小学校に限らず、教員からの転職を考えている人は多いようです。

しかし、安定した職を捨てて新しい職種へチャレンジするのですから、かなりの勇気と思い切りが必要です。

そのために、様々な情報をしっかり下調べしておかなければなりません。

そのような皆さんのお役に立てるよう、教職からの転職成功のための方法などを紹介します。

教職を辞めて新しい仕事を始めるとしても、できれば教壇に立っていた経験をそのまま活かせる職種が良いですよね。

実際に教職から他の職へ上手く転職できた例として、民間の塾の先生、家庭教師、教材会社のスタッフ、児童相談員、学童保育員、学習支援員などがあります。

事務室の先生や、コツコツと正確に事務仕事をこなせる人には企業の事務職、子どもたちや保護者や地域の人たちと上手く付き合える人には外回りの営業職という選択肢もあります。

一旦退職してから非常勤講師として教壇に立ちつつ、正式な転職先をじっくり探すという手もあります。

更に、ホームページやYouTubeなどで授業を行っている元教師の人もいます。

校長や教育委員会などを気にせず、自由に自分のやりたい授業ができるので、長年様々なものに縛られてきた先生たちからは、とても羨ましく思えるかもしれません。

チャンネル登録者が増えれば、広告収入で稼ぐことも可能になります。

また、インターネットで仕事の依頼を受けるクラウドソーシングという働き方もあります。

収入は経験と実績次第ですが、文章を書く機会の多い教師経験を活かして、WEBライターをしている人もいます。

教職に就いていた経験を活かして、教育関係や子育て関連の記事を書くこともできるでしょう。

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小学校教師の転職を成功させるためにやるべき3つのこと

転職サイトへ登録

教員の転職では、求人サイトではなく転職サイトを活用した方が上手く転職できます。

転職サイトとは、転職エージェント、就職エージェントなどとも呼ばれており、登録すると専任の担当者がつくので、担当者と相談しながら転職活動を進めていくことができます。

専任の担当者は、条件にマッチする仕事やネットに公開されていない求人の紹介もしてくれます。

また、履歴書の書き方や面接での留意点など、就職までのサポートもしてくれます。

無料で登録できるところが多いので、転職が未定の方も早めの登録をしておいて、様々な情報を集めておくと良いでしょう。

PCスキルを高めておく

どの企業でも、学校より複雑なネットワークが構築されていることが多いので、一定のレベルのPCスキルが要求されます。

小学校ではワープロとして「一太郎」を使うことが多いですが、「一太郎しか使えない」では、職業選択の範囲が絞られてきます。

一般の企業では一太郎以外のソフト、例えばワード、エクセル、パワーポイント、フォトショップ、イラストレーター、インデザインなどを使っていることが多いです。

そのため、様々なソフトを使った経験があると転職の際の強力なアピールポイントになりますので、無料体験版をダウンロードして、練習しておきましょう。

資格を取っておく

年を重ねるにつれて、物覚えが悪くなっていくものです。

多くの人にとって、試験のための勉強は年々辛くなっていきます。

しかし教師は、様々な試験を乗り切ってきた人たちです。

試験勉強の仕方やその対策の仕方も、子どもたちに指導してきました。

その経験を活かして、自分の興味のある分野で構いませんので、資格を取っておきましょう。

資格があったから競合相手に差をつけることができた、ということがあるかもしれません。

手に職をつけておくことは、自信にも繋がります。

まず資格を取って経験を積んでいく、それが上手く転職するコツです。

「専門学校へ行って、別の公務員へチャレンジ!」というのも良いですね。

小学校教師で転職する人は多い?

小学校で転職を希望する人は多くなってきています。

精神的なことが理由の人もいれば、体力を要する仕事でもあるため身体が悲鳴をあげて仕事が続けられなくなる人たちも多いです。

しかし、自分のやりたいことが別にあって前向きに転職する人もいます。

では、どんな理由で転職する人たちが多いのか、具体的に見てみましょう。

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よくある転職理由

精神的にキツい

教員の研修会では、学校職員としての責任の大きさを教えられます。

人間を育てる仕事ですから、やりがいがある反面、責任も重大なのです。

しかし、近年学校現場はその多様性に対応できなくなってきていることも現実です。

例えば、保護者や地域への対応であったり、いじめ対策、不登校対策、学力向上対策、子ども一人一人への対応、などです。

また、「指導」と「パワハラ」との境界線も曖昧になってきて、世間の目も厳しいです。

こうして年々、学校に対する要求は増大し続けています。

精神的に参ってしまって、転職を考える教師も少なくないのです。

休憩が取れない

学校へ出勤したら、休憩時間を確保するのが難しくなります。

休み時間は授業の準備で潰れてしまい、昼休みは給食の指導に振り回されてしまい、放課後は部活、夜には保護者からの電話対応があったりで、一日中休憩できない教師も多いです。

働き方改革が進んでいけば、様々なことが今後解消されていくことと思いますが、休憩の時間が取れずに体力的にキツいことが、転職を考える一つの原因になっています。

他にやりたいことが見つかった

教職を続けていく内に、他にやりたいことに目覚めていく教師もいます。

幼い頃からゲームが好きでその情熱が忘れられず、ゲームクリエーターへ転職した人がいます。

魚釣りが好きで、自分で釣った魚を料理して食べさせる食房を作った人もいます。

もっと高度なことを教えたいと予備校の講師になった人がいたり、転職して心理カウンセラーを目指す人もいます。

教職を辞めた人が全て追い込まれて辞めるわけではなく、もっとやりたいことを見つけて辞めていく人もいます。

小学校教員辞めたいと言う人のよくある理由と対策は、こちらの記事を参考に!

小学校教師の転職で注意したほうが良い4つのこと

安定性を失うかも

教職は様々な面で優遇されています。

何事もなく過ごしていけば、定年前に辞めさせられることはまずありません。

収入も定期的に確保されています。

ボーナスも毎回きちんと出ます。

しかし、民間企業に転職となると、景気や業績次第で職を失う可能性があります。

また教職は病気や怪我、育児のために休んでも、決められた日数内であれば復帰できることが確約されています。

一方で企業は、復帰しにくい職場もあります。

教職時代では当たり前のように保証されていた安定性が、揺らぐかもしれません。

休みが取りにくいことも

教職には、有給休暇が権利として認められています。

有給休暇を取ったからといって嫌な顔をされることはありません。

しかし利益追及型の民間企業の中では、社員が休暇を取ることに対して良い顔をされないこともあります。

残業だけでなく、夜間に勤務をしなければならないこともあるかもしれません。

社員がきちんと休みを取れているか、転職する際には充分に情報を集めておきたいものです。

教職に長いこと就いているとその恩恵に慣れて、チェックポイントとして見逃しがちなことです。

若い方が選択肢に恵まれる

教職から転職するには、若ければ若いほど選べる仕事が増えます。

企業としては、教職経験よりも今後自社に対してどれだけ貢献できるかを重要視します。

そのため、ある程度の年齢制限をかけて募集している企業もあるくらいです。

若い内に転職して新しい仕事に慣れて、その職場で力を発揮していく生き方も選択肢の一つです。

その時に、教職に就いていた頃の経験や人脈は、必ず役に立っているはずです。

もちろん、年齢を重ねてからの転職が不可能というわけではありません。

数は少ないでしょうが、その教職経験を求めている職種もあるはずです。

粘り強く探せば良い出会いもきっとありますので、諦めずにアンテナを広くしておきましょう。

募集期間が学校とは違う

学校では、3月下旬に終了式を終えて、4月の上旬もしくは中旬に入学式を迎えます。

しかし民間企業では、3月を引き継ぎ期間、4月1日から仕事開始、とすることが多いです。

4月から翌年3月をひと区切りとする学校のサイクルでは、就活する期間を逃してしまいそうですが、中途採用の場合は、入社日も企業によって様々です。

転職を考える場合は様々な情報が得られるようにアンテナを張り、早めに活動を始めましょう。

転職する際に必要な心構え

新卒者ではない

教職から転職をするときには新規卒業者ではないので、条件的には厳しいのだということを自覚しておきましょう。

どこの企業も、これからの人材を求めています。

新卒者は積極的に採用しても、転職者は後回しにされることもあります。

希望条件をあまり高くしておくと、それだけで外されるかもしれません。

ハローワークで紹介されている求人の中には、条件や仕事内容が予想以上に厳しいものもあります。

自分の希望や要望はしっかり伝えるべきですが、必ず通るというものではないことを知っておきましょう。

教職出身者は使いづらい?

「教員は潰しがきかない」という言葉をよく耳にします。

私個人としてはそうは思いませんし反発も感じるのですが、世間一般ではそう思われていることが多いようです。

理由としては「上から目線で話す」「のんびりしている」「危機感がない」「何か指導すると機嫌が悪くなる」「世間一般の常識がない」などです。

筆者は、尊敬できる教師を沢山知ってますので大いに反論の余地もあるのですが、そう思われていることは自覚しておかなければなりません。

履歴書に教職経験の内容があると、それだけで外されることもあるそうです。

現在の民間企業での採用では、教師経験者を見る目が厳しいということを知っておきましょう。

社会人一年生だと思って

転職が上手くいったら今までの教職経験は一旦忘れて、社会人一年生として再出発しましょう。

新しい職場で新しい仕事を始めるのですから、周りの人たちに教えてもらうことの方がきっと多いです。

真摯な態度で話に耳を傾けましょう。

年齢の上下は関係ありません。

仕事のできる人が実力者の世界です。

卑屈になる必要はないですが、少しでも早く職場に受け入れてもらえるよう努力することも大切です。

だからといって、教職経験を全て消し去ることはありません。

教職経験を今の仕事に何か活かせないか、工夫してみましょう。

周りの人が経験してない職業を経験してきたのです。

きっと、誰も気づかないあなただけのアイデアがあります。

また、上手く転職できたとしても、収入や保障などの面で教職時代よりも不安定になるかもしれません。

しかし、勇気を出して決断したことですから「周りの誰よりも自分の人生を大切にしているんだ」という自負を持ちましょう。

まとめ

「あまり深く考えず、勢いで転職したらブラックな企業でかえって大変だった」ということになっては、せっかく転職しても意味がありません。

今までの経験を捨てて新しいことにチャレンジするのですから、希望する職場の下調べはしっかりやっておきましょう。

また地元での仕事にこだわるのであれば、役場・役所に臨時採用をお願いするとか、教育委員会の知り合いに声をかけておいて相談員・支援員などの仕事を紹介してもらうという方法もあります。

「以前ほどではないにしろ、教職にやりがいは感じる」「上手に付き合えば今後も心身・メンタル共になんとか仕事をこなしていけそうだ」と感じているのであれば、教職からの転職はあまりオススメしません。

教職を辞めることのデメリットも多いからです。

社会的な身分が保証され、給与も平均以上に貰え、権利や福利厚生も充実している、こんなに恵まれた職業はそうはありません。

転職したからといって、全てが今より良くなるとは限りません。

しかし「身体やメンタルが悲鳴をあげていて、自分がどうなっていくのか分からない」「今のままでは辛すぎる」というのであれば、思い切って転職するのも良いかもしれません。

自分の人生です。

新しいことにチャレンジすることで、新しい世界が開けるかもしれません。

それは、誰にも分からないのです。

自分で動いて、やってみるしかないのです。

もし上手くいかなくても自分で決めたことですから、きっと納得できると思います。

皆さんの健闘を祈ります。

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