誰しも仕事を始めるときは何かしらの目的を持っていることと思います。

始める動機は人それぞれかと思いますが、働いていく内に業務で手一杯になり本来の目的が分からなくなる人も少なくありません。

そんな人は実際働いても長続きをしていないのが事実。

やるからにはやりがいを常に持って働くこと、そして辞めるタイミングが来た時に「やっていて良かった!」と思えるような仕事になっているとベストですね。

 

私は学生時代うどん屋で4年間働いていたのですが、やって良かったなと思うことが多く、またとても良い職場でした。

今回は私の経験を基に、うどん屋のホール業務のやりがいや身についたことについて、それぞれの項目に分けてお伝えしていきたいと思います。

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私はこんな所でうどん屋のアルバイトをしていました

市街地から離れた場所にある路面店のローカルチェーン店

私が働いていたうどん屋は人通りの多い駅から車で30分程度の所でしたが、中心市街地に続いている国道に面したお店だったので比較的お客様の出入りは多かったように思います。

しかしそのお店から車で10分しない所にかの有名な全国チェーンのうどん屋があったため、決して行列ができるほどの人気店ではなく常連のお客様が一定数いるようなゆったりしたローカルチェン店でした。。

それでも、近くに小さな商業施設があったので土日はお買い物帰りの人たちがどっと来るピークタイムがありました。

客層も若い人は少なく、家族連れやご老人、近くのお店などで従事している人たちが多かったような所です。

うどん屋アルバイトの仕事内容

私の働いていたうどん屋では、アルバイトは主にホール、パートの主婦さんや社員さんが主にキッチンを担当していました。

ここでは、ホール業務に絞ってお伝えします!

掃除

開店前に簡単にフロアとテーブルの掃除を行い、店舗内を準備します。

キッチンは仕込みに入るのでホール全般の掃除はアルバイトが受け持ちます。

暖簾をかけたり道路沿いに旗を出したり、駐車場の掃除も簡単に行い店舗まわりの環境を整えます。

メニューの準備

平日であれば日替わり定食があるので、そのメニューと入り口の日替わり定食のボードの設置を行います。

季節限定メニューなどがあれば、メニューの差し替えなども随時行っていきます。

テーブルの調味料、箸類の準備

メニューの準備と並行して、テーブルに設置されている箸や爪楊枝の補充、一味などの調味料の補充を行います。

それらはランチ後にはかなり減ることもあるので、オープン前にしっかり補充しておきます。

お客様の席への案内と水の配膳

開店後、お客様が来店されたら席の案内を簡単に行い、着席に合わせて水の配膳を行います。

同時にオーダーを取ることもありますが、そうでない場合は後ほどお伺いする旨を伝えます。

オーダーを取る

お客様から呼ばれたらオーダーを取りに向かいます。

私が勤めていた店舗では紙伝票を使っていたので手書きで記入を行っていました。

昨今は飲食業界のIT化も進んでいるので、電子端末でオーダーを取る所が増えてきていますね。

お客様からいただいたオーダーをキッチンへ伝達し、ホール担当はお盆やサイドメニュー(おにぎり、いなりなど)のセットを行います。

また、アルコールを提供するお店ではホールがドリンクを作る場合もあります。

配膳

うどんやその他の料理が完成したら、素早くお客様に配膳を行います。

うどんやそばなどは案外冷めやすく伸びやすいので、どんなに混雑していてもまずは配膳を行うことが大切です。

レジ会計

レジ会計はバーコードなどはなかったので全て番号で手打ち入力します。

計算ミスをしないようにしっかり声に出しながら行います。

私が勤めていた店舗では、お子様セットにおもちゃの引き換えくじが付いていたので、該当するお子様にプレゼントを選んでもらうタイミングもお会計時に行っていました。

後片付け

お客様の退店後にテーブルの後片付けを行います。

お盆を下げ、次のお客様のためにテーブルを拭き、お子様が座っていた椅子の片づけとメニュー表の整頓まで行います。

お客様の待ちがある場合はテキパキとスピーディーに行う必要があります。

また、お店によってはお皿洗いもホールが担当する場合もあります。

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うどん屋アルバイトの時給は?

ここで気になるのが給料ですが、正直言って飲食業界の給料相場はかなり安価です。

深夜の居酒屋が多少高いくらいではないでしょうか。

額面的に高いと感じても、業務と給与が見合っていないような気もします。

それを覚悟の上で、だと思いますが、働き出すととても楽しいのが飲食の魅力です。

私が働いていた店舗は当時の最低賃金より若干高い程度で時給750円。

地方の郊外だったのでこれくらいが妥当かと思います。

ただ全国チェーン店や商業施設に入っているうどん屋はある程度給与はしっかりしているようで、都心部などでは時給1,000円程度の所もいくつかあるようです。

また、ニューオープンのオープニングスタッフも給与が高めに設定されているので狙い目です。

居酒屋業態に近い深夜営業をしているうどん屋になると深夜手当がつくことがあるので、稼ぎたい方であれば勤務時間に注目して見るのが良いでしょう。

うどん屋アルバイトをやっていて良かったこと3つ

私がうどん屋でアルバイトをしていたのは4年間です。

今でもアルバイトして良かったなと思う職場でした。

以下に、うどん屋でアルバイトをして良かったと感じることをご紹介します。

賄いが付いている

なんと言っても賄いがあるのが飲食店の良いところです。

シフトの時間にもよりますが、必ず賄いが食べられます。

うどんやそばはもちろん、サイドメニューのサラダ、かしわご飯、お漬物、いなり寿司も食べられました。

大学生の私にとって一食分の食費が浮くのはとてもありがたかったです。

ただ結構お腹いっぱいになるので、始業前の賄いはちょっと苦しいこともありました。

基本的な社会マナーが学べた

私にとっての初めてのアルバイトだったため、社会人マナーを身につけられたのはこのうどん屋でのお仕事のおかげでした。

基本的な敬語、お客様からお金をいただくことの重要さを教えてもらいました。

また自ら率先して仕事する姿勢も、当時一緒に働いていた先輩から教わりました。

常に受け身の姿勢だった学生時代の私でしたが、突っ立っているだけではダメだということを教えてもらいました。

悩みを相談できる人生の先輩に出会える

学校とは違い、年齢も様々な方がいます。

かなり年上の方もいらっしゃるので、子供のように可愛がってくれます。

一番仲の良い先輩は一回り以上年上の方でしたが、学校のことも恋愛のことも、くだらないことも相談ができました。

今でも連絡を取ったり、お店に行ったりするほど仲の良い人に出会えてとても良かったなと思います。

うどん屋アルバイトで身についたこんなスキル

私がうどん屋のホールで4年間働いていた中で身についたスキルをご紹介します。

決して就活に大きく役立つスキルがつくわけではありませんが、社会に出る上では多くのことを学べたと思います。

接客・対人力

日々多くの方が来店されるので、自然と対人能力が身につきます。

また基本的な敬語もここで習得ができたように思います。

笑顔や歩き方一つがお店の印象に直結するのでだらだら仕事をしてはいけないこと、お客様には笑顔で言葉ははっきりと発言しないといけないことなど、基本的な対人マナーを学ぶには充分な現場だと思います。

マルチタスクをこなす力

ホール業務と言えど覚える業務内容は様々です。

前述したように守備範囲が広いため接客以外のことも覚えていかなければならず、また次から次にすべきことが変わるので、複数の業務を瞬時に優先順位をつけて進行していくことが求められます。

チームワーク

一つのうどんをお客様のもとに提供するまでに様々なチームワークが必要となります。

お客様のご案内、オーダーをとった後にお席に案内すること、キッチンのスピードを見ながらお盆やサイドメニューの準備を行い、冷めない内にお客様へうどんを提供、レジを誰が行い、次のお客様を通すための準備を別のスタッフが行ったり…。

細やかな連携プレーでスムーズにお客様がお食事を楽しめるようにお店全体が一体となって行っています。

誰かがぼんやりしてしまうと混雑時にはお客様をスムーズに案内できなかったり注文ミスに繋がってしまうので一人一人が意識を持って働ける現場だと思います。

うどん屋アルバイトのデメリット

これまではうどん屋でのアルバイトに対してのメリットを主に紹介しました。

だた良いことばかりでもないのがお仕事ですよね。

もちろんこの仕事にもデメリットがあるのでそちらもご紹介します。

どの仕事も必ずデメリットはつきもの。

特に飲食店はサービス業であるため、シフト制になるのは否めないかと思います。

そのほかにもいくつかデメリットがあるので、これを踏まえて決めてみるのも良いかもしれませんね。

給料が安い

飲食店の中でも定食屋など昼間のお仕事は居酒屋に比べると給料が低いことがデメリットでしょう。

居酒屋だと深夜手当だったり、1組あたりの人数が定食屋などとは違うため、給料は高めに設定されている所が多いでしょう。

昼間の働きやすい時間に働けるものの、給料が低いのは稼ぎたい方にとってはデメリットかと思います。

時々シフトの変更がある

シフト制で組まれるため、自分が出勤ではない日に急にお願いが来たり、忙しさによっては残業をお願いされることもしばしば…。

特に年末の年越しシーズンになると忙しくなるのがうどん屋の特徴なので、残業をお願いされることは覚悟しておいたほうが良いかもしれませんね。

夏場は暑い

うどん屋はフライヤー、ゆで釜の湯、食洗器の影響で夏場はかなり暑く、体力勝負です。

お化粧も汗と熱気で落ちてしまいます。

そして、夏場のうどん屋は水分補給何よりも大切です。

うどん屋アルバイトはこんな人におすすめです!

上に挙げたメリット・デメリットと私のうどん屋でのアルバイト経験を踏まえ、このような方であればおすすめできると思った人を挙げていきます。

働く店舗にもよりますが基本的には温厚な人が多いかと思うので、大体の方は馴染めるのではないでしょうか。

未経験でアルバイトに挑戦したい人

業務内容としては比較的楽で簡単なものが多いため、アルバイトが初めての学生さんも始めやすいでしょう。

店舗にもよりますが、先輩が業務を教えてくださる所がほとんどだと思います。

居酒屋さんほど提供するメニューも多くないので、業務量としては飲食店の中でも馴染みやすいのではないでしょうか。

元気がある人

これは基本中の基本ですが、笑顔ではっきりと物事を伝えられる元気な方は楽しんで仕事ができるでしょう。

飲食店での基本は接客態度です。

これが悪いと美味しいはずのうどんもすっかり不味くなってしまいます。

笑顔で「いらっしゃいませ!」、元気に「ありがとうございます!」が言える方なら、お客様からもスタッフからも愛される人になれるでしょう。

人に感謝ができる人

来てくださったお客様はもちろんですが、一緒に働いている仲間にも感謝ができる人はとても重宝されます。

自分のミスをカバーしてくれたり、分からないことを教えてくれたり…。

仲間がいるからお店が成り立っており、自分が働けている環境にしっかりと感謝できることがとても大切です。

まとめ

うどん屋に4年間勤めた私の視点で、うどん屋で働いて良かったことについてご紹介致しました。

働きがい、時給、メリットやデメリットなどは店舗によって異なりますが、大体のお店のホール業務としての内容は同じかと思いますので、アルバイト初心者の方にとってはとても働きやすい環境だと思います。

私自身、このうどん屋での経験があったからこそ別のアルバイトも同時に楽しむことができ、接客に興味を持てたのもこの仕事のおかげだと思っています。

元気の良さと笑顔を存分に活かせる仕事なので、気になっている方は求人情報をチェックしてみてくださいね!!

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