映画やドラマの中で、役者さんたちがオシャレなバーでお酒を飲んでいるシーンはとても画になりますが、その中で映るバーテンダーというのも格好良く見えたりしますよね。
誰でも少しぐらいはそんなバーテンダーという職業に憧れを持った経験があるかと思います。
これからバーテンダーという道に進みたいと思っている方や、少し興味があるという方のために、ここでは「バーテンダー」としての第一歩となるバーでのアルバイト求人についてご紹介していきたいと思います。
筆者は高校を卒業後すぐにバーテンダーのアルバイトをはじめ、都内のバーをいくつか渡り歩いて修行した後に東京で独立開業をした経験がありますので、リアルな現場の声をお届けできるかと思います。
現在は飲食関係の会社も運営しており、様々なタイプのバーを熟知しています。
ぜひバーテンダーのアルバイトを始める際にご参考にしてもらえればと思います。
チェックしていってくださいね。
自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)
バーテンダーのおおまかな仕事内容
おおまかな仕事内容
バーテンダーの主な仕事としては、お酒を作る以外にもお客さんと話をしたり、時には料理も作ったりします。
飲食店におけるプロフェッショナルとして成長できるのがバーテンダーのお仕事です。
また、店内のBGMを任されたりもしますので、そういった部分の知識も求められる現場です。
アルバイトはバーでどういう役割を求められる?
バーの中でバーテンダーというのは「止まり木」の役割です。
お客さんの日ごろの疲れを癒す一杯を作り、様々な会話の中で相手のストレスを解消させていくというのが仕事の大部分を占めています。
特に必要なのは「居心地の良い空間づくり」を心がけること。
バーというのは非日常的な空間の中に安らぎを求めるお客さんが大半です。
しかし、一人一人求めるサービスは違いますので、そうした中ではとにかく相手の気持ちを理解する努力が不可欠となってきます。
バーにはどんな種類があるの?
バーには用途や趣味、好きなお酒などによって様々なタイプのお店があります。
一人で飲みたいのか、友達やパートナーと飲みたいのか。
はたまた料理を楽しみながらの1杯なのか、純粋にお酒の味を楽しみたいための1杯なのか。
そういったニーズの中で細分化されてきたバーの種類の数々をご紹介していきますので、バーでアルバイトを考えているあなたの参考になればと思います。
バーの種類1:オーセンティックバー
オーセンティックというのは「正統派な」という意味があり、バーの中で一番クラシックでヨーロッパスタイルのお店となります。
店内は比較的静かなBGMが流れ、落ち着いたトーンの会話が楽しまれるような場所ですね。
料金設定も他と比べてやや高めのところが多く、酔うためにアルコールを飲むというより、1杯のカクテルなどのお酒を嗜好品として楽しむというイメージです。
バーの種類2:ショットバー
ショットバーというのはとても古くからあるタイプのバーの形です。
「ショット」という言葉はお酒を計る際に使われる単位の一つで、「1ショット=30ml」を表しています。
これはお酒をちゃんと「1ショット入れていますよ」というバーからのアピールから始まったとされています。
昔はお酒が貴重な時代でしたから、お店側からすると少しでも注ぐお酒を少なくして儲けを出そうとする悪いところもありました。
そうするとお客さんからの不満も積もりトラブルの原因ともなるので、明確なお酒の量を計るためにメジャーカップが使われるようになり、その単位がショットとなっていったわけです。
ちなみにメジャーカップは構造上、砂時計のような形をしていて上下両方でお酒が計れます。
片方が「ショット=30ml」で、もう片方が「ジガー=45ml」となります。
かつてはジガーバーというタイプのお店もありましたが、現在ではあまり見かけなくなりましたね。
こうした解釈のもとで、たまに聞く「ウイスキー、ダブルで」のようなときは1ショット×2ということで60mlのお酒を注ぐということになります。
オールドスタイルなお店が多く、店主のこだわりが詰まった店舗ばかりで様々な特徴を持っています。
バーの種類3:スタンディングバー
いわゆる「立ち飲みスタイル」のバーです。
音楽を楽しむクラブやスポーツなどを楽しむパブのお店で採用されている形ですね。
待ち合わせの前の空いている時間にちょっと立ち寄ったり、帰宅前に軽く1杯~2杯という方も多く、比較的ライトなタイプのバーです。
昔は短時間の利用が多かったですが、最近では長時間楽しめるように様々な工夫をしているお店も多く、料理なども豊富に揃えている店舗もあります。
バーの種類4:ダイニングバー
「ダイニング」の名前の通り、料理が豊富で専門店顔負けのクオリティーが特徴です。
バーテンダーとしてだけではなく料理も勉強できて、比較的バー未経験の方でも働きやすい環境だと言えます。
求められる仕事もバーテンダー、ホールスタッフ、キッチンスタッフとありますので、飲食店の基礎を学べる場所ですね。
最近のバーでは大半がこのダイニングバーの形式と言って良いでしょう。
ダイニングバーではお酒の種類も多種多様で、バーの入門編としても活用されるタイプのお店です。
バーの種類5:ジャズバーやレゲエバーなど音楽を楽しむバー
バーにおいてお酒や料理と並んで重要視されるのが、店内でかかっている音楽です。
お店の雰囲気と選ばれた音楽がマッチしている空間はそれだけで非日常になり、お客さんのお気に入りとなる要素となります。
そうした中でジャズやレゲエなど音楽に特化したお店がミュージックバーのジャンルに分類され、かかる音楽の種類でバーの冠が変わります。
中には特定の歌手の歌が延々かかっているお店もあり、熱烈なファン御用達として親しまれているお店もあります。
バーの種類6:ダーツバーやゲームバーなど遊べるバー
バーの中でアミューズメント型のタイプが「ダーツバー」や「プールバー」といったお店です。
ダーツバーは名前の通りダーツのマシーンが置いてありますし、プールバーというのはビリヤードを楽しむお店の総称です。
お客さんと一緒にバーテンダーなどの店員もゲームを楽しむことがあり、働いている内になかなかの腕前になるのも特徴ですね。
1年ほどで大体の人に勝てるようになります。
趣味を増やしたい、もともとダーツやビリヤードが好きという方にはおすすめのバーかもしれません。
最近では「ゲームバー」の名前の通り、昔のファミコンやレトロなゲーム機を置いているお店もあります。
小学生などの小さい頃を思い出せる貴重な場所としても愛されていますね。
バーの種類7:日本酒バーやワインバーなど特定のお酒を専門とするバー
特定のお酒に特化した専門的なバーもあります。
「ワインバー」や「焼酎バー」などが代表的ですが、「地酒バル」など近年は更に事細かく分かれていて店舗ごとの特色が分かりやすいタイプのバーとなっています。
ワインであれば「シャンパンバー」、焼酎であれば「芋焼酎バー」などというのもあり、ますますそのこだわりが強くなっています。
店主のこだわりが強く、またそのお酒に合った一品料理やおつまみがあるのも特徴です。
自分が好きなお酒に囲まれて働くという環境はとても特殊でやりがいのある現場です。
お酒がとにかく好きという方にはおすすめの職場と言えますね。
自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)
バーテンダーでよくある募集内容とは?
ここでは、バーテンダーのアルバイトとしてよくある募集内容を項目ごとに詳しく見ていきたいと思います。
気になる収入面や労働環境などを実際の経験をもとに解説しますので参考になるかと思います。
給与相場
バーテンダーのアルバイトでは、時給1,000円〜1,500円といったところが相場となります。
フルタイムで入った場合は月給で18万円から25万円といったところでしょうか。
ちなみに経験者であれば、これ以上の収入も見込めますね。
また、働くバーの経営母体によっても金額は変わってきます。
私が実際に働いていた東京・銀座や丸の内のレストランバーやダイニングバーでは時給に対して1日8時間以上を超過した分に法定規則に則った25%アップ分が加算されました。
更に深夜勤務手当ても25%アップと給料の面で手厚く高待遇のところでしたので、20代半ばで月給が30万円前後と、比較的同世代より収入が良かったようにも感じます。
こういったところも実際にありますので、アルバイトで高収入を目指す方にも魅力的な一面を持っているのがバーという職場ですね。
勤務時間や休日、残業
アルバイトであれば、だいたい自分で希望の労働時間を決められます。
毎日がっつり入って仕事を早く覚えたいとか収入を増やしたいというニーズにも対応していますし、週末だけ働きたいという希望にも沿える環境かと思います。
残業という概念は特にありませんが、お店が混んでいるときなどには「あと1時間働いてくれない?」と要請されることもあります。
もちろん自分の都合や予定によって判断できますので、無理強いされるということはありません。
ただ、やはりそういった突発的なことに対応していくことで、良い意味として「使い勝手が良いスタッフ」と判断・認識され、時給アップにも繋がるケースが多いと言えるでしょう。
福利厚生
バーではアルバイトに対して基本的には福利厚生というものは用意されていないところがほとんどです。
前述したような私が働いていた経営母体が大きい所ですと、アルバイトに対しても社会保険完備といったケースもあります。
ちなみにアルバイトやパートで社会保険を受けられる条件は以下の通りです。
- 週の所定労働時間が20時間以上であること
- 賃金月額が月8.8万円以上、年収で106万円以上であること
- 勤務先の従業員数が501名以上で厚生年金の被保険者数が同数を越えている
- 1年以上の勤務が見込まれている、または1年以上の勤務実績がある
- 学生ではないこと(一部夜間学校や定時制の学生に対しては例外もあり)
こういった条件をクリアしていれば例えアルバイトであっても厚生年金や健康保険への加入が可能となります。
バーテンダーとして応募する際には採用条件や企業情報をしっかり確認することが大事ですね。
勤務場所
まず、バーで働いていて異動や転勤というのは基本的にありません。
バーというのは多店舗展開しづらい業種なので、採用された場所でずっと働くこととなります。
更にバーでの継続した勤務年数というのは他の飲食店に比べて長めで、長い方だと10年以上同じバーで働くケースもあります。
これはバーという場所が、「お店でお客さんを呼んでいるのもあるけれど、そのバーテンダーに対してお客さんが付く」ということが営業の大前提のようになっているからです。
そのため、お店側からしても良い人材は手放したくありませんし、働いているバーテンダーも来てくれているお客さんのために長期間勤務することとなり、それが通例となっている部分が大きいからだと思います。
筆者は逆にどんどん新しい知識を求めたいと思うタイプでしたので、ひとつのバーで働く期間は2年と決めて働いていました。
実際こういうタイプのバーテンダーも多く存在します、
求められる人物像
バーテンダーというのは第一に勤勉でなくては務まりません。
もちろんお酒に対する知識もそうですが、お客さんへの接客のために日々新しい会話の引き出しを増やすために、ニュースや時事ネタをチェックしたりしています。
そういった部分で、何事に対してもアンテナを張り、気になったことは自分で調べるという「マメ」な姿勢がとても大事になってきます。
そしてできれば明るく人とのコミュニケーションを楽しめる方が現場では求められます。
最初は誰でも未経験ですから、経験云々よりかは前向きで素直な人が採用側からすると欲しい人物像と言えるでしょう。
必要なスキルや資格、経験、そして面接する側の本音
必要な資格は特にありませんが、もちろんバーでの経験があるに越したことはありません。
ただ、変なクセが付いてしまっているバーテンダーより未経験者を好むバーのオーナーも多いので、未経験というのがデメリットとは一概には言えませんね。
私も独立してから何人かのスタッフを面接し採用してきましたが、どちらかというと未経験者の方が教えやすい部分がありました。
これは経験者と言っても、「バーテンダーとしてどこまでを知っていて、なにが出来るのか」というところが実際のところ分かりませんので、正直どちらも未完成の人材ならば、未経験者の方が0から教えられお店のカラーを伝えやすいという明確なメリットがあります。
雇用する側として一番困るのは、どの仕事でもそうだと思いますが、「前の職場ではこうしてました」という人なんです。
バーテンダーというのは頑固な性格の人もいて、自分の仕事にプライドを持っているパターンが多々あります。
もちろんそれは大事なことですが、前の職場と現在働いているところは環境が違うということを広く認識できないタイプのバーテンダーは扱いに困り、その大半が実際は大した仕事ができない人となります。
これは何故かと言いますと、バーテンダーという仕事は最初にご説明した通り「相手の気持ちを理解する」というのが本当に大事なのです。
つまり、そのホスピタリティー精神の上で成り立つ職業であるにも関わらず、「前の職場では~」となってしまうバーテンダーは、こちらの意図している考えや仕事を汲み取れない、結果として相手(お客さん)のことを理解できない人、ということに繋がるわけですね。
もし経験者の方が次の店舗のアルバイトの面接を考えている場合は、こうしたバーテンダーとしての前提条件を念頭に応募してみてくださいね。
バーテンダーの求人の探し方・選び方おすすめポイント
せっかくバーテンダーという仕事に興味を持ったわけですから、そこには何かしらの理由や目標があると思います。
ここでは、タイプ別に分けて、どういったところで働いた方が良いか?バーの選び方のポイントは?という疑問にお答えしていきたいと思います。
初めてバーで働くなら
未経験で初めてバーというところで働きたいと思っているあなたにはダイニングバータイプのお店をおすすめします。
バーの広さといった規模感もある程度あり、飲食店で働くための基礎をじっくり学べる環境のダイニングバーはバーテンダー未経験者でも安心して働けるお店だと思います。
また、未経験だけどダーツやビリヤードもちょっと勉強してみたいという方はアミューズメント型のバーもおすすめです。
敷居も比較的高くなくライトな労働環境なので、お客さんとも馴染みやすいです。
もちろんダーツやビリヤードといった共通の趣味を持っている点も含まれますから楽しくバーテンダーとしての知識や経験を積めると思いますよ。
高級なバーや専門のバーで働きたいなら
バーテンダーとして専門性を求めて将来は独立を考えている方であれば、オーセンティックバーや好きなお酒の種類のお店で働くことが良いかと思います。
ハードルは高いですが、その分そこで培われる技術や知識はかけがえのない財産となりますから、「いつか自分のお店を開きたい」というモチベーションの高い方であれば、アルバイトであってもその環境を充分活かせるはずです。
正直、未経験の状態から高級店やオーセンティックバーで働くのは本当に大変ですが、その分スキルアップのスピードは他のタイプのお店と比べて段違いです。
更にしっかりとした基礎があるバーテンダーはどこにいっても重宝されますから、転職の際にも有利に働くことは間違いありません。
また「好きこそものの上手なれ」という言葉の通り、自分が興味ある分野というのは仕事の覚えも早く、例え厳しい労働環境であったとしても苦にならないことでしょう。
私も一番最初に働いたところは、オーセンティックバーとまではいかないもののしっかりとした基礎を重視するお店だったので、最初は厳しかったです。
しかし、後々仕事に慣れて他のお店に移るときにその基礎力が非常に役に立ち、それがとても大切なことと再認識したのをよく覚えています。
カジュアルな若者向けバーで働きたいなら
オシャレさやカジュアルなところを求めるのであれば、スポーツバーなどがおすすめです。
スタンディングバータイプのお店であれば、常にカウンターでお酒を作る日々ですから、やりがいもあり楽しく働けると思いますよ。
特にサッカーなどの日本代表戦やオリンピックといったビッグイベントでは若者が沢山集まり、その試合の感動や興奮を共有することでお客さんとも仲良くなれたりと、フランクな職場だと言えるでしょう。
そのようなケースですと、バーテンダーとしてはしっかりとした技術というよりかはスピード勝負になりますので、ある種の経験にはなると思います。
イギリスのパブやアメリカンロックバーなどが好きな方は、そういうところを探すのもおすすめです。
週に1日~2日だけ、短時間働きたい
Wワークで、昼間は社会人として働いているけど、月に「2万円~3万円ほど」収入を増やしたい。
そんな希望がある方には個人経営系の小さなバーが狙い目です。
正直アルバイトを一人分がっつりと雇いたくないけれど、週末のスポットだけ人が欲しいというバーは山ほどあります。
そういったバーではWワークの社会人を大変重宝します。
まず昼間にしっかりと働いているということは、ある程度の社会経験があり大人としての会話が成り立ちますので、カウンターでお客さん相手に働いてもらう分には多少安心感があります。
実際に私も働いてもらっていましたし、大変助かりましたね。
ですので、そういった規模が小さめなところにお願いして働くということもできますよ。
体感としてはけっこうな人数のOLさんも活躍していました。
バーテンダーのやりがいはコレ!
バーテンダーのやりがい1:カウンターに立ちお酒を作る貴重な経験
何と言っても華やかなカウンターで美味しいお酒を作り、お客さんが喜んでいる姿を見ると日ごろの苦労も報われます。
そういうお客さんの声をカウンター越しにダイレクトな形で聞けるのがバーテンダーとしての何よりのやりがいですね。
また、勤めているお店のメニューに自分が考案したオリジナルカクテルなどが選ばれたりすることもありますから、それをお客さんが飲んでいる姿を見るとやっぱり感動します。
バーテンダーのやりがい2:お酒の専門的な知識が増える
普通であれば飲まないようなお酒が飲めたり、高級なお酒に触れ合うことによって専門的な知識が増えていくことも、バーテンダーにとってはやりがいの一つ。
お酒には一つ一つに歴史があり造った人たちの思いも込められていますので、そうした部分を理解していくとバーテンダーとしての勉強をもっとしたくなります。
また、バーテンダーの仕事をしている人がプライベートでレストランなどに食事に行った際にスマートにお酒をチョイスしている姿を見ると、職業柄ですがお得だなとも思います。
バーテンダーのやりがい3:人脈やコネクションが広がる
人とのコミュニケーションが大前提の仕事ですから、必然的に人脈が広がっていきます。
そうすると、将来的に独立をする際に助けてくれたり、また音楽が好きな人であればコネクションからライブに誘ってもらえたりもします。
最初に結果を求めるのではなく、流れの中で自分にとってプラスな出来事が訪れたりすると、モチベーションややりがいに繋がることが多々ありますね。
バーテンダーに向いている人
バーテンダーに向いている人1:お酒が好きで興味がある人
とにかくお酒が好きだという理由でバーテンダーになる人も少なくありません。
単純な理由ですが、突き詰めていくと立派なバーテンダーになれますので「お酒好き」というのは一種の才能だと理解してもらって良いと思います。
バーテンダーに向いている人2:人と接するのが好きな人
やはり会話が好き、人とのコミュニケーションに長けている、といった方はバーテンダーに向いていると言えますね。
そこに「おもてなし」といったホスピタリティー精神が加われば、良いバーテンダーになれると思います。
何より会話が好きな方はお客さんからしても話しかけやすいですから、安心感を与えることにも繋がりますね。
バーテンダーに向いている人3:体力がある人
バーテンダーは長時間の立ち仕事ですから、体力がないともちません。
また、最初のころはアルバイトであったとしても場所によっては厳しい研修期間を設けられているところもあり、なかなか精神的にも辛い時期というのは誰にでも訪れます。
そうしたときに、若い頃にスポーツをやっていたなどの経験が非常に活きてきますので、体力自慢の体育会系の人も向いていると言って良いでしょう。
バーテンダーに向いている人4:地道な作業と研究が好きな人
バーテンダーは華やかなカウンターという舞台の裏で、地道な練習や作業を沢山しています。
そうしたコツコツと何かをやり遂げられる人というのはバーテンダーとしての素質があると思います。
どんな仕事でも明るい部分だけではなく、地味な仕事もあります。
そういったものが苦にならない人というのはメンタル面でも向いていると言えるでしょう。
また、お酒の勉強というのは日々の積み重ねです。
何か好きなことに没頭できて調べることが好きな人は、お酒に興味があれば探究心も人一倍わいて珍しいカクテルやお酒を扱う良い意味でマニアックなバーテンダーになります。
そういったバーを求める人は沢山いるので、ちょっと貴重な存在になれると思いますよ。
バーテンダーに向いていない人
バーテンダーに向いていない人1:お酒に興味が無い人
大前提ですが、お酒に全くの無関心の人はまずバーテンダーには向いていません。
対峙するものが基本的に「お酒」と「人」の二つですから、この内の一つに興味がないのであれば、働いていてもなかなかやりがいが見出せずに辞めていくことになると思います。
ただし、お酒が飲めない人というわけではありません。
世の中にはお酒が飲めなくても後世に名を残すほど有名なバーテンダーは沢山います。
現在バーテンダーとして働いている人たちの中にも、体感的ではありますが1割程度はお酒の飲めない方がいますから、その点はご安心ください。
バーテンダーに向いていない人2:落ち着きが無い人
バーというのは基本的にお客さんが楽しんでもらって初めて成り立つものですから、カウンターで落ち着きなくせわしない人というのはあまり好まれません。
リラックスした空間を楽しみたいのに、カウンターでバーテンダーが慌しかったら誰でも嫌ですよね?
バーテンダーというのはどんなときでも落ち着いてお客さんと向き合わなければいけないのです。
バーテンダーに向いていない人3:マメじゃない人
出不精やメール不精といった、あまりライフスタイルが活発ではなくマメでない人は、あまりバーテンダーに向いていないかもしれませんね。
やはり常日頃から何かしら新しい発見をするのもバーテンダーの大切なワークスタイルですから、外に出たり連絡を取り合ったりというのをマメに行えない人は難しいかと思います。
バーテンダーに向いていない人4:身なりに清潔感のない人
当たり前ですが、バーは飲食店の一つ、働く人間の清潔感というのは何より大事です。
清潔なルックスと丁寧な仕事というのはある部分で繋がっていますから、普段から身だしなみに清潔感のない方はバーテンダーの仕事も雑になってしまうことでしょう。
バーテンダーに向いていない人5:空気が読めない人
これは非常に抽象的で説明しづらいのですが、分かりやすく説明しますと…周りに空気が読めない友達って一人はいますよね?
友達同士であれば許せる範囲だけれど、第三者がいた場合では若干その友達に気を遣うといった経験が誰にでも一度はあると思います。
つまり、その人がバーテンダーだったとしたら、お客さんが非常に気を遣う空間になってしまいます。
そういう点で、人間としては良い人でもバーテンダーには不向きだと言えると思います。
まとめ
バーテンダーのアルバイトに興味を持ったあなたの疑問などに対して色々とご紹介してきましたが、いかがでしたか?
バーのアルバイトといっても様々種類のお店があることが分かっていただけたかと思います。
将来的に独立したいなどの具体的な目標を設定すると探しやすいですが、そうでない場合は、最初は比較的に働きやすいダイニングバーやスポーツバーなどで働くことを個人的にはおすすめします。
またアルバイトと言っても収入は頑張り次第でアップしますので、そうした点でもご安心いただけたかと思いますが、採用条件など応募の際には必ず細かくチェックしてから面接に臨んでくださいね。
私の肌感覚ですが、現在はバー業界から良いバーテンダーが少なくなってきました。
時代の流れもあるのでしょうが、立ち仕事で長時間勤務というのは敬遠されがちです。
しかし、それ以上のやりがいがバーテンダーという職業にはありますので、ぜひこの記事を参考に、バーテンダーとしての第一歩を踏み出してくれることを願います。
自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)