同じ先生とは言えども学校の先生とは違い、かっこよくてスマートな塾講師。

無駄なく、分かりやすく、おもしろくスピーディーな授業。

「こんなにこの勉強ってわかりやすかったっけ!?」

「授業が終わったら質問しに行ってみようかな?」

生徒たちが思わずそんな気持ちになれるような、そんな憧れの塾講師になるにはどうすればいいか紹介したいと思います。

塾講師の仕事内容

塾講師の仕事内容は、おもしろくわかりやすく勉強を教えるだけではありません。

塾と学校の違いは、塾はきちんと結果を出すこと(希望した進路先に行けること)を目的にしているということです。

つまり、今の自分の成績だとどのような進路先が考えられるのか、自分の強みや弱みは何なのか、どのような勉強をすれば、望みを実現することができるのか、結果にコミットできるのか、ということを一緒に分析したり、相談したりします。

また、進路において不安があるのは生徒だけではありません。

保護者方のフォローも大事な仕事です。

学習のことだけでなく、その子の性格や個性を大事にしながら、その子が生き生きとできる環境(進路先)を一緒に探していきます。

そんな塾講師の仕事内容について、もう少し詳しく説明していきましょう。

第一使命は「勉強の楽しさを教える!」こと

塾に来る生徒たちの中には、学校での学習に少しつまずきだしたり、自信がなくなったりしてきたり、「なんだか勉強ってつまらないな。」と感じている子もいるはずです。

そんな子たちにまずは「勉強は楽しい!」ということを伝えることが大事です。

では、塾で担う「勉強の楽しさ」というのは何かというと、それは、テストの点数に表れること、テストの点数が上がることです。

もちろん、勉強=テストではないけれど、塾へのニーズは「テストの点を上げる」「成績を上げる」「志望校に入れる」その結果にしっかりと導いてあげることですよね。

勉強っておもしろいもので、「わかった!」「できた!」「楽しいな!」の3ステップになっているのです。

逆に「わからない」「できない」「楽しくない」となってしまうとたちまち勉強嫌いになり、遠ざかってしまいます。

その子の苦手を聞き出してとことんつきあうのもよし、「これはよく出る問題!」と傾向と対策を伝えるのもよし、得意教科を作ってこれだけは必ず90点以上とれる!という自信をつけてあげるのもよしです。

そうやってその子が「勉強がわかった!」「自分の強みや得意がわかった!」「自分の苦手も分かった!」そんな風に勉強に向き合えるようにしていきましょう。

勉強の楽しいところは、「やればやった分だけ、テストの点が上がる!」ということです。

「ここは絶対出る!」というところを丸暗記するぐらいやってテストに出た時に「あー、ここ苦労したけど覚えておいてよかった!」と思えること、そしてそういうことが積み重なり、そこに結果がついてくれば(そして点数もあがれば)「勉強ってこうやればいいんだ!」「なんかコツがわかってきて、楽しい!」と思えるはずです。

進路選びのサポート

前述しましたが、なぜ学校があるのに、塾に通おうと思ったのか、また通わせたいと思ったのか。

それは「結果」を求めているからです。

言い方を変えると、その「結果」に対してお金を払ってもいいと思っているということ、そうであればそれに見合った結果を提供するのが塾の役割です。

進路選択は誰でも不安になります。

選んだ中学、選んだ高校、選んだ大学で将来の方向性が決まるんじゃないかと思うからです。

実際は、そんなことはなくどんな学校へ行こうと、どこへ進学しようと自分次第ですが、なかなか当事者はそうは思えません。

だからこそ、「これで大丈夫!」って背中を押す役割をするのが塾講師です。

よく「不安が不満になり、不満が不信になり、不信があると攻撃してくる」と言われます。

特に子供のこととなると、保護者は多かれ少なかれみんなそうです。

でも、それは「不安」になっているだけです。

「この子のいいところはこういうところですよ」「この子の強みはこれですよ」「だから大丈夫ですよ」ってそうやって一緒に進路を選べば、本人も保護者も納得して選べば良いのです。

学力をあげるということとは矛盾しているかもしれません。

しかし学力を上げるということ共に、安心を提供するというのがもう1つの大きな仕事だと思っています。

かっこいい、憧れの存在でいること!

そしてやっぱり最後は、塾講師であるためには、「かっこいい、憧れの存在でいる」ことが期待されます。

「私の塾の先生ってね、おもしろくて。」とみんなが話題にしたくなるような、「すっごく授業がわかりやすいんだ!」と誰もが言ってくれるようなそんな塾講師でいたいですよね。

そのためには、やはり自分自身が学び続ける存在であることが大事です。

自分がつけてきた知識や技能、思考は、その時代に求められていたことです。

社会は変化しています。

その変化とともに求められる資質・能力も変化していきます。

しっかりとそこに反応し、何が求められているのか敏感になるとともに、求められていることに応えるだけでなく、しっかりと生きていく力を子供たちにつけていくために、自分自身が学び続け、憧れの存在で居続けること、それが1番大きな役割かもしれません。

塾講師の仕事内容は、こちらの記事も参考に!

塾講師になるために必要なことは?

様々な役割を担う塾講師ですが、やはり1番必要なスキルは「教え方」です。

いかにおもしろく、分かりやすく、教えることができるかです。

それは自分がどのようにこれまで学んできたかという点も大きく影響します。

また人間性も大事です。

子供とは言え、人を相手にする仕事です。

「この人に習いたいな」「この人から学びたいな!」と思われるような人柄、人となりも必要です。

一人一人に合った「教え方」を心がける!

「教え方」といっても、様々な意味があります。

まずは、その学習内容を「どうやって教えるか?」という意味での「教え方」。

例えば、図形の問題を解くときに、「どの公式を使うか考えなさい」という教え方もあれば、「まずは、自分で図形を描いてみなさい」という教え方があります。

また、漢字を覚えるときに、「ひたすら書きなさい」という教え方もあれば、「熟語をたくさん覚えて意味で覚えましょう」という教え方もあります。

このように、「どうすれば内容を習得できるか」というのが、1つ目の「教え方」です。

この「教え方」については、ある程度、HOWTOがあるので、本やインターネットなど多くの情報から自分が「いいな!」と思うものをリサーチしておく必要があるでしょう。

2つ目の「教え方」は、知識や技能を身に付けるための「教え方」ではなく、どちらかというと「伸ばし方」という風にとらえられます。

よく言われるのが、「この子は褒めて伸びるタイプだ!」という場合と「この子は叱咤激励して伸びるタイプだ!」という場合です。

前者の場合は、できたところをたくさん褒め、やる気にさせて成績を伸ばしていくタイプ、また、後者の場合は、褒めると甘んじてしまったり、これでいいや!

と思ってしまいがちなので、「まだ足りてない!」「もっとできる!」とおしりをたたいていく中で、それをプレッシャーに感じ、成績を伸ばしていくタイプとなります。

この見極めができるようになるのも、塾講師に必要なスキルと言えます。

子供たちと接しながら、「この子はこっちのタイプだな!」と認識し、教え方を工夫していくことが大事です。

これから求められる「学力」に敏感になること

求められる力、学力も、社会の変化と共に変わってきます。

ひと昔前であれば、「歴史の年号をすべて丸暗記しておけばいい!」なんて教育もありました。

しかし、これからは、知識・技能だけではなく、「そのつけた知識・技能をどうすれば使えるか?」という、習得よりも活用力の方が注目を浴びています。

また、それはAIなど、人工知能の発達により、データベース(多くの知識・技能)よりも、活用力を問われる場面が今後社会で増えるからです。

そうなると、そういったデータを活用する力を育成していく必要があり、それと同時に、様々な試験などでもそういった力が試させるようになります。

いつまでも、これまでの方法とかこれまでのやり方にとらわれていては、全く役に立たない力をつけていくことになりかねません。

なので、常に「これから求められる力、資質・能力とは何か?」に敏感になるとともに、ではそれを試験で見極めたり、判定したりするならば、どういった方法になるのか、またそのために塾でどんな力をつけていけばいいのか?

などを考えていかなければならない、そういうわけです。

塾講師求人の探し方のポイント

塾講師をする上で大切なのは、その塾の理念と自分の考えが合っているかです。

例にあげると、中学入試など、明らかに入試を突破するためにガンガンやらせる塾なのか、そうではなくて、どちらかというと学校でついていけないと感じている子に補習するタイプの塾なのか、などです。

それが、自分の「やりたい!」とあっているか、また、自分の「これが得意!」と合っているかをしっかりと見極めて塾を選びましょう。

しっかりとその塾の考え方や方針について熟読しよう!

その塾の設立理由、またどんな子を対象として、どんな力をつけることを目的としているのか、応募する前にしっかりと読んで(質問して)おきましょう。

わからない子のサポートをしていきたいのか、早期教育やエリート教育をしていきたいのかなど、目的もまちまちです。

保護者はその塾の掲げているポリシーや考え方を見て、その塾を選んでいるわけなので、そこに勤める塾講師も同じ気持ちでいなければいけません。

それが自分のやりたいことや、教えたいことと大きくずれている場合は、自分にとっても、相手にとっても苦しいことなので、最初にしっかりと判断することが大事です。

地域性と子供の姿で選ぼう!

もう1つ「どこの塾で働きたいか?」を選ぶときに大事になってくるのはそこの地域性です。

いわゆる、ニュータウンとよばれるような色々なところから引っ越してきた家族が集まった地域なのか、昔からそこにあり地元の意識がつよい地域なのかによっても、その塾の在り方は変わります。

逆に言うと、地元色が強く、もとから地元にいる人間であれば それだけで親近感をもってもらったり、信頼を得るというケースもあります。

また反対によそ者の集まりがゆえに、地元に対する愛情もそこまで強くなく、みんな中学は外に出たい!というような地域であれば、そういった中学入試に向けての準備もしなければなりません。

つまり、そこの地域性、子供たちの姿を十分と把握した上で、応募してみるというのも大事です。

自分の専門性やスキルと見合った塾を選ぼう!

どの教科もまんべんなく指導できるタイプや、1つの教科を専門的に指導できるタイプ、国語や外国語など文系が得意なタイプ、逆に理数系が得意なタイプなど、塾講師をしたい!と思っている人の専門性やスキルも様々だと思います。

そういった場合、どの塾だと自分の専門性が活きやすいかを考えることが大事です。

より専門的なことを指導する塾、教科別で苦手なところだけ重点的に指導する塾、全般的に網羅する塾など、塾もそれぞれです。

時給や給与と自分のもつ専門性を加味して選んでいくことが大事になります。

また、集団、一斉授業なのか、個人、個別学習なのかも形態が大きく変わります。

「人前で話すのが得意!」という人であれば、前者でもいいでしょうし、逆に苦手だけど1対1なら丁寧に教えられるという場合であれば、後者がいいかもしれません。

そういった指導内容、指導方法も考慮して選ぶことも大事です。

まとめ

このように、塾の講師になるには、「勉強さえできればいい」「勉強さえ教えればいい」よりも、その人の人間性やコミュニケーション能力、また自分がその塾と合っているか合っていないかなどが大きく影響します。

そして、勉強を教えるということよりも、子供と信頼関係を築くことができるか、保護者とも信頼関係を築くことができるか、同僚とも信頼関係を築くことができるか、それが大きなポイントとなります。

1番大事なのは、塾講師だからと言って何かを教えてあげる「先生」という意識ではなく、あくまでサービスを提供するという気持ちを持つことが重要です。

自分の知識・技能・理解をひけらかすのではなく、どうすれば、その知識・技能・理解を伝えることができるのか、来てくれた生徒や保護者が少しでも喜んでくれるにはどうすればいいのか?

を考えられる塾講師を目指したいですよね。

みんなどうすればいいか悩んで助けを求めて、塾へやってきます。

ぜひ、一人でも多くの子の未来に希望を与えるような塾講師として活躍してください!


関連キーワード

塾講師求人