肩書きになります。そのため地方公務員の給与体系がそのまま適用されるのですが、他の民間企業に比べると福利厚生がしっかりしていて、収入も良い方と言えるでしょう。では具体的にどのくらいの年収が見込めるのでしょうか?小学校教師の給料の場合で見ていきます。小学校教師の仕事内容は? 初めに小学校教師の仕事について簡単に紹介していきます。小学校教師の仕事は大きく「知育」「徳育」「体育」「学級事務」の4つに分けられます。勉強を教える「知育」教室で勉強することを、知識を教え育てるという意味で「知育」と呼びます。教師の一番の仕事は授業

小学校教師のやりがいとは?経験者の私が感じる7個のやりがいを感じるポイントを紹介します

幼い頃、誰しもが小学校に通い多くのことを学ぶ中で、先生とかかわり、たくさんの思い出を作ったことがあるはずです。優しい先生や厳しい先生、こわい先生など、様々な個性を持った先生が小学校で働いています。子どもたちにとっては家庭以外で最も身近であっただろう、先生という存在。その仕事内容は忙しすぎると言っても足りないほどの業務内容です。しかし、疲れた顔一つ見せずに笑顔で子どもたちと接する先生方。小学校で働く先生たちには、その忙しさが帳消しになってしまうほどのやりがいを感じる瞬間があるのです。ここでは、小学校教員の仕事内容に触れながら、小学校教員として働く上でやりがいを感じるための心構えや筆者自身が実際に

小学校教員の仕事内容7つの業務。経験者が教えます!

皆さんは、自分が小学生だったときにお世話になった先生のことを覚えていますか。授業で沢山の知識を身につけさせてくれたり休み時間には一緒に遊んでくれたりなど、思い出のある先生がいる方も少なくないのではないでしょうか。ここでは、小学校で働く先生方の仕事内容や面白いポイント、中学校の先生との違いを取り上げながら紹介します。小学校教員の仕事は大きく2つの役割に分けられる学級担任小学校では、ほとんどの先生が担任として自分の学級を持っています。年齢や経験年数に関係なく、管理職でない限りは担任を持つことになるので、子どもたちと関わるにあたって体力が必要です。学級担任以外管理職である校長と副校長や、保健室で子ど

中学校教師の仕事内容10個の業務。担任を持っている先生と持っていない先生の違いは?

教員としての仕事は子どもたちに勉強を教えるだけではなく、人間性を育てるものです。子どもたちのお手本となるべき存在となるため、多くの人からの目線も多く、行動や言動の一つ一つに責任が付きまとい、息が詰まりそうになることもしばしばあります。その仕事量と内容は、「大変」という一言では収まらないほどです。ここでは、中学校教員の役割ごとの仕事の内容に触れながら、そのやりがいや面白いポイントにも焦点を当てて紹介していきます。中学校教師の仕事は大きく2個の役割に分けられる学級担任を持っている先生小学校ではほとんどの先生が自分の担任学級を持っていますが、中学校ではそうではありません。中学校では、担任学級を持って

養護教諭の仕事内容15個の業務。経験者が教えます!

養護教諭とは、小中学校や高等学校、特別支援学校などに勤める「保健室の先生」の正式な職業名です。ここでは、養護教諭の仕事内容について項目ごとに詳しく解説します。養護教諭の仕事は大きく5個の役割に分けられる養護教諭の仕事は、「保健管理」「保健教育」「健康相談」「保健室経営」「組織活動」の5つに大別されます。この分類は、学校保健安全法という法律をもとにしたものです。項目ごとに詳しく見ていきましょう。保健管理に関する仕事保健管理も、「心身の健康管理」と「学校環境の管理」に分けられます。心身の健康管理とは、救急処置や健康診断の実施、個人及び集団の健康問題の把握、疾病の予防と管理のことを指します。学校環境

小学校教員の転職はどうすればいい?方法と転職成功のためにやるべき3個のことを紹介します

小学校に限らず、教員からの転職を考えている人は多いようです。しかし、安定した職を捨てて新しい職種へチャレンジするのですから、かなりの勇気と思い切りが必要です。そのために、様々な情報をしっかり下調べしておかなければなりません。そのような皆さんのお役に立てるよう、教職からの転職成功のための方法などを紹介します。教職を辞めて新しい仕事を始めるとしても、できれば教壇に立っていた経験をそのまま活かせる職種が良いですよね。実際に教職から他の職へ上手く転職できた例として、民間の塾の先生、家庭教師、教材会社のスタッフ、児童相談員、学童保育員、学習支援員などがあります。事務室の先生や、コツコツと正確に事務仕事を

小学校教師の仕事内容9個の業務。勉強を教えるだけじゃない?!他にもある先生の仕事。

小学校教師の仕事について紹介します。最近では大変そうなイメージが強い、学校の先生。でも、これほど充実感・達成感のある仕事はないかもしれません!小学校の先生ってどんな仕事?小学校教師の仕事は大きく4つに分けられます。子どものためにすること先生の仕事の中で、最も多くを占める部分です。授業を行い、子どもたちの話に耳を傾けます。子どもたちに「勉強が好き」と言ってほしいし「学校が好き」と言ってほしい。朝から、ワクワクしながら登校してほしい。先生たちのほとんどは、そう思っています。その実現のために様々なことを考え、計画し、準備します。保護者のためにすること子どもたちが学校で楽しく過ごすためには家庭の役割も

養護教諭の仕事はどんな人に向いているの?仕事内容や向き不向き、キャリアについて解説します

学校の保健室に在中し、児童生徒の心身の健康をサポートする「養護教諭」。ドラマや漫画でもよく登場する職業ですが、いったいどのような仕事をするのか、どのような人に向いているのか、詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。ここでは、養護教諭の仕事内容について解説しながら、どんな人に向いているお仕事なのか考察したいと思います。養護教諭の仕事ってどんな仕事?養護教諭は、児童生徒の心身の健康のために、健康診断の計画や傷病の救急処置、健康相談やカウンセリングなどを行う仕事です。「教諭」と示されているように教育職で、中学や高校での「保健科」の授業を担当することも可能です。よく、養護教諭になるには看護師免

教員を辞める理由にはどんなものがある?経験者が解説します

誰もが幼い頃には学校に通い、沢山の先生と関わってきた経験があるはずです。幼い頃に物事を沢山教えてくれた先生は、実際にその立場になって働いてみると、想像以上に忙しさと時間に追われているものでした。教員の忙しさやその責任の重さは、毎日の報道で誰もが知るところとなっています。ここでは、実際に教育現場で勤務していたその経験を踏まえて、教員を辞めたくなった理由と、辞めたいと思う反面で感じられるやりがいについて紹介していきます。経験者が紹介!教員を辞めたいと思った4つの理由とは?忙しさの一方、子どもたちと毎日を過ごす中で一緒に遊んだり話すことによって楽しさを感じられる教員の仕事。実際に教員として働いたこと

教員の仕事内容12個の業務と向いている人・向いていない人の特徴・やりがい・面白い点について経験者が教えます!

誰もが子どもの頃は学校に通い、沢山の先生に出会ってきたはずです。それ故、学校の先生という仕事は多くの人にとってイメージのしやすい職業なのではないでしょうか。しかし教員は、自身が学校に通っていた時には想像もできないほどの仕事の量に日々追われています。ここでは、教員の仕事内容をその与えられた役割ごとに解説し、そのやりがいや面白い点、向いている人・向いていない人の特徴について紹介します。教員の仕事は大きく3つの役割に分けられます担任を持つ先生学校の先生と言ったら、担任の先生をイメージする人が多いのではないでしょうか。担任の先生とは文字の通り、自分の学級を持って学級経営をする先生のことです。授業や部活

教員辞めると決めた3つの瞬間。その後スムーズに退職・転職する方法とは?

ニュースや新聞で、ほぼ毎日のようにその働き方や残業の多さについて取り上げられている教員という仕事。子どもたちを育て導く立場にあるこの職業に就いている人は、多くの悩みを抱えています。その悩みを自分で解決し、それをバネにして大きく前進できることがほとんどですが、時には辞めてしまいたいほど辛い思いもするものです。ここでは、教員を辞めたいと思った瞬間やエピソード、その後の流れについて紹介します。教員が仕事を辞めると決めた3つの瞬間とは?教員志望の人や、実際に教員として働いている人は、人の役に立ちたいという気持ちが強い人が多いです。そのため、辞めたいと思う瞬間は、多くの場合自分が原因となって周りに迷惑を

教師の転職はどうしたら良い?よくある転職先や、成功させるためにやるべき3個のことと上手な転職方法を解説します

もう先生なんてやめる、と思っている人は少なくないです。私もその一人ですし、周囲には早期退職、あるいは20~30歳代で早々にやめていく人もいます。さて辞めるにしても、何の準備もなく突然というのはあまりにも無計画、というもの。以下に教師の転職マニュアルを書いてみます。教師をしている人で転職する人は多い?風邪で休む、という理由で1週間、2週間と休む。そして知らないうちに病気休暇でしばらく休むことになり、そのまま退職、という人は小中高をあわせれば非常に増えています。大体は精神系、つまり「うつ病」が原因です。また飲酒運転による退職もあります。交通法規を違反しても飲まずにいられないアルコール依存症の教師は