印刷業界の中で、DTPオペレーターはとても重要な仕事です。

印刷物のデザインをするのはデザイナーなので、DTPオペレーターの仕事はなかなか世にも認識されづらいです。

ただ、この仕事は、1つのミスで全ての印刷がやり直しといったことも多いため責任重大な仕事です。

陰ながら印刷を支えているかっこいい仕事でもあるDTPオペレーターの仕事ですが、そんな中、やめたい!

という方も中には出てきます。

今回はどんな理由で辞めたいと思うのか、ご紹介していきたいと思います。

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基本的なDTPオペレーターの仕事内容

デザイナーやクライアントから受けたデータデザインを、印刷できる状態まで仕上げるという仕事です。

DTPソフトを使ったパソコン作業になります。

基本的にはインデザインを使って文字に誤りがないか、文章はおかしくないかなどのチェックをし、必要であればイラストレーターやフォトショップなどを使ってデータを直していきます。

1つでもミスや誤りがあれば、その印刷物はゴミになってしまうため、とても根気のいる仕事です。

また、ひとつでもミスが許されない仕事のため、集中力と誤った文章なのか正しいのかを判断できることが最も重要です。

DTPオペレーターを辞めたいと思うの11個の理由とは?

責任重大で、とてもやりがいのあるDTPオペレーター。

しかし仕事をしていく中で、ふとやめたいと思うときがあります。

自分の興味の移り変わりや会社への不満、人それぞれ仕事をしていくと感じるものがあります。

どんなものがあるのでしょうか?

それでは見ていきましょう。

DTPオペレーターそのものが合っていない

会社に入ってDTPオペレーターとして働いてみたものの、思い描いていたものと違った、という人は多いようです。

パソコンに座り、ひたすら印刷用データを作り上げていく作業はとても地道で過酷です。

その繰り返す作業が退屈であったり、自らなにかを作り上げたいと思いはじめた場合に、このDTPオペレーターが合っていないと感じるようです。

そしてこの仕事は、好きでないと続けられない仕事です。

その理由として、毎日この地道な作業と向き合っていかなくてはいけないということが挙げられます。

パソコンに向かっていることが好きな人や、黙々と作業をすることを得意とする方が向いています。

精神疲労

DTPオペレーターの仕事は、常に納期との戦いです。

データのチェックや印刷物ができるまでの行程を毎日繰り返すので、精神的にも追い詰められてしまいます。

たまに気分転換などをして、リフレッシュをすると良いのですがなかなかそうもいかないのが現実です。

そのため、少しずつ精神的に疲労してしまい、会社を辞めざるを得なくなるケースも珍しくないです。

業務過多

デザイナーやクライアントからデータが来てから仕事を始めるのですが、その際に、必要な画像データが足りなかったり、データに不備があり直さなくてはいけなかったりなど、スムーズに仕事が進まないときも多いです。

また、先方からデータは来たものの、いまいちどう仕上げるかの説明がされていなくて、それを確認したりといった作業もしなくてはいけない場合もあるので、その分仕事量が増えます。

そしてDTPオペレーターに負担が増えてしまう場合があり仕事が辛いと感じる人もいます。

また、営業がDTPオペレーターの仕事がどのくらいの作業量でどのくらい時間がかかるものなのかを把握していないことも多く、すぐ終わるだろうと最短で納期を設定してしまいDTPオペレーターの残業時間が多くなるといったケースもあります。

業務過多にならないためにも、こちらから自分のキャパに合ったDTPオペレーターの仕事を出して貰うと良いでしょう。

他の業務も任される

DTPオペレーターの仕事とはまた別に、業務を頼まれることもあります。

電話応対やちょっとしたデザイン直しなど、自分の担当する仕事以外も任されてしまうというケースもあります。

月曜日の朝なんかは、電話が鳴り響いて仕事にならない、それに付け加えて、ちょっとしたデザインの直し業務も任されてしまう。

電話の対応をするだけで、午前中が過ぎてしまうこともあるため、その分帰るのも遅くなってしまいます。

また、たまにデザインの直しを任されることもあるけれど、直したら1度担当者に確認を取るなどの手間があり、少しの時間だけといえど負担がかかります。

自分の仕事兼何かを任せるといったスタイルも会社によってはあるため、DTPオペレーターの仕事に一日中集中できないといった点で辞めたいと感じる人がいるようです。

給料が少ない

仕事量が多く、残業ばかりなのに対して、給料が少ないという理由も挙げられます。

基本的にDTPオペレーターは給料が少ないといったケースも多く、DTPオペレーターになりたくてやっと採用されて喜んだのもつかの間、給与が少なく生活できるのもやっとの状態。

DTPオペレーターに憧れて会社に入っても、いつまでも同じ給料だとモチベーションも上がりませんよね。

営業やクライアントが制作時間を把握できていない

DTPオペレーターの作業は、すぐにできるものだと勘違いして納期がとても早く設定してあることもあります。

なるべく早く印刷したいとお客様も思っているため、なるべく早くほしいと言われると営業も最短に設定しがちで、DTPオペレーターは納期に追われます。

そういったいつもどのように作業しているのかを他の担当が理解していないことはよくあることで、いつも必死に作業を進めて納期に間に合わせてるため、担当者もお客様もそれでできるんだと勘違いしてしまっているということもあるようです。

仕事環境の悪さ

作業する部屋に印刷機が置いてある会社もあります。

夏は印刷機が暑くなって動かなくなってしまうためエアコンをガンガンにつけて仕事をします。

冬はその逆で、寒くて印刷機が温まらないと動かないため部屋を暖めます。

そんなこともあってか、夏は寒いし冬は暖かくしているため外の気温差が激しく、体調を崩す人もいます。

機械のためとはいえど、他の事務所や外へ出る際に気温差が激しいと身体にもすごく悪いですよね。

そういった健康面に悪い影響が出る部屋で作業をするといった会社も少なくないです。

将来性に不安を感じた

今は身体も健康で大丈夫だけれど、将来こんなに過酷な仕事を続けていられるだろうか?

若いころはガツガツ仕事に取り組んでいたけれど、年齢を重ねるにつれて辛くなってきたという声もしばしば聞こえてきます。

また、30歳になるとデザイナーへと転身する人も多いのは、この体力的な部分が大きな要因のようです。

ふといつまで自分はこの仕事をしているんだろうかという不安に感じた方は、心配せず続けてください。

機会を狙っていつでもデザイナーへと転身することも可能ですので、できる限りこの仕事を続けることで次へのステップアップのためだと思っていてください。

DTP業界の今後が気になってきた

昨今は、WEB業界に印刷業界は取られてしまうのではないかと気になる人も増えてきました。

しかし、書籍は昔も今も変わらず増え続けているのでその心配はないでしょう。

昔は「写植」という仕事がありパソコンで卓上出版するという、DTP技術が開発されてからはめっきり無くなってしまった職種がありますが、DTP技術はまだまだ、なくならず、今後も活躍していける職種と言えます。

自分の時間がとれない

仕事のある日は遅くまで残業もあるため、休日は疲れて寝て終わってしまう人もいるようです。

自分の時間がないのもそうですが、将来結婚をしようと考えていたり結婚をしていると、なかなか家族の時間がとれません。

自分はもちろんのこと、周りからも辞めたほうがいいんじゃないかと心配をかけられることもあります。

仕事のマンネリ化

大きくまとめてしまうと、DTPオペレーターの仕事は、慣れてしまうといつも同じような作業だなぁと感じることがあります。

デザインや印刷物の内容が多少変わったとしても、する内容が同じだとモチベーションが上がらず下がってしまいます。

常に新しいことをするといった職種ではないため、やる気が続かないという人もいます。

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経験者が語る!辞めたいと思っている人に考えてみてほしいこと

DTPオペレーターの仕事に携わっていると、ふとこの仕事を辞めたいと感じる時期が遅かれ早かれやってくるときがあります。

そんなときにすぐに辞めてしまうのではなく、1つ1つじっくりと自分と向き合って見てください。

自分の一時的な感情の中での辞めたい何か、またはずっと感じてきた辞めたいという決断なのかによって、答えや改善点が変わってきます。

そうした中でわたしが経験してきたからこそわかる、考えて見てほしいことをいくつかご紹介していきます。

辞めないと解決できない問題なのか

例えば仕事が忙しくて鬱にまでなりかけていたり、もしくはノイローゼ気味になってしまって健康を害するまで至ってしまった場合は、辞めるとその悩みはすぐに解決するできるでしょう。

しかし、ただ単に疲れたから、結婚をして寿退社をしたい人は少しよく考え直してください。

今の会社を辞めたら解決する問題なのか

辞めたい理由は、会社の社内環境が悪いことでしょうか。

それとも、人間関係が上手くいかないからなのでしょうか。

まずは辞めたい具体的な理由を全てあげてみることが大事です。

その中で自分が1番辞めたい理由としてあげた答えこそが、辞めたら解決するか否かの答えになります。

まずは、今の職場が自分に合っているか、こちらから相談してみると良いでしょう。

成長の一環として考える

キャリアを積むという意味では、印刷業界の中でDTPオペレーターの仕事はとても必要な仕事の1つです。

DTPオペレータの仕事をする際には、インデザインはもちろん、イラストレーターやフォトショップが扱えなくてはできない仕事です。

よって、DTPオペレーターに限らずとも、最低限の知識からプロが持っている知識を1から学べるといった点に関していえば、他の仕事を探すことになったとしても、手に職があるということでとても有利になります。

将来はこうなりたいという目標がまだなくても、この業界に携わることがしたいということであれば、成長の一環として見ても良いと思います。

DTPデザイナーへの転職

デザイナーやクライアントから日頃デザインデータを受け取っているので、色々なデザインを目にすると思います。

そしてデータを印刷できる状態まで仕上げている際にデータの作られ方もなんとなくですが理解してきます。

ただ印刷できるデータに仕上げるだけでは物足りなくなり、デザインに興味を持つ人も中にはいます。

その中でDTPデザイナーへと転職をすることは、普段から印刷をする際にはこうしたほうがいいなどの知識も多く蓄えため、採用する側からしたら、とても強みになるので興味を持たれるでしょう。

経験したからこそ使える知識は自分にとっても会社にとっても大きな強みになるのです。

ターニングポイントを決める

数年後にはこうなって、その数年後にはこうなっていたいという、自分の将来設計を決めるということです。

ずっとDTPオペレーターとして働いていくのは体力的にも難しいと言われていて、歳をとってからいざデザイナーをやりたいと思っても、若い人たちに囲まれてその中で1からデザイナーへ転身するのは少し勇気がいります。

そこで自分のターニングポイントをあらかじめ決めておくということをお勧めします。

ターニングポイントを決めておくことで、仕事もメリハリがつきますし、辞めたいなぁと感じながら仕事をすることも無くなります。

あと1年で転身、または転職を考えているから全ての力を出し切ろうという気力も起きますし、自分の成長が著しく変わります。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

自分にじっくり向き合って出した答えは見つかりましたか?

辞めたいと感じることは、もしかすると、自分が大きく成長する第一歩なのかもしれません。

辞めて自分はこうしたいんだ!

という強い意志や、思いっきって違う道へと進んでいくという考えが人それぞれ出てくると思います。

ただ、DTPオレペーターとして働いていきたことは決して無駄ではなかったということは忘れないでください。

印刷ができる状態にするまでの行程や知識があるだけで、他の仕事に生かすことも可能ですし、その忍耐力や責任ある仕事をこなす力は、どの仕事に就いても、きっと生かすことができるでしょう。


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