塾講師の仕事、学生時代にアルバイトで経験したことがあるという方もいるかと思います。

私は塾のアルバイト講師として4年間働きました。

個別指導塾、集団指導塾を大手から地域密着の個人経営まで幅広く経験した私は、正社員、アルバイトで働く塾講師を数多く見てきました。

その中で、塾講師は向いている人と向いていない人の差がはっきりすると感じました。

今日は、塾講師が向いていないと感じる人の特徴を挙げながら、その乗り越え方をまとめます。

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まずは「塾講師」の仕事例をチェック

塾講師の仕事とはどんな仕事?

まず塾講師の仕事といえば、「教科を指導するだけでしょ」と思われる方が多いかと思います。

実は、働く会社や塾の規模によっては、それ以外の仕事を任せられる可能性があります。

塾講師の仕事として、可能性がある6つを説明します。

教科指導

これは塾講師の仕事そのものです。

個別指導であれば、1対1もしくは1対2など少人数に教えます。

集団指導であれば、10名~40名のクラスの前で授業を行います。

科目は、受験科目である英語、国語、数学、社会、理科が基本です。

大学受験に対応したところでは、更に科目が細分化されます。

例えば、社会は日本史や世界史、理科は物理や化学などですね。

また、小論文指導などを行うこともあります。

指導のレベルは難関受験対策レベルから学校の授業の補習レベルまで、塾の性格や集まる生徒層に左右されます。

進路指導

進路指導も塾講師の仕事の役割です。

主に正社員の塾講師が行いますが、アルバイトの塾講師が行うこともあります。

学校よりも受験テクニックや情報が豊富という点で、保護者が期待する塾の大切な役割の一つです。

生徒も学校の先生には話しにくくても、塾の先生には話せるという子もいる為、最近の塾業界は力を入れています。

「この成績ならこの学校レベルですよ」という表面的な指導だけでなく、将来の夢や進路を一緒に考え提案できる力も求められてきています。

進路指導では、生徒との面談に加え、保護者も加えた3者面談が行われることもあります。

生徒のカウンセリング

学習方法や学校での悩み、成績の伸び悩み等について相談を受けることも、生徒を預かる塾講師の仕事の一つです。

授業後に雑談のように話しかけてくる生徒もいますが、この中で相談が始まることもあり、仕事の一環でもあります。

営業活動

実は学習塾では、営業専門職がおかれることは少なく、塾長や塾講師が中心になり新規営業、オプション追加営業を行うところが多いです。

電話や面談を通じ、営業を行うほか、学校の下校時間に合わせて学校の前でチラシ配布を行うこともあります。

模試の採点や監督

月に1回や学期ごとなど、塾によっては模試を行うところがあります。

その採点や監督も塾講師が行うケースがあります。

雑務

電話応対、保護者へのお茶出し、掲示物の整備などの雑務も塾講師が行うところもあります。

最近は不審者対策で、生徒の行き帰りに塾の付近に塾講師が立ったり、駅までの送迎サービスを行う塾も増加しています。

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塾講師が向いていない人の5個の特徴

いかがでしたか。

意外と多岐にわたる塾講師の仕事に驚いた人もいるかもしれません。

次に、どんな人が塾講師に向いていないのか、という特徴を挙げてみました。

そして、それでも塾講師を続けたい場合はどうすれば良いかを説明します。

実は、学習塾は、経営規模(大手、個人経営)、生徒層(難関受験レベル)、授業形態(個別指導、集団指導)など、一言で塾講師と言っても多種多様で、必要とされる性格、能力は異なります。

自分は塾講師に向いていないと感じても、職場(塾)を変えれば働きやすいという人もいるんです。

ここでは、その向いてないとされる特徴を持つ人が塾講師を続ける場合、検討した方が良い塾についても触れていきます。

生徒に教えるのが苦手

塾講師なので、募集してくる方は高学歴、所謂難関大学を卒業したような「勉強は得意だ」という人が多いです。

「学生時代、勉強は得意だったし、このレベルの科目を教えるだけなら簡単だろう」と思って塾講師になった人に多くある特徴が、「生徒に教えることができない」という点です。

生徒の中には、どこが分からないかも理解できず塾に来ている子もいます。

また、単に説明をするだけで分かった気になってしまい、授業の時は上手くいっているつもりでも成果が点数としてあらわれない、などが塾講師の苦悩ポイントです。

その乗り越え方とは?

まず大切なことは、生徒のレベルまで目線を下げることです。

それにより、自分にとっては当たり前の知識が、生徒にはないことに気がつくでしょう。

例えば社会で成績が伸びない子がいます。

生徒には知識がないのでしょうか、知識はあっても設問を上手に読めていないのでしょうか。

または、記号問題はできても文章で上手に書けない為に記述で点数がとれない子なのかもしれません。

それを見極め、そのポイントに絞って対策をとることが「教える」ということです。

また、図を使う、記憶に残りやすい語呂合わせ、雑学を交えるなども教える技術の一つです。

自分のやり方だけにこだわらず、教えるのが上手と言われる他の先輩、同僚講師の教え方を真似してみるのもいいと思います。

これは、経営規模、生徒層、授業形態に関わらず大切なことだと思います。

最初は戸惑うかもしれませんが、心がけや工夫、経験でカバーできるものだと思います。

時給にしか興味がない

特にアルバイト講師に多い特徴かもしれません。

塾講師のアルバイトは一般的に高時給と言われています。

しかし実際は、授業計画や準備、報告書作成など、雑務による残業が多い仕事でもあります。

授業以外には時給が発生しないケースもあります。

また塾の授業は固定されてるため、他のバイトのように自分の旅行や試験で自由にシフトを動かせないことが多いです。

また受験前やテスト前など、授業後も質問対応に追われることもあります。

例え自分が急いで帰りたくても、すぱっと帰るのが難しい時も多いです。

この為、塾講師は生徒に教えることへの熱意が必要となり、単に時給だけにしか興味がないと働いていて辛くなるかもしれません。

その乗り越え方とは?

そのきっかけは、時給の高さかもしれませんが、時給以外の働くやりがいに目を向けてはどうでしょうか。

例えば、自分が教えたことにより点数が上がったり、生徒が勉強の楽しみに気が付いたりした時のやりがいは強いでしょう。

「先生」と呼ばれる職業は数少ないものです。

人の人生に大きな影響を与える仕事であり、感謝される仕事でもあります。

私は塾講師として、4年働きましたが、その時の生徒は今でも「先生」と慕ってくれます。

仕事を超えた付き合いが持てる職業は少ないし、そこには時給以上に長い目でみると、自分にとってもプラスなことがあるのかもしれませんよ。

それでも、今の給料に不満がある人は、こちらから自分に合った給料高めの塾講師の仕事を出して貰うと良いでしょう。

営業が辛い

これは、生徒に勉強を教えることに熱意を持って入社した人に多い特徴です。

塾講師の仕事には、前述の通り営業的側面があるのも事実です。

例えば、どこの塾でも、新規の生徒獲得は最重要課題です。

学校の前で塾のチラシを配布したり、入塾希望者の前で自塾をPRしたり、時に勧誘電話をかけるなどの営業活動があります。

また、既存の生徒にも夏期講習や冬期講習の講座を増やすよう提案したり、特別合宿の営業をしたりします。

本部から、これらの営業活動にノルマが課せられるケースもあり、大きなストレスを感じる一因です。

自分は先生になりたくて塾講師になったのに、なぜ生徒の為になるか分からない営業活動をしなくてはならないのか、と理想と現実のギャップに苦しむ人が多いです。

その乗り越え方とは?

塾講師なのだから営業はやりたくないとやる前から毛嫌いしている方は、どんな職種でも理想と現実の差は大なり小なりあると思うので、まずは営業活動も積極的に取り組んでみてはどうでしょうか。

また、ノルマに苦しむ方は一度肩の力を抜いてみてください。

というのも、必死になりすぎて余裕がなさそうだなと思うと、自信のなさとして相手に映りマイナスになることが多いのです。

先ほど理想と書きましたが、やはり保護者が塾に求めるものは我が子を大切に見てくれる熱意だと思います。

ですから、まずはノルマを忘れて、成績を上げたい、苦手をなくしてあげたいという想いを相手に強く訴えてみましょう。

また究極なことを言うと、営業ができなくてもそれが許されるくらい講師としてのスキルを上げるという手もあります。

実際私が働いていたところで、人気講師故に営業活動に全く関知していないという先生が一人いましたよ。

以上、乗り越え方を書きましたが、どうしても強いノルマに耐えられないが塾講師は続けたいという方は、営業専門職がいる塾、生徒が殺到する人気塾に働き場所を移すということもできますよ。

コミュニケーション能力が弱い

人気の塾講師は、コミュニケーション能力が高い人が多いのが実情です。

初対面の生徒であっても、生徒のタイプ(大人しい子、活発な子、反抗的な子、向口な子、優等生タイプな子)を見極め、生徒一人一人に合った対応力が求められるのです。

また、授業の前後のちょっとした空き時間の雑談を通じて生徒との距離を縮めていける人は、結果として生徒の学習意欲を高めることができる気がします。

逆にコミュニケーション能力が低い方は、生徒との雑談が苦痛で仕方がないかもしれません。

塾講師もサービス業であり人気商売なので、生徒からの評判に左右されます。

コミュニケーション能力が低い故、塾講師には向いていないと感じる人もいるかもしれません。

その乗り越え方とは?

基本は清潔な格好と明るい笑顔と挨拶を心がけましょう。

そして、雑談の基本パターンを決めてしまうのも良いでしょう。

話すのが苦手という方は、まず生徒の話をよく聞くことから始めましょう。

コミュニケーション能力が低い方におすすめの塾は、難関校レベルのクラス授業などです。

淡々と授業をして質問に答えるだけでも、指導力が高ければ重宝されます。

また、複数の生徒とのコミュニケーションをとるのが苦手な方は、個別指導なら大丈夫かもしれません。

固定された生徒を1人ずつ相手にすれば良いので、じっくりと関係が築け、お互いの性格もよく把握できます。

最後に勘違いしてほしくないのは、おしゃべりな人がコミュニケーション能力が高いというわけではないということです。

生徒の話をよく聞き、生徒が話す雑談の背景には何があるかを考えるだけで、コミュニケーション能力は鍛えられてくるものなのです。

しつこい、イライラする人

これは情熱を持って生徒に指導する人に多い特徴です。

なんとしても成績を上げたい、苦手意識をなくしたい、合格させたいという想いが強く、生徒に対して何度もしつこく「分かった?」と聞いてしまう講師。

何度も間違う生徒に対し、イライラして感情的になってしまう講師。

また自分のやり方(例えばノートのとり方、検算のやり方)が正しいと頑なに信じ、それを生徒にも押し付けてしまう講師。

働いている時にこういうタイプの講師を何人も見てきましたが、その情熱とは裏腹に、生徒から反抗的な態度をとられたり担当変更になったりしてました。

やはり、ガミガミしつこく言われては、生徒も学習意欲がわきませんからね。

その乗り越え方とは?

まずは、生徒を信じることです。

語弊を恐れず言えば、塾講師の仕事は教科そのものを教えるより、生徒のやる気や分かりたいという気持ちを引き出すことに意味があると思います。

そのためには、小テストや宿題を通じて、生徒にできた!という達成感を与えてあげることが肝心です。

生徒のことを思えばしつこく教えたくもなるし、イライラもしてしまうでしょう。

しかし、それは自分の理想の先生像に固執しているからではないでしょうか。

まずは目の前の生徒だけを見て生徒を信じ、生徒のやり方を尊重しましょう。

その姿勢が生徒に伝わり、生徒からの人気や成績アップに繋がると思います。

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まとめ

いかがでしたか。

塾講師の仕事は、塾により進路指導や営業活動など教科指導以外のことも求められることがあります。

また、様々な性格の生徒を相手にするため、高いコミュニケーション能力が求められます。

向いていないと思うこともあるかもしれませんが、自分の心の持ち方や工夫で改善できることも多いのです。

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