
フリーターをしていると周りの目が気になり、このままでもいいのかと考えてしまいがちです。
フリーターをこのまま続けていてもいいのか?
不安な毎日を過ごしながらも、でもフリーターを脱するのもちょっとと思いながら迷ってしまいます。
今回はフリーターは将来はどうなるのか?
また他のフリーターの方々はどのような不安を抱えているのか?
今回はそのための対策も同時に紹介します。
フリーターは将来どうなる?
フリーターになると20代の時は自由に自分の休む時を決められて、稼ぎたい分だけ夜勤に入ったり掛け持ちをしたりとどんどん稼ぐことができます。
しかしそのような働き方も30代に近づくほどにしんどくなっていきます。
体力的にしんどくなっていくと必然的に稼働時間が短くなり、稼げるお金も減っていきます。
正社員のように昇進があるわけでもないので、給料は最初の頃とほとんど変わりません。
働く時間を長くする以外に給料を増やすことは難しくなります。
そうなると結局一日中働いてお金を増やすか、働く時間を抑えてお金をギリギリで過ごすかのどちらかになってしまいます。
そのような状態では結婚をすることはおろか、子供を作って家庭を持つことが難しくなります。
恐ろしいのがフリーターは長く続ければ続けてしまうほどに正社員の機会を逃し、結婚もできずに孤独な人生を送ることになりかねません。
フリーターでいる不安な6個のこと
将来が絶望的であることもあり、フリーターでいると不安なことがたくさんあります。
貯金ができない

フリーターでいる人の多くが貯金をすることが困難です。
自分の生活分だけで精一杯になってしまい、友達とご飯に食べに行ったり日用品を買うと気づけばお金がなくなってしまいます。
女性であれば色々と物入りですし、男性も付き合いなどでお金がかかります。
勿論恋人ができれば男性は特にお金を使わざるを得なくなってしまいますし、貯金は現実的に難しくなります。
実家暮らしであればまだ貯金は難しくありませんが、その分一人暮らしをするタイミングを見失ってしまいます。
結婚ができない
フリーターでいることの将来の不安としては、今の収入では結婚ができないという点です。
これは男女共に同じです。
特に男性の場合はフリーターで安定していないし、こんな安月給で大事な人を守れるわけがないと思い二の足を踏んでしまいます。
女性の方も専業主婦になればいいという考えもありますが、男性に頼りっぱなしになるわけにもいきません。
何よりフリーターで結婚をしてしまうと結婚後暮らしがきつくなりますし、子供が生まれてしまうとお金が足りません。
お金がないがために子供を我慢することになったりと、理想の結婚生活が叶わなくなってしまいます。
周りの目が気になる
フリーターと正社員では社会的な信用が違います。
「お仕事は何をされてるんですか?」と聞かれた時に「アルバイトをしています」と答えるとそれだけで格差を感じてしまいます。
相手が仕事など気にしない人であっても、やはりフリーターはよく思われません。
フリーターとして働いている時や、フリーター仲間といるのはいいけれど、それが理由で他の外部の人と会うのが億劫になってしまうこともあります。
そうなるとフリーターの中でしか世界が広がらず、狭い世界を生きることになってしまいます。
仕事がなくなること
フリーターは正社員よりもいつ切られてもおかしくありません。
会社の都合で契約を切られたり、飲食店などであればお店がなくなってしまうこともあります。
正社員であれば会社側が措置をしてくれますが、アルバイトだと中々してもらえません。
また自分で新しい職場を探そうと思っても、年齢が若ければいいですが30代近づいていくとどんどん雇ってくれるところは少なくなっていきます。
アルバイトとして雇ってもらい続けていても、自分が年を重ねるほどにシフトに入れてもらえなくなることもあります。
サービス業であれば高校生など若い人たちがたくさん働いてくれます。
勿論若い人の方が元気で会社側としてはそちらの人に働いてほしいものです。
そうなると契約は切られないが、働けない状態が続き収入が得られなくなっていきます。
働けなくなること
フリーターは体力を削って働いている場合がほとんどです。
自分がケガをしたり、病気になると途端に収入がなくなってしまいます。
勿論風邪を引いて休んでしまったらその分の給料もありません。
正社員であれば雇用保険がついているために失業保険であったり、社会保険にも入っているために負担は小さくなります。
しかしフリーターをしていて働けなくなってしまうと、なんの保障もありません。
自分の体力の限界まで働き続けなければなりません。
社会的信用を失う

フリーターでいると家のローンの審査が通らなかったり、クレジットカードが作りにくくなってしまいます。
社会的な信用を失うと自分がお金を借りたいと思った時にも借りづらい状態ができてしまいます。
ただ今では学生が作れるクレジットカードもあるので、フリーターだからお金を借りれないということはなくなってきています。
それでも正社員よりも信用は低いのでカードの枠が少なく借りられる、決済できるお金は低くなってしまいます。
そのために今から対策しておくべきこととは?
将来設計を考える
いつまでこの仕事を続けられるかわからない、仕事がなくなるかもしれない、雇ってもらえないかもしれない、結婚できないかもしれない。
これらはすべて不明確だからこそ不安になります。
そのためには自分が将来どんな人生を送りたいのか、結婚はいつまでにしたいのか子供は何人ほしいのかを明確に立てるのが一番大切です。
将来設計をすることによって、今自分が何をするべきか、経済面であればいくら貯金できればいいのかを具体的にすることができます。
フリーターでも貯金さえできてしまえば、結婚をすることは可能です。
ただ一生フリーターでいるつもりはない、結婚をしたら正社員として働くと考えるのであれば今から就職の対策も立てておく必要があります。
なんとなく不安の時間をなくし、今自分はこのために行動していると考えることができれば漠然とした不安がなくなりますよ。
就職をどうしてもしたくないと考えるのであれば、フリーター以外の働き方を考えるのも一つです。
まずは自分自身がどんな生き方をしていきたいのか?
自分はどんな人生を送りたいのかを考えましょう。
貯金をする
貯金をできないと言う人は、貯金をする気がない人が大半です。
生活がギリギリ、カツカツの人は使える分から考えてまだあるから余裕と考えてしまいます。
どれだけお金があっても使う人はあるだけお金を使ってしまうものです。
それであれば最初から使わないお金を1万円でもいいので、給料が入ったら別の口座に入れるようにしましょう。
たかが1万円でも1年経てば12万円と塵も積もれば山となっていきます。
2月に1回は2万円に増やしてみるなど、少しの頑張りで貯金はいくらでもできます。
経済的に大丈夫かな?結婚できるかな?と心配する前にまずは少しでも貯金をするようにしましょう。
派遣社員になる
アルバイトでは福利厚生もなければ、時給が低いところが多いです。
フリーターというだけで社会的な信用もなくなってしまいます。
しかし実質フリーターの人の働き方は9時17時の正社員と同じくらい長時間働いていることが多いです。
時にはフルタイムで休みなく働くこともあれば、掛け持ちバイトをして一日15時間も働いていることもあります。
派遣社員も働く時間としては正社員と変わりません。
残業がないので定時に帰れるということと、契約が切られることがあるということはあります。
それでもフリーターより社会的な信用が高く、派遣社員といっても世間の目もそれほど悪くありません。
「正社員だと責任が重くて残業もあって嫌だ」という理由で正社員を選ばないのであれば、派遣社員として働けるように今から派遣登録しておくのもありです。
自分で稼ぐ手段を見つける
フリーターをしている人の中には「雇われたくない」気持ちが強い人がたくさんいます。
雇われたくないけれどアルバイトだったらいいか、という理由でフリーターでのんびり働いている人もいますよね。
そんな人には自分で稼ぐ手段を見つけてフリーランスの道に進む準備をするのがおすすめです。
フリーターは時間を作りやすいので副業をするにはもってこいです。
最近ではパソコンがあれば誰でも簡単に副業ができる時代です。
最初はお小遣い稼ぎ、趣味のつもりから始めれるものを選んでみましょう。
プラスの収入になるものがあれば、いざアルバイトを辞めることになってしまっても安心です。
プラス収入ができるので貯金もできるし、結婚をしても安心です。
ただこの稼ぐ手段を見つけると考えた時に、人はいきなり大きく何十万円を稼ごうとしてしまいます。
しかしいきなり大きいものを得ようとすると失敗しやすいです。
最初はこつこつ1ヶ月1万円でも稼ぐ気持ちで始めると、焦らずに小さいお金をどんどん稼いでいくことができるようになります。
就職活動の対策をする
いつ正社員になってもいいように、正社員になろうと思うその前に準備をしておくことが大事です。
準備をしておかなければ、正社員になりたいと思ってからフリーターでも正社員になりやすい求人を探して、就職活動に必要なものを準備するところから始めなければなりません。
不安に感じたら、今はしなくてもその時に備えて就職活動の対策をしておきましょう。
フリーターから正社員へ! 自分にあった求人の選び方や注意点
フリーターを脱出して正社員になろうと考える時、必ず人は焦ってどこでもいいやと決めてしまいます。
焦っても何もいいことはありません。
求人の選び方と注意する点を見ていきましょう。
【選び方①】雇用形態から探す
いきなり正社員を目指したいのか、それとも契約社員や派遣社員から社員登用できるところを選ぶのか、自分の働きたい働き方で選びましょう。
自分がどの段階を経て働きたいのかで選びましょう。
【選び方②】職種から探す
自分の興味ある職種で絞り込んで探してみましょう。
正社員で働こうと決めても職種はたくさんあります。
自分の強みが活かせる仕事にする、自分の興味ある仕事から選ぶと選びやすくなります。
【選び方③】会社の業態から考える
例えばサービス業をしたいと考えた時、飲食店で働こうと考えてもたくさんあります。
飲食店の中でもどんな飲食店で働きたいのか、事務の仕事であればどんな会社の事務で働きたいのかで選びましょう。
【選び方④】給与や雇用条件から考える
自分の中で選べる条件の最低ラインを作るようにしましょう。
一番は給与面の条件は抑えておくようにしましょう。
給与面を無視して選んでしまうと自分が働いてからフリーターの方がよかったと思う羽目になってしまいます。
給与は必ず自分の最低ラインを作るようにしましょう。
フリーターの時はシフト制が基本で、自分の休みたい時に休みやすかったです。
しかし正社員となるとシフト制でも自分の希望した休みを必ず取れるとは限りません。
正社員になっても土日は働いてもいいのか、土日は休みたいのかでも仕事選びは変わってきます。
残業はしてもいいのか、それとも定時に帰れる会社に行きたいのかでも変わってきます。
自分の中での働く上での最低条件を決め、この条件をクリアしたところなら働いてもいいと決めましょう。
そうしなければ働いてから後悔することになります。
【選び方⑤】エリアから考える
自分が出勤できるエリアから考えてみましょう。
電車に乗って1時間かけて通勤してもいいのか、電車で数分の距離がいいのか、それとも電車に乗らなくていい距離がいいのか条件はたくさんありますね。
エリアを考える時は毎日通勤することを考えましょう。
自分がどれだけ疲れていても、自分がどれだけ眠たくても、雨の日でも出勤しなければなりません。
毎日通うことを考えても大丈夫なのか、自分の中で働きたいエリアがあるのであればそこから選ぶようにしましょう。
まとめ
フリーターになってしまった時や、フリーターを長く続けていると不安は次々と出てきます。
不安だからどうしようと考えていても仕方ありません。
今の不安を打開するために、自分にあった対策をとることが大切です。
フリーターをしていて不安に感じたら、まずは対策を取るようにしましょう。
そして自分の将来を考える時間を作るようにしていきましょう。
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