派遣会社に登録し仕事を探していると、必ず出会うのがその地域のデパートで働く仕事です。

特に地下一階、いわゆるデパ地下と呼ばれる食品を取り扱うフロアでの仕事は派遣社員も多く働いており、年間を通して仕事を見つけることができます。

デパートの仕事は、その他の食品量販店やショッピングモールの仕事に比べると厳しく、大変なこともありますが時給は比較的良く、この先も役に立つ振る舞いや接客スキルを身につけることができます。

今回はデパ地下の派遣の仕事に注目してお話をしていきましょう。

デパ地下派遣の仕事とはどんな仕事?

デパ地下派遣の主な仕事は「接客販売」です。

仕事時間のほとんどをお客様に直接接する「接客」に当てます。

毎日違うお客様がいらっしゃるので、ご要望にあった商品を選んでおすすめをしたり、その場面に合った梱包を施して商品を販売するのがメインの仕事です。

特にデパートはお客様とお話をする機会が多く、普通の小売業よりも丁寧な言葉づかいで洗練された振る舞いが求められる職種です。

「百貨店だからある程度の要望も通るはず」と考えているお客様が多く、ご要望に合わせて柔軟に対応しなければいけない仕事でもあります。

デパ地下派遣の大まかな仕事内容

デパ地下派遣の大まかな仕事内容を見ていきましょう。

デパ地下派遣は、「派遣だから」と言って仕事内容を制限されることはほとんどありません。

デパートに出店している企業の正社員は一人だけで、残りのスタッフは全員派遣社員と言うことも珍しくありません。

派遣でも責任感を持ってしっかり働きたいと言う方にぴったりの職種です。

メインとなるのは接客販売ですが、その他発注作業や納品作業、商品の管理、レジの管理、清掃、会社とのやり取りやデパート側とのやり取りなどの仕事もこなします。

現在ではパソコンを使って商品管理をしているお店も多く、ある程度のパソコンスキルがあれば重宝されることでしょう。

デパ地下派遣が向いている人の5個の特徴とは?

続いてデパ地下派遣に向いている人の特徴を見ていきましょう。

特別なスキルが必要なく誰でもある程度はこなすことのできる仕事ではありますが、向き不向きは確実に存在します。

向いていない人からしてみれば、デパ地下派遣で働くのは大きなストレスを抱えることになってしまいます。

働き始める前に向いているのかいないのか、落ち着いて判断をしましょう。

コミュニケーション能力のある人

デパ地下はその他小売店と違い、お客様との会話を求められることが多いです。

どんな商品を探しているのか、何に使おうとしているのか、熨斗の有無やその熨斗の種類などお客様それぞれのご要望に合わせて商品を選びお渡しします。

会話が必要となる仕事ですからコミュニケーション能力は絶対に必要です。

他愛のない世間話が繰り広げられることも少なくありません。

お客様との会話を楽しめる人や聞き上手な人が向いている仕事です。

人見知りをしない人

人見知りをしていては仕事になりません。

何度も来てくれる常連のお客様も確かに存在しますが、ほとんどが一見さんです。

初めてのお客様にも臆することなく声をかけ、自社の商品をすすめる人懐っこさが必要です。

繁忙期にはそれぞれの店の前に立ち、大きな声を出して呼び込みをする場合もあります。

プロ意識の高い人

実はデパ地下販売員という仕事は、手を抜こうと思うとどこまででも手を抜けてしまう仕事です。

お客様の呼び込みも行わなければいけないと言う規定はありませんし、接客に関しても必要最小限のことを伝えればそれで済んでしまいます。

お客様に失礼のないように振る舞うと言うのは特に難しいことではないので、簡単な商品説明とレジ、あとは商品発注や清掃のみで終わらせようと思えば終わらせることも可能な仕事です。

だからこそプロ意識の高い人でないといけません。

接客販売のプロになると言う意識の持ち主がデパ地下販売員には向いています。

立ち仕事に慣れている人

デパ地下派遣の仕事は一日約9時間拘束の8時間労働である場合がほとんどです。

就業時間中はもちろん立ちっぱなしは当たり前、加えてスニーカーなどではなくパンプス着用が義務付けられていることが多い職種です。

立ち仕事に慣れていない方は、それだけで疲れてしまうでしょう。

納品作業時は重い荷物を持ち運びすることも多く、健康で体力のある方でないと務まりません。

同僚と良い関係を保てる人

デパ地下は女性の多い職場です。

女性の多い職場は特有のやりにくさを感じる方もいるでしょう。

仕事自体はそれほど大変ではありませんが、人間関係を良好に保つことが難しかったりします。

同僚たちとはある程度の距離を取り、良い関係を築ける人が向いている職種です。

デパ地下派遣が向いていない人の5個の特徴とは?

続いて逆にデパ地下販売員に向いていない人の特徴を見ていきましょう。

接客が好きではない人

デパ地下販売員として働こうと思っても、接客が苦手であったり好きではない人にはおすすめできません。

接客は苦手な人でも慣れることである程度こなせるようになりますが、やはり表情が硬いままであったり上手に購入に繋げられなかったりと言った壁にぶつかります。

本当に接客が好きなデパ販売員は常に明るい表情をしており、お客様から見ても話しかけやすい雰囲気の人が多いです。

感情が顔に出る人

デパートには毎日たくさんのお客様がご来店します。

中には難しい要求をする方もいますし、商品の返品を求めてご来店される方もいます。

そんなトラブルに出くわした時に、感情が顔に出てしまうようでは務まりません。

私的な感情を表に出さず、適切に対応できる人でなければデパ地下販売員には向きません。

また、どんなに忙しい時でも常に笑顔で丁寧な接客を心がけることができる人でないといけません。

忙しいからと言う理由で投げやりな接客をしてしまうとクレームに繋がります。

強引な接客を好む人

ぐいぐいおすすめするタイプの接客を好む人もデパ地下販売員には向きません。

デパートは上品で感じの良い接客が必要で、お客様も高い接客レベルを求めてご来店されます。

のんびり見て回りたいお客様に対して強引に商品をおすすめすると、「あそこのお店の店員は強引すぎる」とクレームにも繋がりかねません。

あくまでもお客様主体で、必要とされる情報を自然にお伝えできる人がデパ地下販売員向きです。

声の小さい人

デパ地下はたくさんのお店が集まっているため声が小さいとまったく聞こえません。

デパート内部は放送もありますし、音楽もかかっていますので決して静かな空間ではありませんので、はっきりと聞こえやすい声で話すことが重要です。

体力のない人

立ち仕事であることに加え、商品の納品作業などにも体力を使います。

重いものを運ぶ仕事もあるのであまりに体力のない方も向きません。

デパ地下派遣の仕事経験は、その後どんな職種・仕事に活かせる?

デパ地下で派遣として働いた経験を活かせる仕事はたくさんあります。

経験値を積んだ後はその他の業種でも大きな壁にぶつかることなく仕事をこなしていけるでしょう。

あらゆる接客販売

デパ地下販売員としてのスキルを身に着けた後は、あらゆる接客販売業に対応することができるでしょう。

接客販売は「慣れ」と「心遣い」が重要です。

デパ地下は特に「心遣い」の部分を鍛えることができる職種ですので、扱う商品が違っても基本的な接客スキルは身に付いていると考えられます。

ショッピングモールはもちろん、食料品店やアパレル関係など接客を必要とするあらゆる職種で経験を活かせます。

営業

デパ地下販売員から営業職に転職する人も多くいます。

日々お客様とコミュニケーションを取りながら商品をおすすめした経験は営業職にぴったりです。

ホテル業

デパ地下販売員を経験し、接客が好きだと思った方の中には次にホテル業に転職する方もいます。

ホテルも「心遣い」と「おもてなし」が必要な職種ですから、販売員としてのスキルを活かせる職種です。

派遣の仕事の中には宿泊業も数多くあるので、同じ派遣会社からホテル業へと進む人もいます。

飲食業

飲食店のホール業務に就く方もいます。

飲食店はデパ地下とはまた違い、スピードも求められる仕事ではありますが接客と言う部分では同じです。

気持ちよく食事をしてもらうことを目的とする仕事と気持ちよくお買い物をしてもらうことを目的とする仕事とは似通った部分が多く、経験を活かして働くことができるでしょう。

これからデパ地下派遣の仕事をはじめるには、どうしたらいい?

これからデパ地下派遣の仕事を始めてみようと思っている方に、その仕事の探し方や必要なスキルや経験をご紹介しましょう。

デパ地下派遣の仕事を探すためには?

まずは接客販売に強い派遣会社に登録をしましょう。

大手の派遣会社であれば接客販売の仕事は多数求人が出ていますが、特に「テンプスタッフ」や「スタッフサービス」と言った派遣会社は接客販売業に強い派遣会社です。

また、デパートは関連会社への派遣を中心とした独自の派遣会社を持っていますので、デパ地下で働く際にはそちらにも登録しておくことをおすすめします。

必要なスキルや経験は?

デパ地下派遣として働く際、必ずしも必要なスキルや経験は特にありません。

しかし、以前も何らかの接客業に従事していた人や営業として働いていた方は仕事に慣れるスピードが違います。

初めて接客業に挑戦する方はその旨を派遣会社に伝えましょう。

初めてだから応募できないと言うことはありません。

本当にある!こんな派遣先

デパ地下では本当にたくさんの人が働いています。

たくさんの人が働いているので、中には自分の価値観でははかりきれない販売員もとても多く、信じられないような経験をすることもありました。

続いては実際に私が経験した信じられない出来事をご紹介していきましょう。

皆さんがこんな派遣先に当たらないことを祈るばかりです。

正社員が不真面目

デパ地下派遣は正社員と派遣社員の仕事内容に線引きがないことが多く、正社員が不真面目であれば派遣に全ての仕事が回ってくることもあります。

本当に良くない例ですが、私が働いていたデパ地下のとある企業は、正社員が仕事に対する責任感がなく、月に一度会社に提出する報告書の作成や商品の発注など、誰がやったか明確に分からない仕事を、全て派遣であるその他スタッフにやらせていました。

接客が好きでしたので仕事自体に不満はありませんでしたが、正社員が遅刻をしてきても出勤時間になったらタイムカードを押してほしいと言われた事がきっかけで、契約の更新を断ったと言う経験があります。

誰でもトラブルの元になることは避けたいですよね。

でもこんな派遣先は本当に稀で、周りのお店の正社員たちは真面目に働いています。

正社員が一人もいない!

「接客販売業は大変」と言うイメージからか、常に人手が不足しているお店も少なくありません。

販売員を全て自社の正社員ではなく、派遣社員に頼っていると言うところもあります。

派遣社員からしてみると正社員が一人も所属していないと言うのは不安ですし、頼れる人がいないと言うのは大きなストレスになります。

正社員がいるのかいないのか、所属しているならそのデパートに何人いるのかは事前に確認することをおすすめします。

正社員が出入り禁止になった!

デパートはお店のイメージを守るために、クレームの対象になることの多い販売員や、何か大きな問題を起こした販売員を出入り禁止にすることがあります。

ある日突然何の予告もなく正社員が入れ替わることもありますが、それはほとんどの場合デパート側から正社員が「出入り禁止」を言い渡されたことが原因です。

デパ地下派遣を続けるなら、正社員には頼り切らず自分でお店を切り盛りするくらいの気持ちを持っていても良いでしょう。

まとめ

今回はデパ地下で働く派遣社員にスポットを当ててお話をしました。

接客業はお客様ひとりひとりに合わせた商品を選んだり、感謝の言葉をかけて頂いた時にとてもやりがいを感じる仕事です。

販売経験のある方はもちろん、販売をやってみたい方もぜひ応募しましょう。

未経験でも始めやすいのがデパ地下派遣の良いところでもありますから、気後れする必要はありません。

感じよく接客でき、さらに商品を売り込むことのできる販売員を目指しましょう。


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