ウェディングプランナーは未経験でも出来る?未経験でもスムーズに仕事に就く方法をご紹介します
ウエディングプランナーは、結婚式の新郎新婦をサポートする存在です。
これを読むあなたは、ウエディングプランナーにどのようなイメージを持つでしょうか?
「華やかな仕事だな。」
「センスが光る仕事で素敵。」
「結婚式の参加者の笑顔に包まれる仕事って、感動するだろうな。」
このようなイメージをウエディングプランナーに対して、お持ちの方が多いのではないかと思います。
勿論、そのイメージは間違っていません。
担当する新郎新婦の数だけ、結婚式の感動が味わえます。
長ければ1年にも及ぶ準備サポートを無事に終え、式が滞りなく閉幕した時は、感動だけでなく、大きな達成感を感じられるでしょう。
結婚式を終えた新郎新婦や親族から、感謝されるのも、人の人生の一大イベントに深く関われるウエディングプランナーの醍醐味です。
しかし、経験者だから知ってるウエディングプランナーの辛い仕事の部分もあるのです。
今日は、皆さんにウエディングプランナーを辞めたい…と感じた理由と乗り越え方を解説します。
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目次
閉じるウエディングプランナーを辞めたいと感じた5個の理由と乗り越え方とは?
経験者である私が感じた辛い点は以下の5個です。
勤務時間が長く、休みにくい点
これは、所属する会社が悪いわけではなく、ブライダル業界全体に共通することです。
結婚式は普通土日に多いので、土日に休みをとることはできません。
また、繁忙期といわれる秋にもなれば、休日返上で、仕事をしなくてはいけません。
私自身、土日は休みがとりにくく、結婚式大好きなのに、仲のよい友人の結婚式の二次会に参加できなかったという悲しい思い出があります。
また、平日も日中は雑務や営業、夜は新郎新婦と式の打ち合わせなどに追われます。
自分の担当する結婚式当日は、早朝に式場にはいり、会場のセットや各部署との打ち合わせを行います。
式が終わって、片付けをして、また別の新郎新婦の打ち合わせをこなして・・・・退勤するのは、終電前ということも多い職種です。
体力的にとても過酷な仕事なのです。
それでいて、給料は250万~360万がウェディングプランナーの平均年収とお給料も高くないのが現状です。
その乗り越え方とは?
乗り越え方は初心に戻る、それだけです。
土日に休みがないことや給与については、ある程度求人段階でわかることだと思います。
その中で、辛いなと感じてしまうのは、日々の業務に追われ、自分がなぜウェディングプランナーを志したのか忘れてしまったのではないでしょうか。
そのきつさの先に、2人の幸せな結婚式をサポートできるという感動があることを思い出しましょう。
実際、結婚式が終わった瞬間は、体力的にくたくたでも、不思議と疲れが吹き飛んでしまうんですよね。
個人的には過去に担当した新郎新婦様から頂いた感謝の手紙や一緒に撮った写真をみて、やる気を出していました。
失敗が許されないという緊張感が強い点
一生に一回の結婚式だからこその感動というのを裏返せば、失敗はとりかえしがつかないということです。
「招待状や引き出物はきちんと発注できているか。」
「席次表の印字に間違いはないか。」
「外注カメラマンのスケジュールはきちんとおさえているか。」
ウェディングプランナーは、発注や関係各所との調整を一任されています。
同時進行で何組も抱えた結婚式のそれぞれをミスなく、漏れなく、遅れなく、スケジュール管理しなくてはいけません。
このような日常の精神的なストレスだけでなく、結婚式当日も強い緊張感が必要なんです
結婚式当日は、打ち合わせ通りに進行が進んでいるか、時間に遅れはないか等の管理が求められます。
体力的にだけでなく、精神的にも辛い仕事なのです。
その乗り越え方とは?
作業管理表を自分で作り、こまめにタスクリストを更新していくことが鍵となります。
またウェディングプランナーは、新郎新婦だけでなく、関係する部署が多いです。
どこか一つの部署が遅れて、自分のスケジュールも遅れるという事態になってもいいように、前倒しで作業できるものは作業しましょう。
また、時間的にも余裕があるわけではないので、不明なことや自分の力だけでは解決できないときは、悩むより先に上司や専門職に相談しましょう。
そして、休みは仕事のことを考えるのをやめ、オンとオフのメリハリをつけましょう。
営業ノルマがある点
ブライダル業界は少子化、晩婚化の流れから、結婚式を挙げるカップルが減少しているのが実情です。
その中で、生き残るためには、結婚式の式場契約を獲得しなくてはいけません。
ウェディングプランナーは、試食会やフェアに来たカップルに対し、自社の魅力をPRし、成約に向け動きます。
カップルも大きなお金が動く結婚式なので、いくつかの式場を比較しながら、検討します。
ウェディングプランナーのセンスや人間力が試される見せ場ともいえますが、営業が苦手な人には辛く感じるでしょう。
また、式場契約営業だけではなく、結婚式の単価をあげる為のオプション営業があります。
料理のコースをあげたり、演出を追加したりする営業をしなくてはなりません。
時に新郎新婦が必要としてないものでも、自分の営業成績の為には営業しなくてはいけない場面もあります。
営業のノルマがきついことに加え、ウェディングプランナーの華やかなイメージとのギャップに苦しむことが多いです。
その乗り越え方とは?
営業やノルマと考えると、辛くなってしまいますが、考え方をかえましょう。
式場契約は、もし成約した場合は、自分というウェディングプランナーに魅力を感じてもらえたからです。
また、オプション契約も、全部のオプションでなく、これをつけたらよりよい結婚式になるという点を強調しましょう。
営業という仕事に矛盾を感じるかもしれませんが、営業=提案で、その先に感動があるのです。
クレームが多い点
結婚式は思わぬハプニングがつきものです。
例えば、忌み言葉を使ってしまった、配膳ミスがあった等から、照明のイメージが違ったというものもあります。
私の経験では、担当した式のゲストに食物アレルギーがある方がおり、アレルギー対応メニューを提供することが打ち合わせで決まっていました。
厨房とも情報を共有し、配膳担当にも伝えていました。
しかし、実際の配膳を行ったのは、派遣会社のアルバイトでした。
経験不足からか、配膳をミスしてしまい、アレルギーがある方に通常メニューが配られてしまいました。
その時はゲスト本人が気が付かれ、事なきをえましたが、後日花嫁様より強いお叱りをうけました。
厳密には、派遣会社の統括者の責任であり、直接的に私のミスではなかったのですが、新郎新婦にとっての窓口はウェディングプランナーになります。
小さいものは日常茶飯事、大きいものでは訴訟に発展するケースもあるなど、ウェディングプランナーの業務にクレームはつきものといってもいいでしょう。
その乗り越え方とは?
まず、当然ですが分からないことを分からないままにしないということが肝心です。
自分の冠婚葬祭における知識不足からくるクレームは、防げるものです。
自分で知識を補うよう勉強は欠かさないようにしましょう。
またきっと過去にも同様のクレームは起きており、問題となったケースは逐次会社から知らされるはずです。
その時に他人事と思わず、明日は我が身という覚悟で対応を考えましょう。
クレームで最も怖いのは、命や金銭に関することです。
これらについては、外注さんや専門職がいても、自分でも確認をしてみるという意識をもつといいと思います。
そして、大きなクレームになりそうなものは、上司に相談を早目早目に行いましょう。
いつも笑顔で幸せオーラいっぱいでいなくてはいけない点。
ウェディングプランナーは、上記のように体力的精神的にきつい仕事です。
しかし一方では、イメージが大切な仕事でもあります。
幸せを演出する結婚式場に暗い顔をした人がいては、幸せになれる気がしませんものね。
ウェディングプランナーも私生活では、家族の不幸や失恋などもあります。
その時に幸せいっぱいの新郎新婦を前に笑顔でというのは、辛い時もあるものです。
その乗り越え方とは?
プロ根性で乗り越えましょう。
なぜ自分がこの仕事に就こうと思ったか、過去にサポートした新郎新婦の顔を思い出し、乗り越えてください。
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いろいろ試したけれど、やっぱり辞めたい!辞める前にやっておきたいこととは?
上記の通り、5つのきつい部分とその乗り越え方を説明しました。
しかし、そうはいっても、やっぱり精神的にも体力的にもきつい!やめたい!と思う方もいるでしょう。
その前に下のことを少し考えてみてください。
ウェディングプランナーという仕事が嫌なのか、営業や人間関係、給与待遇面が嫌なのかウェディングプランナーの仕事自体が嫌なのであれば、それは辞めるしかありません。
しかし、例えば、オプション営業はいいけど、式場営業が嫌という場合は、式場によっては、最初の契約は専門の営業が行うというところもあります。
そのような会社に転職して、ウェディングプランナーとしてのスキルを高めるやり方もあります。
また、自分の経験やスキルは十分なのに、給与待遇面が不満というケースもあると思います。
その場合、フリーランスのウェディングプランナーになるという独立の手もあります。
厳しい道のりではありますが、有名人、著名人の結婚式を担当する売れっ子ウェディングプランナーの年収は800万になることもあります。
辞めたいとすぐ辞める場合に今の職場でなければ、ウェディングプランナーを続けたいのかということも考えてみましょう。
もし、ウェディングプランナーの仕事が好きなら、勿体ないですからね。
ウエディングプランナーを辞めた後にはどんな仕事がおすすめ?
では、ウェディングプランナー自体を辞めたいという場合は、どんな職種に転職するといいのでしょうか。
ウェディングプランナーの仕事を通じて得たスキルは、他の仕事でも重宝するものばかりですよ。
秘書職
ウェディングプランナーとして培った細やかなサポート能力、スケジュール管理能力、人当たりのよさは、秘書にも求められるものです。
ウェディングプランナーじは、仕事柄冠婚葬祭やマナーの知識も深い為、慶弔関連の業務もお手のものでしょう。
いかに上司が仕事をしやすくするかをサポートする秘書は、結婚式を陰で支えるウェディングプランナーに通じるものがありますね
実際に秘書の仕事を探すときは、こちらの記事を参考に!
ホテルスタッフ
ホテルスタッフとして大切なのは、お客様はいかに気持ちよく笑顔で過ごせるかという点です。
ウェディングプランナーも新郎新婦の笑顔を最大のやりがいとして、業務にあたってきているので共通点があると思います。
接客やマナーが身についているのも、ホテルスタッフに向いていると思う点です。
エステティシャン
技術だけでなく、人を癒す力が求められます。
人をサポートすることにやりがいを感じるウエディングプランナーで培われた気遣い力が生かせると思います。
レストランなどの接客業
細やかな気配り、柔軟な対応力が求められます。
ウェディングプランナーは、老若男女様々な人と関わりがあり、その中でコミュニケーション力も鍛えられています。
マナーや敬語も身についているため、気持ちの良い接客ができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
ウェディングプランナーの辛いところばかりをあげてしまいましたが、勿論やりがいも大きい仕事です。
世の中に数多くの仕事がありますが、感謝され、一生覚えてもらう仕事って少ないのではないでしょうか。
そして一人で営業、企画、現場管理まで行う仕事というのは、他ではなかなかなくて、転職市場でもウェディングプランナーの経験は、役に立つでしょう。
ウェディングプランナーは体力的、精神的に辛いことが多いけれど、社会人としてのスキルを大きく身につけ、人間的にも成長ができる職種なのです。
ウェディングプランナーになりたいと思われる方は、憧れだけで決めるのではなく、このような現実があることをしっかりと考えた上で、就職活動を行うといいでしょう。
また今、きついな、辞めたいなと思うウェディングプランナーの方は、具体的に何が嫌なのかを考えてみましょう。
ウェディングプランナー自体を辞め、異業種に転職するのもありですし、ウェディングプランナーとして他の職場でやっていく方法もあります。
私の経験が皆さんのお役にたてますように!
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