教師の転職はどうしたら良いかについての写真

「もう先生なんて辞める」そう思っている教師は少なくないです。

私もその一人ですし、周囲には早期退職あるいは20代~30代で早々に辞めていく教師もいます。

しかし辞めるにしても、何の準備もなく突然というのはあまりにも無計画というもの。

そこで、以下に教師の転職マニュアルを書いてみます。

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まずは「教師」の仕事例をチェック

教師をしている人で転職する人は多い?

体調不良という理由で1週間、2週間と休む。

そして、その内病気休暇でしばらく休むことになり、そのまま退職という人は小中高を合わせれば非常に増えています。

大体は精神系、つまり「うつ病」が原因です。

また飲酒運転による退職もあります。

交通法規を違反しても飲まずにいられないアルコール依存症の教師は多いです。

それ以外のごく少数派としては通勤中のセクハラ、児童生徒への暴言や暴力で懲戒免職になるケースもあります。

ごく少数派を除けば、「やってられるか、教師なんて!」という不満から退職するということです。

教師の転職でよくある転職先とその理由とは?

何年も教師をやっていて身につくスキルは、相手が自分の話を聞いているかどうかの判別が簡単にできることです。

今は体罰禁止、暴言禁止の世の中ですから、どのようにすれば相手が穏やかに話を聞くかを考えながら上手に話を持っていくことができます。

そうしたスキルを活かして次のような転職先を選ぶ人が多いです。

保険会社

元教師と保険会社がどう結び付くのか最初はピンときませんが、教師をやってきたスキルが活きるのです。

その理由とは?

保険会社は顧客を見つけて加入してもらわなければいけません。

または生命保険など加入の説明が相手に分かりやすくできなければ、顧客の獲得になりません。

もともと教師をしていた人は真面目なので、相手の立場に立って話をすることができます。

不登校の生徒の話を2時間でも3時間でも聞いたあの経験が役に立つのです。

また、数学が分からないという生徒に、どうしたら分かるようになってくるか、できるようになってくれるかと四苦八苦した経験が、分かりにくい保険の約款を分かりやすく説明することに繋がっていきます。

不動産関連会社

不動産関連会社で働く男性

不動産、つまり土地の取引の成否には人間関係が大きく影響します。

ワガママで面倒な生徒や理屈っぽい生徒など様々な生徒を相手にしてきた元教師は、意外と不動産関係でも成功します。

その理由とは?

不動産の取引と一口に言っても様々あります。

中でも一番面倒なのが土地境界の画定です。

自分の土地と他人の土地の境界がはっきりしていなければ、その土地を活用することができません。

田舎に行けば、お茶の木が境界だと頑固なことを言う人もいます。

しかしそのお茶の木は歪んでいて真っ直ぐではないのです。

そんな時に境界を画定させる杭を打つには、根気強く相手を説得する必要があります。

しかしワガママな生徒と同じで、まず人の話は聞きません。

そこで、適度な間隔を置いて話を聞きに行ったという不登校の生徒に対応した時の技術が生きるわけです。

上手に話を聞くというのは、簡単そうで実は難しいのです。

若い教師は一方的に喋りまくり生徒の心を余計に閉ざしてしまう、という失敗をしますが、土地取引においても全く同じです。

土地を持っているのは老人が多いですから、彼らが望むのは自分の話を聞いてくれる営業マンなのです。

そうしたことから、元教師は不動産業界でも身についているスキルを応用できるのです。

学習塾講師

「今でしょ」で一世風靡している先生の以前にも、金ピカのヤクザ先生という大手予備校の英語教師がいました。

難関大学を目指している生徒だけを教えたい人には、やはり進学塾でしょう。

その理由とは?

進学塾は学校と同じように教科の指導をするのですが、部活動や掃除の指導はありませんし、学校で教師がするような生活指導も必要ありません。

ただひたすら英語なら英語力(ただしこの場合はセンター試験や国公立大学2次試験で高得点をとるための英語力)を養成することに打ち込めます。

ただしその分、実績が伴わなければあっという間にクビになります。

塾生アンケートで常に下位にいる講師は塾の経営にとって望ましい存在ではありませんから、すぐ次の講師を探されてしまいます。

生徒は自分の努力を無視して、成績が上がらないことを「先生の教え方が悪い」と責任転嫁しますから。

したがって、現職で教師をしていた時に「授業が分かりやすい」と言われたことが一度もない人は、大手の予備校は避けた方が良いです。

そうでなければ年収は公立学校と大して変わりませんし、やる気のある生徒が多く集まっているので、教師としてのやり甲斐はあります。

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教師の転職で注意した方が良い3個のこと

現在、体調が優れない場合

「もう教師の仕事はイヤだ」という理由で精神的に病んでいる場合は、早急な転職はおすすめできません。

少なくとも1年半は給料の6割程度を支給されながら病気休暇で休むことができます。

特にうつ病などを患っている場合には、転職のような大きな判断は無理です。

自分としては早く学校などと縁を切りたいと思われるかもしれませんが、賢明ではありません。

心の状態が元に戻ってから結論を出すべきです。

教師になって1年~2年の若い人の場合

教師になったばかりの若い男性

正直に言って、講師を数年ほど経験して採用された人は別ですが、大学を卒業してすぐ教員採用試験に合格した人が教師の仕事は自分に合っていないとかやり甲斐がないというのは早計すぎます。

あと2年ほど、つまり教師経験を4年~5年ほど経験してからの転職をおすすめします。

学生のノリで自分もまだ子どもの延長です。

教師1年で転職しようとしても、履歴書を見た企業はどう思うyでしょうか?

喧嘩別れしない

管理職、つまり教頭や校長とぶつかって辞めるパターンです。

これはほぼ100%後悔します。

多くの場合、管理職には教育委員会などの行政職を経験してからなります。

教頭や校長は、学校現場を離れ、学校や教員を管理するためにはどうすれば良いかを指導された人たちです。

現場で子どもと直に接している教師とは感覚や考え方が違って当然なのです。

あなたが児童や生徒のことを思うからこそ、管理職のやり方に不満を持つのは当たり前のことです。

これはどこの業界にもあることですから、管理職のやり方が気に入らないから辞めるというのは、どこへ転職しても同じことの繰り返しになります。

「教師の転職」の具体的な注意点については、キャリアアドバイザーに個別で質問できます。

教師の転職を成功させるためにやるべき3個のこととは?

もう一度、自分の性格を分析する

自分はどういう性格なのかをもう一度見直すことです。

実は人に教えるよりも自分でやってしまった方が早いというタイプなのかもしれません。

こういうタイプの人はせっかちで、児童や生徒がぐずぐずしているのに我慢がなりません。

自営業向きです。

実は他人のことより自分のことが大切なのかもしれません。

教師の世界は、一般教員と教頭、校長の三つしかありません。

主任、係長、課長補佐、課長、次長、部長代理、部長と肩書きが上がるにつれて「立身出世をしている」ことを実感したいのであれば、民間企業向きです。

自分は本当は何がしたいのかを知る

自分はバイクが好きで、教室で授業をしているよりも天気の良い日はバイクに乗って外を走りたいというのであれば、バイク便などの仕事が向きます。

あるいは自動車が好きで、エンジンの細かい部分をいじったり調整したりすることが好きで仕方がないという人は、自動車整備などが向きます。

児童や生徒はそれこそ5分ごとに気分が変わります。

そういう人間相手の仕事に実は合っていないと思われる場合、機械もなかなか言うことを聞きませんが、どう調整してもこのエンジンはダメとなれば捨てることができます。

ところが、児童や生徒は捨てるわけにはいきません。

高齢福祉に興味が出てきた場合には資格を取る

少子高齢化は着実に進行しています。

高齢者をあえて65歳以降と解釈すれば、彼らは世の中との繋がりを求めています。

それと同時に身体のあちらこちらに不具合が出始めます。

内蔵系の病気から、関節、筋肉などの不具合をやわらげるマッサージ師の資格を取り、マッサージと老人の話し場を提供するのです。

今は接骨院がそれをやっていますが、法令の厳格化でそれもできなくなります。

そこで格安のマッサージ店を開き、待合室は老人のサロンにするのです。

これには一石二鳥の効果があり、転職した自分も世間から孤立することなく、地域の老人にとっては肩こりや腰痛といった誰でも持っている持病を楽にしてくれるだけでなく、語り場としてのスペースを提供してくれるありがたい場所になるわけです。

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教師の転職にあたっての必要な心構え

転職はクセになる

良くも悪くも、一度転職を経験すると根気良く仕事を続けるのが面倒になります。

今現在「教師なんてくそ食らえ」と思って転職しても、次の職場で少しつまずくと「もう辞めよう」ということになります。

今は終身雇用制ではありませんから、一つの仕事に留まるべきだとは言いません。

しかし人間同士が地域社会や会社を運営していることを考えると、どうしても辛抱することが出てきます。

その辛抱が精神面を痛めつけ社会復帰ができなくなるようなら、すぐにでも辞めた方が良いでしょう。

しかしそこまでのレベルでなければ、極力次の職場では頑張ってみましょう。

あまりにも転職が多いと、次第にどこの会社も雇ってくれなくなります。

専門性を磨きたいなら大学院へ

自分の専門教科に対する不安から教師を辞めたくなることもあります。

そんな場合は、都道府県にもよりますが休職して、場合によっては給料そのままで大学院に通うことができます。

こうしたケースでは公務員の服務で「教育公務員は常に研鑽をつむこと」と明確に書いてありますから、ご自分の教育委員会に問い合わせをすることをおすすめします。

辞める以上は「元教師」という肩書きを言わない

次の転職先で注意すべきは「自分は教師だった」ということをやたらに言わないことです。

自ら切り捨てた前職のことを持ち出して転職先や顧客に言わないことです。

以前からいた社員さんからは「それなら教師をやっていればいいじゃない」と思われますし、その顧客からは「何か不祥事でも起こしたのか?」と不必要な勘ぐりを受けることになります。

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教師の転職で年収を上げるためにやるべきこととは?

スキルアップは不可欠

教師は各都道府県から交付された教員免許状は持っていますが、これはあくまで教育委員会に「採用」されるための通行手形に過ぎません。

北海道で教員をしていた人も、沖縄で教員をやりたければもう一度採用試験を受けなければなりません。

したがって、国家資格級の資格を退職する前に取っておくことです。

例えば行政書士、会計士、マッサージ師など様々ありますが、徒手空拳で闘えるほど世間は甘くありません。

思い切って柔道整復師の専門学校に通うくらいの心構えがあった方が良いでしょう。

金融機関への転職のために

年収をアップさせることが転職の目的であるならば、お金儲けを生業とする金融機関への転職をするために、基本的な簿記の知識をつけるべきでしょう。

もっとも実際にはコンピューターが会計処理をするため、仕事で必ず簿記の知識が必要であるわけではありません。

しかし、どのようにしてお金の管理をするか、その基礎知識は必要です。

それを前提にFP(フィナンシャルプランナー)の資格を取っておけば、お金を持っている方々により具体的な資産運用を提案できます。

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まとめ

教師から異業種へ転職する様々な提案をしてみました。

繰り返しになりますが、私の周りでも若い人からベテランの先生まで何人も転職していきました。

ラーメン屋を起業し3年で倒産した人、金融関係に進んで大成功した人、自分で学習塾を経営している人、私学の高校、学習塾…様々な方がいます。

失敗した人は、自分のやり方が正しいと頑なに我流を押し通し、他人の意見を聞かなかった人が多い印象です。

成功した人は、教師の仕事も悪くないのだが、自分はもっと広い世界で勝負したいという野心家が多いです。

教師という仕事は昨今言われているように土日は部活動で休みはなく、平日は教材の作成や教育と関係のないデータ処理や公務員たたきの言い訳のための「仕事のための仕事」が多いです。

このまま教師として自分の人生を過ごすのか、違う世界で自分の可能性を試すのか…いずれも正解だと思います。

ただ、備えあれば憂いなし、スキルアップは考慮しておく必要があると思います。

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