町中に乱立しているドラッグストア。

海外旅行者からの需要が増え、事業も拡大傾向です。

今後もたくさんの求人がありそうな業界ですね。

今回は、そんなドラッグストアの仕事内容、やりがいをご紹介いたします。

ドラッグストアの大まかな仕事内容

ドラッグストアの仕事内容は、商品を店内に並べる品出し、お会計をするレジ打ち、商品をお客様にご説明する接客、商品を注文する発注、この4つが主となります。

ドラッグストアの仕事は大きく4個の役割に分けられる

品出し

品出しとは、店内に商品を並べることです。

裏のストックルームから段ボールに入った商品を持ってきて並べます。

この仕事は基本的にはお店のオープン前、午前中の早い時間から順次行います。

また、商品が時間とともに品薄になってくると、手が空いている人が商品を追加します。

季節ものの商品を店頭に出す等、売り場づくりをするのもこの仕事です。

売り場づくりはドラッグストアにとって顧客獲得に最重要となりますので、神経を使います。

お客様の目を引く陳列にすることがコツです。

ドラッグストアの社員はPOP文字という特殊な文字を訓練しており、その文字を使ってお客様の目に留まる煽り文句を書いて設置することによって、自分の陳列を目立たせます。

お店がオープンし、お客様がお買い物をされると、陳列に乱れができますよね。

その乱れを直すことも品出しの1部です。

商品の表面が見えるよう、そろえて並べることを「フェイスアップ」といいます。

レジ打ち

お客様が購入される商品をレジに通してお会計する仕事です。

他のスーパー等と同じく、レジを通して袋詰めするのが基本的な業務ですが、実はドラッグストアのレジ打ちは、その他のレジ打ちより大変です。

それは、お客様が購入される商品を1点1点確認し、類似の商品で自店でおすすめしているものがあれば、そちらを売り込む営業をかけなければならないからです。

「こちらの商品よりこちらの商品の方が、効能は同じですがお値段が安いですよ~」という風に、別のものに代えてもらえるようおすすめします。

自店でおすすめしている商品の売り上げが自身のノルマ達成につながるので、がんばらなければなりません。

価格の安いものをおすすめする時はまだいいですが、価格の高い商品に代えていただきたい時は大変です。

その商品について学習し、そちらを使うメリットを熱弁しなければなりません。

ただのレジ打ちと思うなかれ、けっこう頭を使うのです。

また、ドラッグストアのレジ打ちの特徴として、カード払いが多いこと、チラシの差し込みをしなければならないこと、外国人客がとても多いことがあげられます。

カード払いが多いと覚えなければならない操作が増えます。

チラシの差し込みがあると、レジ打ちの際の作業が増えます。

外国人客が多い店舗では、英語の接客が求められる場面があります。

これらをした経験がある方には始めやすいかもしれません。

接客

接客とは、お客様からの商品やお薬についてのご質問にお答えする業務です。

似たような商品がたくさんあるドラッグストアだからこそ、お客様はどの商品を選んだらよいか迷われます。

その時、この商品はここが優れているのでおすすめですよ、と声をかけることができれば、そこにビジネスチャンスが生まれます。

店舗の売り上げを伸ばすための大事な業務と言えます。

この接客という業務を完璧にこなすには、相当な知識量とコミュニケーション能力、それから経験が必要です。

よって、ドラッグストアの社員になる人は、登録販売者という、薬のプロフェッショナルの資格を取る必要があります。

もともと募集要件に登録販売者の資格を持っているもの、もしくは筆記試験に受かったもの、と記載してあることが多いです。

この登録販売者という資格は、薬局以外の場所で薬を販売することを許される資格です。

筆記試験合格プラス3年の実務経験で取ることができます。

ドラッグストアでの勤務経験が実務経験としてみなされますので、ドラッグストアでアルバイトをしていて、いずれは社員を目指している方はぜひ取得してください。

発注

発注とは、次に販売したい商品や、現在不足している商品を仕入れる業務です。

発注は基本的にパソコンで行います。

1つ1つの商品の売れ行きをチェックし、この先どのくらいの個数あれば足りるか、余らないかよく考えて注文します。

コンビニ等で大量に同じ商品が売られているのを見たことがありますでしょうか。

あれは発注のミスです。

ミスをすると大きな損害になりますから、発注は慎重に行います。

店内に出ずに別室で行う人も多いです。

ドラッグストアにはかなり多くの商品がありますので、単純に商品の多さの分だけ時間が余分にかかります。

大々的に売り出したい商品や、季節のおすすめ商品は、自分で棚づくりをすることも考えて発注するのでさらに大変です。

どのくらい動くかわからない新商品を、ぴったりの数だけ発注するには経験とセンスが必要です。

品出しの3個の業務

陳列

商品を段ボール箱から出し、並べる業務です。

ドラッグストアは商品の数が多いため、大変な作業です。

店舗の裏にストックルームがありますが、たくさんの段ボールの中から目当ての商品を探し出すのは苦労します。

売り場づくり

日焼け止め等の季節の商品や、TVCMで宣伝しているような売り出したい商品を、大々的にPRするために、店頭に上手に配置する業務です。

山高く盛ってみたり、派手なPOPを設置したりして、お客様に目を留めてもらえるよう、魅力的な売り場づくりにすることが大事です。

フェイスアップ

店内の商品はお客様が購入されると陳列が乱れます。

それを随時チェックし、お客様が買いやすいようにパッケージをお客様側に向けて並びなおす作業です。

フェイスアップが定期的になされている店舗は、商品が目に留まりやすく、丁寧な仕事をしている印象を与えます。

逆にできていない店舗は品薄に見えますし、雑な店舗だと思われてしまいます。

こういう細かいことが小売り店にとって地味に大事ですよね。

レジ打ちの4個の業務

お会計

お客様が購入される商品をお会計する業務です。

今は自動計算のレジが増えましたから、導入してある店舗ではお金の渡し間違いがなくていいですよね。

ドラッグストアあるあるとして、商品が小さすぎてカゴに入っていることを見落としてしまい、入れ忘れるというミスがあります。

ドラッグストアでお仕事をする際は気をつけましょう。

おすすめ商品の声かけ

商品を購入のお客様に、その店舗が特におすすめしている商品をおすすめする業務です。

特に似たような商品を購入されるお客様には積極的にお声かけします。

ドラッグストア店員には売り上げノルマがあるため、声かけはかなりがんばらねばなりません。

ちらしの差し込み

セール時等、チラシを打ちますので、それをレジ打ちの空き時間に折り曲げておき、お客様に商品を渡す際に一緒に袋に入れるという業務です。

慣れないころは忘れがちです。

レジ周り商品の補充

ドラッグストアはレジ後ろに薬品コーナーがあることが多いです。

よって薬品コーナーの補充はレジ打ちの業務の間にすることが多くなります。

また、ビニール袋等のレジでの消耗品の品出しもこの時にします。

接客の2個の業務

商品のおすすめ

店内にいらっしゃるお客様に商品のおすすめをします。

どれを購入するか迷っていらっしゃるお客様に助言をさせていただくこともあれば、自分の店舗で推している商品をおすすめすることもあります。

どちらも商品に関する知識をたくさん持ち合わせている必要がありますし、接客のノウハウも必要です。

難しい業務ですが、ノルマ達成につながるので、積極的に取り組みたい業務です。

商品の疑問に回答

お客様からの商品についての疑問に回答したり、商品の使い方をご説明差し上げたりする業務です。

商品のことについて詳しく知っておく必要があり、難しい業務です。

発注の2個の業務

現在ある商品の補充

売り上げを見ながら現在取り扱っている商品の追加発注をかけます。

取り扱っている商品が多ければ多いほど時間がかかります。

店に利益を出すためには、ちょうどなくなる数を発注しなければならないので、頭を使います。

新商品の仕入れ

新たに発売される商品を発注します。

現在取り扱っている商品と違って、どれだけ売れるかが未知数ですので、難しい発注になります。

TVやSNSの情報に敏感に反応できるようにしておく必要があります。

ドラッグストアの仕事の良いところ

やりがいを感じるポイント

ドラッグストアの店員は、薬のプロフェッショナルでありながら、小売業のプロフェッショナルでもなければなりません。

なので、2つの面からやりがいを感じるのです。

お客様に商品をうまく説明することができた時

ドラッグストアの仕事は、次々に発売される新商品について、絶えず学習し続けることが重要です。

そうするためには忙しい中に学習する時間をとらねばならず、プライベートを削ることも。

しかし、そこまでして学んだからこそ、お客様の前で十分な商品解説ができるのです。

「なるほど、では今回はこれを買ってみるわね。」と言っていただけると、努力が報われます。

ノルマを達成できた時

ドラッグストアの店員は重い売り上げノルマを課せられます。

ベテラン店員でもノルマ達成にはなかなか苦労します。

販売したい商品のメリットを学習し、それを買いにきたのではないお客様に対して積極的に声かけをし、納得して購入していただかないといけないからです。

商品の説明が不十分で、帰宅して使ってみたら思ったようにいかなかった、となればクレームにも発展しますので、生半可な気持ちではおすすめできません。

それにお客様の側から見ても、急いでいる時に営業をかけられると迷惑だなと思いますし、この店舗にはもう来ないようにしようと予防線を張られることもあります。

それでもめげずにたくさんのお客様にお声かけすることが、ノルマ達成につながります。

ノルマ達成は自分の努力の証ですので、ノルマ達成表をみるとやりがいを感じます。

発注がうまくいったとき

新商品の発注は、売り上げデータがないため、どれだけ売れるか予測がつきません。

メーカーからもらう商品説明パンフレットや、発注時にみることができる商品情報のみをもとにして発注する必要があります。

センスと経験で判断するしかないのですが、失敗したら処理できない在庫を抱えることになってしまうため、責任は重大です。

そんな商品がうまく売り上げて、在庫も発注した分ぴったりだった、ということがあれば、大きな満足感を得ることができます。

面白いポイント 

働かないとわからない、ドラッグストア店員の意外なおもしろさについてご紹介いたします。

外国人のお客様とのふれあい

ドラッグストアに勤めていると、たくさんの色んな国のお客様と出会うことができます。

特に中国からの観光でいらっしゃっているお客様が多いです。

本当に爆買いされますので、長時間店舗に滞在し、はじからはじまで見ていかれます。

爆買いを目の前で見ることができるって、ちょっとレアですよね。

特に腹痛薬、頭痛薬はとても人気で、箱でいくつも買われます。

日本人のお客様相手ではそんなにたくさんの商品がどっと無くなるという体験をしませんから、ワクワクしますし、中国ではこういう商品が好まれるのか、と勉強になります。

他の国の方も同様です。

日ごろ店内をうろついていても目に留めない商品をレジに持って来られたりするので、どこにあったのだろう?と思うこともしばしば。

意外な異文化交流を楽しめるという面白さがあります。

新商品をいち早く知ることができる

商品をおすすめする立場にあるため、商品について先に学習する必要があります。

ドラッグストアでは発注をかける時に、その商品がどんな商品であるか、世に出る前に知ることができます。

特に化粧品関連のものは情報を先取りできると嬉しいですし、店頭に出したら一瞬でなくなる商品も取り置きしてもらえます。

これは大きなうまみと言えるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、ドラッグストアの仕事内容と、やりがいについてご紹介いたしました。

忙しくてつらい仕事というイメージのあるドラッグストアですが、実際やってみると、同じ小売り業のコンビニやスーパーでは感じられない面白さがあります。

ノルマ達成等、目に見える成果がある方がやる気が出る方には特におすすめしたい仕事です。

アルバイトとして働いても楽しい仕事なので、ぜひ求人に応募してみてください。


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