皆さんは自分が出会った小学校の先生のことを覚えていますか。

誰もが小学校に通い、先生にたくさんのことを教えてもらったはずです。

大人になった今、小学校の先生がどのような働きをしていたのかを考えると、想像できる部分とできない部分がありますよね。

ここでは、労働環境や、小学校教員を辞めたいと思うことなどを紹介します。

小学校教員の仕事環境とは?

小学校教員の勤務先はもちろん小学校です。

ここでは、小学校内で先生たちがどのような環境の中で勤務しているのかを書いていきます。

室内環境:学校

先生たちの勤務先である学校。

誰もが幼かった頃に通っていた場所なので、イメージしやすいのではないでしょうか。

ここでは、子どもたちが過ごしていた学校内の施設を、先生たちが使用する目線で紹介していきます。

教室

小学校教員として働くと、基本的に学級担任として自分の学級を持つことになります。

教室内の机の並べ方や学級目標、掲示物のレイアウトなどは先生が行うことになるので、自分の考えたように作り上げることができます。

地域や学校によって様々ですが、教室内の冷暖房は完備されていたり、いなかったりです。

清掃は子どもたちと一緒に先生も指導しながら行います。

特別教室

音楽室や理科室、コンピューター室などの、特定の授業の時間でしか使わない教室のことです。

担任外の先生が管理していることが多く、使用するときは前もって許可を貰っておかなければなりません。

教室と違って、貴重な資料や教材がおかれていることが多いので、子どもたちを連れて行く時には注意する必要があります。

体育館

児童が集まって行う集会や行事、体育の授業などで使用することになります。

広い分管理が大変で、清掃の目もなかなか届かないこともありますが、子どもたちの体を動かすにはもってこいの場所です。

休み時間になると子どもたちが体育館で走り回って遊ぶことがあるので、怪我をしないように見ている必要があります。

暖房はありますが、広いため温まるのに時間がかかり、冬場は寒いです。

また、体育の授業の際は、子どもたちが体を動かしてあったまるからという理由で暖房を最低限に止める場合もあり、先生は寒い思いをしながら過ごすこともあります。

グラウンド

体育祭の時や体育の授業、長休みの時間に使われます。

外なので、冬は寒く夏は日差しに照らされてとにかく暑いです。

グラウンドに出て行われる行事や授業の際は、その季節に合わせた服装をして、体調を崩さないように自分の体調を管理しなければなりません。

職員室内の人間関係

労働環境といえば働く「建物」だけではなく、一緒に勤務する人間関係も大事な環境の一つです。

職員室内をはじめとして、学校内で過ごす先生たち同士の人間関係はどのように構築されているのでしょうか。

管理職との関わり

管理職の先生とは、校長・副校長のことです。

先生たち一人一人が気持ち良く働けるように、様々な点で配慮してくれます。

困ったことや悩んでいることがあれば、管理職の先生に相談すると良いでしょう。

校長は授業中に各学級を巡視して、子どもたちや先生方の授業の様子を見て回っていることが多いので、アドバイスをもらうこともできるはずです。

同学年の先生

自分の配属されている学年の先生は、ほかの先生たちと比べて圧倒的に関わる時間が多いです。

毎日の授業進度や課題の量、学年行事などを話し合ったり、企画したりします。

校外学習のアポ取りはもちろん、当日の細やかなスケジュールも一緒に考えます。

基本的に学年長の先生も担任の学級を持っており、ほかの先生は学年長の先生の意見をよく聞いてそれに従うことが多いです。

同学年の先生とは一緒に行動することが多いので、できることがあれば手伝ったり、あるいは手伝ってもらったりして、信頼関係を深めておくと良いでしょう。

他学年の先生

小学校では学年以外の括りとして、一つの学年以外にも1・2年生をまとめた低学年、3・4年生の中学年、5・6年生の高学年というまとめ方をします。

その括りで一緒の学年の先生方とは行事などで関わることもあるのですが、それ以外の学年の先生とは「仕事」としてはあまり関わる機会はありません。

先生がたは基本的におしゃべりが好きな人が多いので、仕事上で関わることがあまりなかったとしても職員室にいる先生同士で話しているので、和気藹々とした雰囲気であることが多いです。

小学校教員辞めたい…4つのよくある理由とそれの対策とは?

無邪気な子どもたちと一緒に過ごすのは一見楽しそうに見えますし、小学生程度の学習ならば教えるのも楽そうだと思う人もいるかもしれませんが、小学校教員の仕事は予想以上に大変なものです。

ここでは、小学校教員として働くことが嫌になってしまう理由と、その解決策を4つ紹介します。

全教科を自分で教えなければならない

小学校の先生が大変である理由の一つに、全ての教科を学級担任がしなければならないということが挙げられます。

低学年のうちは授業のコマ数や科目数が少ないですが、その分授業を受けるための態度や姿勢を教えていかなければなりません。

中学年・高学年と学年が上がるにつれて科目数もコマ数も増えて行きますので、担任の授業準備とその後の評価するという時間も当然増え、負担が増えます。

学校の方針によっては、理科や音楽などの専門性の高い科目は専科の先生に任せることにしてる場合もありますが、基本的には学級担任が全て一人で進めていくことになります。

それに対する対策とは?

個人ではどうすることもできないのですが、上記の通り学校の方針として、理科や音楽などの専門性の高い科目は専科の先生に任せるという形にすることで、担任の先生の負担を減らすことができます。

また、生活科や総合的な学習の時間を学年で合同授業として行い、進行役の先生を交代制にするのも良いかもしれません。

休み時間は無いに等しい

学校で設けてある休み時間は、子どもたちが次の授業の準備をする時間であり「休み」ではありません。

また、先生方も次の授業の準備や、空いた時間でその日の提出課題や連絡帳の内容確認をしなければならないので、息をつく間もありません。

先生と話したい子どもたちがいるときはその相手になる必要もあるので、休憩はできません。

業間の休みより少し長い休み時間のときは、子どもたちと一緒に遊び、怪我をしないように見守る必要があるので、職員室に戻る暇すらなかなか作れないのです。

給食の場合は、その盛り付けから片付けまでの指導をしなければならないので、昼休みもあっという間に終わってしまいます。

小学校の先生がほっと息をつくことができるのは、子どもたちが帰ってからです。

それに対する対策とは?

業間休みは子どもたちと関わりながらも、隙を見つけて業務をこなすしかありません。

また、昼休みや長休みの子どもたちの見守りの先生を交代制にして、自分の仕事ができる時間を確保できるような風通しの良い学年間での連携ができていると良いでしょう。

低学年であればあるほど生活指導が大変

学年が上の子どもたちは小学校での生活にも慣れ、ある程度は自分たちで考えながら行動することができるので、よほどの問題が起こらない限りは生活上の指導はあまり多くありません。

それに対して、低学年の子どもたちはまだ学校生活にも慣れていない面が多く、自分で考えて行動するにも大変なことが多いです。

給食指導はもちろん、授業の受け方や言葉遣い、守るべきルールや時間、学校内の場所に至るまで細かく指導していかなければなりません。

また、低学年の子どもたちに対しては難しい言葉をつかわず、わかりやすく身につけさせる話術と技術が求められるのが大変な面でもあります。

低学年、特に小学校1年生で基盤を身につけなければ今後の学校生活が大変になってしまうので、プレッシャーを感じてしまう先生も多いです。

それに対する対策とは?

生活指導は、一人でこなすには大変です。

また、学級ごとにルールが異なったりすると学級編成後に困ることもあるので、身につけさせておくべきるルールは学年で統一しておくとよいでしょう。

そうすることで、学年が上がっても担任の先生が代わったとしても子どもたち同士でもわかっている共通のルールなので、その後も困ることはないでしょう。

また、一人ではなく学年の先生と一緒に生活指導をしているという安心感から、プレッシャーをそこまで感じずに済みます。

時間が足りない

小学校の先生は、猫の手も借りたいほどに時間が足りません。

1日中動き回っていると言っても過言ではありません。

授業の準備から給食指導、生活指導。

子どもたちの様子に変わったところがないかを常によく観察し、空いた時間には毎日の提出課題と連絡帳のチェックをして、子どもたちが帰宅する前までにその日の課題を準備します。

毎日のルーティンをこなすだけであっという間に1日が終わってしまいます。

そして、自分のやるべき仕事が終わらず残業することになったり、休日出勤が多くなったりすることで、自分のために使う時間がなくなってしまうことも多々あります。

自分の思ったように時間を使えないことが、辞めたい気持ちにつながることもあります。

それに対する対策とは?

筆者が実際にやっていたことですが、朝出勤したらすぐに教室に行き、提出されている分の連絡帳をチェックします。

そこで保護者さんからのコメントがあるものとないものに分類し、隙を見てお返事を書きます。

提出物のチェックは子どもたちの係活動の一環として、未提出の有無を確認させていました。

宿題の内容など、細かいものはもちろん先生がチェックします。

全部を自分でやってしまおうとすると、本当に時間が足りないので、子どもたちの手を借りながら過ごしていました。

また、金曜日には次週の分の課題を前もって準備しておき、配るだけの状態にしておくことで時間や手間を省くことができました。

残業しない日はありませんでしたが、こうすることでぐっと時間短縮に繫げることができましたよ。

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教員の仕事は大変でも、辞めないために皆さんに伝えたいこと

小学校教員の仕事はここまでの記述を見るとその忙しさから辞めたい人が多かったり、大変だというイメージがついてしまいますが、やりがいに溢れています。

小学校1年生から卒業するまでの6年間で、子どもたちは大きく成長します。

その成長を長い目で見守ることはもちろん、日常で感じることがたくさんあります。

ここでは、小学校教員として働く上での魅力をお伝えします。

目の前の子どもたちを大切に

小学校に通う子どもたちは本当に可愛いものです。

いくら壁にぶつかったとしても、大変なことがあったとしても、子どもたちは先生の気持ちに応えてくれようと一生懸命です。

毎日時間もなく、あっという間に過ぎて行く空き時間の合間に話しかけられたり、一緒に遊ぼうと言われたりすると、イラっとしてしまうこともあるかもしれません。

しかし、そのように声をかけてくれるのは、その先生と仲良くなりたいから。

一緒に居たいからなのです。

子どもたちの帰りまでにこなさなければならない仕事は山ほどありますが、今目の前にいる子どもたちの気持ちに応えることが先生としてやるべき、最も大切なことです。

子どもたちと一緒に成長する

授業参観や研究授業のときなどで先生が緊張しているとき、子どもたちは敏感にそれを察知して一緒に緊張してしまいます。

その逆も然りで、先生が楽しそうにしていると子どもたちも一緒に楽しんでくれるのです。

つまり、先生がマイナスな気持ちでいると子どもたちにも移ってしまい、学級全体の雰囲気が暗くなってしまうのです。

子どもたちが笑顔でいるためにも、先生自身が笑顔で明るく過ごすようにしましょう。

そのように心がけていても、常に笑顔でいることが難しいときもありますよね。

そのようなときはきっと、子どもたちの方から笑わせに来てくれます。

先生と子どもたちはお互いに影響し合いながら、一緒に成長していると言っても良いかもしれませんね。

やりがいに溢れている!

いくら就業時間内に仕事を終わらせようとしても、なかなか終えることができず残業も多い小学校教員の仕事ですが、そのような大変さを忘れさせてくれるくらい、やりがいに溢れています。

行事の度にそれに向けた練習や準備があり、思うように指導できず悩むかもしれません。

しかし、終わった後には大きな達成感があります。

行事のような大きなイベントだけではなく、日常生活の中にもやりがいを見つけることができます。

できなかった逆上がりができるようになったり、苦手だった計算が得意になったり、子どもたちは日々成長を遂げています。

そのような小さな変化に気付いたならば、きっと小学校教員の仕事は楽しいものだと感じられるはずです。

まとめ

常に子どもたちの側にいて安全を確保したり、様々なことを教えてくれる小学校教員。

勉強から運動、生活指導に至るまで多くのことを一人で担っているので、まるでスーパーマンのような体力と精神力が必要に思われます。

その多くの仕事量ゆえに、教職を離れたいと思うこともあるとは思いますが、この仕事は子どもたちと一緒に成長できるという大きなやりがいに満ちています。

今小学校教員として働いている人も、目指す人も、今一度目の前にいる子どもたちのために力を尽くしてみませんか。

小学校教員の詳しい仕事内容は、こちらの記事を参考に!

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