せっかく働くなら好きなことを仕事にしたいと誰しも思いますよね?

子供の頃からお菓子作りが大好きだった私は、気づくとパン屋さんやケーキ屋さんのアルバイトばかり探していました。

通いやすさ、制服の可愛さ、時給、お店の注目度などを比べて、とあるチェーン店のパン屋さんが目に留まりました。

いざ働き始めると、メニューを覚えたりパンを並べたりする作業が楽しくて、バイトの日がとても楽しみになりました。

 今回は私の経験をもとに、パン屋さんの仕事内容や向き不向きなどを解説します。

興味がある人はぜひチェックしてみてくださいね!

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パン屋の仕事ってどんな仕事?

パン屋さんのお仕事は、基本的にパンの製造(キッチン)と品出しやレジ業務などの販売(ホール)に分けられます。

 

パンのメニューが多いお店だと、作る工程や値段を覚えることなど最初は大変に感じるかもしれません。

しかし、一回覚えてしまえば難しいことはないので、心配しなくても大丈夫です。

年齢や性別に関係なく誰でもやりやすいお仕事だと思います。

パン屋の仕事内容とは?

パン屋さんは一日を通して比較的忙しい仕事です。

特に午前中〜お昼の時間帯は朝ごはんやランチ用に購入していく人で店内が溢れかえることもあります。

これはどこのパン屋さんでも同じことなので、焦らず落ち着いて対応しましょう。

ここからは、各セクションの仕事内容を詳しく説明します。

キッチン

パン作りは技術が必要なので、誰でもできるわけではありませんが、経験者の場合は即戦力になるので採用率は高いでしょう。

お店によっては未経験者歓迎のところもありますので、諦めずに探してみてください。

キッチンでは沢山の種類のパンを焼き上げます。

慣れるまでは簡単なものから担当することになるでしょう。

焼くメニューは時間帯によって大体決まっていて、スケジュールに合わせて焼き上げていきます。

全てのメニューを覚えるのには時間がかかると思いますが、根気よく頑張りましょう。

仕事内容はシフトによっても変わり、朝番の人は一日の仕込み、夜番の人は調理器具の清掃なども担当します。

お客さんが多いお店では品物が売れるペースが早く、ひっきりなしに焼くことに。

しかも常にオーブンが稼働しているので、キッチンはいつも高温です。

しっかりと水分補給しないと脱水症状になってしまうこともあるので、キッチンスタッフはペットボトルを近くに置いて仕事をしていました。

小麦粉やバイキングパウダー、砂糖などを運ぶのもキッチンの仕事です。

かなり重く、一袋10kgをオーバーすることもあります。

このようにキッチンを担当するにはかなり体力が必要なので、しっかり心構えをしておきましょう。

ホール

ホールスタッフは製造されたパンを陳列したり、レジを担当したりします。

その他、メニューのポップや看板を書くこともあり、絵や文字を綺麗に書けるスタッフに任されることが多いでしょう。

まず最初はパンの値段を覚えることからスタートします。

品数の多いお店だと覚えるまでに時間がかかりますが、レジを打つときに困ってしまうので覚えるまでメモ帳に書いてポケットに忍ばせておきましょう。

季節限定メニューや値引き商品はレジ横に値段がメモ書きされていることもあります。

イートインコーナーが併設されているパン屋さんの場合、ドリンクやスープを作って提供するのもホールの仕事。

業務用のエスプレッソマシンやスチーマーを使える機会はなかなかないので、バリスタ気分も味わえます。

時間のあるときは簡単なラテアートを施して提供していたのですが、お客様にとても喜んでもらえました。

もし機会があれば、勉強したり先輩に教えてもらったりして習得しておくと役に立つと思います。

また、キッチンの人数が足りない時はホールスタッフがお手伝いすることもあります。

食パンをスライスしたり、ドーナツなどの菓子パンにチョコレートを塗ったりする簡単な作業です。

私の場合は気分転換になり、作業も楽しくて好きでした。

パンを陳列するのも大切な仕事の一つです。

いかに美味しそうに見えるか、買いたくなるかを考えて並べます。

見え方次第で商品の売れ行きが決まるので、丁寧に作業しましょう。

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パン屋の仕事はどんな人に向いている?

ではパン屋さんの仕事はどんな人に向いていると言えるのでしょうか?

パンが好きな人

焼きたてパンやバターの香りに包まれて過ごす時間はまさに幸せそのもの。

毎日パンに囲まれて過ごすお仕事ですから、パンが好きな人にはたまらないと思います!

忙しいと慌てることもありましたが、それでも仕事を苦に感じなかったのは甘い香りの癒し効果があったからかもしれません。

また、お店の方針にもよると思いますが、大抵は売れ残ったパンを持ち帰ることができます。

食費はかなり抑えられましたね。

接客業初心者の人

パン屋さんは接客業ではありますが、他の業種と比べてお客様との会話は多くありません。

接客業をやってみたいけど知らない人と話すと緊張してしまう、会話に自信がないという人は、今後のための練習と思って始めてみてはいかがでしょうか?

お得意さんの中には軽い会話のやり取りが好きな方もいらっしゃるので、笑顔で明るく対応できると良いですね。

パンの種類や内容について質問されることはたまにあるので、尋ねられたときに慌てないよう商品の知識はしっかり頭に入れておきましょう。

パンやお菓子作りが好きな人

普段からパンを焼いたりお菓子作りが好きなら、パン屋さんのキッチンは最高の職場だと思います。

初めてでも先輩が教えてくれますし、簡単な作業から徐々に任されるようになるので問題ありません。

一番大切なのはやる気です。

教えてもらったことを一生懸命やりましょう。

また、パン作りは立派な技術ですから、将来飲食関係で働きたい人にはとても良い勉強になると思います。

業務用の機械を使って沢山のパンを作れる機会はそうそうないので、少しでもやりたいと思ったらぜひ挑戦してみてくださいね!

朝から昼の時間帯で働きたい人

パン屋さんは朝早くからのアルバイトを募集していることも多く、駅構内や学校の近くなどは、早朝からのシフトがある可能性が高いので狙い目です。

特に学生さんに向いていますね。

また、午前中から昼間の時間帯を有効に使いたい人にもオススメです。

お昼ご飯を買いに来る人が多いため、昼間の時間帯のアルバイトさんは重宝されます。

コアタイムだけのシフトもあるので、長い時間は働けないという主婦の方でも大丈夫です。

特に、個人経営の場合は融通もききやすいので相談してみるのも良いでしょう。

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逆に、パン屋の仕事が向いていない人ってどんな人?

パン屋さんのアルバイトは誰でも働きやすいと思いますが、中には向いていない人もいます。

甘い香りが苦手な人

お菓子屋さんやケーキバイキングなど甘い匂いを嗅ぎすぎると気分が悪くなったり頭痛がしたりする、そんな人はパン屋さんでの仕事は難しいと思います。

何しろ一日中バターや菓子パンの甘い香りに包まれて働くわけですからね。

お仕事は穴を開けてしまうと多くの人に迷惑をかけてしまうので、自分の体質をよく考慮して応募しましょう。

立ち仕事、体力仕事が苦手な人

パン屋さんでの仕事は基本立ちっぱなしです。

私が働いていたところはシフト制で最低4時間からだったので、最初は週に3〜4日入ると足が少し疲れた感じがしました。

10kg以上の小麦粉や砂糖を運ぶこともあるので、想像しているよりも体力仕事かもしれません。

最低就業時間はそれぞれのお店で違うので、自信がない人は体力的に大丈夫かどうか、面接の際に仕事内容を確認してからのほうが良いかもしれませんね。

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パン屋にはどんな会社があるの?

1. 株式会社エーデルワイス

株式会社エーデルワイスは、ル ビアン、フェルツ、アンテノールなどのベーカリーや洋菓子ショップを運営しています。

全国に80店舗以上展開しています。百貨店内に店舗があることが多く、高いホスピタリティを求めています。

出産などを経て長く働いていける環境づくりに努めており、時短社員として復帰する社員もいるとのことです。

タイミングによって募集が終了している場合もあるため、詳細はリンク先でご確認ください。

2. 株式会社オールハーツ・カンパニー

株式会社オールハーツ・カンパニーは、ANTIQUEを含めた6つのブランドを運営しています。

関東、中部、関西地方に店舗を展開しています。

コミュニケーション手当やバースデー休暇など福利厚生にも工夫がされています。

タイミングによって募集が終了している場合もあるため、詳細はリンク先でご確認ください。

その他のパン屋求人は?

上記の会社以外にもパン屋の仕事はたくさん募集されています。

見てみたい人は、以下のボタンからチェックしてみて下さい。

パン屋の仕事で活かせる経験

パン屋さんではどんな経験が活かせるのでしょうか?

調理経験

飲食店で調理経験のある人、お料理が好きな人はその経験を存分に活かすことかできます。

もともと調理経験のある人はお料理が好きな人だと思いますので、どの作業も楽しくこなすことができるでしょう。

パンの製造は慣れるまで少し時間がかかりますが、いきなり全部のメニューを覚えるわけではないので安心してくださいね。

接客経験

どんなお店でも店員さんの愛想が良いか悪いかで人気は左右されます。

過去の接客業での経験を活かし、明るいお店作りに貢献できるといいですね。

レジ打ちや調理のお手伝いの経験などももちろん重宝しますよ。

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パン屋で働くメリットとは?

パン屋さんで働くとどんなメリットがあるのでしょうか?

残りのパンがもらえる

その日に販売しきれなかったパンは基本的に廃棄になり、余ってしまったパンは従業員が持ち帰ることが多いです。

私が働いていたパン屋さんは種類豊富で、1人5個〜6個は持ち帰っていました。

食費が抑えられますし、家族が多い人ならおトクと言えるかもしれません。

毎日様々なパンを食べられるので、パン好きな人にはたまらないと思います。

パン作りの勉強ができる

キッチンを志望すれば、初心者の人でもパン作りの勉強をすることができます。

普通なら調理学校や料理教室などに通わないと学ぶことができないので、お金をもらいながら習得できるのはかなりラッキーだと思いますよ!

今後飲食関係の仕事や独立を考えている人はしっかりと技術を学んで今後に活かしましょう。

早朝〜昼間の時間を有効活用できる

パン屋さんのお仕事は朝は早くても夜は遅くまで働くことはまずありません。

早朝〜昼間の時間を有効に活用して働きたい人にはもってこいです。

早朝シフトには授業前の学生さんやダブルワークの方が多くいて、同じくらいの年代の人と働けることもあり、友達もできやすいでしょう。

また、朝から昼にかけては焼きたてパンがズラリと出揃うので、帰りに焼きたてパンを買って帰ることもできます。

ちなみに、アルバイトでも社割で購入できるお店も多いです。

まとめ

パン屋さんの仕事に少しは興味を持っていただけたでしょうか。

働いている最中はずっと良い香りに包まれているので、とても幸せな気分で働くことができるのがポイントです。

パン屋さんのシフトは、早朝から、夕方からなどパターンが豊富なため、学生さんや主婦の方、ダブルワークの方も働きやすいと思います。

本格的なパン作りが学べたり、売れ残りのパンを持ち帰ることができたりと、パン屋さんのお仕事はメリットがいっぱいです!

ぜひ自分の生活スタイルに合わせたシフトで働いてみてほしいと思います。

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パン屋の仕事が大変だと思う5つのこととそれでも私が感じるやりがい、楽しさとは?

パン屋の仕事が大変な理由をここでお話しさせていただきます。パン好きな人は、毎日美味しいパンに囲まれて天職と言えそうですが、毎朝早くて大変そうなイメージもありますよね。今回はパン屋のアルバイトを検討している方向けに、某大手ベーカリーチェーン店に勤めている私の経験から、パン屋の仕事がきつい原因や具体的な業務内容、大変さに負けないやりがいなどをご紹介します。パン屋の仕事は楽しいこともあれば大変なこともたくさんあるんです。パン屋のおおまかな仕事内容とは?パン屋の仕事と聞いてイメージするのは「焼く」「生地をこねる」などのシーンではないでしょうか。基本的にパンの製造は専門のスタッフが行うことになりますが、

パン屋の仕事内容6個の業務。経験者が教えます!

パン屋さんの仕事は、日によって働く時間を調整したい人オススメのお仕事です。私は学校に通いながらアルバイトも掛け持ちしていたので、シフト制で自由に働けるパン屋の仕事は本当に助かりました。パンを作るところを生で見られるのも醍醐味であり、お料理好きなら毎日見ていても飽きないはずです。今回は私のアルバイト経験から、パン屋さんの仕事内容や、楽しかったポイントなどを紹介していきたいと思います。パン屋の仕事はホールとキッチンの2つに分けられるホール焼きあがったパンを店頭に並べたり、レジを打ったりするのがホールの仕事です。その他にも新作のポップや店頭の看板を書いたり、パンの上にトッピングを乗せたりもします。最