法律事務所での事務の仕事内容は一般企業とは多少異なるところがあります。

しかし、法律事務所の内部というものは、弁護士の守秘義務から公にされることはほとんどありません。

本記事では、そんな外部からは知りがたい法律事務所での仕事内容をご紹介します。

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法律事務所はどんな仕事?

誰かに訴えられてしまった、誰かを訴えたいという人のためにその道のプロである弁護士が相談に乗り、事件を解決に導くためのサポートをする仕事です。

訴訟では、訴えられてしまった側は被告となりますが、その訴えが適切であるのかを法律に照らして検討し、よりクライアントのニーズに合った事件解決への道を示します。

また訴える側は原告となり、どのような被害を受けたのか、相手に対する要望は何かなどの点をクライアントから聞き、できる限りその要望に沿うような訴えを裁判所に示していきます。

法律事務所の大まかな仕事内容

法律事務所にも小規模、中規模、大規模の事務所があり、それぞれの事務所によって個性があります。

小規模事務所であれば、弁護士一人、事務員一人となる場合が多く、事務員としては弁護士業務をサポートするため来客対応や経理業務等一般事務の他、裁判所への資料提出、依頼人の方や相手方とのスケジュール調整、裁判所の細かいルールに従った資料作成等というように、幅広くできるようになる必要があります。

中規模事務所であれば弁護士が複数名おり、事務員も弁護士の数に伴い増えるので、チームとして動く必要があります。

そのため事務員同士で連携して働く必要があり、案件も個人よりも法人からの案件が増えます。

大手事務所であれば弁護士の在籍数が100人を超えるところもあり、一般企業とほぼ同じ企業形態です。

事務所も本社以外にも国内主要都市や海外に事務所を構え、クライアントは大企業や関連会社、海外企業等であり、従業員も一般的な法律事務所の事務スタッフだけでなくIT専門のスタッフや翻訳関連、経理労務総務部門など幅広い部署ができます。

そうすると、事務員としては事務所内の弁護士とのスケジュール調整や資料作成、電話対応といった基礎的なところは勿論のこと、所内の外国人弁護士や海外のクライアントからの電話やメール等にも対応する必要があるため、高い英語力やコミュニケーション能力が要求されます。

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法律事務所の仕事はどんな人に向いている?

法律事務所ではその仕事内容の特殊性から、向き不向きがはっきりと分かれます。

ここからは、そのような仕事について、向いている人はどんな人かご紹介します。

真面目な人

法律事務所に依頼をする人は、人生において一大事というべき困難に直面していると言えます。

問題や悩みを抱えたクライアントに対し、寄り添い対応できなければなりません。

そのため仕事を気分でやってしまう人や、適当な感じで対応しようとする人、また様々な案件の事務処理を行う上で守秘義務をきちんと守れない人は、法律事務所には向いていません。

逆に、日頃からどんな立場の人に対しても誠意をもって対応できる人は、とっさのときにも礼儀を重んじた対応ができます。

そのような細やかな気配りや対応こそがクライアントからの要望に沿った対応であり、弁護士や法律事務所としての信頼にも繋がることから、そういった人が求められている人物であると言えます。

仕事を丁寧にこなせる人

仕事をする上で常にスピードと正確性は天秤にかけられるものです。

法律事務所においては、スピードよりもミスのない正確な仕事が常に要求されると言えます。

もちろん、スピードが全く不要というわけではありませんが、法律事務所では一つのミスが取り返しのつかないことにもなるため、正確性の方がより重視されます。

そうすると、80点の仕事を迅速にできるよりも、常に100点の仕事を通常のスピードでこなせる人でなければなりません。

このような仕事をするには、おおざっぱな性格や文字が乱雑な人、仕事でもプライベートのような話口調になってしまう人は向いていません。

丁寧さこそが法律事務所には求められるため、そのような仕事ができる人が向いています。

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法律事務所の仕事をするために活かせる、今までの経験は?

法律事務所に転職したいけれども、これまでの経験が活かせないとキャリアが再スタートになってしまうという不安を抱える人のため、ここからは法律事務所でも活かせる経験についてご紹介します。

一般事務の仕事

一般企業と法律事務所の違いはままあるものの、基本的な事務作業としては共通しています。

そのため、一般企業での事務作業をこなしてきた経験は法律事務所でも活かせます。

例えばWordやExcelなどのパソコンスキルや、コピー機を使いこなせるかといったものです。

電話対応

法律事務所ではクライアントからの電話がよくかかってきます。

その際に、これまで電話対応をしてきた人であれば最低限の敬語は扱えるはずですので、その経験は法律事務所でも活きます。

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法律事務所で働くメリットとは?

トラブルの際に即相談できる

日常的に生活していても、人とのトラブルはいたるところに存在します。

満員電車での痴漢や暴行事件、会社でのパワハラ、セクハラなど、例を挙げればきりがありません。

そのような生活の中で何かトラブルがあっても、信頼できる弁護士に即相談できるというのは特殊な環境であります。

法律事務所で働いていると弁護士と知り合う機会が増えるため、日頃のトラブルについても何かあった時の準備が自然とできます。

これは大きなメリットと言えます。

正確かつ丁寧な仕事が身につく

前記のように、法律事務所では正確且つ丁寧な仕事が要求されます。

このような仕事ぶりは他の業種に行ったとしても喜ばれるものであり、社会人として働く中で必須のものとも言えます。

そのようなスキルを自然と身につけることができるのは大きなメリットです。

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その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

事務員からパラリーガルや、士業に転職する道があります。

パラリーガルはより専門的な法的知識を身につけた人のことで、より弁護士のサポートに近い存在であると言えます。

また、資格試験の勉強をしている人も多いため、士業を目指して、試験に受かった後に転職する人もいます。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

一般企業であっても、事務員での経験は活かせます。

それは一般的なパソコンスキルに留まらず、丁寧な電話対応やクライアントとの接し方は一般企業でも共通する事項であると言えるからです。

まとめ

本記事では、法律事務所の仕事について、一般企業との相違点から向き不向きの人などに触れてきました。

この記事を参考に、法律事務所についての理解が多少なりとも広がってくれればと思います。

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