小学校教師の仕事について紹介します。

最近では大変そうなイメージが強い、学校の先生。

でも、これほど充実感・達成感のある仕事はないかもしれません!

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小学校の先生ってどんな仕事?

小学校教師の仕事は大きく4つに分けられます。

子どものためにすること

先生の仕事の中で、最も多くを占める部分です。

授業を行い、子どもたちの話に耳を傾けます。

子どもたちに「勉強が好き」と言ってほしいし「学校が好き」と言ってほしい。

朝から、ワクワクしながら登校してほしい。

先生たちのほとんどは、そう思っています。

その実現のために様々なことを考え、計画し、準備します。

保護者のためにすること

子どもたちが学校で楽しく過ごすためには家庭の役割も大きいです。

というのも、家庭でつらいことや悲しいことがあると、学校生活も沈んだものになるからです。

学校の役割が重要なのと同じで、子どもにとって家庭が落ち着ける場所であることもとても重要です。

教師は、保護者が一人で悩んだりしないようにアンテナを高くし、子どもたちや家庭の様子に目を配ります。

保護者や家庭へのサポートも、先生の大切な仕事なのです。

学校全体のためにすること

学校は一人の先生の力だけでは動きません。

いろんな行事やイベントがスムーズに実施できるように、教師同士で助け合います。

子どもたちのために、様々な調査を実施したり、アンケートを取ったりもします。

その結果を見て、子どもたちが少しでも良い環境で生活できるようにと教師全員で考えていきます。

何か不足しているものがあれば、教育委員会に依頼し、改善のための予算を捻出してもらったりします。

教師たちがお互いに協力することによって学校全体を動かしていきます。

地域のためにすること

学校や家庭だけでなく、学校の周りやその地域全体が子どもたちを育ててくれます。

そのため、地域のために学校としてどのような役割が果たせるかを考えていくのも、教師の仕事の一つです。

時には校外へ出ていきますし、学校では学べないことを、地域の方に教えてもらったりします。

そういった、地域と子どもたちとの橋渡しをするのも先生の役割です。

子どものためにする仕事内容

授業

どうすれば、できなかったことができるようになるか、楽しく身につけてくれるか、アイデアをしぼりながら授業を組み立てます。

そのために、先輩の先生にアドバイスをお願いしたり、資料を探したりします。

授業の中で、子どもたちが納得し、楽しんでくれること、それが先生としてとてもうれしいことです。

準備が大変だった時は、なおさらです。

そんな子どもたちの笑顔を見るために、入念に準備をします。

教師の仕事に充実感を感じる場面の一つです。

生活支援

同じ年頃の子どもたちがたくさん集まって生活するのですから、トラブルが発生することもあります。

生徒たちだけで乗り切れるときは見守りますが、手助けが必要になった時は教師の出番です。

年上の先輩として、大人として、先生として、アドバイスできることを話します。

担任一人で解決できないときは、他の先生に相談して力を借りますし、時には学校外の専門家に手助けしてもらうこともあります。

大変なようですが、トラブルを乗り越えれば乗り越えるほど、子どもとの距離は近くなります。

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保護者のためにする仕事内容

情報の交換

家庭訪問や懇談会などで、家の様子を聞いたり、学校での様子を伝えたりします。

子どもに関する情報を、学校と家庭で共有できるようにするためです。

トラブル回避のためにも、綿密な情報交換は重要です。

連絡帳でのやり取りなども大切な情報交換の手段です。

昨日の家庭での様子や、明日の予定など、直近の情報を知ることができます。

家庭と担任のホットラインとなります。

連絡帳をまめに交換することによって、保護者と担任の信頼関係をより深めることができます。

相談やお願いへの対応

保護者から子どものことで相談やお願いがあった場合、学校が関われる範囲のことで、どうすればいいか一緒に考えます。

担任だけでは対応が難しいことや即答できないことがあれば、他の先生も交えて一緒に検討します。

それでもうまく解決できないような場合には専門家に依頼することもあります。

学校と家庭、専門家が連携して動けるように、仲立ちをする事によって、保護者や家庭が孤立しないように支えていくことも、先生の役割に含まれます。

PTA活動

PTA活動には保護者と一緒に参加します。

保護者だけでは実施が難しいことを学校の職員として手助けをします。

具体的に例を挙げると、各家庭への諸連絡、印刷や会合のサポートなどがあります。

一緒に活動をすることによって、保護者や地域と信頼関係を築いたり、学校環境を整えたりすることができます。

レクレーションや、校内の除草作業をする学校が多いかと思います。

学校全体のためにする仕事内容

情報交換

朝会や職員会議で、子どもたちの様子で気づいたことを共有し合います。

どんなことがうまくいっていて、どんなことがうまくいっていないか、どんなことを手助けしてほしいか、などを各先生から出してもらいます。

担任の先生が子どものことで気づいてないことなども、教師同士での情報交換を行うことで明確になることもあります。

このような機会を持つことで学校全体でひとつになって子どもを見ていきます。

学校行事の計画・実行

係になった学校行事(遠足や入学式、運動会など)において、職員会議でアイディアや詳細を提案します。

教師全員で「準備すること」「日程」「注意点」などを確認し合いながら計画を進めていきます。

一人では見えていないこともあるので、皆でチェックを行うことによってミスや事故を未然に防ぎます。

調査やアンケート

いろんな調査やアンケートを行います。

朝ご飯をちゃんと食べているか、いじめはないか、学校に危険個所はないか、などです。

すべての先生に協力してもらって対処し、今後の指導に活かしていきます。

研修

先生同士で、授業のやり方を勉強します。

うまくいったこと、うまくいかなかったことなどをみんなで学習し合います。

そして、学校全体で一緒に取り組めることがないか、考えたりします。

授業を他の先生が見に来る「研究授業」や、ほかの学校の授業を見に行く「研究発表会」などがあります。

地域のためにする仕事内容

情報交換

地域の懇談会に参加したり、地域の相談員、病院の先生などに学校へ来てもらって、子どもたちのいろんな情報を教えてもらったりします。

学校から帰った後の様子や、学校が休みの時の様子を教えてもらうことができます。

イベントへの参加

地域の祭りなどのイベントに参加したり、準備を手伝ったりします。

子どもたちがイベントに参加する時には、担当の先生が引率して連れていくこともあります。

学校側としては、活動の紹介やそれまでの手続き、家庭への連絡をお手伝いします。

小学校教師のやりがいを感じるポイント

ここまで書くと、大変そうに見える小学校の先生の仕事ですが、その分嬉しいことも多いものです。

感謝されることが多くなる

保護者や地域の方から、よく感謝の言葉をもらうようになります。

目立つ職業の分だけ、皆さんよく見ておられるのでしょうね。

疲れている時には、その言葉にとても励まされます。

それはお世辞ではなく、心からの言葉であることが多いようです。

子どもたちからの「ありがとう」もうれしいものです。

「先生、〇〇してくれてありがとう」

「先生のおかげで〇〇ができるようになりました、ありがとうございました」

「先生が〇〇してくれた時、とてもうれしかったんだよ」

こんなにたくさんの方に「ありがとう」がもらえるのは、お医者さんか学校の先生ぐらいかもしれませんね。

良い授業ができた時

授業の準備はとても大変で、時間も労力も要します。

でも、子どもたちの「わかった」「できた」のひと言は何物にも代えられません。

先生たちは、そのひと言を引き出すために、あれやこれや考えながら授業の準備をします。

教科書通りにやることもありますが、ちょっとひと工夫を加えることで、子どもたちが俄然やる気を出したりします。

子どもたちが食いつきそうな授業のアイデアが浮かんだ時、明日の授業を想像して、わくわくが止まらなくなります。

「子どもたちどんな顔をするかな」

「びっくりするだろうな」

そして実際の授業で思い通りになった時、先生という仕事が面白くてたまらなくなります。

授業はアイデア次第なのです。

「授業のアイデアを絞っている時間が一番楽しい」という先生もいるくらいです。

卒業式の時

卒業式で、大きくなった子どもたちを見送ることは、寂しいことでもありますが、誇らしいことでもあります。

共有してきた様々な思い出が頭の中を駆け巡ります。

大変だったことももちろんあります。

でも、それを乗り切った充実感や、大きな壁を乗り越えた満足感があります。

卒業式で子どもたちを無事送るとき、「先生になって本当に良かった」と感じます。

他にも小学校教師のやりがいを感じるポイントは、こちらの記事を参考に!

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小学校教師の仕事はこんな人におすすめ!

いろんなアイデアを考えるのが好きな人

授業や学校のイベントは、アイデア次第でとても楽しくすることができます。

そのアイデアの提案を任せてもらえます。

アイデアを練るのが好きな人には、活躍の場がたくさんあります。

自分の考えたアイデアで子どもたちが喜んでいたら、こんなに嬉しいことはありません。

知り合いを増やしたい人

小学校の先生は、学校を超えた横のつながりが強く、新しい小学校へ転勤しても、一人か二人は知ってる先生がいます。

同じ先生と何度も同勤する、なんてことも珍しくはありません。

どんな学校へ行っても、顔見知りがいるというのは、とても心強いものです。

他にも、たくさんの人と知り合いになれるチャンスが多いです。

地域の方や保護者、そして、もちろん子どもたち。

その地域の名物先生になる方もいます。

卒業して、大人になった子どもたちと再会するのも楽しみなことです。

また、地域のお店や飲食店の方と知り合いである、ということもちょっと自慢できます。

ありがたいことに、他の学校へ転勤しても、いつまでもよく覚えていてくださることが多いです。

いろんな街に住みたい人

学校の先生は、退職するまで、6~7回ぐらい転勤があります。

中には10回も転勤したという人もいますし、こんなに職場が変わる仕事も珍しいかもしれません。

その分、いろんな街の住民になることができます。

すべての先生が引越しをするわけではありませんが、いろんな街に住んで働いてみたい人には、これ以上いい職業はありません。

そして、どこに行っても仕事があります。

子どもが嫌いでない人

小学校の先生の場合、意外でしょうが「子どもが好き」ということが絶対条件ではありません。

子どもが好きで小学校の先生になったのだけど、イメージしていたのとは違った、とショックを受けてしまう先生もいます。

今の小学校の子どもたちは、一般的に想像されているイメージよりパワフルです。

だから、「子どもが嫌いではない」ぐらいがちょうどいいのです。

もちろん、「子どもが苦手」な方には向きません。

勉強があまり好きではなかった人

勉強があまり好きではなかった人は、小学校の先生に向いています。

その学習のどこが分からないかが分かるからです。

つまずいた経験があると、子どもたちがどこでつまずくかが分かります。

だから、教え方がうまくなるのです。

勉強ができた人が先生に向かないわけではありませんが、苦労することになるかもしれません。

「どうしてこんなことができないんだろう?」と思ってしまったり、「自分ができたことは子どもたちも当然できる」と考えてしまうからです。

プロの名選手が必ず名監督ではない理屈と同じです。

そのため、勉強があまり好きではなかった人は、いい先生になる可能性が高いです。

まとめ

小学校の先生の仕事についてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか?

子どもたちの数が減り、学校の数が減り、先生たちの数も減ってきています。

「子どもたちが少なくなってきたんだから先生の数ももっと減らしていいんじゃないか?」という意見もあります。

しかし今の時代においては、いろんな子どもたちに合った様々な対応が求められています。

学校の在り方も一つではなくなっているともいえます。

いろんな対応をするためには、もっともっとたくさんの先生が必要です。

現場の先生方は待っています。

あなたの担任の先生だった方が、同僚の先生になるかも!

教員採用へ向けて、たくさんの方がチャレンジされる事を願っています。