エレベーターガールが向いている人の特徴や必要なスキルについての写真

ひと昔前まで、デパートや百貨店を訪れると必ず目にすることが出来ていたエレベーターガール。

近年百貨店業界が厳しいこともあり、あまり見かけることがなくなってしまいました。

しかし、可愛い制服に身を包み、帽子をかぶって白い手袋をはめ、「上でございます、上へ参ります」と優雅にエレベーターを操作するエレベーターガールに憧れた方も多いのではないでしょうか。

一般的な就職の募集ではあまり見かけることのないエレベーターガールですが、その仕事内容はどのようなものがあるのでしょうか。

そしてどのようなタイプがエレベーターガールとして適しているのでしょうか。

また、エレベーターガールを目指したい場合はどのように就職先を探すのがよいのでしょうか。

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エレベーターガールとはどんな仕事?

エレベーターガールとはどんな仕事でしょうか?

以前はどのデパートや百貨店にもエレベーターガールがいましたが、多くのエレベーターが誰でも操作できるタイプのものになったこと、またすべてのエレベーターにエレベーターガールを配置するほど

人件費に余裕がなくなったからか、最近ではあまり見かけなくなりました。

エレベーターガール基本的にはデパートや百貨店においてエレベーターを操作し、お客様の望む階へご案内する仕事をしています。

場合によってはデパートや百貨店内の簡単な案内をすることもあります。

また、東京タワーやスカイツリーなどの観光スポットでもエレベーターガールを置いている場所もあります。

エレベーターガールの大まかな仕事内容

エレベーターガールの仕事内容は、シフト制で割り当てられた時間に割り当てられたエレベーターの操作をします。

その時間の間は同じ機械で最上階から地下までを何度でも行ったり来たりします。

その間乗車してきたお客様に目的の階数をお聞きし、そこまでの間エレベーターを操作したり、期間中のイベントや催事などのご案内をします。

シフトの時間が終わると、別のエレベーターガールと交代するために待機していたエレベーターガールと交代し、シフトを終えたりまた別のエレベーターに乗車したりします。

エレベーターガールが向いている人の5個の特徴とは?

それではエレベーターガールを目指したいと思っている方は、どのようなタイプであればエレベーターガールが向いているのでしょうか。

エレベーターガールが向いている人の5つの特徴についてみてゆきます。

エレベーターガールが向いている人の特徴1:接客が好きである

接客が好きなカフェ店員

まずは、エレベーターガールは接客業のため接客が好きであることが大前提となります。

毎日そのデパートや百貨店に訪れる大勢のお客様に対し接しなければなりませんので、基本的には人と接することに苦痛を感じたりせず、初対面の人と話すことに抵抗がないことが望ましいでしょう。

場合によっては「ここに行きたいんだけど何階で降りればいいの」であったり、目的階についた後に「このイベントはどこでやっていますか」と聞かれることもあります。

そのお客様に迅速に対応とご案内をしつつも、他の待っているお客様に迷惑をかけないように素早く双方への配慮が出来ることも必要です。

そのためにはまずは人が好きで、人のためにという気持ちを持っている必要があります。

また、困っている人がいた場合には自ら積極的に話しかけることが出来る人であることも向いているタイプといえます。

エレベーターガールが向いている人の特徴2:単純な作業でも前向きに楽しめる

エレベーターガールは毎日エレベーターをひたすら最上階から地下までを延々往復する仕事です。

ある意味究極の単純作業なのですが、この単純作業についても前向きに楽しむことが出来る姿勢を持っているということはとても重要です。

見方を変えれば、ただの単純作業ではなく、毎日一度として同じお客様同士の組み合わせが乗ってくることはない新鮮な職場であるともいえます。

そのように、毎日同じでつまらない、と考えるのではなく考え方を変えて毎日を新鮮な気持ちで迎えることが出来ればエレベーターガールに向いています。

それはお客様にも伝わります。

単純作業だからといって惰性で操作をしていれば、せっかく楽しいわくわくとした気持ちでデパートや百貨店、観光スポットを訪れたのに惰性でつまらなさそうにエレベーターを操作しているエレベーターガールがいたら、それだけで楽しい気持ちが半減してしまいます。

お客様のわくわくした気持ちをさらに盛り上げて、「エレベーターを降りたら何をしよう、どこに行こう」と思ってもらえることがとても大切な仕事です。

エレベーターガールが向いている人の特徴3:オリジナリティを発揮できる

エレベーターガールは基本的には全員が同じ操作、同じ挨拶、同じお辞儀の仕方で統一をされています。

そのため、誰がやっても同じであることが基本的には求められます。

しかしその中でもオリジナリティを発揮することが出来れば仕事は楽しく、さらにお客様から感謝されることが出来ます。

決まった挨拶の最後に本日のおすすめ催事情報を付け加えたり、今日の天気や気温に関する言葉を添えたり、お客様に対して「いってらっしゃいませ」「おつかれさまでした」などねぎらう言葉を付け加えるだけでも「またこの人の操作するエレベーターに乗りたいな」と思ってもらうことができます。

それは自動運転の機械ではなくエレベーターガールとして存在する大きな意味を発揮します。

エレベーターガールが向いている人の特徴4:プラスアルファのサービスが出来る

「オリジナリティを発揮できる」と同じように、エレベーターガールは基本的には決まった対応のみを求められるものです。

お客様もとりたてて特別なことを期待することはありませんが、プラスアルファのサービスが出来るとさらにお客様に喜ばれるエレベーターガールとなり、仕事が楽しく、また職場からも必要とされる存在となります。

ただエレベーターを操作するだけの存在であれば、機械が自動でやってくれるわけですから、エレベーターガールとして存在する意義はこのプラスアルファのサービスが出来ることにあります。

エレベーターを降りてからどちらの方向に行けばいいか迷っている方がいた場合や、何階に自分の目的の場所があるか分からない場合などは、率先してご案内をすることも必要とされます。

エレベーターガールが向いている人の特徴5:英語や外国語を理解できる・話すことが出来る

エレベーターガールが必要とされる観光スポットやデパート、百貨店には多くの外国人観光客が訪れます。

そのような場所を訪れる外国人観光客の方はたいていの場合、自分が目指している場所へのたどり着き方がわからず困ってしまっていることがあります。

そこで、エレベーターガールがご案内をすることが出来ることが望ましいのですが、この時に日本語ではなく外国語、特に英語で話しかけることが出来ると外国人観光客の方も安心してご案内を受けることが出来ます。

あるいは、話すことはできなくても、どこに向かいたいのか、何を困っているのかが理解できるだけでも全然違います。

たとえ、こちらからのご案内はジェスチャーや、絵で図解したものであっても、その「なんとかご案内をしたい」という気持ちは伝わるはずです。

そのような気持ちが伝わるだけでもエレベーターガールとしての存在価値を発揮することが出来ます。

しかし、何を言っているのか・何に困っているのかさえも全く理解できないとなるとお手上げとなってしまいます。

最低限の英語だけでも、理解できるようになっていることが望ましいです。

しかしどうしても英語だけはダメ、でもどうしてもエレベーターガールになりたいという場合はメモ帳と館内案内図の英語版を用意しておきましょう。

指さし確認をするだけでも少しは伝わる可能性があるからです。

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エレベーターガールのスキルを活かせる仕事にはどんなものがある?

それでは、エレベーターガールを経験したのちに、エレベーターガールのスキルや経験を活かせる仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。

エレベーターガールのスキルを活かせる仕事1:受付嬢

受付嬢

デパートや百貨店でのご案内経験があるということであれば、同じ職場での受付嬢へと転身することが可能です。

また、企業などでの受付嬢というポジションもおなじようなスキル・経験を必要とするため適しているといえるでしょう。

一般的な店舗での接客とはまた少し異なり、口調やしぐさなどがさらに優雅であることが求められるところが共通点ですので、エレベーターガールを経験していたことは大きな強みとなることは間違いありません。

エレベーターガールのスキルを活かせる仕事2:駅のご案内係

同じように、駅でのご案内係もエレベーターガールのスキルや経験を活かせます。

初めて訪れたわかりにくい場所でのご案内という、ただの道案内よりも高度な「分かりやすく丁寧に説明する」スキルが求められる仕事です。

また自ら率先して困っている人に声をかけるタイミングを見計らうことや、時に外国人観光客の方に対してもご案内が必要であるなど、エレベーターガールで培われた「物おじせずに話しかけてお役にたちたいと思う」ことが生かされる仕事です。

エレベーターガールのスキルを活かせる仕事3:チケット販売

エレベーターガールのスキルや経験を活かせるものとしては観光スポットや映画館などのチケット販売の仕事も挙げられます。

機械的に単純作業をこなしつつも、お客様の状況やお困りごとに合わせて臨機応変に対応し、ご案内もするという部分では共通しています。

お客様の人数や希望される状況に応じ、最もお得な買い合わせのご提案をしたり、場内のご案内をするなど、素早くご希望に沿うためのスキルはエレベーターガールのスキルや経験を活かせる仕事です。

これからエレベーターガールの仕事をはじめるには、どうしたらいい?

ここまでお読み頂いて、自分はきっとエレベーターガールに向いていそうだからエレベーターガールにチャレンジしてみたい!

仕事をはじめてみたいという方は

どうすればよいのでしょうか。

エレベーターガールの仕事で就職するために

エレベーターガールは年々導入する場所も減ってきているのは事実です。

そこでまずはエレベーターガールがいる場所を探してみましょう。

東京タワーやスカイツリーなどの観光スポットであるタワー系はいまでも多くのエレベーターガールが存在しています。

また、デパートや百貨店でも人数は少ないですが、複数台あるエレベーターのうち1台だけエレベーターガールがいるところもあります。

その観光スポットやデパート、百貨店との直接契約の場合もあれば、派遣企業を介しての就職となる場合がありますし、正社員で募集している場合とアルバイトのみの募集の場合がありますので、まずは働いてみたい場所にエレベーターガールとして働きたい旨を問い合わせをしてみましょう。

資格は必要?

基本的には資格は必要がありません。

エレベーターに関する資格では昇降機等検査員という国土交通省が発行しているものがありますが、さすがにエレベーターガールが日々の昇降機検査まで要求されることはありません。

緊急時に備え、持っているに越したことはありませんが、保有していなくとも全く問題はなく、万が一の場合でもエレベーターには非常ボタンがついており外部との通話が出来ますので問題ありません。

必要なスキルや経験は?

それではエレベーターガールに必要なスキルや経験はあるのでしょうか。

エレベーターガールが向いている5つの特徴でもお話しした内容が備わっていることは大切ですが、これを裏付けるための経験があるとアピールが出来ます。

例えば学生時代に、接客業をしていた経験があったり、イベント会場でのご案内や会場整理などの経験があれば即戦力となることが期待できます。

また、観光スポットやデパート、百貨店では外国人観光客の方が訪れる機会がとても多いので、英語やその他外国語が話せることはとても大きな強みとなります。

海外に留学していた経験があることや、TOEICの点数、英会話を習っているなどの外国語スキルは積極的にアピールをすることが出来ます。

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まとめ

エレベーターガールの仕事内容や向いているタイプについてみてまいりました。

近年とても人数が減ってしまっているエレベーターガールですが、素敵な制服に優雅な身のこなし、困っているお客様のお役にたてるエレベーターガールという仕事はとても魅力的です。

接客の経験や、外国語のスキル、また自分らしいオリジナリティを発揮することが出来れば、数が減っている中でも活躍をすることが出来るはずです!

採用の募集を見つけることが少し難しいかもしれませんが、運よく募集をしていたら自信をもって応募してみてください!

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