今や街に根付き私たちの身近にあるファーストフード。

アルバイト求人誌やアルバイト募集サイトなどを見ると、未経験者大歓迎!などと書かれているファーストフード求人が多くあります。

未経験でもアルバイトが初めての方でも大丈夫なファーストフードの仕事。

とは言え、ハンバーガーを作ってお客様に売るという単純な仕事ばかりではないのです。

今回は、実際の経験を含めた内容を盛り込みながら、ファーストフードの仕事について紹介しましょう。

実際にアルバイトを始めるときに、少しでも参考になるような内容で紹介します。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)

ファーストフードの4個の業務とは?

ファーストフードの職種の中で代表的なのは、作って売ることです。

しかも早さと正確さも求められるのがこの仕事の醍醐味と言えるでしょう。

そんな中でも実際にはいくつもの職種があります。

外からは見えないようなこともファーストフードの仕事なのです。

お客様を接客するカウンターの仕事

ファーストフード店に入ったら、まずは「いらっしゃいませ!」と出迎えられます。

このお出迎えから、カウンターの仕事は始まっています。

単に挨拶と思われるかもしれませんが、実はこの挨拶でお店の印象が決まってしまうとも言えるほど大事な一歩なのです。

カウンターの接客次第で、次回またそのお客様が来てくれるかどうかが決まると言っても過言ではありません。

挨拶が終わったら、実際に注文を受けます。

大抵のファーストフード店では、お召し上がりかお持ち帰りかを伺いながら、お客様を接客します。

もちろん、マニュアルのような物は存在するのですが、慣れてきたらアドリブも効かせて大丈夫です。

例を挙げると、コーヒー一杯のお客様にお持ち帰りかと伺うのはナンセンスですので、さりげなくお渡しするなど自分なりの機転を利かせながら接客が行えるようになると、仕事自体も楽しくなってきます。

ハンバーガーを作る厨房作業

ハンバーガーを作る厨房作業ももちろん欠かせません。

そんなに重要ではないとも思われがちですが、ファーストフード店では、できたてのハンバーガーをお客様に提供することが売り上げに繋がるのは言うまでもありません。

カウンターでの接客とは違い、マニュアルを遵守して作ることが重要な仕事です。

慣れてくるとだんだんスピードもついてくるので、焦らずに、最初は確実に手順を覚えることが重要なポイントです。

一通り頭に入ってくると、その分仕事も楽しくなってきます。

客席の清掃

客席の清掃。

やはり、客席も疎かにできないのが飲食店の宿命です。

この清掃は、カウンターのアルバイトが主に担当します。

テーブルや椅子を清掃して、床のごみ清掃、トイレの清掃、ごみ箱のごみ交換など意外と客席での仕事は多いです。

最近では、シルバーの方を客席清掃専門として採用しているお店もあります。

ファーストフード店のアルバイトの年齢層が幅広いのはこのようなことが一つの要因です。

シルバーの方のほうが長年の経験を活かして、様々なことに気が付いてくれる面もあります。

客席での仕事に少しずつ慣れてくると、お客様とコミュニケーションを取れるようになってきたりして、だんだん楽しくなってくるでしょう。

マネージャー

その業態によって違いが多少はあるかもしれませんが、アルバイトでもマネージャーに抜擢されることもあります。

もちろん、日ごろの働きぶりが大きな評価のポイントの一つになるわけですが、時給も一気に上がります。

それだけ責任も増えることになるのですが、あなたにもチャンスがあれば是非やっておいた方が良いでしょう。

あなたが学生なら、就職活動の面接の際に大きなアピールポイントになります。

実はこのような経験は、面接担当者の方に対して学校の成績よりもアピールポイントとなるようです。

やはり、チームを見て判断し決断を下しながら店長の片腕となるわけですから、そのまま会社に入っても活躍しやすいのです。

経験者が紹介!ファーストフードの仕事内容とは?!

さて、職種についてはある程度イメージしていただけたでしょうか。

ここからは、更にファーストフード店で働くことをイメージしやすくするために、ハンバーガーを作って売るという仕事以外の仕事についても紹介していきましょう。

イベントを企画して、お客様と楽しむ仕事

クリスマスや、最近ではハロウィンなど、時期に沿ってお客様と楽しめるイベントを行うファーストフード店もあります。

その会社のキャラクターを使ってのイベントなどです。

アルバイトの方々が主体的に企画して行うイベントによって、他の飲食店では楽しめない経験をお客様にしてもらうことで、そのお店のファンになってもらうことが狙いです。

予算なども決めながら、計画・実行をすることで、アルバイトの方々のそのお店に対する帰属意識を増やしていくことができます。

夏は草刈り、冬は雪かきや店舗の機器のメンテナンス

店舗のメンテナンスも大事な仕事です。

植栽の手入れは、コストを削減するためにアルバイトにお願いすることが増えています。

自分たちでできることは自分たちのお店で行うことで、そのお店に対する愛着もわくというアルバイトの方もいます。

そして、ここでも活躍してくれるのがシルバーの方々です。

ご自身の経験も豊富ですので、中には業者さんよりも上手なことがあります。

また、機器のメンテナンスもマニュアルがあり、その通りやればできるようになっています。

それぞれの機械も実は単純な作業でチェックできるものが多いのです。

店舗の資材の発注、シフト管理

お店の運営に欠かせないシフト管理や資材管理も、アルバイトマネージャーに任せているお店もあります。

比較的売り上げが低いお店では、アルバイトが主体となって運営していることが多く、むしろ店舗に慣れている現場に近いアルバイトが管理したほうが上手くいくことも多いのです。

もちろんここまでくると経験や知識も相当必要になってくるため、それだけ信頼や責任感がある方が抜擢されて行います。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)

ファーストフードの仕事はどんな人に向いている?ファーストフードに向いている人の3個の特徴とは?

ファーストフードの仕事に向いているのはどんな人でしょう。

話好きな人

ファーストフードの仕事で重要なのはチームワークだと書きましたが、チームワークを保つには、一定のコミュニケーションが必要となるシチュエーションが多く出てきます。

このような場合において、話好きな人だとチームワークも取りやすくなり、他のメンバーとも円滑に仕事を行うことができます。

人と関わるのが好きな人

人と関わることが好きな人も、ファーストフードの仕事に向いていると言えるでしょう。

お客様と接したり、他のメンバーと接したりすることで成り立つ仕事です。

工場などのような機械相手ではなく、人と関わりながら行っていくので、必要不可欠な要素となってくるでしょう。

空気が読める人

空気が読める、場の雰囲気が読める人も、この仕事に向いている人だと言えるでしょう。

日々スピードを求められるのがファーストフードの仕事です。

このような場面ではもちろんコミュニケーションも大切ですが、場の雰囲気をある程度読めるということも重要と言えるでしょう。

なぜこのような感性が必要なのでしょうか?

やはり、そこにはチームワークが欠かせないからです。

難しく考える必要はありませんが、隣のメンバーの動きを見て判断できることが必要となってきます。

空気が読める=判断力がある人と言い換えても良いのかもしれません。

逆にファーストフードの仕事に向いていない人の特徴は?

逆にファーストフードの仕事に向いていない人はこんな人です。

あくまでも個人的な経験からの意見ですので、全てが当てはまるわけではありません。

参考程度に見てくださると幸いです。

マイペースな人

自分の行動はマイペースだと感じる方は、この仕事には向いていないかもしれません。

周囲のスピードに合わせて商品を作りお客様に提供するのがファーストフードのお仕事です。

自分の動きに周りのメンバーが合わせてくれるわけではありません。

あくまでも自分が周りの動きに合わせ、流れにのって仕事を行うので、マイぺースに仕事をしたい人には向いていないかもしれません。

短時間しか働けない人

もちろんお店の形態にもよりますが短時間のシフトでしか働けない人は仕事を覚えることが難しいです。

毎日やることは決まっていても、日々お客様の流れは違います。

その時間に本当に必要な人を配置してシフトを組み立てるため、短時間で、更にその時間でしか働けないということになれば、シフトが組みにくくなるため除外されてしまうことも多々あります。

日本語が話せない人

言葉の壁というのは、仕事をする上で大きな障害になります。

例えば、留学生で日本語がほとんど理解できないレベルの人であれば、やはり難しいというのが現状です。

片言で日本語が通じるレベルならまだしも、ほとんど日本語が話せない人にとっては難しい職場となります。

ファーストフードの仕事で活かせる経験

ファーストフードの仕事で生かせる経験についてはいったいどのようなものがあるのでしょうか。

具体的にどのような経験が活かせるのかを紹介していきましょう。

接客の経験

言うまでもなく、接客業には非常に有効です。

接客業と一言で言っても様々な職種がある中で、ファーストフードだからこそという経験が活かせます。

それは、スピードです。

スピードが勝負なファーストフードでの仕事に対して、他の接客業では、スピードよりも丁寧さが求められます。

その仕事のスタイルにもよりますが、様々なお客様の応対を行うので、ファーストフードでの経験を活かすことができます。

何かを教える経験

人をトレーニングするという経験も活かせるでしょう。

新人がアルバイトとして働く時は、大抵の場合先輩のアルバイトがトレーニングします。

トレーニングする上ではマニュアルも必要ですが、コミュニケーションを取ることも必要となります。

相手の緊張をほぐしながら適度なトレーニングを行えるかどうかは、トレーナー次第です。

そんな経験はきっと今後の社会人生活にも活かせるでしょう。

その後のキャリアについて

ファーストフードでアルバイトした後のキャリアアップの道。

意外にも様々なキャリアアップが望めます。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

ファーストフードの経験は、意外と教師など「人に何かを教える」という職種にも活かせるようです。

このアルバイトを続ける魅力の一つは人と接することに強くなることだと言っているアルバイトも多くいます。

お客様に接することでもそうですが、トレーニングしたり、逆に教えられたりなどの人との関わりの経験が、教師の仕事にも活かせるようです。

そのまま飲食の道に進むこともできる。

やはり、ダイレクトに活かせるキャリアアップと言えば、飲食店経営の道です。

そのままお店のアルバイトから正社員になるという道もあれば、他の飲食店を経営する道に進むこともできます。

経営的な要素も必要ですが、現場の仕事を経験しておくというのは、非常に強みになると思います。

まとめ

いかがでしたか。

ファーストフードでは、働く経験に応じてステップアップできる仕事もあれば、雑用的な仕事もあります。

それぞれの得意を活かしてアルバイトできる数少ないお仕事の一つです。

あなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)