将来、学校の先生を目指す皆さんの中には、大学生時代に塾講師のアルバイトや家庭教師をやってみようと思う方は多いのではないでしょうか?

実際、私や私の友人もそのように考え、大学生時代に塾講師のアルバイトを経験しました。

将来、学校の先生になりたいという考えがあり、塾講師のアルバイトをやろうと思ったのはもちろんなのですが、正直、バイトをするなら時給が良い方がいいなという考えも少しありました。

しかし、働くにしたがって、給与以外のこの仕事の魅力を感じ、4年間塾講師のバイトを続けることができました。

今回は、その当時のことを振り返りながら、この仕事の魅力とは何か、塾講師の募集で、良い求人や悪い求人の見分け方などご紹介出来ればと思います。

塾講師の仕事とはどんな仕事?

通われる生徒さんの通塾目的に合わせ、学習指導をしていくことが一番メインとなってまいります。

授業をすることが中心業務とはなりますが、授業以外の様々な業務もあるのも事実です。

塾講師を目指す皆さんは、是非その点を知っていただいた上で、塾講師のお仕事を探されるとよいでしょう。

詳しくは、この後具体的な仕事内容をご紹介しますが、授業以外の業務も多岐にわたります。

塾講師の具体的な仕事内容とは?

では、塾講師の具体的な業務と仕事の流れをご紹介します。

こちらをお読みいただければ、1日の流れがある程度ご理解頂けることでしょう。

また、勤務する学習塾によって、若干の違いはあると思いますが、大体のところはそんなに変わりませんので、参考にして頂けるのではないでしょうか。

塾講師の具体的な業務

授業

まずは塾講師の仕事の一番のメインは授業ですね。

塾講師の仕事といえば、真っ先に思いつくのは授業でしょう。

受け持っているクラスの授業の準備をし、授業当日は万全な状態で臨んでいきます。

ただ、子どもたちは思いも付かないような誤答をすることも多々あります。

ですので、生徒たちがどんな間違いをするのか、一人一人の得意不得意、間違いの癖、どんなミスをしやすいのかなどを想像しながら、授業準備をすると良いと思います。

また、テキストをそのまま教えるのではなく、当日の授業内容に関わる雑談、小ネタを準備しておくのも良いでしょう。

授業に関わる付加業務(採点など)

塾講師の仕事は、授業以外の業務も多いと言えます。

授業前後でのテストなどの採点、宿題チェック、指導報告書作成など、授業に関わる付加業務も非常に多いものになります。

ただ、塾によってはその業務範囲が広かったり狭かったりとまちまちですので、事前にどこまでが仕事の範囲内なのか確認できるといいですね。

また、授業が終わった後に生徒が質問に来る場合などもありますので、その対応も求められることが考えられます。

保護者対応

授業のご様子を保護者様と共有するために、授業後に保護者対応をする場合があります。

基本的にはお迎えにいらっしゃった保護者様に、今日の授業の様子を伝えたり、初めて塾に通塾する体験生などに宿題のやり方などを細かに説明する場合もあります。

また、半期に一度ほどにはなりますが保護者会も行われます。

そこでは、話者として話をする場合もあります。

事前に資料を準備したりと大変ではありますが、保護者様と会う機会はなかなかないので、貴重な時間になるはずです。

企画の手伝い

保護者会以外にも様々な企画があります。

例えば、中学生のテスト前にはテスト対策の補習、塾内テストなどの試験監督といった色々な企画があります。

そういった企画は、生徒の皆さんの成績を上げる意味でも非常に大事な企画であることと同時に、普段の授業では気付かないような生徒の取り組みや様子が見えるところでもあります。

塾講師の仕事の流れ

入室したら授業準備

まずは授業準備からスタートです。

塾によっては30分前には入室しなさいといったようなことがルールで決まっている塾もあります。

当日に生徒に配る配布物を確認したり、板書の準備をしたりと、意外にやることは多いです。

生徒が来始めると質問しに来る生徒もいますので、この時間はあっという間です。

授業準備とは言っても、この時間に予習をする時間はほぼ無いに等しいので、事前にしっかり授業の予習をしておきましょう。

始業ミーティング

当日授業をするスタッフが集まり、打ち合わせを行います。

授業の欠席者の確認、配布物の確認、企画などが近い日であれば企画日程の確認など、内容は多岐に渡ります。

そこで確認した情報を頭に入れ、各先生が授業部屋へと散らばってまいります。

そこから、いよいよ生徒対応がスタートしていきます。

授業

一番のメイン業務の授業、生徒が間違えそうなところをしっかり予測し、分かりやすい授業を心がけます。

また、授業のわかり易さも大事ですが、それと同じくらいに大切なのが、どれだけ生徒をやる気にさせるのか。

基本的に塾に来る生徒は目的をもって通塾しますので、やる気のない生徒はそこまで多くはないのですが、どうモチベーションを高めていくのかは非常に大切です。

授業後の質問対応、保護者対応

授業が終わればすぐに帰れる・・・かというと、決してそんなことはありません。

生徒から今日の授業内容に関する質問が来たり、お迎えにいらした保護者様と話をしたり・・・と、授業後もすぐに業務が終わらないことの方が多いのではないでしょうか。

でも、この時間にどれだけ丁寧に対応していくのかで、保護者様、生徒からの信頼感も大きく変わってくるはずです。

採点、片付けなど

生徒たちが帰った後、ようやく残った仕事を進めることができる時間となります。

当日やったテストの採点業務、使った教室の清掃など諸々の業務をこなしていく時間です。

余力があれば、次回の授業準備などをすることになるあと思います。

終業ミーティング

全職員揃ったところで、終業ミーティングを行います。

当日の生徒の様子を共有したり、回収物を預けたりと当日の振り返りをしていきます。

職員間で生徒情報を共有する貴重な時間なので、生徒の些細な変化などもしっかり共有したいところです。

どこの塾においても、大まかな流れは上記なような形でしょう。

もちろん、塾によっては細かな点で差はあるとは思いますが、この流れさえ押さえておければ大丈夫かと思います。

塾講師求人の良い求人、悪い求人の見極め方とは?

では、塾講師求人の良し悪しを見極める方法を幾つかご紹介します。

今回はアルバイトや正社員を含めてご説明したいと思います。

良し悪しというのは、基本的には、仕事を始めてみないとわからないことが多いものですが、是非この記事をご覧頂き参考にしていただければ幸いです。

頻繁に求人募集が出ている会社は要注意!

正社員でもバイトでも、常に求人募集が出ている会社は要注意ですね。

いくら勤務条件が良さそうでも、いわゆるブラックな会社である可能性が考えられます。

仮に給与などが良くても、常に募集があるような会社は、休日が取りづらい、会社の雰囲気が良くないなどといった悪い要素があるのかもしれません。

福利厚生がしっかりしているかどうか。

特に正社員では福利厚生がしっかりしているかどうかを見極める必要があります。

社会保険制度、休日制度が充実しているか、交通費の支給、健康診断の実施の有無など、事前に確認しておくことは大変重要です。

案外、そういった点で福利厚生での差が出ていることも多いので、その点は必ず確認しておくべきです。

もし、求人募集にその詳細は書いていないようであれば、事前に聞いておくと良いのではないでしょうか。

給与(時給)は、どこまでどれくらい支払われるのか?

アルバイトの場合ですと、学習塾の多くが授業時間の給与と授業時間外の給与を別途で分けています。

例えば、求人サイトで一般的に掲載されている時給はいわゆる授業給と呼ばれるもので、授業時間分に支払われるものとなります。

ですが、授業時間外の採点業務や生徒対応については、その時給が適用されないことが大半で、授業時間外の勤務については地域によりますが900円前後であることが多いです。

個人塾などでは、その辺りが曖昧だったり、大手塾でも校舎長のさじ加減で扱いが変わってしまうこともあるようなので、注意が必要です。

シフトの融通がしやすいかどうか

塾講師で働いている方の多くは大学生の方なのではないでしょうか。

そうすると、大学の試験前などは、皆さん自身のテスト勉強やレポート提出に忙しい時期もあると思います。

もちろん、塾講師の仕事をする上で、生徒の授業を最優先に考えて頂きたいものですが、でもどうにもならないこともあるのではないでしょうか。

例えば、そういった場合に授業を他の先生に代わってもらうことができる環境なのか、また、授業を受け持っていない日に急遽仕事を依頼されたりすることがないのかなど、事前にある程度知っておきたいですね。

学習塾の中でも比較的大きいところであれば、人手も足りてるので調整しやすいですが、小規模の塾ではその点厳しいかもしれません。

また、正社員の勤務については、もちろんアルバイト講師ほどの融通が難しいですが、会社として休日取得体制がどうなのかを事前に確認できるといいと思います。

業界的には、なかなか有給休暇などを使うというのが難しいと聞きますが、お考えの会社の休日取得の実態を知っておくことは重要であることは間違いないでしょう。

WEBの口コミで事前に情報を知っておくこと

WEBで調べれば何でもわかる時代です。

スマホやPCで情報を調べようとすればいくらでも出てきます。

サイトなどを見ていくと、口コミがいくらでも出てきます。

もちろん全ての情報を真に受けず、自身でも情報の取捨選択は必要になりますが、WEBでの情報は有益な情報になりうる可能性が高いです。

是非、応募する前の下調べしておくと良いでしょう。

塾講師になるためにはどうしたらいい?

では、塾講師になるにはどうすればいいのでしょうか?

教員免許なども必要なのでしょうか?

知られているようで実はあまり知られていないところもあると思いますので、経験者の私がご紹介させていただきます。

塾講師に就職するため教員免許は必要なの?

塾講師=先生=教員免許が必要だとお考えの方も多いことでしょう。

ですが、結論から申し上げると、教員免許がマストではありません。

もちろん、会社によっては教員免許の取得を推奨している会社もありますが、基本的には多くの会社では免許を必要とはしておりません。

教員免許をもっているから良い授業ができるとそういうわけでもないですし、塾講師のお仕事というのは教えるだけではなく、どうお客様のご期待に応えるのか、どのようにして気持ちよくお通いいただくか、いわばサービス業と言っても良いのではないでしょうか。

ただ教えたいだけでは、塾講師は成り立たないというのが私の考えです。

また、多くの学習塾ではしっかりとした研修制度がありますので、塾経験があまりない方でも就職を目指すことは可能だと思います。

そんなスキルが必要なの?

授業力はもちろんですが、それ以外にも色々なスキルが必要だと考えます。

まず1つ目としては、プレゼン力です。

授業や保護者会、面談などで生徒や保護者様とお話する機会が非常に多くなるはずです。

ですから、そこで話を聞く生徒、保護者の心を引きつけるような話ができるかどうかは非常に大切です。

2つ目はプレゼン力に近いですが提案力です。

生徒を合格や成績向上を目指すための提案を出来るかどうかも大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

塾講師と言うと、授業を行うことが仕事のイメージかと思いますが、実はそれ以外の仕事も多岐に渡ります。

また、授業準備にも時間がかかることも考えると、実は時給換算などで考えてみると効率が良くない仕事かもしれません。

その一方で、生徒たちの成績を上げ、志望校合格の責任を負うという意味では、大変な仕事と言えるのではないでしょうか。

ですが、それ以上に生徒の成長に触れていける、そして合格の瞬間を共有できるという意味では、非常にやりがいがある仕事です。

その瞬間に立ち会うために、塾講師は日々授業の準備をし、授業時間は全力で指導をしています。

この記事を読んでくださった方々が、塾講師にチャレンジしてみようかなと思って頂けることを願ってやみません。

是非、塾講師の第一歩を踏み出してくださったら嬉しいです。


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